エミリー・ローズ
2009-02-03(Tue)
実話を基にした作品だそうです。
予告編などで恐ろしいシーンばかり見せていたので
ホラーかと思ったら、けっこう泣けました。

監督:スコット・デリクソン
製作:2005年 アメリカ
出演:*ローラ・リニー *ジェニファー・カーペンター *トム・ウィルキンソン
エミリー(ジェニファー・カーペンター)は、19歳の若さで変死します。
その時、悪魔祓いの儀式をしていたムーア神父(トム・ウィルキンソン)は
過失致死罪に当たるのかどうか、
という裁判が映画の軸になっています。
法廷ものでありながら、
当時のエミリーの様子はこうだったと、挟む事により、
エミリーの悲惨な状況を追体験する、うまい構成になってますね~
エミリーが変死した原因は、病気なのか、悪魔憑きによるものなのか。
ネタバレあります
とにかく、ジェニファーの迫真の演技がこわい!
何かが憑依したとしか思えない言動!
もう、泣き叫ぶか、吠えるか、硬直するか、だもんだから、
気の休まる時がないんですよ。
あれから、午前3時が、やたら恐くなったし・・・(グッスリ寝てるか・ (;^_^;)
だけど、あんな姿になっても、家族はもちろんの事、
BFまでもが、彼女を見捨てる事なく、最期までそばに付いていて、
優しいのよね。
検察側が、エミリーは病気だったのに、
薬の投与をやめたから死んだと主張し、
弁護側は、神父の立場を擁護するために、
医科学を越えた超常現象的側面を主張していきます。
だけど、一般的に悪魔憑きの話なんて理解してもらえないし、
弁護側の重要証人も不意の事故で急死するという、
お決まりのパターンで、すごく不利なんです。
最初、弁護士エリン(ローラ・リニー)は、出世のために、
この仕事を受けたようなんだけど、
神父の誠実さと、真摯な態度に接するうちに、
心を動かされて、ひたむきに弁護するようになっていくんです。
そこがいい!
クライマックスは、エミリーが死ぬ直前に書いた手紙のあたりから。
苦しみの中で、エミリーは、聖母マリア様と言葉を交わしたと言います。
霧の中の幻想的なシーンで再現されてて、素晴らしい。
そこで、エミリーは、2つの道を提示されるのに、
悪魔にとり憑かれて生きる道を、自分の運命として受け入れるの!
ものすごく苦しんできたのに、与えられた定めを全うしようとする。
それも晴れやかな顔して選択するんだよね。
私なら、絶対に、あれ程の苦痛・恐怖から解放されたいのに。
エミリーの健気さに、熱いものが込み上げてきたわ・・・(;´_ヘ;)
自分の体験を通して、人々に霊界の存在を知ってもらうために、って。
そんな、お役目を引き受けるために?って、泣けちゃったわ。
裁判も、感動の佳境に入ります。
ここでの焦点は、病気か悪魔かじゃなくて、
神父は過失致死罪として有罪なのか無罪なのか、なんだから、
エリンの「どのようにも判断できる可能性はあるが、ただ唯一の事実は
神父のエミリーへの愛だ。」という論法は、見事だと思いました。
偏りのない視点で、一連の出来事を見つめ、
神父の無罪を、うまく陪審員に訴えたものだと感心です。
この話は、実話を基にしています。
エミリーが自分を犠牲にしてまで、人々に知ってもらいたかった事は
こうして、本にもなったし、映画にもなりました。
大丈夫、エミリーの苦しみは、ムダになっていませんよ。
予告編などで恐ろしいシーンばかり見せていたので
ホラーかと思ったら、けっこう泣けました。

監督:スコット・デリクソン
製作:2005年 アメリカ
出演:*ローラ・リニー *ジェニファー・カーペンター *トム・ウィルキンソン
エミリー(ジェニファー・カーペンター)は、19歳の若さで変死します。
その時、悪魔祓いの儀式をしていたムーア神父(トム・ウィルキンソン)は
過失致死罪に当たるのかどうか、
という裁判が映画の軸になっています。
法廷ものでありながら、
当時のエミリーの様子はこうだったと、挟む事により、
エミリーの悲惨な状況を追体験する、うまい構成になってますね~
エミリーが変死した原因は、病気なのか、悪魔憑きによるものなのか。
ネタバレあります
とにかく、ジェニファーの迫真の演技がこわい!
何かが憑依したとしか思えない言動!
もう、泣き叫ぶか、吠えるか、硬直するか、だもんだから、
気の休まる時がないんですよ。
あれから、午前3時が、やたら恐くなったし・・・(グッスリ寝てるか・ (;^_^;)
だけど、あんな姿になっても、家族はもちろんの事、
BFまでもが、彼女を見捨てる事なく、最期までそばに付いていて、
優しいのよね。
検察側が、エミリーは病気だったのに、
薬の投与をやめたから死んだと主張し、
弁護側は、神父の立場を擁護するために、
医科学を越えた超常現象的側面を主張していきます。
だけど、一般的に悪魔憑きの話なんて理解してもらえないし、
弁護側の重要証人も不意の事故で急死するという、
お決まりのパターンで、すごく不利なんです。
最初、弁護士エリン(ローラ・リニー)は、出世のために、
この仕事を受けたようなんだけど、
神父の誠実さと、真摯な態度に接するうちに、
心を動かされて、ひたむきに弁護するようになっていくんです。
そこがいい!
クライマックスは、エミリーが死ぬ直前に書いた手紙のあたりから。
苦しみの中で、エミリーは、聖母マリア様と言葉を交わしたと言います。
霧の中の幻想的なシーンで再現されてて、素晴らしい。
そこで、エミリーは、2つの道を提示されるのに、
悪魔にとり憑かれて生きる道を、自分の運命として受け入れるの!
ものすごく苦しんできたのに、与えられた定めを全うしようとする。
それも晴れやかな顔して選択するんだよね。
私なら、絶対に、あれ程の苦痛・恐怖から解放されたいのに。
エミリーの健気さに、熱いものが込み上げてきたわ・・・(;´_ヘ;)
自分の体験を通して、人々に霊界の存在を知ってもらうために、って。
そんな、お役目を引き受けるために?って、泣けちゃったわ。
裁判も、感動の佳境に入ります。
ここでの焦点は、病気か悪魔かじゃなくて、
神父は過失致死罪として有罪なのか無罪なのか、なんだから、
エリンの「どのようにも判断できる可能性はあるが、ただ唯一の事実は
神父のエミリーへの愛だ。」という論法は、見事だと思いました。
偏りのない視点で、一連の出来事を見つめ、
神父の無罪を、うまく陪審員に訴えたものだと感心です。
この話は、実話を基にしています。
エミリーが自分を犠牲にしてまで、人々に知ってもらいたかった事は
こうして、本にもなったし、映画にもなりました。
大丈夫、エミリーの苦しみは、ムダになっていませんよ。