デイ・ウォッチ
2008-09-19(Fri)

監督:シムール・ベクマンベトフ
製作:2006年 ロシア
出演:*コンスタンチン・ハベンスキー *マリア・ポロシナ
*ウラジミール・メニショフ *ヴィクトル・ヴェルズビツキー
“夜(ナイト)“から”昼(デイ)“へ。闘いはクライマックスへーー!
「ナイト・ウォッチ」の続編で、出演者も設定もほぼ前作と同じ。
あれから二年経ちました・・・という本当に続きの話です。
ロシアでは前作が大ヒットしたらしく、
そのせいか製作資金が増えたというのが、ハッキリ分かります。
モスクワを出て、サマルカンドでのハデな戦闘シーンに始まり、
大きなホテルを舞台にしたり、モスクワの街を破壊したりと、
スケールが大きくなっていますね。
それから、光と闇のボスがセレブな雰囲気に変身してました。(^▽^;)
特に闇の王ザブロンのほうは、前作より暮らしぶりが
かなりハデになってます。
女性もみんなアカ抜けてきれいになっていて、
お金をかけるとこうなりますって言うの、分かりやすいね~
だけど、ダークな魅力が減りました。
「ナイト・ウォッチ」の、暗闇に念力がネオンライトのように
浮かぶ妖しい映像が好きだったのに・・・
今回は、そのような超常現象的なシーンが少なかったです。
ネタバレあります
親子愛、恋愛に重点を置き、そこにカーアクションと
破壊を加えた娯楽作品に姿を変えた気がします。
私としては、前作の雰囲気のほうが好きだったなあ~
今回、出演者全員にエピソードがあり、
みんなにスポットライトが当たるようになっているから、
しっかりと名前と顔が頭に入りましたよ。
男(アントン)と女(オリガ)の中身が入れ替わるなんて、
余分なエピソードだと思うんだけど、そこは遊び心かな。
笑えるシーンです。
最後まで観て、光と闇の定義がボヤけてしまったんじゃない?
って思いました。
闇と言っても悪事を働く事はほとんどないし、(1回あるけど)
血を飲むシーンもなかったような・・・
正義と悪という単純な区分けではなく、
それは、ただ民族が異なるだけ。思想が異なるだけ。
西と東の違いかもしれない。
ラストに二人のボスがベンチに座っている姿を見たら、
元は同じ人間なんだ、上手く共存できるじゃないの~
と思いましたよ。
偉大なる異種が出会うとき、両勢力の均衡が破れると言う。
それを防ぐための「運命のチョーク」登場。
過去の失敗をやり直せるチョークなんだけど、
なんと振り出しまで戻るとは!
(このあたりの、アントンの葛藤と選択は「ナイト・ウォッチ」を見てないと、
理解できないと思うので、そちらを鑑賞後に「デイ・・」を観て下さい)
しかし、そこまで戻ったら、3作目へ繋ぎ様がないのでは?
と3部作のラストが心配になりました。
カルト的世界はなくなってしまったけど、ハデな娯楽性は楽しめます。
関連作品*****
「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」
破壊を加えた娯楽作品に姿を変えた気がします。
私としては、前作の雰囲気のほうが好きだったなあ~
今回、出演者全員にエピソードがあり、
みんなにスポットライトが当たるようになっているから、
しっかりと名前と顔が頭に入りましたよ。
男(アントン)と女(オリガ)の中身が入れ替わるなんて、
余分なエピソードだと思うんだけど、そこは遊び心かな。
笑えるシーンです。
最後まで観て、光と闇の定義がボヤけてしまったんじゃない?
って思いました。
闇と言っても悪事を働く事はほとんどないし、(1回あるけど)
血を飲むシーンもなかったような・・・
正義と悪という単純な区分けではなく、
それは、ただ民族が異なるだけ。思想が異なるだけ。
西と東の違いかもしれない。
ラストに二人のボスがベンチに座っている姿を見たら、
元は同じ人間なんだ、上手く共存できるじゃないの~
と思いましたよ。
偉大なる異種が出会うとき、両勢力の均衡が破れると言う。
それを防ぐための「運命のチョーク」登場。
過去の失敗をやり直せるチョークなんだけど、
なんと振り出しまで戻るとは!
(このあたりの、アントンの葛藤と選択は「ナイト・ウォッチ」を見てないと、
理解できないと思うので、そちらを鑑賞後に「デイ・・」を観て下さい)
しかし、そこまで戻ったら、3作目へ繋ぎ様がないのでは?
と3部作のラストが心配になりました。
カルト的世界はなくなってしまったけど、ハデな娯楽性は楽しめます。
関連作品*****
「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」
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