地球が静止する日
2009-07-02(Thu)
この映画って、スケールが大きいのか小さいのか
どっちなんだ~!
巨大透明球体に乗って地球へやって来た異星人とロボット。
地球を救うのが目的だと言う・・・
この出だしはスケール大きいよね~

監督:スコット・デリクソン
製作:2008年 アメリカ
出演:*キアヌ・リーヴス *ジェジファー・コネリー *ジェイデン・スミス
人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。
最初のほうはなかなかの滑り出しです。
巨大球体の現れ方もミステリアス。
ロボットが古臭いすごくシンプルだけど威圧感あり。
銃弾に倒れた異星人(キアヌ・リーブス)を
「手術だ」と処置室へ運んでいくのもびっくり。
未知の物体にメスを入れるなんて、どれだけ危険か分からないのに。
白くドロドロした中から人間そっくりのモノが出てくる。
それは人間にはない超能力を使って施設の外へ出て行ってしまう。
すごくテンポが良くて引き込まれましたわ~
ネタバレあります
異星人クラトゥの目的の意味は、
「人類は環境破壊を続けているから
地球を救うために、人類を抹殺する」って事だった!
いきなり決行せずに時間の猶予を持って来ただけでも
凶暴性はない異星人なんだろうけど、
米軍は攻撃するばかり。
これじゃあ、人類は乱暴だから生かしておく価値はないと
ますます思われますよね。
異星からいきなりやって来て、上から目線で何だ、
とも思うけど、彼らと人類の能力の差は歴然としていて、
彼らは神のように圧倒的な力を持ってるんです。
何とかして人類は抹殺されない道を探さなくちゃいけない。
こんな大変な人類全体の問題なのに、
科学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)一人で対応してるって
ありえない! (軍は攻撃するばかりで)
この辺りから、盛り上がった気分が、なんだか盛り下がってくる。 (´o`;
最終的にクラトゥは、人類の思いやりの心を知って
わずかな可能性を感じ、絶滅させるのを止めます。
その心境の変化がどうも単純でしっくりこないんですよね。
地球上で、人類の良心を見出したのは、
ヘレン母子とノーベル賞科学者と自分の先輩の話からでしょう。
あまりにサンプルデータが少な過ぎます。(≧ε≦)
ここで、スケールが小っちゃくなっちゃってる~
ヘレンや科学者が
「人類は窮地に立った時、初めて進化する。我々は変われる」と
「change」を連発します。
オバマ氏のキャンペーンを意識してるのかと思いました。
「我々は変われる」って全人類を代表して言ってるようで、
そう言い切る根拠はどこにあるんだと突っ込みたくなったけど、
結局、この映画を観ている私達に「変わらなくてはいけない」と
メッセージを送っているんですね。
環境破壊に加担している私達に対して、
一人一人が意識を持つようにとの警告なんでしょう。
映画としては、後半小さくまとまって面白味が薄れたけど、
メッセージは真摯に受け止めたいと思います。
どっちなんだ~!
巨大透明球体に乗って地球へやって来た異星人とロボット。
地球を救うのが目的だと言う・・・
この出だしはスケール大きいよね~

監督:スコット・デリクソン
製作:2008年 アメリカ
出演:*キアヌ・リーヴス *ジェジファー・コネリー *ジェイデン・スミス
人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。
最初のほうはなかなかの滑り出しです。
巨大球体の現れ方もミステリアス。
ロボットが
銃弾に倒れた異星人(キアヌ・リーブス)を
「手術だ」と処置室へ運んでいくのもびっくり。
未知の物体にメスを入れるなんて、どれだけ危険か分からないのに。
白くドロドロした中から人間そっくりのモノが出てくる。
それは人間にはない超能力を使って施設の外へ出て行ってしまう。
すごくテンポが良くて引き込まれましたわ~
ネタバレあります
異星人クラトゥの目的の意味は、
「人類は環境破壊を続けているから
地球を救うために、人類を抹殺する」って事だった!
いきなり決行せずに時間の猶予を持って来ただけでも
凶暴性はない異星人なんだろうけど、
米軍は攻撃するばかり。
これじゃあ、人類は乱暴だから生かしておく価値はないと
ますます思われますよね。
異星からいきなりやって来て、上から目線で何だ、
とも思うけど、彼らと人類の能力の差は歴然としていて、
彼らは神のように圧倒的な力を持ってるんです。
何とかして人類は抹殺されない道を探さなくちゃいけない。
こんな大変な人類全体の問題なのに、
科学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)一人で対応してるって
ありえない! (軍は攻撃するばかりで)
この辺りから、盛り上がった気分が、なんだか盛り下がってくる。 (´o`;
最終的にクラトゥは、人類の思いやりの心を知って
わずかな可能性を感じ、絶滅させるのを止めます。
その心境の変化がどうも単純でしっくりこないんですよね。
地球上で、人類の良心を見出したのは、
ヘレン母子とノーベル賞科学者と自分の先輩の話からでしょう。
あまりにサンプルデータが少な過ぎます。(≧ε≦)
ここで、スケールが小っちゃくなっちゃってる~
ヘレンや科学者が
「人類は窮地に立った時、初めて進化する。我々は変われる」と
「change」を連発します。
オバマ氏のキャンペーンを意識してるのかと思いました。
「我々は変われる」って全人類を代表して言ってるようで、
そう言い切る根拠はどこにあるんだと突っ込みたくなったけど、
結局、この映画を観ている私達に「変わらなくてはいけない」と
メッセージを送っているんですね。
環境破壊に加担している私達に対して、
一人一人が意識を持つようにとの警告なんでしょう。
映画としては、後半小さくまとまって面白味が薄れたけど、
メッセージは真摯に受け止めたいと思います。