レッド・ドラゴン
2008-06-19(Thu)

監督:ブレット・ラトナー 原作・トマス・ハリス
製作:2002年アメリカ
出演:*アンソニー・ホプキンス *エドワード・ノートン *レイフ・ファインズ
<悪の根源>を知る為には、その原点に戻らねばならないトマス・ハリス原作のハンニバル・レクター・シリーズの
一作目にあたるストーリーとなります。
あの「羊たちの沈黙」で、
レクター博士(アンソニー・ホプキンス)は囚われの身でした。
彼を捕えたのは、グレアム捜査官(エドワード・ノートン)なんですね。
まさか、クセのあるノートンが正義側の捜査官の役とは驚きですが、
ノートンだからこそレクター博士と対峙できたとも言えます。今作の苦悩するノートンもなかなか良かったですね。
レクター博士は主役ではなく、出番は少ないけど、
「羊たち・・」と変わらず、冷静に物事を見透かす目をしています。
圧倒的存在感が、さすがです。
最初のほうの、この二人の緊迫感溢れる頭脳戦は見ものです。この緊迫感をずっと保っていってほしかったんだけどなあ・・・
後半は別の連続殺人犯の人間像に迫っていきます。
ダラハイド(レイフ・ファインズ)は、幼児期に顔の醜さから虐待を受け、
そのトラウマを克服するため、整形して刺青をして、
神になろうとしているという、狂気の持ち主です。
イマイチ、殺人の動機に説得力がないんですよね~
レイフにあまり狂気を感じません。整形したからと言っても、あんなきれいな顔じゃ、
醜さのトラウマが伝わってこないじゃないの。このシリーズの犯人像としては、少々弱いと思うんですが、
盲目の女性(エミリー・ワトソン)と絡ませたのは、面白かったです。
エミリーは本当に目が見えないような素晴らしい演技をしてますね。
目が見えない分、聴覚や触覚が鋭く研ぎ澄まされているわけで、
そんな彼女に戸惑い本当の自分自身を取り戻そうとする犯人ーー
彼の人間性を引き出した彼女の力は大きかったです。「レッド・ドラゴン」は全体的に、「羊たち・・」に近い印象を持った、
妖しさが漂う作品です。
ラストが「クラリス」に繋がるところがいいですね~
テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画
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コメント
YANさん、こんにちは!
この作品好きなんですよ。「羊たちの沈黙」以上かもしれません。
その理由は、やっぱりエドワード・ノートンですね。
YANさんの言うように、最初の方のグレアムとレクターの頭脳戦、良かったですねー。
グレアム対レクターに焦点を当てた作品が観てみたいです。
こんにちわ!
昨日コメント&TB入れてくれたんですか?
一応確認したけど入ってなかったみたいです。
ちなみにコメント等は削除はしていませんし、
迷惑だなんてとんでもないですよ。
是非是非遊びに来てくださいね!
こんにちは!
この作品は、最初のほうの頭脳戦の緊迫したムードが最高でしたね!
ダラハイドに話が移ってから、ちょっと私の興味が薄れました。
そうそう、ノートンとアンソニー・ホプキンスを中心に見ていたかったです。
でもね・・、レクターにはやっぱりクラリスだと思うんですよ。。。
もちろん、CDさんと同じでノートンが好きなんだけど、
クラリスの印象が強いです。私は「羊たち・・」のほうが好きなんです。
CDさんの索引を探したんですが、この記事ありませんでしたね。
前に見た記憶があったんだけどなあ・・・本のほうだったのかな??
こんにちは!
そうなんですよ、確か昨日か一昨日か、
「スリーピー・ホロウ」がトップ記事だったのでコメント&TBしました。
入ってなかったですか。不思議ですね・・・
周りのみなさんが楽天ブログの方ばかりのようで、
私だけ異質な感じがしてませんか?
迷惑でなければ、これからもお邪魔させてもらいますね★
わざわざ連絡していただいて、ありがとうございました。
二回くらい観たはずなのに、ほとんど覚えてない(´д`)
エミリー・ワトソン出てたっけ・・・?
確かにもう一人の殺人犯(レイフ・ファインズだったっけ・・・?)に説得力が無く
なんか「で、だれが主役だったの?」と思ったかすかな記憶が・・・
YANさん、こんにちは!
わざわざ記事を探してくれたんですね。ありがとうございます。
でも、記事を書いたのは、本の方だったんです。
映画はブログを始める前だったので、残念ながら書いてません。
一応ご報告でした。
作品によっては、そういうのあるある!
私にとっては「バイオハザード」シリーズがそうなんです。
3作とも観たけど、観終わった途端に内容忘れました。
部分部分しか記憶に残ってないんですよ~
レイフ・ファインズ、顔が醜くて虐待を受けてたから整形したんですって。
この説得力のなさが、作品の一番の弱点でした。
わさぴょんさん、せめてノートンだけは記憶に留めておいてね!
やっぱり本の中にありましたか。
確か、この作品については、何かCDさんとお話したような気がしたんですよ。
こちらこそ、わざわざ、ご報告に来ていただけるとは。
どうも、サンキュです!
確認のコメント、ありがとうございました!
全然異質じゃないですよ!
映画好きなYANさんですもの、大歓迎です☆
楽天ブログってホント、お粗末です。
変なTBは入るし、勝手にアクセス数減るし…。
今では他のブログに引っ越ししようかと考えてます。
とにかくお気になさらずにドンドン遊びに来てください。
こちらからも寄らせていただきますよ(^^ゞ
ちなみに、1週間くらい前に私のブログのトップのブックマークに、
チョリっと貼らせていただきました~。
どうも、再度確認に来てくださってありがとうございました!
歓迎していただけるとの事なので、
これからどんどんお邪魔させてもらいます~☆(態度コロッ)
楽天ブログならではの良さもあると思いましたよ。
BBSやプロフィールが別に開くようになっていて、
まるでHP仕様ですもんね。びっくりしました。
変なコメントやTBはFC2でもよく入りますが、
割とこちらは使いやすいと思います。
他ブログからの引越しがすごく簡単らしいですよ。
いかがですか~?(^^)
では、これからもよろしくお願いいたします!
豪華キャスト陣で存分に楽しめた作品でした。
ストーリーも重厚であの牢獄も再び登場しましたし・・・。
やっぱりレクター博士はあの牢獄がお似合いです(^_^;
レイフ・ファインズ演じるダラハイドも
よかったと思うけどなぁ・・・ダメでした?
アンソニー・ホプキンス演じるレクター博士の前では
印象が弱くなっても仕方ないのかもしれませんね。
もう一つ、どうもありがとうございます。
ほんとに豪華キャストですよね、男優三人とも主役級ですから。
あの牢獄を見て「羊たち・・」に繋がるんだ~と思いました。
牢獄のない「ハンニバル」は、やっぱりイマイチでしたね。
ダラハイド、ひでさんには良かったんですね~
私としては、ちょっと狂気が弱かったような気がして・・・
連続殺人犯にしては、顔が美し過ぎたのかな。(^_^;
YANさん、こんにちは^^
レイフが、妙な残虐殺人を犯した理由が、私もハッキリよく解らなかったし、背中の刺青とかも、あまり突っ込んだ事までは描かれて無かったですよね。
それで原作を読んでみたら、解るかも?と思って、原作を読んでいる最中なんです・・・。
レイフじゃ、ルックスがカッコ良すぎるっていうのは、やっぱりみんな思う事ですよね(^^ゞ
こんにちは!
猟奇殺人犯には、もっとアクの強い人のほうがいいよね。
背中の刺青の絵柄はなかなか迫力があって良かったけど、
どういう意味とか出てきてたかな?
翻訳ものの原作は大変だって言ってたけど、
それで映画の理解も補えたらいいよね。
latifaさん、ちゃんと読むからえらいなあ~
私はもう目の疲れがひどくて、最近PCや読み物がしんどいです・・・(^^;
こんばんは!
またCATVで見て感想読ませていただいたのでコメントいたします←
いつも古い記事ばかりすみません;
映画見まくるくせに自分の感想記事が全然間に合ってないのでなかなかTB出来ないですが、せめてのコメントはお許しください;
私の映画の見方は主にCATV、レンタル、映画館です。
レンタルしてますし、しょっちゅう利用してますが、数を稼いでるのはやっぱりCATVですね。
BS、WOWOW、スターチャンネル、ムービープラスなどがメインですが、好きな時にふと家でTV付けたら映画が常時複数放送中っていうのが魅力的です^^
以前見た作品、気になってたけど今すぐ借りるほど優先順位が高くない作品、見る気が全くなかった作品、いろんな作品をランダムに見れるのがいいです。
途中から鑑賞することも多いですが、面白かったら改めてレンタルしたり次回放送時にもう一度見たりしてます。
実はこのシリーズ、DVD集めようと計画中で、現在これと羊たちの沈黙持ってます^^
画面から伝わる緊張感・圧迫感が好きです。
エドワード・ノートン、はまり役だと思いました。
あとYANさんのおっしゃるとおり、レイフはちょっと綺麗過ぎましたね^^;
冷たくて何かやらかしそうな雰囲気はあるのですが、自分の醜さに狂ってしまった感じではなかったです。
狂人というより脆いとか危ういとか繊細とか、そういう印象です。
ただし、一番実在しそうな犯人だなと思います。
人間扱いされないトラウマを受けて、人間を超越した存在になろうとしている、そんな紛れもない人間、みたいな。
それにしても面白い作品だと思います。
こんにちは!
またのお越しをありがとうございます!
古い記事だろうが何だろうが、コメントが一番嬉しいです~☆
篠雨さんはCATVでもあらゆる種類をご覧になってるんですね~
ランダムに観られるっていうのは気楽でいいですよね。
レンタルだとまず観ないであろうという作品に
出会うチャンスもあって、案外それが良いという事もあるしね。
このシリーズは全部で4作品でしたね。
全部観ましたが、感想が書いてあるのはこれと
「ハンニバル・ライジング」だけかな。
作品的には最初の「羊たち・・」が一番好きです!
真っ暗な地下室のシーンは本当に緊張感がハンパないですよね。
本作もこれに次いで好きですよ。
ただストーリーが前半と後半で2つに分かれてしまった印象が
拭えないんですよね・・・
ダラハイドの犯罪者としての分析はなかなか面白いですね!
脆い故の凶行・・・なるほど人間らしいと言えるのかもしれません。
過去ログ:2006年4月15日(土)
監督:ブレット・ラトナー
キャスト:アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ
1980年、ボルティモア。連続誘拐殺人事件を追うFBI捜査官グレアムは、精神科医のレクター博士と共に犯人を追っていた。しか
2002年制作 米
監督:ブレット・ラトナー
≪キャッチコピー≫
『《悪の根源》を知る為には その原点に戻らなねばならない。』
≪ストーリー≫
FBI捜査官グレアムは、殺人事...