Rocking Chair Blog

旧作を中心とした映画のブログです たまに音楽の話題もあります

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ガタカ

ガタカ

監督:アンドリュー・ニコル
製作:1997年 アメリカ
出演:*イーサン・ホーク *ユマ・サーマン *ジュード・ロウ

残酷なまでに美しい未来・・・愛だけでは君に届かない

遺伝子工学が発達した近未来が舞台。
子供は産まれてわずか数秒後に遺伝子検査をされ、
推定寿命と死亡原因が明らかになる。

自然出産で産まれた主人公ビンセント(イーサン・ホーク)は、
心臓疾患発生率99%、推定寿命30.2才と判定されました。
この時代においては、不適正者に区分され、
幼稚園に入園を拒否され、就職も望むようにはいきません。
遺伝子格差社会の下層部で生きる事を余儀なくされるのでした。
だから、普通は遺伝子操作して人工授精で子供を作るんです。

ひどい話だわね。。。
疾患発生率99%とされた時に、もうこいつはダメと見るか、
残り たった1%の可能性を引き出していくか。
科学は1%のために発展していってほしいし
そうなるだろうと私は期待してますよ。

ビンセントが宇宙飛行士になる夢を叶えるためには、
優秀な遺伝子を持っていると偽装する方法を
取らねばなりませんでした。
涙ぐましい工作に、毎日これをやるのは大変だなあと思った〜

殺人事件が起きてから、ガタカに捜査の手が入り、
いつビンセントの偽装がバレるのか、ハラハラし通し!
女は本当に信頼できるのか、男も本当に味方か?
そんな緊張感の連続で、サスペンスタッチでしたが、
最後になって、これはヒューマンドラマだったんだと思いました。

劣性の遺伝子を持ちながら、自分の夢に向かって懸命に努力し、
可能性を開く者。
優性の遺伝子を持ちながら、思うような結果が出ず苦悩する者。

対照的な男たちが切なく描かれていました。

生まれた時に将来を否定されたビンセントだけど、
それに逆らって自分自身の内にある秘めたる力を信じたんですね
そして果敢にチャレンジする情熱が力をより高めました。

一方、生まれながらに優秀でエリートの道を歩いてきた
ジェローム(ジュード・ロウ)は、オリンピックの水泳で、
金メダルを獲って当たり前と思っていたし、
周囲からも思われていたでしょう。
しかし結果は銀メダル。

銀メダルでも素晴らしいはずなのに、
誰もが、なぜ金メダルじゃないのかと思ったに違いないです。
遺伝子だけではどうしようもない自分の力不足を感じたのが
挫折の原因ではないでしょうか。
常に最高であらねばならない苦悩がありました。

そんな中、遺伝子の能力を超えようとチャレンジするビンセントに、
自分の血液などを提供するうち、
一緒に頑張って少ない可能性に賭ける気持ちになり、
共に夢をみました。

自分には情熱と努力が足りなかった事に気付き、
自分で自分の身体を傷付けてしまった事にも後悔します。
そして夢が叶って、ジェロームは遺伝子そのものを
ビンセントに渡す決心をするんですね・・・悲しい選択でした・・・(;_:)

ビンセントは、後にジェロームの封筒を開けて、
ここまでこれたのは、自分一人の力だけじゃないと
感じたと思いますよ。

これは、現代に置き換えると、
人種・学歴・家柄などいろんな差別があるけど、
そんな事で人の本質を見失ってはいけないのです。
人には無限の可能性があるんですから。
  • [No Tag]

*Comment

ガタカって 

ガタカって、あの施設(?)の名前でしたか!
なんだろーと思ってました^^; そんな事言ってたっけ?

今作は出演者・美術とも美しく目の保養になるし、
しかも哲学的ともいえる深い話ですよね〜
入れ物(体)がどうであれ、中身(心の持ちよう)が大事なのだ、みたいな。
まあ、いい遺伝子に越した事はないんでしょうが
それが全てではない、と。
  • posted by わさぴょん 
  • URL 
  • 2008.07/08 19:14分 
  • [Edit]

為せば為る。かも。 

最初から決めつけること、可能性をつぶすことが、いかに危険か。
あきらめないことの大事さ。
なんて、偉そうな話になっちゃいますが。
そして、他者への思いやり。
大切なことが、いろいろありましたよね。
…切なさ、も。
  • posted by ボー 
  • URL 
  • 2008.07/08 21:49分 
  • [Edit]

将来… 

実際にあるかも?って思うような内容でしたが、
体はコントロールできても心は無理えすよね。
そこに歪ができるのに、解ってるのに何故か忘れがち?
今作のインテリアはお気に入りです♪
  • posted by 夢眠 
  • URL 
  • 2008.07/08 22:42分 
  • [Edit]

こんばんは 

非常に好きです。何度も観ますが、どこ?と聞かれると困ります。独特の雰囲気かな?余韻の残る結末と。
どちらの生き方も辛いですね。
  • posted by Whitedog 
  • URL 
  • 2008.07/08 23:47分 
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わさぴょんさんへ 

こんにちは!
ガタカはあのNASAのような施設の名前ですよ。
「ガタカで働くには清掃員として しかない」とか言うとりました。

遺伝子が全てじゃないですよね〜
いくら知能指数が高い遺伝子を持っていても、
努力しなかったら力が発揮されないかもしれないし。
これが全てというものはないですよね。人間はもっと複合的だもの。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/09 14:19分 
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ボーさんへ 

こんにちは!
最初から決め付けるのはおかしですよね。
あれだけ遺伝子工学が発達している未来なら、
産まれた後でも病気の因子を抑える事ができるでしょうに。
劣性を排除して可能性を潰す事ばかりやっているのは変でした。

そんな中でも主人公はあきらめませんでしたね〜
思いやり・・・ジェロームも彼女も医者もみんな持ってましたね。
最後はホロッときました。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/09 14:22分 
  • [Edit]

夢眠さんへ 

こんにちは!
優性の遺伝子で子供を作るのはありえるでしょうね。
そのうち、みんな背が高くてスタイルも良くて頭もいい、
そんな人間ばかりになっちゃうかも。画一化しちゃう?
でも誰でも癌とかになりたくないから、病気は無くしてほしいけどね。
精神面ではどうなんでしょう。
めげない根性のある遺伝子とかあるのかしら?(≧ε≦)

インテリアがすごくシンプルで余分なものが一切ありませんでしたね。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/09 14:26分 
  • [Edit]

Whitedogさんへ 

こんにちは!
独特な雰囲気ありましたよね〜
未来を描いているのに未来らしい映像がなくて
ただ無機質な部屋があるだけとか、
非常にドライな人間達かと思ったら、
それぞれが胸に思いを抱えていて、
饒舌じゃないから、余韻としてそれを感じるんですよね。
二人とも遺伝子格差社会の被害者だと思います。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/09 14:28分 
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差別や偏見を乗り越えて 

 YANさん、こんばんわ。
 確かにビンセントのすさまじい努力にはいろいろな意味で泣けました。あらゆる試験をパスし、運動訓練をなんとか誤魔化す。確かに他人の名前を騙ってはいますが、努力しているのは紛れもなく自分自身。けれど、あの細心の注意が必要な、あの毎日の工作も大変。私なら途中で根をあげてしまいそう、、、、
 差別や偏見で他人の本質、自身の可能性を失ってはならない、そして、努力を見てくれている人はいる、助けてくれる人は必ずいる。そんなことが印象的な映画でした。

 それじゃ、また。
  • posted by ヤン 
  • URL 
  • 2008.07/09 23:56分 
  • [Edit]

おはようございます。 

>自分には情熱と努力が足りなかった事に気付き、
なんだか、グサッと来てしまいました。映画って自分の生活に絡まってくる時ってありますよね。道を開くにはビンセントのような「情熱と努力」が必要なんですね。

半端ではない努力だと思います。でもそれは今の時代でも夢を掴んでいる人たちは、きっとその半端ではない努力をしているんでしょうね。
遺伝子レベルで「お前ではダメだ。」では括れない人間の可能性を感じることも出来ました。
上の↑ヤンさんのコメントをお借りしてしまいますが
>努力を見てくれている人はいる、助けてくれる人は必ずいる。そんなことが印象的な映画でした。

同じように感じました。
ジュロームがもの凄い苦労をして這って二階に上がっていくシーンや、最後の医者の行為にもしみじみとするものがありました。
しっとりとした良い映画でしたね。



  • posted by kiriy 
  • URL 
  • 2008.07/10 08:54分 
  • [Edit]

ヤンさんへ 

こんにちは!
そうですよね、ビンセントは身分を偽っているけど、
遺伝子はそのまま、自分自身が高めた能力で試験にパスしたんですよね。

そのための涙ぐましい努力を、理解してくれる人はちゃんといました。
ジェロームももちろん、ユマ・サーマンも協力してくれたし、
検査医師も、遺伝子よりビンセントの本質を見てくれました。
そんな思いが分かり、ビンセントは最後になって
地球を離れるのが辛くなったんでしたね。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/10 14:46分 
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kiriyさんへ 

こんにちは!
槙原敬之が盗作かと言われた歌では「時間は夢を裏切らない」と
夢のために費やした時間は決してムダにはならないと言ってます。
結果はどうあれ、何もしないより情熱と努力で可能性が広がる気がします。
私だってたいした努力もしてないから偉そうに言えませんが。(^_^;

kiriyさんの挙げたその2つのシーン、良かったですよね〜
グッときた感動のシーンで、私も好きです☆
ビンセントが夢を掴めたのも、たった一人の力だけじゃないんですよね。
最後にビンセントは感謝の気持ちと、
地球から離れがたい気持ちの両方で、目を閉じていたように見えました。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/10 14:49分 
  • [Edit]

ラストシーン 

あっ私あれ、死んだんだと思ってた・・・
「俺はやったぞ、夢はかなった・・・自分の努力&皆の協力で・・・
みんな・・・ありがとう・・・」ガクリ。みたいな。

努力すれば夢はかなう&どんなに努力しても叶わない事もある、という
相反する真実を暗示していて、なんともいえないイイ感じの無常観が素敵・・
と、おぼろげに思ってたんですが☆

ちょっと趣旨が違ってる?^^;
  • posted by わさぴょん 
  • URL 
  • 2008.07/10 18:24分 
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わさぴょんさんへ 

ロケット打ち上げ後すぐに死んだと?まだ生きてましたよ!( ̄∇ ̄*)ゞ
最初は目を閉じていたけど、最後はちょっと涙目で
前を見据えていました。

ナレショーン「命は宇宙の塵から生まれたと言う、
僕は自分が生まれた故郷に帰るのかもしれない」で終わるんだけど、
元々遺伝子的に寿命が短い人だから、
宇宙で死んでしまうという可能性も指しているかもしれません。

ビンセントの場合は努力して可能性を広げて夢を掴むという、
ポジティヴ面を象徴してるんじゃないかなあ・・・
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/11 17:14分 
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NoTitle 

こんばんは、ホーギーです。
この映画は、人の能力や人生は、遺伝子で決まるものではなく、夢の実現を願う思いが、いかに大切であるがということを教えてくれるSFドラマの傑作だと思います。
そして、主役のイーサン・ホークとジュード・ロウが実に見応えのある演技を披露してくれていますよね。
特に、優秀な遺伝子の元に生まれながら結果を出せず、結局他人に自分の能力を提供することによってのみしか自己実現できないジェロームを演じたジュード・ロウの演技が実に見事でした。
遺伝子という新しい視点からのテーマを扱ったとても興味深い作品です。
もっと多くの人に観てもらいこの映画の評価が上がることを期待したいですね。
それだけの価値のある素晴らしい作品だと思います。
ということで、これからも宜しくお願いします。それとTBもお願いします。
  • posted by ホーギー 
  • URL 
  • 2008.07/27 20:15分 
  • [Edit]

ホーギーさんへ 

こんにちは!
そうですよね、人生が生まれた時点で決まっていたら、
何も面白くないですよね。生きる意味すらなくなります。
ホーギーさんの言うように、夢の実現を願う思いが大切だと思います!

これって、10年以上も前の作品なんですが、
普遍的なテーマのせいか、今でも根強い人気がありますね。
イーサンもジュードも若かったなあ。
それぞれの役のイメージに二人はピッタリ合ってましたよね〜
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.07/28 14:38分 
  • [Edit]

NoTitle 

YANさん、こんにちは!
いい作品ですねー。コメントも読ませてもらいましたが、本当にすべての人がいいと言ってますね。
私は、偶然バタフライエフェクトとガタカを続けてみたんですが、良かったなーと思いました。
自分の可能性を信じて努力を続けると、小さな努力の積み重ねがバタフライ・エフェクトによって大きな成功をもたらす・・・なんてね。(笑)
  • posted by CD 
  • URL 
  • 2008.09/01 16:04分 
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CDさんへ 

こんにちは!
この作品は後から思い直しても、ジワジワと良さが蘇ってきます。
いろんなものに置き換えて考えられるし、
励まされるものがあるからでしょうか。

その、自分の可能性を信じて続ける努力の積み重ね、
CDさん、いいですね〜★
「自分の中のバタフライ・エフェクト」と言えますね!
(名付けて「ガタカフライ・エフェクト」ちょっと違うか・・)
お互い少しずつやっていきましょうね〜
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.09/01 17:40分 
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