ラースと、その彼女
2009-09-14(Mon)
ラースが連れてきたガールフレンドはなんと・・・人形なの!
これ、ネタバレじゃないですよね。
宣伝コピーにもあるしジャケ写真が人形だし。
この話はいったいどんな決着を見せるのかすごく気になりません?
私、予想外の、主人公や周囲の行動に、すごく感動した~!

監督:クレイグ・ギレスビー
製作:2007年 アメリカ
出演:*ライアン・ゴズリング *エミリー・モーティマー *ポール・シュナイダー
*ケリ・ガーナー *パトリシア・クラークソン
彼が恋に落ちたのは・・・等身大のリアルドール!
小さな町に暮らすラース(ライアン・ゴズリング)は
とても純粋で心優しい青年。
みんなから好かれているんだけど、
人とのコミュニケーションが苦手で一人でいるのを好んだ。
そんなラースを、母性本能が強い兄嫁(エミリー・モーティマー)は
気遣い、交流を図ろうとするが、ラースには心の痛い事だった・・・
人の目を見て話すのも苦手なラースが、
ある日、自信たっぷり余裕しゃくしゃくな様子で
兄夫婦にガールフレンドを紹介すると言ってきます。
それが、リアルドール、人形なんですよ。名前はビアンカだって。
その時の兄夫婦の表情ったらない! 大笑い!
私も最初、マジ?って思った~(^▽^;)
ネタバレあります
でも、どう見てもふざけてる感じじゃない。
まさか人形のビアンカが人間になる、そんなファンタジーじゃないよね?
きっといつかラースはビアンカが人形だと目覚めるんだよね?
兄は弟の頭がイカれたと嘆き心配しますが、
ラースは明るくなり、よく話すようになります。
ビアンカは、人と違って、ラースの領域に踏み込んで来る事もないし、
触ってきて痛い思いをする事もないから、
とても楽な相手なんだと、最初は思ってました。
相談したバーマン医師は、ビアンカが現れたのには
意味があると言います。
治療の途中で出てくるビアンカについての話からすると、
どうやらビアンカはラースの一部分なんですよね。
ラースの不足分を補うような。
「ビアンカの両親は生まれてすぐに死んだ。でも自分を
哀れんでいない。早く普通になりたいと願っている。」
これってラース自身の事だもんね。
つまり、ラースはビアンカを通して、ビアンカがいる事で、
人とコミュニケーションがとれるようになったわけです。
ラースがその形式を必要とするうちは、
ビアンカが存在するって事なんですね。
人は成長するもので、いつまでも同じ所にはいません。
会社の同僚マーゴが気にかかり、
コミュニケーションも少しずつとれるようになり、
ビアンカへの気持ちにも変化が起きます。
その心の葛藤がビアンカ重病説になるとは面白い展開です。
だんだんビアンカの存在理由がなくなってきた・・・
ラース一人でも生きていけるという彼の成長なんです。
そんなラースを町ぐるみでさり気無く見守る、この優しさ!
みんなラースが好きで、いい人だと知っているからなんだよね~
もうこの温かさと素晴らしさに涙がハラハラと流れて止まらない。
集団社会において、異分子は排除される事が多いじゃないですか。
でも、この町の人たちは偏見を持たず普通に接してくれる。
まさか、最後の最後までラースに寄り添って
彼の成長を見届けてくれるとは、そこまでするとは思わなかった。
ビアンカは町の人にとっては、
人の変わった部分を受け入れて見守る事ができるかどうか、
そんな勇気を試す存在だったんですね。
ラストに「少し歩く?」と、一歩前に進み出すラース。
本当にとってもいい映画で、大好きになりましたよ。
ラースも町の人も、みんないとおしくなってくる~
ライアン・ゴズリングの優しい眼差しがこれまた良かった。
テディベアに人工呼吸するところや、
ボーリング場でハイタッチしたくてもできないところなど、
いい表情をしてましたね。
笑えて切なくて泣けた~~これは良い作品でした。
これ、ネタバレじゃないですよね。
宣伝コピーにもあるしジャケ写真が人形だし。
この話はいったいどんな決着を見せるのかすごく気になりません?
私、予想外の、主人公や周囲の行動に、すごく感動した~!

監督:クレイグ・ギレスビー
製作:2007年 アメリカ
出演:*ライアン・ゴズリング *エミリー・モーティマー *ポール・シュナイダー
*ケリ・ガーナー *パトリシア・クラークソン
彼が恋に落ちたのは・・・等身大のリアルドール!
小さな町に暮らすラース(ライアン・ゴズリング)は
とても純粋で心優しい青年。
みんなから好かれているんだけど、
人とのコミュニケーションが苦手で一人でいるのを好んだ。
そんなラースを、母性本能が強い兄嫁(エミリー・モーティマー)は
気遣い、交流を図ろうとするが、ラースには心の痛い事だった・・・
人の目を見て話すのも苦手なラースが、
ある日、自信たっぷり余裕しゃくしゃくな様子で
兄夫婦にガールフレンドを紹介すると言ってきます。
それが、リアルドール、人形なんですよ。名前はビアンカだって。
その時の兄夫婦の表情ったらない! 大笑い!
私も最初、マジ?って思った~(^▽^;)
ネタバレあります
でも、どう見てもふざけてる感じじゃない。
まさか人形のビアンカが人間になる、そんなファンタジーじゃないよね?
きっといつかラースはビアンカが人形だと目覚めるんだよね?
兄は弟の頭がイカれたと嘆き心配しますが、
ラースは明るくなり、よく話すようになります。
ビアンカは、人と違って、ラースの領域に踏み込んで来る事もないし、
触ってきて痛い思いをする事もないから、
とても楽な相手なんだと、最初は思ってました。
相談したバーマン医師は、ビアンカが現れたのには
意味があると言います。
治療の途中で出てくるビアンカについての話からすると、
どうやらビアンカはラースの一部分なんですよね。
ラースの不足分を補うような。
「ビアンカの両親は生まれてすぐに死んだ。でも自分を
哀れんでいない。早く普通になりたいと願っている。」
これってラース自身の事だもんね。
つまり、ラースはビアンカを通して、ビアンカがいる事で、
人とコミュニケーションがとれるようになったわけです。
ラースがその形式を必要とするうちは、
ビアンカが存在するって事なんですね。
人は成長するもので、いつまでも同じ所にはいません。
会社の同僚マーゴが気にかかり、
コミュニケーションも少しずつとれるようになり、
ビアンカへの気持ちにも変化が起きます。
その心の葛藤がビアンカ重病説になるとは面白い展開です。
だんだんビアンカの存在理由がなくなってきた・・・
ラース一人でも生きていけるという彼の成長なんです。
そんなラースを町ぐるみでさり気無く見守る、この優しさ!
みんなラースが好きで、いい人だと知っているからなんだよね~
もうこの温かさと素晴らしさに涙がハラハラと流れて止まらない。
集団社会において、異分子は排除される事が多いじゃないですか。
でも、この町の人たちは偏見を持たず普通に接してくれる。
まさか、最後の最後までラースに寄り添って
彼の成長を見届けてくれるとは、そこまでするとは思わなかった。
ビアンカは町の人にとっては、
人の変わった部分を受け入れて見守る事ができるかどうか、
そんな勇気を試す存在だったんですね。
ラストに「少し歩く?」と、一歩前に進み出すラース。
本当にとってもいい映画で、大好きになりましたよ。
ラースも町の人も、みんないとおしくなってくる~
ライアン・ゴズリングの優しい眼差しがこれまた良かった。
テディベアに人工呼吸するところや、
ボーリング場でハイタッチしたくてもできないところなど、
いい表情をしてましたね。
笑えて切なくて泣けた~~これは良い作品でした。