東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
2009-05-21(Thu)
テレビで放映していたので録画して後で観ました。
日頃つい忘れてしまっている親への感謝を
呼び覚ましてくれる、ほのぼのとした映画ですね。

監督:松岡錠司
製作:2007年 日本
原作:リリー・フランキー
出演:*オダギリジョー *樹木希林 *小林薫 *松たか子
オカン、ありがとうね。
最初に東京の夜景が映ります。
夜の街に赤く光ってそびえ立つ東京タワーは、
強烈な存在感で、まさに大都会のシンボル!
故郷とは対極にあるという印象ですね~
主人公ボク(オダギリジョー)がオカン(樹木希林)に
「東京で一緒に住もう」と言うのにも驚いたけど、
すぐに東京に出てきたオカンの行動力にも驚いたなあ。
故郷のシンボルであるオカンが東京タワーの下にやって来るとは。
それだけ柔軟な感覚の持ち主だから、
東京での生活にすぐ馴染んで、
多くの人と笑って過ごせたんでしょうね。
そして、オカンがホンワカとした愛情で包んでくれたから、
ボクもホンワカと優しい人間に育ったに違いないです。
ここまでオカンへの愛情を素直に出せる息子って
なかなかいないと思うんだけど、
それが惜しみなく出来たのは、
自分が放蕩息子で苦労をかけた事や
オカンがガンで先が長くない事が理由としてあったでしょう。
この映画を観た時期が、ちょうど義兄が亡くなる直前だったので、
主人公がオカンの病床に付き添っている姿は、
義兄に付き添う甥の姿とタブって見えて、
何とも言えず胸が苦しかった。。。
甥も主人公と同じくらいの愛情を持って献身的に
ずっと父親の面倒をみてました。
それと同時に、うちの息子は私に対して
あんなに優しい言葉をかけてくれないだろうなあと思ったり (´o`;
逆に私自身が、健康でなくなった自分の母に対して
無償の愛で介護できているだろうかって反省したりして、
立場を自分達に当てはめて観ましたよ。
やっぱり誰にでも親と子の思い出や物語があるじゃないですか。
特に盛り上がりのない作品なのに、
こうやって感情移入させられてしまうのが親子ものの特性ですね。
オダギリジョーはすごく個性的なんだけど、
特定の誰か(リリーフランキー)を演じていると言うより、
不思議と一般的な息子に見えました。
自然体で、いい具合に力が抜けてますね~
樹木希林も同じく、存在感が大きいのに
極めてさり気ないどこにでもいるオカンでした。
時々やって来る自由人のオトンとも、
なんやかんやあっても静かな愛情で繋がっていました。
心の中の故郷を忘れないでいれば、
都会でも暖かい気持ちで生きていける。
心の中のオカンやオトンを忘れないで、
大切にして感謝していこうと、
改めて思わせてくれる映画でした。
でも、日本アカデミー賞作品賞っていうのは納得し難いなあ。
#2007年日本アカデミー賞 作品賞・主演女優賞・助演男優賞
監督賞・脚本賞・新人俳優賞 受賞
日頃つい忘れてしまっている親への感謝を
呼び覚ましてくれる、ほのぼのとした映画ですね。

監督:松岡錠司
製作:2007年 日本
原作:リリー・フランキー
出演:*オダギリジョー *樹木希林 *小林薫 *松たか子
オカン、ありがとうね。
最初に東京の夜景が映ります。
夜の街に赤く光ってそびえ立つ東京タワーは、
強烈な存在感で、まさに大都会のシンボル!
故郷とは対極にあるという印象ですね~
主人公ボク(オダギリジョー)がオカン(樹木希林)に
「東京で一緒に住もう」と言うのにも驚いたけど、
すぐに東京に出てきたオカンの行動力にも驚いたなあ。
故郷のシンボルであるオカンが東京タワーの下にやって来るとは。
それだけ柔軟な感覚の持ち主だから、
東京での生活にすぐ馴染んで、
多くの人と笑って過ごせたんでしょうね。
そして、オカンがホンワカとした愛情で包んでくれたから、
ボクもホンワカと優しい人間に育ったに違いないです。
ここまでオカンへの愛情を素直に出せる息子って
なかなかいないと思うんだけど、
それが惜しみなく出来たのは、
自分が放蕩息子で苦労をかけた事や
オカンがガンで先が長くない事が理由としてあったでしょう。
この映画を観た時期が、ちょうど義兄が亡くなる直前だったので、
主人公がオカンの病床に付き添っている姿は、
義兄に付き添う甥の姿とタブって見えて、
何とも言えず胸が苦しかった。。。
甥も主人公と同じくらいの愛情を持って献身的に
ずっと父親の面倒をみてました。
それと同時に、うちの息子は私に対して
あんなに優しい言葉をかけてくれないだろうなあと思ったり (´o`;
逆に私自身が、健康でなくなった自分の母に対して
無償の愛で介護できているだろうかって反省したりして、
立場を自分達に当てはめて観ましたよ。
やっぱり誰にでも親と子の思い出や物語があるじゃないですか。
特に盛り上がりのない作品なのに、
こうやって感情移入させられてしまうのが親子ものの特性ですね。
オダギリジョーはすごく個性的なんだけど、
特定の誰か(リリーフランキー)を演じていると言うより、
不思議と一般的な息子に見えました。
自然体で、いい具合に力が抜けてますね~
樹木希林も同じく、存在感が大きいのに
極めてさり気ないどこにでもいるオカンでした。
時々やって来る自由人のオトンとも、
なんやかんやあっても静かな愛情で繋がっていました。
心の中の故郷を忘れないでいれば、
都会でも暖かい気持ちで生きていける。
心の中のオカンやオトンを忘れないで、
大切にして感謝していこうと、
改めて思わせてくれる映画でした。
でも、日本アカデミー賞作品賞っていうのは納得し難いなあ。
#2007年日本アカデミー賞 作品賞・主演女優賞・助演男優賞
監督賞・脚本賞・新人俳優賞 受賞