北京ヴァイオリン
2008-08-23(Sat)
北京オリンピックも、もうすぐ終わりますね。
期間中、ずっといろんな競技を観戦していて、
選手たちの努力の集大成に、感動しまくり、興奮しまくり、
映画やPCのほうは疎かになってしまいました。(^_^;

監督:チェン・カイコー
製作:2002年 中国
出演:*タン・ユン *リウ・ペイチー *ワン・チーウェン
*チェン・カイコー *チェン・ホン
僕が奏でる父さんの夢。
天才的なヴァイオリンの才能を持つ少年チュンと、
その才能を成功へと導くために、ひたむきに努力する
田舎者の父リウの物語。
これはまず、とてもヴァイオリン演奏がいいんですよね~
美しいメロディと高貴な音色が感動を盛り上げてくれます!
二人が住む片田舎は、のどかで優しい表情をたたえています。
しかし、ヴァイオリンで上を目指すためには田舎を出て、
北京に行くしかないと、二人で移る事にします。
そこは打って変わって、高度成長期の大都会なのだ。
資本主義がどんどん入ってきて、
急激に変化している社会と人々がそこにありました。
何でもお金で動く拝金社会です。
音楽コンクールでさえも賄賂次第とは・・・
慣れない都会で、懸命に奔走する父親にはグッときます。
息子の事に非常に熱心で、
息子のために身を粉にして頑張っている。
「リトル・ダンサー」の中国版みたいですが、暗さはありません。
むしろコミカルな味を持っていて、
「ライフ・イズ・ビューティフル」の父を思い出しました。
何でも口八丁で渡っていくところなどに。
登場人物はみんな、都会の変化に揉まれています。
少年が思春期らしく憧れるリリは、
物質欲に染まっていて、お金絡みの人間関係しか知りません。
最初にヴァイオリンを習うチアン先生は、才能はあるけど、
拝金社会についていけなくて、世捨て人のような生活をしており、
少年には「成功は与えてやれん」と言うんですね。
次に習うユイ教授(チェン・カイコー)は、
エリート養成所の教授として成功を掴んでいるけど、
コンクールに勝つ技術は教えても、心までは教えられません。
周囲はリウのお金に代えられない無償の愛や、
少年の純粋さによって、徐々に変わっていきます。
そこに少年の出生の秘密が絡んで、
実に感動するクライマックスになるんです!
なぜ素朴な父が「成功」を熱望していたのか、
そして少年が選択したものとは・・・
ラストの少年の姿には泣けた~~~(T_T)
テクニックやお金で掴む成功より、大切にすべきものは、
無償の愛や音楽の純粋さなんですよね!
急速に変化していく北京に、そして人々に、
原点を忘れないようにと言っているのかも知れません。
単なる親子愛ストーリーじゃなく、
中国の現状も描いていて、これはいい作品です!
期間中、ずっといろんな競技を観戦していて、
選手たちの努力の集大成に、感動しまくり、興奮しまくり、
映画やPCのほうは疎かになってしまいました。(^_^;

監督:チェン・カイコー
製作:2002年 中国
出演:*タン・ユン *リウ・ペイチー *ワン・チーウェン
*チェン・カイコー *チェン・ホン
僕が奏でる父さんの夢。
天才的なヴァイオリンの才能を持つ少年チュンと、
その才能を成功へと導くために、ひたむきに努力する
田舎者の父リウの物語。
これはまず、とてもヴァイオリン演奏がいいんですよね~
美しいメロディと高貴な音色が感動を盛り上げてくれます!
二人が住む片田舎は、のどかで優しい表情をたたえています。
しかし、ヴァイオリンで上を目指すためには田舎を出て、
北京に行くしかないと、二人で移る事にします。
そこは打って変わって、高度成長期の大都会なのだ。
資本主義がどんどん入ってきて、
急激に変化している社会と人々がそこにありました。
何でもお金で動く拝金社会です。
音楽コンクールでさえも賄賂次第とは・・・
慣れない都会で、懸命に奔走する父親にはグッときます。
息子の事に非常に熱心で、
息子のために身を粉にして頑張っている。
「リトル・ダンサー」の中国版みたいですが、暗さはありません。
むしろコミカルな味を持っていて、
「ライフ・イズ・ビューティフル」の父を思い出しました。
何でも口八丁で渡っていくところなどに。
登場人物はみんな、都会の変化に揉まれています。
少年が思春期らしく憧れるリリは、
物質欲に染まっていて、お金絡みの人間関係しか知りません。
最初にヴァイオリンを習うチアン先生は、才能はあるけど、
拝金社会についていけなくて、世捨て人のような生活をしており、
少年には「成功は与えてやれん」と言うんですね。
次に習うユイ教授(チェン・カイコー)は、
エリート養成所の教授として成功を掴んでいるけど、
コンクールに勝つ技術は教えても、心までは教えられません。
周囲はリウのお金に代えられない無償の愛や、
少年の純粋さによって、徐々に変わっていきます。
そこに少年の出生の秘密が絡んで、
実に感動するクライマックスになるんです!
なぜ素朴な父が「成功」を熱望していたのか、
そして少年が選択したものとは・・・
ラストの少年の姿には泣けた~~~(T_T)
テクニックやお金で掴む成功より、大切にすべきものは、
無償の愛や音楽の純粋さなんですよね!
急速に変化していく北京に、そして人々に、
原点を忘れないようにと言っているのかも知れません。
単なる親子愛ストーリーじゃなく、
中国の現状も描いていて、これはいい作品です!