ハウルの動く城
2008-10-06(Mon)
ジブリアニメって、一般的にものすごく人気がありますよね~
でも実は私、アニメ全般に疎いせいか、
さほどいいと思う作品がないんですよね・・・
こんな事を言うと、世の中の反感を買いそうですね(^_^;

監督:宮崎駿
製作:2004年 日本
声優:*倍賞千恵子 *木村拓哉 *美輪明宏
ふたりが暮した。
この作品の場合、主人公がおばあちゃんのせいか、
どうも華がない気がして、特に良いとは思わなかったなあ・・・(^_^;
魔女によって老婆の姿に変えられた少女ソフィーと、
動く城の主 魔法使いのハウルが、戦争の中、心を通わせていく物語。
この映画の中では、いろんな象徴があったと思います。
ソフィーがおばあちゃんに変身させられたのは、内面の象徴でしょうか。
母や妹に比べ地味でハツラツとしていない。
目的意識もなく、一歩踏み出す事もできずに生きていた。
つまり、心が老けていたという事でしょう。
それで、外見まで老人になってしまうんだけど、
老人と言うのは、失くす物がないから開き直って、
言いたい事をズケズケと言うし、人の迷惑顧みず世話を焼いたりする。
ソフィーはその「老人力」を借りて行動できるようになるんです。
皮肉な事に老人になってからのほうが魅力的で、人が寄ってくるじゃないですか。
バカにできない老人力!
心が老けている若者より、心がハツラツとしている老人の方が好かれる。
何でも見た目に惑わされてはいけないって事ね。
でも、眠って「素」の時と、
ハウルに恋心を抱いて若々しく瑞々しい精神を持った時は、
途中、顔も若くなっています。
内面の変化が外見に連動してくるのは、面白い表現ですよね~
ハウルは体制に飲み込まれたくなくて、
一匹狼で自由に魔法を使っている若者。
髪の色がおかしくなったからって「美しくなければ生きてる意味がない」と
言っている時点では、まだアマちゃんでした。
でも、愛を知り、守りたいものが出てきてから、強くなり、
本当の意味で敵と戦うようになっていきます。
愛の力で、成長し、一歩踏み出す二人の姿が物語の中心なんでしょう。
そして、最終的に落ち着いて安定した生活が着地点。
そこには、知恵のある老人も、可愛い子供もいる・・・
これは「家族」という、宮崎監督の理想の社会の単位なんじゃないのかな?
そんな象徴に思えました。
「人の命を救い、戦争をも終結させる愛の力」を表テーマとすると、
「女が家事をし男が外で闘い、それぞれが役割をこなして守る家庭」が
裏テーマみたいな・・・
ファンタジーで、こんな現実的側面を見ている私が変なのか。ハハハ・・・
声優は本来プロがいいと思うんですが、
主役の二人は頑張ってたんじゃないですか。
老人と若い子の両方の声を使い分けてる倍賞千恵子。
それから、キムタク。
キムタクは、出来るだけ自分を殺す努力をしていたと思います。
でも、私はキムタクの声だという先入観を持って見ていたから、
キムタクとハウルの顔がダブッて仕方なかったです。
それは良い方向に作用したんですから、良かったです。
でも実は私、アニメ全般に疎いせいか、
さほどいいと思う作品がないんですよね・・・
こんな事を言うと、世の中の反感を買いそうですね(^_^;

監督:宮崎駿
製作:2004年 日本
声優:*倍賞千恵子 *木村拓哉 *美輪明宏
ふたりが暮した。
この作品の場合、主人公がおばあちゃんのせいか、
どうも華がない気がして、特に良いとは思わなかったなあ・・・(^_^;
魔女によって老婆の姿に変えられた少女ソフィーと、
動く城の主 魔法使いのハウルが、戦争の中、心を通わせていく物語。
この映画の中では、いろんな象徴があったと思います。
ソフィーがおばあちゃんに変身させられたのは、内面の象徴でしょうか。
母や妹に比べ地味でハツラツとしていない。
目的意識もなく、一歩踏み出す事もできずに生きていた。
つまり、心が老けていたという事でしょう。
それで、外見まで老人になってしまうんだけど、
老人と言うのは、失くす物がないから開き直って、
言いたい事をズケズケと言うし、人の迷惑顧みず世話を焼いたりする。
ソフィーはその「老人力」を借りて行動できるようになるんです。
皮肉な事に老人になってからのほうが魅力的で、人が寄ってくるじゃないですか。
バカにできない老人力!
心が老けている若者より、心がハツラツとしている老人の方が好かれる。
何でも見た目に惑わされてはいけないって事ね。
でも、眠って「素」の時と、
ハウルに恋心を抱いて若々しく瑞々しい精神を持った時は、
途中、顔も若くなっています。
内面の変化が外見に連動してくるのは、面白い表現ですよね~
ハウルは体制に飲み込まれたくなくて、
一匹狼で自由に魔法を使っている若者。
髪の色がおかしくなったからって「美しくなければ生きてる意味がない」と
言っている時点では、まだアマちゃんでした。
でも、愛を知り、守りたいものが出てきてから、強くなり、
本当の意味で敵と戦うようになっていきます。
愛の力で、成長し、一歩踏み出す二人の姿が物語の中心なんでしょう。
そして、最終的に落ち着いて安定した生活が着地点。
そこには、知恵のある老人も、可愛い子供もいる・・・
これは「家族」という、宮崎監督の理想の社会の単位なんじゃないのかな?
そんな象徴に思えました。
「人の命を救い、戦争をも終結させる愛の力」を表テーマとすると、
「女が家事をし男が外で闘い、それぞれが役割をこなして守る家庭」が
裏テーマみたいな・・・
ファンタジーで、こんな現実的側面を見ている私が変なのか。ハハハ・・・
声優は本来プロがいいと思うんですが、
主役の二人は頑張ってたんじゃないですか。
老人と若い子の両方の声を使い分けてる倍賞千恵子。
それから、キムタク。
キムタクは、出来るだけ自分を殺す努力をしていたと思います。
でも、私はキムタクの声だという先入観を持って見ていたから、
キムタクとハウルの顔がダブッて仕方なかったです。
それは良い方向に作用したんですから、良かったです。