リアル鬼ごっこ
2008-10-16(Thu)
若者の間ではひじょうに人気があるようで、
うちの息子も観たいと言うので一緒に観ました。
奇想天外な設定は面白いし、スピード感もあるけど、
突っ込み所の多い作品だな~

監督:柴田一成
製作:2007年 日本
原作:山田悠介「リアル鬼ごっこ」
出演:*石田卓也 *谷村美月 *大東俊介 *柄本明
捕まると死刑執行――。
ニッポンの国王が仕掛けた究極の鬼ごっこ。
今、決死のサバイバル・ゲームの幕が開く!!
パッケージ写真の黒尽くめの怪しいキャラと、
タイトルの「リアル鬼ごっこ」には、
人の興味を引く刺激が充分にあります。
冒頭、全国で「佐藤」の苗字を持つ人々の死亡が相次ぐ。
それはどういう事?って思うわね。掴みはOK。
ネタバレあります
ホラーかと思っていたら、(私は原作も読まず、予備知識なし)
パラレルワールドなるものが出てきて、SFでもありました。
この辺りのややこしい関係は、妹・愛(谷村美月)が
チェスを使って説明してくれるので分かりやすくなってます。
なんでこの妹だけが世界の全体像をシッカリ把握してるのか
変ですが。
こちらの世界と並列して存在しているパラレルワールドには、
同じ人間が同じ家族関係で暮していて、生死が連動しています。
だから、みんな一人二役を演じていますが、性質は違うようで、
私なんかは、2度目に出てきた友人の洋に気付きませんでした(^_^;
唯一、主人公の翼(石田卓也)だけが連動の法則から外れた
イレギュラーというのがミソで、
彼を探すための佐藤狩りが「リアル鬼ごっこ」だったわけです。
命のかかった殺人ゲームなのに、「鬼ごっこ」という言葉が
アンバランスなおかしさを出しているし、
佐藤さん以外の人(ほとんど登場しないが)は、
他人事のように無関心なのが冷ややかで異様!
パラレルワールドでは、人間は生まれた時にIDチップを埋め込まれ、
管理・監視されています。
このあたりまでの世界像は悪くありません。
奇抜な中にも「有り得る」と思わせるものは、
恐怖や不安をかきたてて良いんだけど、
「絶対に有り得ない」と思わせるものは、しらけますね~
王様っていうのが、もう完全にB級テイストで、
一気にテンション下がるわ。
佐藤益美(母)が、こちらの世界からパラレルワールドに
ワープしたのが20年前。
そして死んだのがその2年後。
たった2年の間に、ただのオジサンだった男が、
益美の超能力を利用して、邪魔者をやっつけただけで、
一国の王になれるのか?(話し方ですぐ誰か分かるよ)
財力はどこから?
しかも、その後18年間は利用する超能力もないのに、
よく地位を保てたものだと思います。
あと、妹を救う時の矛盾は致命的!
生死が連動していて、
「こちらの世界で死ぬと、あちらの世界でも死ぬ。」
だからと言って、「こちらで救うとあちらで救われる」には、
結び付かないでしょう~!
主人公が悪人を追い詰めた時、私が勢いに乗って
思わず「そこで殺せ!」と言ったら、
主人公は「俺は人は殺さない」って言うじゃないですか・・・
なんか私の方が教えられた気分で、
一緒に観ていた子供の手前、恥ずかしかった。。。( ̄∇ ̄*)ゞ
これでもテーマは家族愛や友情なんですよ。
主人公は父や妹や親友のために懸命に走ってました。
うちの息子も観たいと言うので一緒に観ました。
奇想天外な設定は面白いし、スピード感もあるけど、
突っ込み所の多い作品だな~

監督:柴田一成
製作:2007年 日本
原作:山田悠介「リアル鬼ごっこ」
出演:*石田卓也 *谷村美月 *大東俊介 *柄本明
捕まると死刑執行――。
ニッポンの国王が仕掛けた究極の鬼ごっこ。
今、決死のサバイバル・ゲームの幕が開く!!
パッケージ写真の黒尽くめの怪しいキャラと、
タイトルの「リアル鬼ごっこ」には、
人の興味を引く刺激が充分にあります。
冒頭、全国で「佐藤」の苗字を持つ人々の死亡が相次ぐ。
それはどういう事?って思うわね。掴みはOK。
ネタバレあります
ホラーかと思っていたら、(私は原作も読まず、予備知識なし)
パラレルワールドなるものが出てきて、SFでもありました。
この辺りのややこしい関係は、妹・愛(谷村美月)が
チェスを使って説明してくれるので分かりやすくなってます。
なんでこの妹だけが世界の全体像をシッカリ把握してるのか
変ですが。
こちらの世界と並列して存在しているパラレルワールドには、
同じ人間が同じ家族関係で暮していて、生死が連動しています。
だから、みんな一人二役を演じていますが、性質は違うようで、
私なんかは、2度目に出てきた友人の洋に気付きませんでした(^_^;
唯一、主人公の翼(石田卓也)だけが連動の法則から外れた
イレギュラーというのがミソで、
彼を探すための佐藤狩りが「リアル鬼ごっこ」だったわけです。
命のかかった殺人ゲームなのに、「鬼ごっこ」という言葉が
アンバランスなおかしさを出しているし、
佐藤さん以外の人(ほとんど登場しないが)は、
他人事のように無関心なのが冷ややかで異様!
パラレルワールドでは、人間は生まれた時にIDチップを埋め込まれ、
管理・監視されています。
このあたりまでの世界像は悪くありません。
奇抜な中にも「有り得る」と思わせるものは、
恐怖や不安をかきたてて良いんだけど、
「絶対に有り得ない」と思わせるものは、しらけますね~
王様っていうのが、もう完全にB級テイストで、
一気にテンション下がるわ。
佐藤益美(母)が、こちらの世界からパラレルワールドに
ワープしたのが20年前。
そして死んだのがその2年後。
たった2年の間に、ただのオジサンだった男が、
益美の超能力を利用して、邪魔者をやっつけただけで、
一国の王になれるのか?(話し方ですぐ誰か分かるよ)
財力はどこから?
しかも、その後18年間は利用する超能力もないのに、
よく地位を保てたものだと思います。
あと、妹を救う時の矛盾は致命的!
生死が連動していて、
「こちらの世界で死ぬと、あちらの世界でも死ぬ。」
だからと言って、「こちらで救うとあちらで救われる」には、
結び付かないでしょう~!
主人公が悪人を追い詰めた時、私が勢いに乗って
思わず「そこで殺せ!」と言ったら、
主人公は「俺は人は殺さない」って言うじゃないですか・・・
なんか私の方が教えられた気分で、
一緒に観ていた子供の手前、恥ずかしかった。。。( ̄∇ ̄*)ゞ
これでもテーマは家族愛や友情なんですよ。
主人公は父や妹や親友のために懸命に走ってました。