ピエロの赤い鼻
2009-11-02(Mon)
なぜ父親がピエロの赤い鼻をつけているのか。
フランスの戦時下に秘めた過去がありました。
ちょっと胸を打つ感動作です。

監督:ジャン・ベッケル
製作:2004年 フランス
出演:*ジャック・ヴィレル *アンドレ・デュソリエ *ブノワ・マジメル
いまはただ、君を笑わせることしかできない けれど・・・
ジャック・プゼ(ジャック・ヴィルレ)は
学校教師の仕事のかたわら、
日曜にはピエロの恰好をして街の人を楽しませていました。
息子のリュシアンは、父親の道化の姿を見るのがいやだった・・・
でしょうねえ、多感な少年期ですもん。
いくらそれが人に喜ばれていたとしても、
父親がおかしな恰好で笑いものになっていたら、
少年としては、恥ずかしいような、しらけたような気持ちになるでしょう。
それに、このジャック・ヴィルレは、本当にピエロにもってこいの、
おとぼけ顔なので、自慢の父親とは程遠い雰囲気なんですよ。
でもね、プゼがピエロになったのには訳があったんです。
プゼの親友デサンジが、息子に秘めた過去を明かします。
それは、戦時下フランスにドイツ軍が駐留していた頃の話。
プゼとデサンジがやった行為は、
レジスタンスごっこと言うような少々軽率なものでした。
ところがその事が、いろんな人に迷惑をかける事になるし、、
何と人の命を奪う事になってしまうのです。
灰色の泥穴の中、冷たい雨に打たれて、
死に直面した時、思いがけない形で、
自分達は救われ生延びる事ができました。
それは他人のために自らを犠牲にした人がいたからです!
その人の高潔さには胸を締め付けられます。。。
本当の優しさと勇気がそこにはありました。
全てを知った私としても、プゼを見る目が確実に変わりましたよ。
最初、うさん臭かったピエロが、
最後には人に夢を与えるピエロに見えてきましたもん。
ただ本物のドイツ人のピエロは、かなり重要な役どころなのに、
印象が薄かったのは残念です。
もっと人間味溢れるように、迫って撮っても良かったのでは?
おとぼけ顔の主人公の道化話ばかりじゃなく、
ピエロと同じく、笑いの裏にある痛みを描いた作品なんですね。
切なく心を打つ物語が語られていて、良作でした。
フランスの戦時下に秘めた過去がありました。
ちょっと胸を打つ感動作です。

監督:ジャン・ベッケル
製作:2004年 フランス
出演:*ジャック・ヴィレル *アンドレ・デュソリエ *ブノワ・マジメル
いまはただ、君を笑わせることしかできない けれど・・・
ジャック・プゼ(ジャック・ヴィルレ)は
学校教師の仕事のかたわら、
日曜にはピエロの恰好をして街の人を楽しませていました。
息子のリュシアンは、父親の道化の姿を見るのがいやだった・・・
でしょうねえ、多感な少年期ですもん。
いくらそれが人に喜ばれていたとしても、
父親がおかしな恰好で笑いものになっていたら、
少年としては、恥ずかしいような、しらけたような気持ちになるでしょう。
それに、このジャック・ヴィルレは、本当にピエロにもってこいの、
おとぼけ顔なので、自慢の父親とは程遠い雰囲気なんですよ。
でもね、プゼがピエロになったのには訳があったんです。
プゼの親友デサンジが、息子に秘めた過去を明かします。
それは、戦時下フランスにドイツ軍が駐留していた頃の話。
プゼとデサンジがやった行為は、
レジスタンスごっこと言うような少々軽率なものでした。
ところがその事が、いろんな人に迷惑をかける事になるし、、
何と人の命を奪う事になってしまうのです。
灰色の泥穴の中、冷たい雨に打たれて、
死に直面した時、思いがけない形で、
自分達は救われ生延びる事ができました。
それは他人のために自らを犠牲にした人がいたからです!
その人の高潔さには胸を締め付けられます。。。
本当の優しさと勇気がそこにはありました。
全てを知った私としても、プゼを見る目が確実に変わりましたよ。
最初、うさん臭かったピエロが、
最後には人に夢を与えるピエロに見えてきましたもん。
ただ本物のドイツ人のピエロは、かなり重要な役どころなのに、
印象が薄かったのは残念です。
もっと人間味溢れるように、迫って撮っても良かったのでは?
おとぼけ顔の主人公の道化話ばかりじゃなく、
ピエロと同じく、笑いの裏にある痛みを描いた作品なんですね。
切なく心を打つ物語が語られていて、良作でした。
テーマ : 私が観た映画&DVD
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