硫黄島からの手紙
2009-09-05(Sat)
先日、母が新型インフルエンザかとの騒動があり、
検査結果、ただの発熱でホッとしたところ、
今度はネット用のPCが壊れてもう一騒動。
PCに疎いこの私がセットアップまでやったんですよ!
でも、いろいろインストールしてたらまだダメに・・・
今、慣れないほうのPCを触っているけど、
もうキーボードが上手く使えなくて、疲れた~~

監督:クリント・イーストウッド
製作:2006年 アメリカ
出演:*渡辺謙 *二宮和也 *加瀬亮 *伊原剛志
世界が忘れてはいけない島がある。テレビで放映されたものを録画してやっと今頃観ました。
「父親たちの星条旗」はまた機会があればという事で、
気分的に今すぐ続けて観るつもりはないです。
クリント・イーストウッド監督作品という事で観たけど、
本当に外国の方が撮ったのか?と思うくらい、
純正な日本映画として何の違和感もなく見られました。
硫黄島の作戦から戦い方、それに日本人気質まで
かなり調べたんでしょうね~
千人針まで出てきて、驚きました。
これまでに観てきた日本の戦争映画では、
お国のために華々しく散っていく潔さに焦点を当て、
死んで英雄になるストーリーが多かったですよね。
だけど本作では、
玉砕を許さない、生きて戦い続けます。この硫黄島は米軍が日本に攻め込む最初の拠点なので、
この島を守る一日一日には大きな意味があるのです。
日本軍と米軍の戦力の差は明らかで
勝ち目がないと分かっていても、死ぬより辛い戦いをする・・・
それは、本土にいる家族や同朋をなんとか守りたいという
強い信念からくるものでした。玉砕するのも大和魂なら、過酷に生きるのも大和魂です。
でも一方で、ムダ死にはしたくないと思う兵隊もいます。
日本兵は敵のことを何も知りません。
上から教えられる通り、「米兵は意志の弱い腰ぬけ集団」と
何の疑いもなく思い込んでいます。
ところが、負傷して捕虜になった米兵を通じ、
自分達と何ら変わりない人間だと気付かされます。
たまたま国が違っただけ。
敵も味方も関係なく同じ人間なのだ!だけど、戦争という特殊な場では、いやでも戦わねばならない。
栗林中将も西中佐も国際人で、
アメリカ人が鬼畜でない事は知っていて、
戦うべきじゃない事も分かっていながら、
「国のために務めを果たす」と命をかけます。
それが戦争なんだと訴えてくる部分ですよね。
硫黄島からの手紙は家族に届かなかったけど、
現代に蘇って、私たちに戦争というものを考えさせてくれました。
テーマ : TVで見た映画
ジャンル : 映画
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コメント
YANさんこんにちは
慣れないパソコンは疲れますよね
早くパソコンベストコンディションになるといいですね
お母さんはインフルエンザじゃなくて良かったです
なんだか今月末あたりからピーク期に入るとかで職場でも厳戒態勢がしかれてます
これ 先日みようかなって思ったけど やっぱり邦画の戦争映画って匂いについていけそうになくチャンネルかえました
父親の方はライアン主演なので観たいとは思ってるんだけどなかなか 順番が回ってきません
YANさん 邦画 アジア系続いてますね
なかなか 作品が合わないのよね そこも面白い
どーもー。YANさん。
お母様の発熱(風邪?)は大丈夫ですか?
流行のインフルエンザでなくて良かったです!
なんと、パソコンもイカレポンチになってしまったのですね。
わたしもよく職場のPCを使ってますが、
やはり家にある使い慣れたものが一番良いですよね~。
ほんでもって本作は『父親たちの星条旗』とあわせて未見でした。
どちらもメッセージ性が高く、考え深い作品になっているようなので、
後ほど必ずチェックしたいと思います♪
お母様の体調とPCの復旧、祈ってますー。
YANさん、こんばんわ。
私のパソコンも夏休みに故障して、
夏休みの大半を潰してなんとか復旧。
それでも、写真とか、大切だったデータは失われ、
結構悲惨でした。YANさんはいかがでしたか?
そうそう、確かに外国の人が撮ったとは思えないくらい、
日本人の心情を巧みに表現していましたね。見事でした。
それと、二宮さんはとても上手でした。
俳優を専業でやってもらいたいくらいです。
あと、裕木奈江さんが奥さんの役で出ていたのを
後で知ってびっくりでした。
純粋に家族のことを想い、
死を覚悟して戦地で恐怖に耐えている兵士たち。
そんな兵士たちの覚悟と想いを踏みにじり、
玉砕を強いる軍隊。
戦争というものの不条理が見事に描かれた作品でした。
私は「父親たちの星条旗」も合わせてみ見ましたが、
結構感慨深いものがありました。
YANさんにも直ぐにとは言いませんが、
気が向いたときには、見てもらいたい作品です。
それじゃ、また。
アメリカやアメリカ人が主役じゃない映画なのに、これはイーストウッドでなければ実現できなかったかもしれない、リサーチを含む製作過程での丁寧さがあります。
なによりも硫黄島の出来事を、映画を通じて知らせてくれたことが有難かったです。
地球上のどこでも、戦争は起きてほしくないですね。
YANさん、こんにちはー!
お母様やPCなど、バタバタとお忙しくて大変でしたね・・。今週の土日は、少しまったり出来る週末でしょうか・・?
ところでこの映画。
私はハリウッドがちゃんと日本映画を撮ってくれた・・って事で、好きな映画です。
スケールがでかいって感じで・・日本で作る戦争映画とは違った味わいがあるな~って。
個人的に渡辺謙さんが結構好きなので、やっぱりカッコイイな~って思って見ました。
また何故かTBがダメだったわ・・・。アドレス載せさせてもらっちゃいますね^^
http://latifa.blog10.fc2.com/blog-entry-319.html
こんにちは!ご心配をかけてどうもすいません。
今は一応、いつものPCをある程度復元して使ってるけど、
どうもセキュリティーソフトがおかしくなってしまってまだ異常なので
また最初からセットアップをやり直したほうがいいみたい・・・
新型インフルエンザウィルスは周囲にウヨウヨしてると思うので、
普段から抵抗力をつけて罹らないようにするのが一番だよね!
これは日本人が出演してるけどイーストウッド作品なので観たんですよ~
でなかったら私も観なかったと思います。
たまたまアジア系のが続いちゃったかな。
家に溜まっている映画が何本かあるので
順番に観なくちゃと思いつつ、観られない~~
こんにちは!お気遣いどうもありがとうございます。
母のほうは回復したんだけど、PCのほうはイマイチ~
今はセキュリティ不安なまま使ってるところなので、
また何か対策をしないといけません。
キーボードが違うと押し間違えてばかりでイライラするもんですね。
PC自体がダメという事になると、買い替えの問題が出てくるけど、
どうせなら、ウィンドウズ7搭載のものがいいので、
それまで何とか、このPCを持たせたいなあと思ってます。
猫人さんも機会があれば鑑賞してみてくださいね~
PC完全復旧にはしばらく時間がかかりそうなので、
ボチボチやっていく事になると思います。
こんにちは!
そうでしたね、ヤンさんもPCが故障したと言ってましたね~
無事復旧できて良かったですね。PCはないと困るので。
うちのは徐々に不調になってきたので、
一部はバックアップを取っておいたつもりだけど、
筆王の住所録などきちんと復元できるのか不安です。
大容量の写真や音楽は消えてしまいました。
ほんと悲しいですね・・・
本作、あそこまで自然に日本人をよく撮ったものですね。
玉砕を潔しとする姿や、
家族のために生き延びたいと普通の事を考える兵士など、
生身の人間として描かれていたように思います。
二宮さんはかなり重要な役割でしたね。
彼の視点からの戦争・・・上官の姿、玉砕、戦士した兵士、
を描いた作品であって、彼の視点があったからこそ、
この作品が分かりやすく伝わってきた気がしました。
裕木奈江さん、すぐに分かりましたよ。久しぶりの顔だなあって。
「父親・・・」との2部作らしいので、
本来なら両方観て完結なんでしょうね。
こんにちは!
そうですよね、これは相当のリサーチがないと
ここまで違和感なく描けませんよね。
徹底的にあらゆる方面から資料を集めて、
日本人にもアドバイスを受けながら作っただろうと想像するところです。
日本人である私はこの硫黄島の戦いを知りませんでした。
それを知って戦争について考える事が出来ただけでも、
観た価値があったと思いますよ。
こんにちは!
一度にゴタゴタしてちょっとまいりました。
日曜は丸一日外出していて、まったりは無理だったけど、
PCの煩わしい事を頭から切り離すことが出来ました。
本当にハリウッド製作なのに、きちんとした日本映画になってましたね。
「ラストサムライ」の時でもけっこう感動したんだけど、
あちらよりもずっと自然でリアルな感じを受けました。
渡辺謙さんはさすがの存在感で、民主的で凛とした
大きな器の指揮官という役がピッタリでしたね!
latifaさんは謙さんのファンだったんですね。
TBがあると記事を探す手間が省けて助かります。
latifaさんのところは記事数が多いから特にそう。
ありがとうございま~す!
でもどうしてTBできなかったんでしょうね。
これはほんとにハリウッドが作ったとは思えないほど
日本人の琴線に触れる作品だったのではないでしょうか。
イーストウッド、今作以前から好きでしたが、
もっと、なんていうか、尊敬・・・に近いほど好きになりました。
たしか今作に関して(だったかな)日本で勲章を受けたんですよね。
スゴイ人です・・・
こんにちは!
そう、観ている間は、これがハリウッド製作だという事を忘れてたくらい。
日本人の心情が上手く描かれてました。
戦争の不条理というテーマも伝わってくる作品でしたよね。
私としてはこれがイーストウッド監督作品という感じがしないので
イーストウッドに対する感情は変化ないなあ(^_^;
わさぴょんさんは「好き」メーターの針が
「グラントリノ」で振り切れたみたいですよね~(^▽^;)
勲章を授けたとは日本もなかなかやるじゃないの。
ここまで丁寧に描いてくれたら勲章も納得です!
愛する家族が一日でも長く平和に生活する為に、
死を覚悟する兵士たち。
しかし、また同時に愛する家族の為に、
生き延びたいと願う矛盾...
クリント・イーストウッド、ありがとう。
硫黄島の戦いに注目してくれて、こんなに丁寧な映画にしてくれて、私たちに、広く知られているとは...