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12人の怒れる男
アメリカ版「十二人の怒れる男」をリメイクした作品って事で、
筋書きは知っていると高を括っていたら、意表を突かれました!
(そのオリジナルは白黒だった事しか記憶にありません、未見です)
ロシアが舞台ならではのドンデン返し的展開があります!

12
監督:ニキータ・ミハルコフ
製作:2007年 ロシア
出演:*ニキータ・ミハルコフ *セルゲイ・マコヴェツキー

少年の運命は、12人の陪審員に委ねられた

元ロシア軍将校が殺され、養子であるチェチェン人少年を
被告とする裁判が始まった・・・

どの陪審員も最初はいい加減な態度で、
早く有罪の結論を出して帰ろうとしていました。
ところが一人が「被告人は無罪」を主張したため、
その後、長い審議を行う事になります。

人種・職業はバラバラだと、観ているうちにだんだん分かってきます。
と言うのは、審議が進む過程で、
どの人も自分の体験と照らし合わせて考えていくため、
身の上話をするんです。
一人一人が、隠しておきたいような陰の部分や
恥の部分を吐露していきます。

これが、演劇風でちょっと長い。 ε-(´o`;
もう少し、短めでも良かったかも。

民族差別、家庭問題、外国資本参入への不満、
汚い金儲け法など。
ドラマティックな人生の悲哀や苦悩を語っていくうちに、
ロシア社会の現状や問題点が透けて見えてくるんです


審議のやり方は論理的ではなく、
どちらかと言うと感情に訴えるものです。

事件現場の見取り図を立体的に再現するシーンで、
やっと本気を出してきたなと思ったけど、
それ以外は、自分の体験もこうだったから
この事件の場合もこうだという、推測の域を出ない。

「有罪とする事に合理的な疑いがあれば無罪を」の
きまりを念頭に置くも、合理的なんだかどうか・・・?
けっこう曖昧な審議になっているのは、
それよりももっと大切な事が言いたかったからなんでしょう



ネタバレしてないつもりだけど、しているかも・・・

全員が無罪の結論を出して終わるのかと思ったら、
さらに一歩進めた考察が出てきて、すごく驚きました!
それはいかにも物騒なロシア社会ならではの提案。

途中、フラッシュバックで、両親の惨殺シーンや
戦場シーンが何度も挟まれるたびに、
暗澹たる気持ちにさせられるのも合わせて考えると、
その提案は、真に少年の身を案じた結論です。

知っている筋書きの部分では、法で人を裁くのに
真摯に向き合う事の大切さを
描いていたけど、
本作では、法の力が行き届かない社会において、
人間として被告の少年とどう関わっていくか、
自分たちの出した結論にどこまで責任を取るか、

そんな、もっと深いところを描いています。

「法は強くて揺るぎないが、慈愛の力は法をはるかにしのぐ」
とテロップが出て、最終的に慈愛の持ち主は
少年の人生まで背負うんですね。

ホッとするような最後で希望を持てたけど、
私ならと考えると、無罪か有罪かどちらにするか悩むし、
陪審員として立ち合っただけで、そこまでするのかと、
ズシンと重い衝撃を感じました。
なかなか見応えのある作品です。

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

気になってます♪
こんにちわ、YANさん♪

こちらはレンタル店でいつも見かけて、
気になってはいるのですが結局は借りず終いでした。

YANさんのレビューでも重さが伝わってきます!
法定ものは何気に好きなんで、後ほど借りて来ますね!(^^)!
猫人さんへ
こんにちは!
ストーリー展開はだいたい想像できると思ってません?
それが、本作はラストで一捻りしてありました!
そこまでが長いんですけどね~(^_^;
法廷物ってけっこういい作品が多いですよね。

>後ほど借りて来ますね
って、レンタル店が隣にあるみたいな気軽さですね(^^)
NoTitle
無罪にすべきか…ラストで悩まされました。
人種差別ってどこにでもあるんですね。
現代のロシアが具間見えた気がします。
NoTitle
YANさん、こんにちは!
オリジナルは大好きな作品で2回程観ました。
で、好きな作品のリメイクってガッカリしそうであまり観ないんですが、
YANさんのレビューを読んだら観たくなりました。
そう言えば、「12人の怒れる日本人」も観ていて、
あれも面白かったなー。
夢眠さんへ
私もね~無罪か有罪かどちらか悩みましたよ。
自分で責任を持てる範囲がありますからね・・・
結局映画では一番いい形になってたと思います。

ロシアは多民族国家だし、周辺との紛争も多いし、
人種差別は特に激しいかもしれませんね。
CDさんへ
リジナルが大好きでも、本作はまた別物という感じなので、
ガッカリする事はないと思いますよ。
リメイクの形を借りながらも描きたい焦点が異なっていました。

「・・・日本人」のほうもよく聞きますね。
芝居を映画化したコメディなんですよね。
これはこれでどんな話し合いがなされているのか、
また面白そうでいいですね!
こんにちは
見応えありましたね。

ロシアの現状の過酷さも伝わってきました。

結論が出せない難しい問題でしたが、
人を裁くことの重みを感じることができました。
ひでさんへ
こんにちは!
内容的にも長さ的にも見応えがありました~
もう少し短く出来た気もしますが、
彼らの語る身の上話からロシアの現状が伝わってきたので、
あれはあれで重要だったのかもしれませんね。

ロシアと日本とではまた事情が違うので、
最後の展開は思いつきもしませんでした。
本当に人を裁く事は難しいし重いですよね。
コメントありがとうございました。
YANさん、こんにちは。
かなり、序盤から意表をつく展開だったんで、観て圧倒されました。
くせのあるロシアのおじさんたちで、まぁ、すごかったです。
私は、この熱い人物たちに惹かれました。
最初から、法という目で少年をとらえずに、自分の人生と照らし合わせて、
少年を考えていきますからね。
ロシアの現状をさらけ出し、人としてどう関わるか、という深い作品でした。
kinoさんへ
こんにちは!
ロシア人のおじさんたちは、序盤からよく喋ってましたね~
日本人なら、あそこまで自分のプライベートを
あからさまにしないから、
ロシアを舞台にした事で面白くなったとも言えますね。
みんなすごい熱弁でした。

こちらも親身になって考えさせられた重くて深い作品でしたよね。

疑わしきは・・・
私だったら・・・・多分・・・無罪

最後のほうで、彼への責任を個人的には背負えないっていうのもリアルだったよね
ここで責任放棄かよ!!って見方もあるけど
そこまではできんよね~

まぁ、どちらのおじ様かわからないけど、大佐とか将軍って肩書きあった人だから、少し安心はする

しかし、しかし、
この少年の本当の姿ってのは一切出てこないんだよね
そういう部分出てきたら、またいろんな意見出てくるよ
雨里さんへ
こんにちは!
う~ん、私はハッキリと結論が出ないままです・・・

有罪は安全かもしれないけど、人間として冤罪は気の毒でしょう。
本作の場合は、たまたまいい人が身元引受人になってくれたので、
結果として無罪でよかったです。
どちらにして、鳩と同じで外に出るのは厳しいって事だよね。

少年の人生までずっと責任持つって、それは重過ぎてムリ。
映画のおじさん達を責任放棄だとは責められません。
誰でも、遠くから見守るくらいしかできないんじゃない?

確かに、少年の真実はハッキリと描かれてなかったね~
どれも憶測で、おそらく罪は犯してないだろうって感じでした。
もし、罪を犯してたら有罪で文句ないんだけどね。(当たり前か)
NoTitle
こんばんは

私がいう少年の真実とは・・・いつも言葉が足りなくてすまぬ
犯罪を犯したかどうかではなく、日ごろの素行の部分
それによっても人間って判断変わりやすいからね~
この事件を裁くうえでは全然考えてはいけない事なんだとは思うけど
実際は普段はこんな少年でしたって出るよね
それが絡むとますます難しくなるね
雨里さんへ
こんにちは!
雨里さんの言葉が足りないのか、
私の理解力が足りないのか・・・(^_^; すまぬ。

>素行の部分
なるほどね~裁判でも証人が「被告は普段こうでした」って
証言するよね。
人柄とか素行って、刑を判断する上でけっこう重要だよね。
私もそれを知ったら考えがまた違ってくるかもしれません。
「弁護士がやる気がなかった」
こんにちは!
これもオリジナルとは舞台が別でしたが、民族紛争などの
ロシア内部の問題を浮かびあがらせる問題作になっていましたね

自分たちの過去を暴露しながらも、問題に立ち向かってい
く陪審員達の熱い姿には最初から惹かれるものがありましたし、
後半のどんでん返しも意表をつかれる展開でなかなか面白いものでした
少年を守る為に有罪にするか、否か、また彼の人生にたいし責任をとることができるのか。
日本でも陪審制になって、ひとごとじゃなくなるな~と思いました
なかなかよく考えられた面白いリメイクだったと思います。
ラストのメロウで軽快な民族舞踏シーンと
陪審員達の彼を思う気持ちなどが重なって、物凄い感動に襲われましたよ~
makiさんへ
こんにちは!
オリジナルのきちんとしたテーマを踏襲した上で、
舞台となったロシア内部の問題を上手く絡ませてましたね~
陪審員のおじさんたち、自分の身の上話を語る語る(^▽^;)
だんだん少年のために熱が入っていく様子が良かったですね。

後半にどんでん返し的な提案が出る所が予想外でした。
ラスト、あそこまで少年の人生の責任を負うとは、
話としては暖かい気持ちを感じたけど、
現実、自分が裁判員になった時の事を思うと、重過ぎますよね。
そのうち順番が回ってくるかと思うと、憂鬱。。。(- -;)

オリジナルは傑作なんですね。
機会があれば観てみようと思います。

監督シドニー・ルメット『十二人の怒れる男』のロシアリメイク版。 オリジナルは、気に入って何回も観てる作品です。 原題は、シンプルに...
12人の怒れる男 [DVD](2009/01/23)ニキータ・ミハルコフセルゲイ・マコヴェツキイ商品詳細を見る 2007 ロシア 監督:ニキータ・ミハルコフ...
非常に長い…これ、160分はあるよ。ロシア版「12人の怒れる男」です。 人種差別、貧富格差、戦争などの現代問題も絡めつつ、最初は一人だった無罪主張の陪審員が次第に1人2人と増えていく展開は同じ。ただ、ロシアではこうなのか、あまり裁判がしっかり行われている感じ...
ひとりごと
  
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 -YAN-

 
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■ベンジャミン・バトン 数奇な人生
■抱擁のかけら
■BOY A
■ボーン・アイデンティティ
■ボーン・スプレマシー
■ボーン・アルティメイタム
■ボーン・レガシー
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■ぼくの神さま
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■ホビット 竜に奪われた王国
■ホビット 決戦のゆくえ
■ボルベール<帰郷>
■ホワイトハウス・ダウン
■ホワイト・ライズ
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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