ファニーゲーム
2008-12-14(Sun)
私、やっぱりハネケ監督作品はどうも苦手です。
残念ながら良さが分かりません。。。
この「ファニーゲーム」は後味が悪いと聞いてはいたけど、
「ミスト」の比じゃなかったなあ。
衝撃より不快感のほうが残りました。

監督:ミヒャエル・ハネケ
製作:1997年 オーストリア
出演:*スザンヌ・ロタール *ウルリッヒ・ミューエ
ネタバレあります
「後味が悪い」とか「不快」の後に、
「だけどすごい」の感想もちまたではありますね。
そのあたりから、ストーリーは何となく想像してました。
オープニング・・・ドライブする親子三人の平和な姿を
映し出していたと思ったら、
突然、狂気染みた激しい音楽が流れる。
耳をつんざくような叫びに、
寒気を伴った いや~な予感が走りました。
真っ赤な字で「FUNNY GAMES」と画面に出た時から、
すでに胸がザワザワして落ち着かない気分。
あとはもう、ずっと不快指数 上がりっぱなし!
サイコキラーのジグソウにも、殺人ゲームを始めた
きっかけがあるし、自分なりの哲学があります。
だけど、この映画の若者達のそういった背景はカットされ、
(実際に理由も何もないのでしょう)
ただ残酷な行為だけを切り取って見せつけてきます。
この作品が描いているのは、
おぞましい暴力と人間の狂気。
そして被害者の恐怖感と無力さ。
どうしてこうも不快になるのか・・・
それはとてもリアルだから。
「虚構は今観ている映画。虚構は現実と同じくらい現実だ」
のセリフ通り、これは現実を映し出しているんです。
人の命をオモチャのように扱う人間が存在します。
こういう犯罪は増えているんですよね。
無残にも殺されていった人たちの事を思うと、
怒りが込み上げてくるし、胸が苦しくなってきます。
映画の若者達は、観客をあざ笑うかのように、
徹頭徹尾、人殺しをゲームとして楽しんでいます。
それが一番ムカついた!
自分達主導で、誰のどんな反撃も許しません。
とんでもない手段を使ってまで、ゲームをリセットします。
何がファニーか・・・いちいち神経を逆撫でしてくれるね~
カメラ目線で「納得のいくラストを見たい?」って、
その勘違いにはあきれるわ。
私はアンタたちのゲームに参加してませんよって言いたい。
私が望むのは、アンタたちが目の前から消えてくれる事だけ。
理不尽な暴力だけを描き出した作品としか思えないんですよね。
暴力のひどさは、わざわざ映画で教えてくれなくても、
現実ちまたにいくらでも例があります。
この作品が、暴力の抑止力にでもなればいいけど、
逆効果になったら困りますよ。
ちょっと厳し過ぎる感想になっちゃったかなあ。
どうも、好意的な言葉が思いつきませんでした。(^_^;
今年はもう忙しくて、これ以上、映画を観られないと思ってましたが、
これで終わるのは、あまりにも後味が悪くていやだ~
何か、せめてあと1本は観なくちゃ。
残念ながら良さが分かりません。。。
この「ファニーゲーム」は後味が悪いと聞いてはいたけど、
「ミスト」の比じゃなかったなあ。
衝撃より不快感のほうが残りました。

監督:ミヒャエル・ハネケ
製作:1997年 オーストリア
出演:*スザンヌ・ロタール *ウルリッヒ・ミューエ
ネタバレあります
「後味が悪い」とか「不快」の後に、
「だけどすごい」の感想もちまたではありますね。
そのあたりから、ストーリーは何となく想像してました。
オープニング・・・ドライブする親子三人の平和な姿を
映し出していたと思ったら、
突然、狂気染みた激しい音楽が流れる。
耳をつんざくような叫びに、
寒気を伴った いや~な予感が走りました。
真っ赤な字で「FUNNY GAMES」と画面に出た時から、
すでに胸がザワザワして落ち着かない気分。
あとはもう、ずっと不快指数 上がりっぱなし!
サイコキラーのジグソウにも、殺人ゲームを始めた
きっかけがあるし、自分なりの哲学があります。
だけど、この映画の若者達のそういった背景はカットされ、
(実際に理由も何もないのでしょう)
ただ残酷な行為だけを切り取って見せつけてきます。
この作品が描いているのは、
おぞましい暴力と人間の狂気。
そして被害者の恐怖感と無力さ。
どうしてこうも不快になるのか・・・
それはとてもリアルだから。
「虚構は今観ている映画。虚構は現実と同じくらい現実だ」
のセリフ通り、これは現実を映し出しているんです。
人の命をオモチャのように扱う人間が存在します。
こういう犯罪は増えているんですよね。
無残にも殺されていった人たちの事を思うと、
怒りが込み上げてくるし、胸が苦しくなってきます。
映画の若者達は、観客をあざ笑うかのように、
徹頭徹尾、人殺しをゲームとして楽しんでいます。
それが一番ムカついた!
自分達主導で、誰のどんな反撃も許しません。
とんでもない手段を使ってまで、ゲームをリセットします。
何がファニーか・・・いちいち神経を逆撫でしてくれるね~
カメラ目線で「納得のいくラストを見たい?」って、
その勘違いにはあきれるわ。
私はアンタたちのゲームに参加してませんよって言いたい。
私が望むのは、アンタたちが目の前から消えてくれる事だけ。
理不尽な暴力だけを描き出した作品としか思えないんですよね。
暴力のひどさは、わざわざ映画で教えてくれなくても、
現実ちまたにいくらでも例があります。
この作品が、暴力の抑止力にでもなればいいけど、
逆効果になったら困りますよ。
ちょっと厳し過ぎる感想になっちゃったかなあ。
どうも、好意的な言葉が思いつきませんでした。(^_^;
今年はもう忙しくて、これ以上、映画を観られないと思ってましたが、
これで終わるのは、あまりにも後味が悪くていやだ~
何か、せめてあと1本は観なくちゃ。