CUBE シリーズ3作
2009-07-21(Tue)
みなさんもきっとよくご存知の「CUBE」
これは「ソリッド・シチュエーション・スリラー」(ソウ3の宣伝コピー)の
原点と言えるんじゃないでしょうか。
最初に観た時の衝撃はすごかったです!
映像や設定が奇抜だからね~★
余分なものを削ぎ落とした鋭さが突き刺さってきました!

監督:シンチェンゾ・ナタリ
製作:1997年 カナダ
出演:*モーリス・ディーン・ウィン *ニコール・デ・ボア *デヴィッド・ヒューレット
世界を侵す、騒がしい絶望
カナダの恐るべき新鋭がおくる、
20世紀の言葉では語れない
オーヴァー・ジャンル・ゲーム・ムーヴィー。
レンタル100円デーで「CUBEファイナル・エディション」と
言うのを見つけたんですが、
「CUBE」第一作目のデジタル・リマスター版の事でした。
この作品は好きだったので懐かしくなり再見してみました。
ある時気が付いたら、見た事のない謎の立方体(CUBE)に
閉じ込められていた6人の男女。
何のために? なぜ自分たちが?
理由が全く分からないまま、6人は懸命に脱出を試みます。
CUBEの6面にはそれぞれ扉があり、
開けてみると違った色のCUBEがまた隣にある。
真っ赤や真っ青な部屋っていうだけでも
ものすごい圧迫感で狂いそうになるのに、
あるCUBEには、人を切り裂いたり焼いたり溶かしたりする
トラップが仕掛けてあるという、とんでもない状況なんです。
このシュールな設定にまずやられましたね~!
こちらも閉じ込められた気分になり息苦しさが迫ってきました。
以前に観た時の印象では、
人間の奥底にある醜悪な心がむき出しになる恐ろしい映画、
という感じでしたが、
今回観直したら、それだけじゃなく、
逆境における人間の可能性も感じられましたよ。
CUBEに閉じ込められた者は、
数学専攻の女子学生、女医、警官、建築設計士だったりするんだけど、
誰もが自分の能力を出し役割を果たして協力していくんですよね。
一人だけが平静でいられなくなって、とんでもない凶行に走りますが、
皮肉にもそれは、普段 正義の下に仕事をしている人だった・・・
その変身ぶりがおぞましくてやはりそこは恐ろしいです。
逆に、最初 生気のなかった者が、
他人のために戦う姿勢に変わっていきます。
人間の本性は、なにも醜くて愚かなだけじゃありません。
しかし、懸命にもがく彼らが分かった事は、
結局、何も動かずに じっとしていれば、
勝手にCUBEが移動して元の位置に戻り脱出できたであろう事。
これって、このゲームを仕掛けた者の悪意の大きさを感じる!
(舞台はCUBEのみなので、何も明かされませんが)
このものすごい皮肉には、やはり人間の邪悪さが描かれてますね。
終始、気持ちが張り詰めたまま、片時も目が離せませんでした。
ついでに、以前に観た続編についても簡単に。
「CUBE IQ」 「CUBE NEXT」などタイトルにCUBEが付いたものは
いろいろ出ていますが、
「CUBE2」「CUBE ZERO」のみが本当の続編で、
あとは無関係ですので、お間違いのないように。
「CUBE2」

監督:アンジェイ・セクラ
製作:2002年 アメリカ
出演:*ジェラント・ウィン・デイヴィス *カリ・マチェット *ブルース・グレイ
もう逃げられない! 殺戮の立方体
一作目は部屋ごとに異なった原色が使われていましたが、
二作目のCUBEは白一色。クールな印象になっています。
テッセラクトという四次元立方体のハイパーキューブで、
三次元プラス時空移動だそうです。
現在の自分達と平行して、異なった時間軸にも自分達が存在している。
高度な理論物理学が用いられているようで・・・?( ̄∇ ̄*)ゞ
今回も男女8人が、訳も分からないままにハイパーキューブに閉じ込められ、
決死の脱出劇を繰り広げます。
でも、前回のようにCUBEごとのトラップがないから、
隣のCUBEに進む時のあのドキドキハラハラ感がないんですよね~
本作では、誰がCUBEを作ったか、どういう理由で閉じ込めたか、
その辺りがチラッと説明されます。
「CUBE ZERO」

監督:アーニー・バーバラッシュ
製作:2004年 カナダ
出演:*ザカリー・ベネット *デヴィッド・ヒューバンド *ステファニー・ムーア
「ZERO」という事で、一作目より前の時点の話です。
なので、CUBEの構造はかなり一作目に近く、
一番分かりやすい仕組みになっています。
本作の特徴は、CUBEを監視している側の人間が出てくる事。
CUBEの管理と、被験者の観察を淡々とやっている職員には
唖然としてしまいます。
その上に立つ幹部は殺人を何とも思わないような、
もっと非道な人間です。
人間の脳波を調べて、ウィルスに対する抵抗力や
状況に対する耐久力を調査しているとか言ってますが、
そんなのただの口実のようで、
結局、この実験のきちんとした目的は判明しないんですね。
最後にチップを埋め込まれるウィンという男は、
一作目のあの男に繋がっていきます。。。
続編はなくてもよかった。いや、ない方がよかった。
一作目が一番出来が良くて、インパクトがありました。
これは「ソリッド・シチュエーション・スリラー」(ソウ3の宣伝コピー)の
原点と言えるんじゃないでしょうか。
最初に観た時の衝撃はすごかったです!
映像や設定が奇抜だからね~★
余分なものを削ぎ落とした鋭さが突き刺さってきました!

監督:シンチェンゾ・ナタリ
製作:1997年 カナダ
出演:*モーリス・ディーン・ウィン *ニコール・デ・ボア *デヴィッド・ヒューレット
世界を侵す、騒がしい絶望
カナダの恐るべき新鋭がおくる、
20世紀の言葉では語れない
オーヴァー・ジャンル・ゲーム・ムーヴィー。
レンタル100円デーで「CUBEファイナル・エディション」と
言うのを見つけたんですが、
「CUBE」第一作目のデジタル・リマスター版の事でした。
この作品は好きだったので懐かしくなり再見してみました。
ある時気が付いたら、見た事のない謎の立方体(CUBE)に
閉じ込められていた6人の男女。
何のために? なぜ自分たちが?
理由が全く分からないまま、6人は懸命に脱出を試みます。
CUBEの6面にはそれぞれ扉があり、
開けてみると違った色のCUBEがまた隣にある。
真っ赤や真っ青な部屋っていうだけでも
ものすごい圧迫感で狂いそうになるのに、
あるCUBEには、人を切り裂いたり焼いたり溶かしたりする
トラップが仕掛けてあるという、とんでもない状況なんです。
このシュールな設定にまずやられましたね~!
こちらも閉じ込められた気分になり息苦しさが迫ってきました。
以前に観た時の印象では、
人間の奥底にある醜悪な心がむき出しになる恐ろしい映画、
という感じでしたが、
今回観直したら、それだけじゃなく、
逆境における人間の可能性も感じられましたよ。
CUBEに閉じ込められた者は、
数学専攻の女子学生、女医、警官、建築設計士だったりするんだけど、
誰もが自分の能力を出し役割を果たして協力していくんですよね。
一人だけが平静でいられなくなって、とんでもない凶行に走りますが、
皮肉にもそれは、普段 正義の下に仕事をしている人だった・・・
その変身ぶりがおぞましくてやはりそこは恐ろしいです。
逆に、最初 生気のなかった者が、
他人のために戦う姿勢に変わっていきます。
人間の本性は、なにも醜くて愚かなだけじゃありません。
しかし、懸命にもがく彼らが分かった事は、
結局、何も動かずに じっとしていれば、
勝手にCUBEが移動して元の位置に戻り脱出できたであろう事。
これって、このゲームを仕掛けた者の悪意の大きさを感じる!
(舞台はCUBEのみなので、何も明かされませんが)
このものすごい皮肉には、やはり人間の邪悪さが描かれてますね。
終始、気持ちが張り詰めたまま、片時も目が離せませんでした。
ついでに、以前に観た続編についても簡単に。
「CUBE IQ」 「CUBE NEXT」などタイトルにCUBEが付いたものは
いろいろ出ていますが、
「CUBE2」「CUBE ZERO」のみが本当の続編で、
あとは無関係ですので、お間違いのないように。
「CUBE2」

監督:アンジェイ・セクラ
製作:2002年 アメリカ
出演:*ジェラント・ウィン・デイヴィス *カリ・マチェット *ブルース・グレイ
もう逃げられない! 殺戮の立方体
一作目は部屋ごとに異なった原色が使われていましたが、
二作目のCUBEは白一色。クールな印象になっています。
テッセラクトという四次元立方体のハイパーキューブで、
三次元プラス時空移動だそうです。
現在の自分達と平行して、異なった時間軸にも自分達が存在している。
高度な理論物理学が用いられているようで・・・?( ̄∇ ̄*)ゞ
今回も男女8人が、訳も分からないままにハイパーキューブに閉じ込められ、
決死の脱出劇を繰り広げます。
でも、前回のようにCUBEごとのトラップがないから、
隣のCUBEに進む時のあのドキドキハラハラ感がないんですよね~
本作では、誰がCUBEを作ったか、どういう理由で閉じ込めたか、
その辺りがチラッと説明されます。
「CUBE ZERO」

監督:アーニー・バーバラッシュ
製作:2004年 カナダ
出演:*ザカリー・ベネット *デヴィッド・ヒューバンド *ステファニー・ムーア
「ZERO」という事で、一作目より前の時点の話です。
なので、CUBEの構造はかなり一作目に近く、
一番分かりやすい仕組みになっています。
本作の特徴は、CUBEを監視している側の人間が出てくる事。
CUBEの管理と、被験者の観察を淡々とやっている職員には
唖然としてしまいます。
その上に立つ幹部は殺人を何とも思わないような、
もっと非道な人間です。
人間の脳波を調べて、ウィルスに対する抵抗力や
状況に対する耐久力を調査しているとか言ってますが、
そんなのただの口実のようで、
結局、この実験のきちんとした目的は判明しないんですね。
最後にチップを埋め込まれるウィンという男は、
一作目のあの男に繋がっていきます。。。
続編はなくてもよかった。いや、ない方がよかった。
一作目が一番出来が良くて、インパクトがありました。