アフタースクール
2009-02-19(Thu)
「キサラギ」に次ぐ邦画の良作、キター!
観終わった後に「そうだったのか~」と思わずうなりました。
とにかく何も構えずにただ観ていれば、真実が見えてきます。

監督:内田けんじ
製作:2008年 日本
出演:*大泉洋 *佐々木蔵之介 *堺雅人 *常盤貴子
甘く見てるとダマされちゃいますよ
「よくあるパターン」で、こういうの ありますよね。
クラスにマドンナ的存在の女の子がいて、
人気者の男の子とカップルになる。
二人に何か問題が起きたりすると、
三枚目の友達が力になってあげる。
実はその三枚目君もマドンナが好きなんだけど、
マドンナの方は彼を「ただのいい人」としか見ていない。
それでも三枚目君はずっといい人で、二人の力になってゆく。
あるよね~(はるな愛 談)
あると思います!(天津木村 談)
例えば、大人と子供が楽しそうにお風呂に入っていたなら、
親子の日常の一コマだと思いますよね。
普通の映画ならそれでいいんでしょう。
でも、本作では、何気なくシーンを見て こうだと判断するのは、
ただの固定観念・先入観でしかないと思い知らされるんですよ!
途中で、それまで見てきたものの解釈が、
見事にひっくり返されます。
誰が観てもそうなります。
だって思い込ませるように作られているんだから。
だけど、ドンデン返しで悔しいと感じる類のものじゃなく、
むしろ、こういう結末で良かった~という爽快感がありました。
それと言うのも、結局いい話だからでしょう。
学校時代の、淡い初恋の感情や固く結ばれた友情を、
大人になってもそのまま持ち続けている主人公達。
心温まる話にまとめ上げているので、後味が良かったです。
印象に残ったやりとりがあります。
探偵の佐々木蔵之介は、中学時代の友人への
信頼や友情を強調する大泉洋をバカにして
「中学から卒業しろ」と言います。彼にしてみたら、
人間や世の中なんてどんどん変わり汚れていくものだから、
少年時代からの友情なんて青臭いって事なんでしょうね。
彼は大泉洋を鼻で笑いました。
ここでは、そうかもね~と私も思ってしまいました。
ところがラストの方で、大泉洋から「勝手にひねくれて」
「(世の中が)つまんないのはおまえのせいだ」って言われる。
ドンデン返しの後で、このセリフが効いてくるんです!
世の中を斜に構えて眺めてるだけじゃあ、感動もないもんね。
大事な物をずっと守ってきた大泉洋の口から出た、
このセリフにはやられました。
本当に上手い具合に練り上げた話だと思います。
2回目も観てみると、ミスリードさせるように撮ってある
シーンの別の意味や、登場人物のセリフや行動の真意が
分かって、また面白い!
出演者も、みんな個性が強く出ていて良作だと思いました。
観終わった後に「そうだったのか~」と思わずうなりました。
とにかく何も構えずにただ観ていれば、真実が見えてきます。

監督:内田けんじ
製作:2008年 日本
出演:*大泉洋 *佐々木蔵之介 *堺雅人 *常盤貴子
甘く見てるとダマされちゃいますよ
「よくあるパターン」で、こういうの ありますよね。
クラスにマドンナ的存在の女の子がいて、
人気者の男の子とカップルになる。
二人に何か問題が起きたりすると、
三枚目の友達が力になってあげる。
実はその三枚目君もマドンナが好きなんだけど、
マドンナの方は彼を「ただのいい人」としか見ていない。
それでも三枚目君はずっといい人で、二人の力になってゆく。
あるよね~(はるな愛 談)
あると思います!(天津木村 談)
例えば、大人と子供が楽しそうにお風呂に入っていたなら、
親子の日常の一コマだと思いますよね。
普通の映画ならそれでいいんでしょう。
でも、本作では、何気なくシーンを見て こうだと判断するのは、
ただの固定観念・先入観でしかないと思い知らされるんですよ!
途中で、それまで見てきたものの解釈が、
見事にひっくり返されます。
誰が観てもそうなります。
だって思い込ませるように作られているんだから。
だけど、ドンデン返しで悔しいと感じる類のものじゃなく、
むしろ、こういう結末で良かった~という爽快感がありました。
それと言うのも、結局いい話だからでしょう。
学校時代の、淡い初恋の感情や固く結ばれた友情を、
大人になってもそのまま持ち続けている主人公達。
心温まる話にまとめ上げているので、後味が良かったです。
印象に残ったやりとりがあります。
探偵の佐々木蔵之介は、中学時代の友人への
信頼や友情を強調する大泉洋をバカにして
「中学から卒業しろ」と言います。彼にしてみたら、
人間や世の中なんてどんどん変わり汚れていくものだから、
少年時代からの友情なんて青臭いって事なんでしょうね。
彼は大泉洋を鼻で笑いました。
ここでは、そうかもね~と私も思ってしまいました。
ところがラストの方で、大泉洋から「勝手にひねくれて」
「(世の中が)つまんないのはおまえのせいだ」って言われる。
ドンデン返しの後で、このセリフが効いてくるんです!
世の中を斜に構えて眺めてるだけじゃあ、感動もないもんね。
大事な物をずっと守ってきた大泉洋の口から出た、
このセリフにはやられました。
本当に上手い具合に練り上げた話だと思います。
2回目も観てみると、ミスリードさせるように撮ってある
シーンの別の意味や、登場人物のセリフや行動の真意が
分かって、また面白い!
出演者も、みんな個性が強く出ていて良作だと思いました。