28週後...
2008-07-10(Thu)

監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ
製作総指揮:ダニー・ボイル/アレックス・ガーランド
出演:*ロバート・カーライル *ローズ・バーン *ジェレミー・レナー
ネタバレあります一匹の猿からレイジ・ウィルスが蔓延し、
英国本土が壊滅状態になったのが前作「28日後」
5週後には感染者が飢餓で死滅し、
11週後には米国主導でNATO軍がロンドンに配備される。
感染の恐れが無くなり、復興が始まった「28週後」
だけど、またウィルスの脅威が・・・
前作でも感染者って、こんなに動きが速かったっけ?
大勢で普通の人間を襲ってくる様はすごい!
常に全力疾走!!口から血を吐く形相は、この世のものとは思えないほど、
醜くて恐ろしいです。
ずっとこんなのに追いかけられる映画なのだ!
大量の血しぶきが醜悪だった~ドロッドロでね。画面はブレが多く、暗い。
感染者の凶暴性を見せる映像としては、
前作よりかなり
パワーアップしてますよね。
グロ度もとても高くて衝撃的になってました。
メインは、終末観をいかに強烈に出すかにあったようで、
音楽も合っていてそれは成功してるんですが、
私としては、1作目のほうがドラマがあって好きです。
キリアン・マーフイーという主役がいて、
心情的に入り込めました。
今回は特に際立った主役がいないから、
自分があの場にいたら・・という心境になりませんでしたね~
米国主導のNATO軍の登場はリアルでした。
「コード・レッド」みたいなものも、実際にありそうです。
収拾がつかなくなったら、
感染者でなくても皆殺しにし、地区を焼き尽くす。
世界を守るためという大義名分があれば、
犠牲は仕方ないというアメリカのやり方ですね。
だけど、私も他に何も方法を思いつきません。
仕方ないのかも・・・と思えてきました。
この映画ほど最悪な状況だと、方法を考えている余裕もない。そんな緊迫感に溢れ、感覚をマヒさせられます。
ある家族が中心となっていて、
互いに思う気持ちがとんでもない事態を招く、というのは皮肉です。
この家族がいろいろなきっかけを作ってるんですよね。
父親があちこちに出没するから、
このオヤジ最悪!と
何度思った事か。。。( ̄∇ ̄*)ゞ
最初に奥さんを残して駆け出した時は、
ひどく情けなく映ったけど、
ラストに、感染していると知っていながらヘリに乗せる
あの人の行動のほうが、家族愛からきているようでいて、
傍から見るとかなり利己的で、腹が立ちました。
危機的状況って、こんなちょっとした個人の行動で
拡大していくものなんですね。
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「28日後...」
テーマ : 映画感想
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コメント
ど~も~!YANさ~ん☆
こちらは前作がスゴく良かったので、
思いっきり期待したのですが、微妙でしたね~。
「コード・レッド」のシーンはなんかリアルでした。
国を守るためには、多少の犠牲はつきもの…。厳しい選択です。
あの終わり方だと次回作あると思いますね~。
ご訪問&コメ、ありがとうございますー。
私は、こっちの続編のほうが好き。徹底的な終末観、救いのなさへ否応なく引っ張られていく力強さに魅せられました。
映画館で観て予想以上に得したなー、と思いました。
それから、ポスター、前作も同じようなイラストの人物なのですが、なんだか豚っぽくて嫌いなんですよ。(笑)
YANさん、こんにちは。
いつもTBとコメントありがとうございます。
やっと見られたんですね~^^
裏テーマのようなものがあった前作に比べてこちらはドラマ性より怖さ重視だったような気がします。
こんにちは!
前作は人間の醜さや弱さやつながりの大切さを描いていたけど、
今作は映像として恐怖を前面に押し出していた作品に思えました。
焦点が違うようでしたね。
「コード・レッド」映画ではよくある状況回避のパターンですよね。
う~ん、現実にもあったような気がするが・・・
続編あってもおかしくはないですよね。
でも、ソウ・シリーズみたいに、ただ刺激を強くするだけなら、もういいけどなあ。。
確かにこちらのほうがパワーはありましたよね。
まるで救いのない世界には、リアルな恐怖を感じました。
DVDでは画面が暗くて観辛いシーンがかなりありました。
映画館では良かったのかな?
あのポスターの真ん中にあるマークが変なんですよね?
あのマークが鼻と口に重って豚っぽくなるわけで、
いったいあれは何をイメージして作ったんでしょうね。
こんにちは!
やっと観ましたよ。もう、いつも遅くなってしまいます。
怖さとグロさは、今までのゾンビ系の中でもすごいほうじゃないですか。
北京五輪を機に世界中に何かの病気が広がったら・・・
とか、いろいろリアルに想像してしまいました。(^_^;
出来れば前作と同時に見たいとリストに入ってるんだけど…まだ手がでてません。
問題はグロテスクなシーンがある!って事で…
それが躊躇の原因です^_^;
こんにちは!
内容的には1作目だけでも充分だと思いますよ。
だから同時に観なくても、まず1作目を観て大丈夫なら、
もう少しグロさはアップするけど2作目に挑戦と、
段階を踏んで観てみたらいいと思います。
さらに遅れて観てみました~^^;
(これでも思ったより早く鑑賞できた☆来年になると思ってたからね~)
攻撃的な押せ押せパワー全開で面白かったです♪
でもお話自体は(ラストも)ありきたりかな~
確かに前半はパパさんが主役だったけど、
途中からそれがなんかブレちゃって、感情移入しにくかったかもですね(´д`)
YANさんの記事にある「感染が分かっていながらヘリに乗せる→利己的」って??
これはドイル(押しがけで炎上)じゃなくてへりのパイロットを指してるんですよね?
ただ助けようとしただけじゃないの??
なんか別の意味があった?
それと、パパさんに「パパへ」ってヘリの絵の手紙を書いてましたよね。
あれは?パパやっつけたよね?
そうそう、感染者がすごい攻撃的パワーで迫って来ました。
前作より走るスピードって速いよね?
ラストへの展開は予想がつきました(^_^;
「感染が分かっていながら・・・」のあの人とは姉弟の姉の事です。
感染者に噛まれたんだから弟が感染してる事は分かっているはずでしょう。
本来なら他地域にウィルスを運んじゃいけないのに。
自分たちだけ助かろうという根性が腹立たしいですね。
自己犠牲を払って二人ともヘリに乗らずに残らなくちゃ~!
弟は母と同じ体質かもしれないので発症しないかもしれないけど、
ウィルスは保持しているわけで、結局あの悲惨なパリの状況をもたらしたんですよね。
あの家族、最悪です。
「パパへ」の手紙はパイロットのものじゃないですか?
姉弟が書いたんじゃなくて。
あー姉の事か~
でも姉は「弟は母と同じ特異体質だから発症しない」って思ってたんじゃないかな。
だって、感染したら何十秒かで発症するんだから
あんだけ長い時間大丈夫だって事は「母と同じ」だと判断した、と。
だからやっぱり弟がいればワクチン開発の望みもあるし、なんとか脱出しようとしたんじゃないかな~
ヘリのパイロットが?! パパにあてた手紙!?
それは思いつかなかった~^^;
そういえば妙に上手かったような気も☆
母が特異体質だという事は、軍医関係しか知らないんじゃなかったっけ?
姉弟にも直接話してました?
話してたなら、ワクチン開発の望みを託して脱出とも考えられるから、
姉を責めるわけにはいかないか・・・
悪気はなかったって事ね。
そうそうパイロットが死ぬ間際に「パパ~」・・・って、
そんなわけないやろ~(^▽^;)
パイロットの子供が書いた手紙をヘリに飾ってたんじゃないかなあ?
子供もいるパイロットが悲惨な目に遭ったという、
不幸を強調したシーンだと思いましたよ。
こちらにもTB貼りました~♪
やっぱロバート・カーライルのバカ親父ぶりには参りました~(^_^;)
TBありがとうございます!
あのオヤジは初めから最悪でしたね~( ̄∇ ̄*)ゞ
何回、登場してきたやら。この迷惑者!
YANさん、こんばんわ。
古い記事にコメントで失礼します。
感染してからの親父は、凄かったですね。
いたるところに出没して、
なかなか死なない。しぶとい。
ちょっとやり過ぎって感じでした。
続編出るならタイトルは「28月後、、」?
世界は感染者だらけ?
でしょうかね。
それじゃ、また。
こんにちは!
古くても何でもコメントいただけるなんて、うれしいですよ~♪
親父は最初から逃げ出して、とんでもないと思ってたら、
感染してからも迷惑かけまくりで、いやな存在でした。
ほんとにしぶとかったですね~
新型インフルエンザみたいに治って元に戻ればいいけど、
感染者は広がり続けるわけだから、
28月後にはひどい事になっているでしょうね~
こんばんは。
僕的には本作はメガヒットでした!!
正直、後味の悪い嫌な終わり方でしたが、
人間の浅ましさとか弱さをきっちりと描いていて。
それぞれの善意が悪い方向へ、悪い方向へ
流れていく感じがなんとも怖かったです。
こんにちは!
ラストがああなるのは想定内だったので、
やっぱりな~って感じはありましたけど、
少数の人間の行動であそこまで危機的状況になってしまって
最悪の結末へ進んでいく過程がテンポ良く描けてました。
人間の浅ましさ弱さがありましたね~
また今観たら面白いだろうな~と思います!
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2007年制作 英/スペイン
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
≪キャッチコピー≫
『誰もが終わったと思っていた...』
≪ストーリー≫
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