暗い日曜日
2008-11-08(Sat)
また以前に気に入った作品を再鑑賞。
この作品をご覧になった方はいないかなあ。
あまり知られていないようなので、
隠れた名作だと思っています!

監督:ロルフ・シュベール
製作:1999年ドイツ・ハンガリー
出演:*エリカ・マロジャーン *ヨアヒム・クロール *ステフャノ・ディオニジ
死へ誘う、禁じられた旋律
実在のシャンソンの名曲「暗い日曜日」がそのままタイトルになっています。
死をモチーフにした歌詞と、なんとも切なく美しいメロディーのため、
実際に、この曲を聴きながら自殺する者が続出し、
この曲は「自殺の聖歌」の烙印を押され、発禁処分にもなったそうです。
死にたくなるかどうかは人それぞれでしょうが、
確かに私もこの曲が頭から離れませんでした。
ネギを切っていても、お風呂に入っていても、(^_^;ダハッ
エンドレスでず~っとず~っと流れてました~♪
それ程、人を惹きつける強い魅力のある曲ですが、
映画は、この曲がテーマではなく、
曲を上手く使ったサスペンス・ラブ・ストーリーと言った感じです。
前半に、女一人と男二人の奇妙な三角関係が描かれるんですが、
男たちは女を、葛藤しながらも独占しようとはしない、
ありえな~いと思いつつ、
崩れない不思議な均衡にグイグイ引きこまれていきます。
ありえなくても、おかしくても、何でも絡んでくれー☆(←オッサンか)
と思うのは、ひとえに、
イロナ(エリカ・マロジャーン)の妖艶さと美しさがあるからでしょう。
男二人を惑わせていながら、むしろ清らかなたたずまい。
稀に見る魅力を、画面から感じましたよ!
ピアニストのアンドラーシュは、苦悩の中、
イロナに「暗い日曜日」という曲を作って捧げますが、
思わぬ大ヒットとなっていきます。
ロマンスだけじゃなく、後半、ストーリーのほうはちゃんと一捻り。
第二次世界大戦が、登場人物の人生に暗い影を落とすんですね。
三人とドイツ軍人一人が加わって、愛憎やジェラシーや裏切りを見せ、
三角関係にもズレが生じてきます。
ドイツ人は、一人の人間としては悪い人ではなかったんでしょうが、
軍人となって役割を持たされた時、権力を振りかざすようになってしまった。
戦争の罪の一つと言える部分が、描き出されています。
ラストはオープニングに繋がる展開で、
サスペンスタッチになり、ホゥ~と驚かされますよ。
「女は強くしたたかに生き抜いていくんですね。
あの子供の父親は誰だ??(三択) 」←要ドラッグ
観終わっても「暗い日曜日」のメロディを歌ってました。
全体に独特な妖気が流れて、たまらないムードのある作品です。
美しい女優が好きな方、ムーディな映画が好きな方、一度ご覧下さい。
この作品をご覧になった方はいないかなあ。
あまり知られていないようなので、
隠れた名作だと思っています!

監督:ロルフ・シュベール
製作:1999年ドイツ・ハンガリー
出演:*エリカ・マロジャーン *ヨアヒム・クロール *ステフャノ・ディオニジ
死へ誘う、禁じられた旋律
実在のシャンソンの名曲「暗い日曜日」がそのままタイトルになっています。
死をモチーフにした歌詞と、なんとも切なく美しいメロディーのため、
実際に、この曲を聴きながら自殺する者が続出し、
この曲は「自殺の聖歌」の烙印を押され、発禁処分にもなったそうです。
死にたくなるかどうかは人それぞれでしょうが、
確かに私もこの曲が頭から離れませんでした。
ネギを切っていても、お風呂に入っていても、(^_^;ダハッ
エンドレスでず~っとず~っと流れてました~♪
それ程、人を惹きつける強い魅力のある曲ですが、
映画は、この曲がテーマではなく、
曲を上手く使ったサスペンス・ラブ・ストーリーと言った感じです。
前半に、女一人と男二人の奇妙な三角関係が描かれるんですが、
男たちは女を、葛藤しながらも独占しようとはしない、
ありえな~いと思いつつ、
崩れない不思議な均衡にグイグイ引きこまれていきます。
ありえなくても、おかしくても、何でも絡んでくれー☆(←オッサンか)
と思うのは、ひとえに、
イロナ(エリカ・マロジャーン)の妖艶さと美しさがあるからでしょう。
男二人を惑わせていながら、むしろ清らかなたたずまい。
稀に見る魅力を、画面から感じましたよ!
ピアニストのアンドラーシュは、苦悩の中、
イロナに「暗い日曜日」という曲を作って捧げますが、
思わぬ大ヒットとなっていきます。
ロマンスだけじゃなく、後半、ストーリーのほうはちゃんと一捻り。
第二次世界大戦が、登場人物の人生に暗い影を落とすんですね。
三人とドイツ軍人一人が加わって、愛憎やジェラシーや裏切りを見せ、
三角関係にもズレが生じてきます。
ドイツ人は、一人の人間としては悪い人ではなかったんでしょうが、
軍人となって役割を持たされた時、権力を振りかざすようになってしまった。
戦争の罪の一つと言える部分が、描き出されています。
ラストはオープニングに繋がる展開で、
サスペンスタッチになり、ホゥ~と驚かされますよ。
「女は強くしたたかに生き抜いていくんですね。
あの子供の父親は誰だ??(三択) 」←要ドラッグ
観終わっても「暗い日曜日」のメロディを歌ってました。
全体に独特な妖気が流れて、たまらないムードのある作品です。
美しい女優が好きな方、ムーディな映画が好きな方、一度ご覧下さい。