宇宙戦争
2008-10-18(Sat)
普通の人目線のパニック映画でした。
トム・クルーズが本当に必要だったのか?

監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:H.G.ウェルズ
製作:2005年アメリカ
出演:*トム・クルーズ *ダコタ・ファニング *ティム・ロビンス
地球最後の戦争は、人類が起こしたものではない。
いま試される、愛と勇気ーー始まってから20分くらいで、謎の生命体が登場して、
人間世界をどんどん容赦なく破壊していきます。
パニック映画としてなら、ここの映像が一番の見所だったかなあ。
それはもう、圧倒的パワーでくるから、
恐怖に満たされるんですよ~
いったい、誰がどのように、エイリアンに立ち向かっていくの・・・?
主役のトム・クルーズは、普通の一般人だけど、何がやれるの?
最後まで観て思ったんですけど、
トムじゃなくても良かったんじゃないの?もっと言うと、あまり有名じゃない役者のほうが、
よりリアリティーが出たんじゃないでしょうか。
普通の人の恐怖と親子愛を描いたものなんだから。トムだと、どうしても、ヒーローを期待しちゃうもんねえ。
この作品は「強いアメリカ人が勝つ」という定番じゃあない。一般人から見た突然のパニック、その中で家族を守る、そんな個人レベルのお話なんですよね。
ネタバレあります人間は、自らの命を犠牲にしながら、微生物と共生し、
地球に住む権利を勝ち得たと言う事ですね。
微生物という最小のものが、
強大なものを倒す構図は意外性があったけど、
人間が直接 力で倒したわけじゃないんで、
どうも、やっつけた感がないんですよね。
エイリアンは、人間よりも古くから地中に埋まって、
地球を観察してきた知的生命体なんでしょ。
どうして免疫を作れなかったのか?なんて逆に思ったりして。
もう一つの要素、人間ドラマとしては、どうなのかって言うと、
これも、なんだか中途半端なんですわ。
初め、ぐうたらな父親だったレイ(トム)が、
娘(ダコタ・ファニング)を守り通すところはいいけど、
息子は自力で生き延びているし、
娘は最終的には母親の方に帰結しちゃうし、
テーマでしょうけど
家族愛というものが感じられませんでした。
大変な思いをして、汚れた姿となったレイの前に、
何事もなかったように玄関に出てくる妻達家族との対比は、
ものすごく空しかったなあ。
なに、あの家族は!
地球がエイリアンに襲われるという緊急事態だっちゅうのに、
「オホホ、コーヒーブレイクよ」なんてやってたみたい。
トムの思いが一方通行、いいとこなしじゃないの。
骨折り損のくたびれもうけでお気の毒・・・
70年くらい前の原作にかなり忠実らしいから、
ストーリーはこれで仕方ないのかな・・・
結末があまりにも呆気ないです。
テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画
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コメント
あとは、なんてことないんですが…。
ダコタちゃん、その後、思ったより映画で見ない気もしますが、私が観てないだけでしょうかねえ。
トム君が出ると、良くも悪くも「俺様」の映画になっちゃいます。
トムじゃ無い方が良かったかも・・・には賛成です。
エイリアンの目的もイマイチで^_^;
映像は見せてくれるんだけどだからどう?なのよね…
ダコタちゃんは、今作ではキャーキャーわめく少女で、
パニックの恐怖感を増す役割を上手に演じてましたね。
いつもの大人びた雰囲気とは違って、好感が持てました(^▽^;)
確かに、最近お目にかかってないですよ。
トム・クルーズは、ボーさんの言うように、
良くも悪くもヒーローのイメージがあるから、
一般人の役は向いてないような気がしました。
特に最後は冴えない役割で気の毒だったし。
って思った気がする・・・遠い記憶
こんばんはYANさん
これ劇場でみました
迫力はありました
でも、あんなエイリアンにトムグループだけは生き残るみたいな、ご都合主義にポカンとしたような
特に、エイリアンにとりこまれて、籠みたいなんに入って、あれから逃げるシーンは
ニモ思い出しました(笑
夢眠さんもそう思いましたか~
トムだから、何かすごい事をやってくれるのかなと
余計な期待をしちゃいました。そういう映画じゃなかったのにね~
エイリアンは長年 地中にいた割には、
台風のようにいつの間にかなくなってしまった感じですよね。
お久しぶり~ よく出てきてくれました!
これ、原作が相当古いもので、それに忠実に作ったらしいから、
昔の漫画かと思っても不思議はないですよ。
あのエイリアンもどことなく古いタイプに見えましたよね~
ヒーロー役じゃないけど、見事に生き残ってました(≧∇≦)ノ彡☆
最後の方に向けて、興奮度が下がっていったような・・・
ニモ? トムがニモ? それは結び付かなかったなあ(≧ε≦)
あら、YANさん
同じ時間に波に乗ってますね
トム=ニモじゃなくて・・・どーみてもあんなにかわいくないよ
あの籠みたいなんにいっぱい人間入れられて
脱出するあたり
ニモで網に入った魚が力合わせて下に泳ぐシーンとかぶった
あのエイリアン本体に取り込まれそうになった人、みんなっでひっぱって助けたり
でも実際はこんなもんよね、原始的になると思う
わたしたち
そうなのよ、たまたま同じ時間。チャットみたい。
あっち飛びこっち飛び、慌ててます~
ああ、その説明で分かりました。(^^)
みんなで「そ~れ」みたいな感じね。
一般人としては、原始的にしか対抗できないもんね。
この作品でも、特別に強いパワーを持った人やすごい武器は
登場しなくて、個人レベルでひたすら逃げまわってましたね。
あっけない終わり方でしたね(^_^;
ツッコミどころ満載の作品でした。
トム・クルーズもそうでしたが、
ティム・ロビンスもなぜあの役に???
CGだけは凄かったことだけ覚えています(^_^;
YANさん、こんばんわ。
みなさんも含め、結構厳しい評価ですね。この映画。
私なんかは、実は前作を見ていてオチも知って見ていたからかもしれませんが、結構面白かったです。
この映画は家族愛も確かに描かれているのかもしれませんが、どちらかというと侵略、略奪される側の絶望を描いた映画のような気がしました。いつもならば何かをやってくれそうなトムが実は無力というのも、逆に侵略される市民の無力感を表現したいのかな、とも思えます。
確か、ナレーションは、Mフリーマン。最後に彼が言ったのは、侵略は自然の摂理が許さない。いろんな国に派兵しているアメリカを批判してるんじゃないかな、と思えました。
まあ、単にスピルバーグが観客を怖がらせてやろうと軽い気持ちで作った映画のような気がしないでもないのですが:-)。
それじゃ、また。
なんかあっけない話だったという程度の記憶しかない☆
トムはフツーに逃げてただけだし
オチも「はぁ?そんで終わり?」みたいな。
スピルバーグというので、期待度が高かっただけに
ちょっと肩透かしな感じがありました(´д`)
こんにちは!
途中までは恐怖感に溢れていて、どうなるんだろうと
ハラハラしましたが、結末が呆気なかったですよね。
私もツッコんでばかりですよ~(^_^;
>ティム・ロビンス
そうでした、あまり良い役じゃありませんでした。
ちょっと狂気染みた男で、
エイリアンじゃなくて人間にやられちゃうんですからね。
映像はさすがに楽しめましたね!
こんにちは!
前作って相当古いですよね!それも観てましたかっ。
オチに対してとても物足りなく思ったので、
それを知って観たなら、呆気なさはそれ程感じなかった気がします。
>侵略・略奪される側の絶望
いつもながらヤンさんは深いところを見てますね~
一般人の無力感はよく出てました。
何の情報も得られず、ただ恐怖から逃げ惑う姿が描き出されていましたよね。
それと人間よりも地球が自分自身を守ったようでした。
この作品がアメリカへの批判とは、考え付きませんでした。
そういう見方もあるんですね!
そう、案外 印象が薄い作品だったなあと思います。
トムやスピルバーグのビッグネームのせいで、
期待し過ぎちゃったかなあ。
オチは原作通りなんだから、スピルバーグの考えじゃないでしょうけど、
もう少し爽快感が残るような作りだったら良かったのにね。
こんばんは、ホーギーです。
公開直後に観たのでかなり忘れていますが、なるほど、仰るとおり、確かに
主役はトムでなくてもよかったかもしれまんね。むしろ、その方がもっと作品に
リアリティがあったかもしれませんね。
それから、この映画は、トムよりも、まずは、ダコタが本当に演技がうまいなあと
いうのが一番の感想だったような気がします。
それとすごく個性的な役柄を演じたティム・ロビンスもよかったですね。彼は、
ちょっとクレイジーな役が、結構合いますよね。
それにしても、私もラストは原作で読んで知っていても、実際に映像で観ると、
「エツ!」という感じは否めませんでした。
ところで、LAのユニバーサルスタジオハリウッドに、この映画が公開後
行ったのですが、あの墜落した飛行機がそのままあって、結構迫力が
ありました。
こんにちは!
3年前の作品だから、細かい部分は忘れて当然でしょうね。
私もそうですから。(^_^;
ダコタちゃんは、いつでも上手い演技をしますよね~
今作では、大人びた感じじゃなく、年相応の少女を
きちんと演じていて、私もよかったと思います。
特に叫び声がすごかったですよね。
ティム・ロビンスは役柄としてはあまり良くなかったけど、
鬼気迫る感じを出してましたね。
一般的に、あまり評価は良くないようですね~(^▽^;)
LAのユニバーサルスタジオには、この映画関連があったんですね!
大阪のUSJにはなかったと思います。(私が行ったのは大阪だけ)
やっぱり日本と違うアトラクションがいろいろあるのかな。
ユニバーサルスタジオは映画の世界が広がって本当に楽しいですよね!
否のコメントばっかりですね~(笑)。
私は、オリジナル含め、賛の方です。トムさんじゃなくても・・・は、分かりますけど。トムさんが他の作品のようにヒーローにはならない事が逆に面白かったし、ヒーローにしていたら、私の中ではダメ映画になっていたと思います。
中日、勝ちましたね。おめでとうございます。巨人やっつけてください。中日VS日ハムで良いですよ。しかし、昨日の9回のホームランは見事でした。すっきりした負け方だったので逆に良かったです。(笑)
そうですね・・・否のほうが多いようです。(^_^;
Whitedogさんも古いオリジナルをご覧になってるんですね。
そういう方は賛のコメントになってるから、
元々の内容はいいのかもしれませんね。
ヒーロー不要の映画だとは分かりましたが、
深いメッセージはあまり感じ取れませんでした。
野球の話題に触れたくないでしょうに、わざわざすいません。
阪神が勝っても中日が勝っても、おかしくない試合でした。
ほんの少しの運の差でしたね。
巨人には勝てる気がしませんよ。中日は打線が良くないので。
中日vs日ハムになったら、来年クライマックスSはなくなるでしょうね!
どもどもー、YANさん☆
お久しぶりの訪問になってごめんなさい。
なんとか復活できました!
『宇宙戦争』のYANさんのレビュー、ごもっともです!
宇宙人、なぜか地下に居た!
トム、あんたでなくても…!
ダコタちゃん、もったいねー!の三拍子でした。。。
終いには『奇跡が起きた…』ですもんねー。
わたしとYANさんの腰痛に奇跡が起きてほしいものです(笑)
スピルバーグ、たまーに不評を買う作品作りますよねー。
『1942』とか。
それから、お見舞いのコメント、ありがとうございました!
感謝、感激です☆
前ほど頻繁には更新できなくなると思いますが、
気の向いた時にでもいらしてくださいね!
こちらからも寄らせていただきます(^^ゞ
こんばんは!
復活、良かったですね~ 心から喜んでおります!
この作品は、どうもイマイチな感じが拭えませんでした。
宇宙人は、地球人より長く地下にいたなら、
どうして微生物と共存できなかったんでしょうね?
ああそうそうスピルバーグ作品の全部が全部良いわけじゃないですよね。
その「1942」は知りませんが。(^_^;
私、製作総指揮のポジションが未だに良く分かりません。
私の場合、正確には腰痛とはまた違うんですが、
お互いに奇跡が起きて、痛みが軽減されるといいですね!
動きが不自由になるって、本当に困るんですよね~
ねこんちゅさんはお友達が多いから、
たくさんのお見舞いコメントが来てましたね。さすがです。
頻繁に更新がなくても覗きに行かせてもらいますね。
お互いにゆっくりマイペースでやっていきましょう★
こんにちわ~♪
えっと、トム×スピルバーグ監督繋がりの作品を連続でUPしましたのでTB貼っちゃいました☆
こちらは再観賞でしたが、やっぱり微妙でした。。。
しかしながらダコタちゃんの演技力には今一度感服させられました!
おっきくなったらどんな女優さんになるのか楽しみですね~(^^ゞ
すっかりお返事が遅くなってしまい、すいませんでした。
お盆はいろいろと行事があって忙しくて・・・m(_ _)m
これ、再鑑賞されたんですね。
違った魅力が発見できると良かったんだけど、
やっぱり微妙とは残念でした。(^_^;
子役から大人になり、それでも人気を維持するのって難しいですよね。
ダコタちゃん、上手くいくといいのにね~
(c) 2005 Paramount Pictures. All rights reserved.
WAR OF THE WORLD
2005年 アメリカ作品
監督 スティーブン・スピルバーグ
ナレーション モーガン...
この映画は、宇宙からの侵略を描いた映画ではないのだろう。
戦争における、侵略される側の悲惨さや絶望、そして、
理不尽にも戦争の犠牲...
今回は、映画「宇宙戦争」
異変は、アメリカ東部の町に起こった。立ちこめる暗雲から稲妻がほとばしり、落雷地点が脈打つように震動する。...
『宇宙戦争』
地球最後の日―
人類は試される、その愛と勇気を…
【出演】
トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、
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