ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
2009-02-07(Sat)
リメイク作品、長瀬くん主演の「ヘブンズ・ドア」公開のためか、
オリジナルである「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が
テレビで放映されました。
これ、男の友情が楽しくてホロッときて、カッコいい作品ですよね!

監督:トーマス・ヤーン
製作:1997年 ドイツ
出演:*ティル・シュヴァイガー *ヤン・ヨーゼフ・リーファース
*ルトガ・-ハウワー
天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ。
ボブ・ディランの名曲から生まれた、
余命わずかと宣告された男二人が、
残された時間を生き生きと疾走するロード・ムービー。
全く対照的な性格のマーチンとルディは、
死ぬ前に海を見に、ベンツを盗んで冒険に出ます。
天国では、海の壮大さ・美しさを語り合う事が流行っているらしい。
この手の話だと、湿っぽくなるか感動的なドラマになるかだけど、
全体的にコメディ・タッチなんですよね。
ちょっとした小ネタがセンス良くて、
はまるツボがいっぱい!! こういうセンス好きだなあ~
ギャングや警察にも追われるドタバタ喜劇になっています。
ギャングもドジな二人組だし、刑事も面白半分の変な奴がいるし、
登場人物がみんな憎めません。
ネタバレあります
主人公達は怖いもの知らずとは言え、
いきなり銀行強盗なんかしてダメじゃんと思っていたら、
彼らと関わる人々が被害者風には描かれてないんです。
(お金をもらって喜ぶ店員・銀行員・ベルボーイなど)
二人は悪人じゃないんだよ・・・ってフォローがありましたね。
ただ海を見たいという純粋な動機で動いているだけなのだ。
途中で旅を断念か?という危機が何度かあったけど、
有り得ないくらい都合良く切り抜けて行くの。
大ボスなんて、サイコーに粋な配慮で渋い!
あまりに痛快で、彼らが病気だなんてすっかり忘れてると、
突然マーチンが発作に襲われるので、
「死期が迫っている」現実に引き戻されてハッとしてしまいます。
やっておきたかった事も無事終えて、
とうとう海に到着する、ラストシーンがとっても良かった!
ここが目的だったんだから、それは旅の終わり、
人生の終わりを意味します。
ここへ来て初めて二人は強く「死」を意識したんでしょう。
マーチンが言いかけた言葉、それは恐らく、
『死ぬのが怖い』って事だったと思います。
でも二人はただ黙って海を見つめる・・・
これが私が想像していた夕陽が沈む絵のような海じゃなくて、
風が吹き付ける荒れた海なんだよね~
「最高の人生の見つけ方」のモーガン・フリーマンや
ジャック・ニコルソンくらいの年齢なら、
穏やかな海を眺めて長い人生に別れを告げるのが、
似合うと思うけど、
マーチンとルディは死ぬには若過ぎるもんね。
ここは、無念さや悲しさも含めた荒々しい海なんでしょうね。
そして「Knockin’ on Heaven’s Door」(ゼーリッヒのカバー)
が流れる・・・ ここシビれる~~♪
海を見たからこれで天国に行っても、みんなの話についていける。
天国の扉を叩くよ。
二人一緒だった事で、最後はとても安らかな気持ちで
いられたと思います。
太く短く駆け抜けた愛すべき男達は、
顔付きもカッコよくなっていました。
オリジナルである「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が
テレビで放映されました。
これ、男の友情が楽しくてホロッときて、カッコいい作品ですよね!

監督:トーマス・ヤーン
製作:1997年 ドイツ
出演:*ティル・シュヴァイガー *ヤン・ヨーゼフ・リーファース
*ルトガ・-ハウワー
天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ。
ボブ・ディランの名曲から生まれた、
余命わずかと宣告された男二人が、
残された時間を生き生きと疾走するロード・ムービー。
全く対照的な性格のマーチンとルディは、
死ぬ前に海を見に、ベンツを盗んで冒険に出ます。
天国では、海の壮大さ・美しさを語り合う事が流行っているらしい。
この手の話だと、湿っぽくなるか感動的なドラマになるかだけど、
全体的にコメディ・タッチなんですよね。
ちょっとした小ネタがセンス良くて、
はまるツボがいっぱい!! こういうセンス好きだなあ~
ギャングや警察にも追われるドタバタ喜劇になっています。
ギャングもドジな二人組だし、刑事も面白半分の変な奴がいるし、
登場人物がみんな憎めません。
ネタバレあります
主人公達は怖いもの知らずとは言え、
いきなり銀行強盗なんかしてダメじゃんと思っていたら、
彼らと関わる人々が被害者風には描かれてないんです。
(お金をもらって喜ぶ店員・銀行員・ベルボーイなど)
二人は悪人じゃないんだよ・・・ってフォローがありましたね。
ただ海を見たいという純粋な動機で動いているだけなのだ。
途中で旅を断念か?という危機が何度かあったけど、
有り得ないくらい都合良く切り抜けて行くの。
大ボスなんて、サイコーに粋な配慮で渋い!
あまりに痛快で、彼らが病気だなんてすっかり忘れてると、
突然マーチンが発作に襲われるので、
「死期が迫っている」現実に引き戻されてハッとしてしまいます。
やっておきたかった事も無事終えて、
とうとう海に到着する、ラストシーンがとっても良かった!
ここが目的だったんだから、それは旅の終わり、
人生の終わりを意味します。
ここへ来て初めて二人は強く「死」を意識したんでしょう。
マーチンが言いかけた言葉、それは恐らく、
『死ぬのが怖い』って事だったと思います。
でも二人はただ黙って海を見つめる・・・
これが私が想像していた夕陽が沈む絵のような海じゃなくて、
風が吹き付ける荒れた海なんだよね~
「最高の人生の見つけ方」のモーガン・フリーマンや
ジャック・ニコルソンくらいの年齢なら、
穏やかな海を眺めて長い人生に別れを告げるのが、
似合うと思うけど、
マーチンとルディは死ぬには若過ぎるもんね。
ここは、無念さや悲しさも含めた荒々しい海なんでしょうね。
そして「Knockin’ on Heaven’s Door」(ゼーリッヒのカバー)
が流れる・・・ ここシビれる~~♪
海を見たからこれで天国に行っても、みんなの話についていける。
天国の扉を叩くよ。
二人一緒だった事で、最後はとても安らかな気持ちで
いられたと思います。
太く短く駆け抜けた愛すべき男達は、
顔付きもカッコよくなっていました。