ビューティフル・マインド
2008-09-30(Tue)

監督:ロン・ハワード
製作:2001年アメリカ
出演:*ラッセル・クロウ *ジェニファー・コネリー *エド・ハリス *ポール・ベタニー
それはー真実をみつめる勇気 信じ続けるひたむきな心
実在の人物、天才数学者ジョン・ナッシュの半生を軸として、
フィクションも絡めたストーリーとなっています。
ストーリーのネタバレあります
軍の重要機密である暗号を解く仕事に就くというところから、
ああいう意外性のある展開になっていくとは、想像もしなかった。
てっきりサスペンスかと思い込んでいました。
それが、伝記風な話にはありえないドンデン返しとは。
観る者をハラハラとさせる、うまい運びだ事!
ジョン・ナッシュの視点を体験させられていたんですね。
感心しました!
と、同時に感動しました。
ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)の苦悩、
奥さん(ジェニファー・コネリー)の強い愛情。
統合失調症というそれまで聞き慣れない病気と向き合う大変さ。
自分の記憶が、自分が見たと思ったものが、事実ではないのか・・・
もはや自分さえ信じられない。
奥さんにしてみたら、自分の存在さえどう思われているか分からない。
奥さんの支えがないと、全てがうまくいかなかったでしょう。
並大抵の苦労ではなかったと想像します。
最後にはそれが報われて、ジョンからビューティフル・マインドを貰うんですよね。
そしてラッセル・クロウは、病める天才を見事に演じてましたね~
彼の苦悩が痛いくらいに伝わってきました。
この作品で、アカデミー主演男優賞を獲ってほしかったなあ。
「グラディエーター」よりも、こっちのほうが、いい内容だもの。
現実に、ジョン・ナッシュは、ノーベル経済学賞をもらったんですよね。
病気に捉われず、功績をきちんと評価されたという事が、
本当にうれしくて、最後のスピーチではジーンときました (;´_ヘ;)ホロリ
奥さんに向けて話しているようでしたね。
それから、ポール・ベタニーはやっぱり個性的で、
目を引く俳優ですね~
展開も面白く、主役・脇役陣も良く、ひじょーに楽しめた映画でした。
#2001年アカデミー賞作品賞・助演女優賞・監督賞・脚本賞 受賞