アイム・ノット・ゼア
2009-02-11(Wed)
すごいファンってわけじゃないけど、ボブ・ディラン絡みの作品もう一本。
本作のケイト・ブランシェットは必見です!
アカデミー賞候補になっただけの事はある。
全体的にアート感覚の斬新な作風。
こんな風にCOOLに描いてもらえるなんて、
ディランにしたら本望でしょうね~
(注:彼はまだ生きてますよ(^_^;)

監督:トッド・ヘインズ
製作:2007年 アメリカ
出演:*ケイト・ブランシェット *クリスチャン・ベイル *ヒース・レジャー
*ベン・ウィショー *リチャード・ギア *マーカス・カール・フランクリン
詩人・無法者(アウトロー)・映画スター・革命家・放浪者・ロックスター
全てボブ・ディラン 6人の豪華キャストが演じる、生ける伝説
六人の豪華俳優が異なったディランを演じています。
名前もバラバラで「ボブ・ディラン」と名乗る者は一人もいません。
この六人が神出鬼没に交代で出てくる。ちょっと分かりにくい。
思い出したのは、多重人格のドキュメンタリーです。
人格ごとに異なった名前が付けられていて、
それぞれ年齢も性別もバラバラで、
出てくる人格によってその人の顔付きも変わる。
クレジットに「ボブ・ディランの音楽と
彼の多様な人生に触発されて」とあるように、
ディランは、デビュー前から現在に至るまで、
時代や状況において、様々に変化してきたんですね。
多重人格とは違うけど、いろんな一面を持った人という事です。
この六人は、トッド・ヘインズ監督の考える、
ディランの象徴的姿なんでしょう。
事実を絡ませて描いているけど、真実そのものではない。
とにかく、六人の俳優達がすごいと思います。
ベン・ウィショー演じる詩人はアルチュール・ランボーの名で登場。
全編を通し語り手となっています。
詩的言葉で自己分析するベン。
「パフューム」の時と違い洗練された華奢な雰囲気が良かった!
マーカス・カール・フランク演じる黒人少年は、
ディランが傾倒するウディ・ガスリーという名前なんです。
ギター抱えて放浪し、生意気な口調で話す、
音楽に目覚めた若かりし日のディランなんでしょう。
クリスチャン・ベイルはジャック・ロリンズと名乗り、
フォークの先駆けとして民衆の心情を歌います。
これが上手くて、神経質なムードがよく出ていました。
本人が歌っているようにも見えたけど違うよね?
ヒース・レジャーはロビー・クラークという映画スターで、
プライベートな家庭生活を見せます。
彼の部分が他と比べると、ものすごく生々しいの!
わざとなのかヒースはディランに似せようとしてなくて、
家庭不和の様子などヒースそのものにしか見えなかったわ。
彼の姿は、せつなかったですね。。。でもカッコよかった!
ケイト・ブランシェットはロックスターのジュード・クイン。
フォークの神様がロックに転向したと、
フォーク・ファンには受け入れられない時期があって、
ロンドンのコンサートで観客と
「You’re Judas(裏切り者)」
「I don’t believe you. You are a liar.」
とやりとりする有名なシーンも盛り込まれています。
ケイトの役名のジュードは裏切り者のユダから来ているようです。
もうほんとにケイトのディランは出色!!
皮肉屋で反逆精神に溢れたディランになりきってましたね~
低い声、男っぽいタバコの吸い方など、
ベン・ウィショーよりも男っぽかったと言えます(≧ε≦)
リチャード・ギアの西部劇が一番理解しづらかった~
隠遁生活を送っていた時代のディラン?
出演映画「ビリー・ザ・キッド」と関係あるかもしれません。
こんなに多くの姿を描きながらも「そこにいない」と言うのは
人の理解の範疇に収まらない人なんでしょうね。
ディランの曲が全編に流れます。
(知ってる曲は少なかったけど・・・(^_^;)
とても感覚的なアーティスティックな作風なので、
ミュージック・ビデオとして流してもいいかもしれません。
本作のケイト・ブランシェットは必見です!
アカデミー賞候補になっただけの事はある。
全体的にアート感覚の斬新な作風。
こんな風にCOOLに描いてもらえるなんて、
ディランにしたら本望でしょうね~
(注:彼はまだ生きてますよ(^_^;)

監督:トッド・ヘインズ
製作:2007年 アメリカ
出演:*ケイト・ブランシェット *クリスチャン・ベイル *ヒース・レジャー
*ベン・ウィショー *リチャード・ギア *マーカス・カール・フランクリン
詩人・無法者(アウトロー)・映画スター・革命家・放浪者・ロックスター
全てボブ・ディラン 6人の豪華キャストが演じる、生ける伝説
六人の豪華俳優が異なったディランを演じています。
名前もバラバラで「ボブ・ディラン」と名乗る者は一人もいません。
この六人が神出鬼没に交代で出てくる。ちょっと分かりにくい。
思い出したのは、多重人格のドキュメンタリーです。
人格ごとに異なった名前が付けられていて、
それぞれ年齢も性別もバラバラで、
出てくる人格によってその人の顔付きも変わる。
クレジットに「ボブ・ディランの音楽と
彼の多様な人生に触発されて」とあるように、
ディランは、デビュー前から現在に至るまで、
時代や状況において、様々に変化してきたんですね。
多重人格とは違うけど、いろんな一面を持った人という事です。
この六人は、トッド・ヘインズ監督の考える、
ディランの象徴的姿なんでしょう。
事実を絡ませて描いているけど、真実そのものではない。
とにかく、六人の俳優達がすごいと思います。
ベン・ウィショー演じる詩人はアルチュール・ランボーの名で登場。
全編を通し語り手となっています。
詩的言葉で自己分析するベン。
「パフューム」の時と違い洗練された華奢な雰囲気が良かった!
マーカス・カール・フランク演じる黒人少年は、
ディランが傾倒するウディ・ガスリーという名前なんです。
ギター抱えて放浪し、生意気な口調で話す、
音楽に目覚めた若かりし日のディランなんでしょう。
クリスチャン・ベイルはジャック・ロリンズと名乗り、
フォークの先駆けとして民衆の心情を歌います。
これが上手くて、神経質なムードがよく出ていました。
本人が歌っているようにも見えたけど違うよね?
ヒース・レジャーはロビー・クラークという映画スターで、
プライベートな家庭生活を見せます。
彼の部分が他と比べると、ものすごく生々しいの!
わざとなのかヒースはディランに似せようとしてなくて、
家庭不和の様子などヒースそのものにしか見えなかったわ。
彼の姿は、せつなかったですね。。。でもカッコよかった!
ケイト・ブランシェットはロックスターのジュード・クイン。
フォークの神様がロックに転向したと、
フォーク・ファンには受け入れられない時期があって、
ロンドンのコンサートで観客と
「You’re Judas(裏切り者)」
「I don’t believe you. You are a liar.」
とやりとりする有名なシーンも盛り込まれています。
ケイトの役名のジュードは裏切り者のユダから来ているようです。
もうほんとにケイトのディランは出色!!
皮肉屋で反逆精神に溢れたディランになりきってましたね~
低い声、男っぽいタバコの吸い方など、
ベン・ウィショーよりも男っぽかったと言えます(≧ε≦)
リチャード・ギアの西部劇が一番理解しづらかった~
隠遁生活を送っていた時代のディラン?
出演映画「ビリー・ザ・キッド」と関係あるかもしれません。
こんなに多くの姿を描きながらも「そこにいない」と言うのは
人の理解の範疇に収まらない人なんでしょうね。
ディランの曲が全編に流れます。
(知ってる曲は少なかったけど・・・(^_^;)
とても感覚的なアーティスティックな作風なので、
ミュージック・ビデオとして流してもいいかもしれません。