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旧作を中心とした映画のブログです たまに音楽の話題もあります

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アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド

監督:フランシス・ローレンス
原作:リチャード・マシスン「地球最後の男」
製作:2007年 アメリカ
出演:*ウィル・スミス *アリシー・フラガ

地球最後の男に希望はあるのか。

ネタバレあります

2009年、人間をモンスターに変異させる恐ろしいウィルスが
空気感染で広まって、N.Y.は封鎖されます。
逃げ惑いパニックになる市民。
恐怖と不安が生々しく迫ってきました。

この恐怖の事態を招いたものは何か?人間が創ったのだ!

病気を治そうとして作り出したウィルスが人類を滅亡させようとしていたのだ。

多くのSF映画にあるように、科学技術研究への警鐘がまずあります。
遺伝子操作など、何年か先に問題が出てくる研究もあるでしょうね。

家族は避難させ、自分は残ると言う主人公ネビル(ウィル・スミス)。
同じ科学者として、ネビルは罪悪感を持ったに違いないです。
何とか特効薬をみつけたい。
ウィルス発生源(グラウンド・ゼロと言ってました)を放り出す事はできない。
ここで頑張るのだ。 そんな気持ちだったと思います。

それから3年後の2012年から映画は始まります。
あの大都会N.Y.が廃墟と化しているじゃないですか。
ここは、驚愕の映像でしたね〜

ネビルは愛犬サム相手に一方的な会話をする生活です。
電気は自家発電?水は管理者がいなくても出るものなのかな?
通信手段はない? 誰とも連絡を取り合っていないのを見ると、
どうやらたった一人だけ生き残ったようです。
ネビルにはウィルスに対して免疫があったし、
犬は空気感染しないとの事で。

ウィルス感染者はダークシーカーと呼ばれ、
光には弱いけど、非常に凶暴性を持ち俊敏で力も強い。
ワナを仕掛けたりグループ行動したりする知能はあるんですね。
理性はなく、人間を食糧としているところが恐ろしい!

ネビルは、昼は血清を作る実験をし、食料を補充し、
短波放送を流しながら生存者に呼びかける。
そして夜は、ダークシーカーに怯えて愛犬と背中を丸める。
そんな究極の孤独、私は耐えられない〜!想像しただけでゾッとする!

でも、テレビ(ビデオ)を観たり、音楽を聴いたりと、
文化的な生活ができていたのは救いだったと思います!
ボブ・マーリーの♪心配ないよ、だんだん良くなるから♪を
唄いながら、自分自身を励まし奮い立たせていました。

それと愛犬サムがいつも側にいてくれたのも心強かった!
意思疎通のできるサムのおかげで、人間らしさを失わずに
おれたはずです。ところが、そのサムまでも・・・

本当にたった一人ぼっち残されては自暴自棄にもなるわね〜
ここまで主人公の頑張りは、すごく良かったです!

そこに突如現れた母子。
その母子が久しぶりに人間と会ってもやけに落ち着いていたのは、
「神の計画」を信じていたからでしょう。
ネビルに会って、あるかどうかも分からない生存者の村に行く。
それは神の意思だと言います。
強い信仰心が彼女を支えてきたようです。

ネビルが不快そうに動揺するのもムリはないです。
生存者の情報なんて、一人で頑張ってきた自分には
一度も入ってきた事がなかったし、
科学を信じる自分に神のお告げなど信じられない、という気持ちでしょう。

だけど、ダークシーカーに襲われ、もう逃げられないという時に、
「蝶々よ」の娘の声が・・・
ここで急に、ネビルは神の計画なるものを直感してしまうんですね〜

免疫があり科学者である自分の役割は血清を作る事。
後は、人類生存の可能性を蝶の刺青の母子に託そうとします。

この監督の前作「コンスタンティン」でも、
自己犠牲と神の配剤というキーワードが出てきたのを思い出しました。
こういう宗教的意味合いの結末は、私には理解しづらいんだけど。。。
「サイン」では、物事には全て意味があるとすんなり納得できたものの、
今作では突然「蝶々」が出てきたもんね。そう来たか〜って感じ。

ラストでは、生命力のある者が種を守るために、
外圧にめげず困難に立ち向かっていく、
そんな神が定めた種の保存の法則を見た気がしました。
ネビルは選ばれし者の使命を果たして、伝説になったんですね。


<追記> 6月10日

エンディングが他にもあると聞いたので調べてみました。

■こちらは、販売用DVD・ブルーレイに収められた「衝撃の別エンディング」らしいです。


■こちらは、たった30秒と短いですが、別バージョンがあったので貼ってみます。


比べてみると、ダークシーカーをただのゾンビ扱いにして爆破してしまう
2パターン(普通バージョンと30秒バージョン)は、イマイチですよね。
世界を救うために薬を作ると言い、それなのに
生存している人間などいないと矛盾した事を言うネビル。
ダークシーカーが単なる凶悪な怪物で消滅させなきゃいけないなら、
薬を作る意味すらなくなります。

「衝撃の別エンディング」のほうが深みがあると思います。
ダークシーカーが凶暴に振舞うのをやめ、ネビルと対峙します。
ダークシーカーにも「愛」という感情があり人間らしさがあると分かります。
化け物じゃなく、病気感染者で人間だったとネビルは気付くんです。
ダークシーカー、ネビルたち健康な者、それぞれの生活に向かっていく、
そちらのエンディングのほうが、まだいいですね。
  • [No Tag]

*Comment

アイ・アム・レジェンド 

こんばんわ♪
またまた遊びに来てくださいまして、有難うございます!

この作品はエンディング以外はとても良かったと思いますね。
撮影もN.Yの42丁目を完全に封鎖したり、
ネビルが妻子を逃がそうとしたシーンの沿岸警備隊が、
本物のイラク帰りの軍人さんだったりとか。
すごくリアリティがある映画だったと感じます!

ガツンとTBしてまた来ますね(^^ゞ
  • posted by ねこんちゅ 
  • URL 
  • 2008.06/09 00:23分 
  • [Edit]

NoTitle 

おはようございます。
なんだかんだと自分の所では言っていますが、愛犬サムが亡くなってしまうところまでは、なかなか面白かったと思います。
「伝説」の意味を、原作とは大きく変えてしまったがゆえに、平凡なラストになってしまったのかもしれませんね。
  • posted by kiriy 
  • URL 
  • 2008.06/09 09:56分 
  • [Edit]

ねこんちゅさんへ 

こんにちは!
たいていの方が、エンディングに満足してないようですね(^_^;
途中まで緊迫感を持ってとても良かったんですけど、
神の話が出てきたり、感染患者を爆破して終わりとは、
どうもスッキリしませんでした。

撮影は、そのように大掛かりに行われたんですか。
廃墟と化したタイムズスクエアと、避難するシーンは好きでした。
裏話を聞くと、やっぱりエンディングが惜しいと思える作品ですね。
どうぞ、また遊びに来て下さいね!
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/09 15:23分 
  • [Edit]

kiriyさんへ 

そうそう、kiriyさんと近いです。愛犬サムが亡くなった後あたりです。
母子が出てきてから、どうも面白くなくなってしまいました。
平然と落ち着き払って、人の家の食料を使い食事の支度をしてるのを見て、
私まで、イラッとしました。(^▽^;)
あんな弱そうな女と子供が今までどうやって暮してきたのか、
どうやって封鎖されたN.Yまで辿り着いて、ネビルを助けたのか。
ネビルの極限状態での耐え難さを、それまで10と思ってたのが、
いきなり7くらいにランクが下がったように見えてしまいました。
原作は知りませんが、そちらのほうが良かったようですね。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/09 15:25分 
  • [Edit]

NoTitle 

原作とは違うエンディングなんですか☆
映画の方は、劇場公開のほかにも別エンディングがあったようですが(YouTubeで観た)
それよりは劇場公開のラストの方でやっぱ良かったなぁと思いました。

でも確かにあの母子はちょっとムカついた☆
とっておきのベーコンだったのにねぇ〜
それにやっぱちょっと盲目的信者のような気がして
ツイテイケナイ(´д`)
  • posted by わさぴょん 
  • URL 
  • 2008.06/09 17:55分 
  • [Edit]

ラスト直前までは、、、 

YANさん、こんにちは。

 私はラスト直前までは、素晴らしい映画かと思いました。ウィル・スミスの孤独を表現する演技や荒廃したNYの映像。「グランド・ゼロ」って、9.11のことですよね、きっと。それに対して身勝手な正義を振りかざすネビルは、今のアメリカを象徴している? ダークシーカーだって知能もあれば、恋愛感情もあるのに、行いが粗暴だから悪と決め付けているというのも、、、まあ、食べられたくはありませんが、、、
 でも、映画として積み重ねてきたことが、なにも完結しないまま、伝説に、、、、、、、
 サインはキチンと多くの複線が貼ってあって、最後にそれらがテーマに完結している見事な作品でしたが、蝶々だけだと、確かに辛いですね。

 それじゃ、また。
  • posted by ヤン 
  • URL 
  • 2008.06/10 08:15分 
  • [Edit]

わさぴょんさんへ 

わさぴょんさんから別エンディングがあると聞いて、気になって調べましたよ。
記事の中に追記として動画を貼ったので、お時間があればどうぞ。

YouTubeで観たのは、30秒バージョンでしたか?
とすると、結局3パターン出回っているという事かな?
原作は、主人公のほうが、ダークシーカーズからすると、
「伝説の怪物」だったという、視点が逆転する結末のようです。

ベーコンは一度にたくさん焼き過ぎでしょう〜とっておきなのに!
どうせなら、ありがたくチビチビ食べなさいよね〜
「神の計画」「神の意思」って、日本人だから余計についていけません。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/10 15:45分 
  • [Edit]

ヤンさんへ 

こんにちは!
ネビルはたった一人でタフに生きる男としてカッコよく描かれていたけど、
ヤンさんの言うように、身勝手な正義を振りかざしていたと言えます。
感染者をただの化け物のように扱って次々と殺し、
(相手はまともじゃないから、仕方ないとも思うけど)
「世界を救う」という事、N.Y.という場所にこだわり過ぎに見えました。

ヤンさんもお時間があれば、「衝撃の別エンディング」を見てみて下さい。
ネビルの心境に変化があります。蝶々も違った形で出てきてます。
こちらのほうがいいと思いませんか
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/10 15:47分 
  • [Edit]

好みの問題? 

どちらも観た事ありました^^;
でも30秒の方は問題外ですよね☆

YANさんの気にいった衝撃の別エンディングの方、
私にはイマイチ・・・
都合が良すぎるというか、いかにもアメリカ的というか
いきなりトーンが変わりすぎというか。

原作の視点が変わるのは面白いですね!
映画もそれで行けばよかったのにな〜
今までの映画化はそうだったのかな?
  • posted by わさぴょん 
  • URL 
  • 2008.06/10 17:36分 
  • [Edit]

わさぴょんさんへ 

さすが、わさぴょんさん、ちゃんとチェックしてましたか!

>衝撃のエンディング
確かに、ダークシーカーが人間らしさを見せて、
いきなりトーンが変わったと言えば、そうですね〜
それでも、ダークシーカーに感情や思考があると明確にさせた事で、
ただのゾンビ映画ではなくなってますよね。
うん、好みの問題ですね〜(^▽^;)
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/10 18:10分 
  • [Edit]

別のラスト 

違うバージョンのラストなんてあったんですね?!
でも、最近そう言うの多いかも^_^;
夢眠は意外と映画館上映のラストは好きです。
  • posted by 夢眠 
  • URL 
  • 2008.06/11 00:28分 
  • [Edit]

ありがとう。 

早速、見てみましたよ〜。
監督もいろいろ考えていたんですね。別バージョンだと、壁の写真や明るみに危険と知りながら飛び出してきたダークシーカーの男のエピソードが生きてきますよね。
最後にそういうものも含めてぶっ飛ばしてして終わりにしてしまったことが、気に入らなかったので、この別バージョンはなかなか良かったです。でも、これは別バージョンを作って監督はアピールしたかったのかな。
「俺だって、この物語はこういうテーマなんだと掘り下げたかったのさ。だけど、スミスにも気を使わなくちゃいけないし、映画館は埋まらないしじゃ、次回作は作れなくなっちゃうからさ。」なんてね〜。(今日の私は妄想癖度がアップかな。私のところのコメントに妄想エンディングを書いてみました。バカらしいかも知れませんが、ちょっと読んでみてね。)

別バージョンはちょっと地味なようですが、私好みです。ネビルにはもっと声を大きな声で嘆いて欲しかったです。
  • posted by kiriy 
  • URL 
  • 2008.06/11 14:38分 
  • [Edit]

夢眠さんへ 

夢眠さんにも知ってもらえて、載せた甲斐があったわ、良かったです★
別バージョンがあると、DVDを買おうかなという人も出てきますよね〜
でも探せば、すぐにネットで観る事ができちゃうけど(^_^;

夢眠さんは、自己犠牲のラストがお好きなんですね。
「伝説」という言葉には一番当てはまりますね。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/11 17:14分 
  • [Edit]

kiriyさんへ 

見に来てくれて、ありがとう〜!
kiriyさんは、「衝撃の別エンディング」を気に入ると思いましたよ〜
こちらは原作にあるダークシーカー側の思惑に目線を移してますよね。
ひょっとしたら、こちらを先に撮ったのかもしれません。
エンディングを撮り直したという話を聞いたから。

ハデに爆破するほうが興行的にいいだろうとの判断で、
劇場版があちらになったのかな??
妄想はkiriyさんの得意技でしょう〜これからお邪魔しま〜す♪
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/11 17:17分 
  • [Edit]

見ることができました、ありがとうございます 

YANさん、こんばんわ。
おかげで別バージョンのエンディングを見ることができました。
ありがとうございます。

 ちょっと予想とは違っていましたが、(ネビルが自身で目覚める(?)とは思いませんでした。)、ウィル・スミスの驚き、生かされたことに気づいたときの脱力感、何かを吹っ切ったような最後の安堵の笑顔。さすがと感じました。

 それじゃ、また。
  • posted by ヤン 
  • URL 
  • 2008.06/12 23:16分 
  • [Edit]

もうひとつのラスト 

YANさん、こんにちは。

もうひとつのエンディング、見に来ました。
すごく気になっていたので見れて嬉しいです。ありがとうございます。

確かにもう一つのラストのほうが深みがあるように思います。
感染者がただのゾンビではなく、感情も社会性もあるなんて設定も面白いですし…。
でも映画館で見てたらどう思ったかな〜?と思うとどちらも微妙かな??

原作を読んでからもう一度見てみたくなりました!

また遊びにきます〜。
  • posted by Eleuthera 
  • URL 
  • 2008.06/13 11:23分 
  • [Edit]

ヤンさんへ 

ヤンさんにも見てもらって感想を聞く事ができてうれしいです★

ネビルの気付きがあるところが、全く違う点でした。
ヤンさんにとって、そこは予想外だったんですね。
最後の笑顔は、それぞれが別の世界に生きようって事だったのかな?
それとも、まだダークシーカーズは救えると感じたのかな?
蝶々の位置が全く変わっていて、工夫してあると思いました。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/13 18:07分 
  • [Edit]

Eleutheraさんへ 

お役に立てて良かったです。私もうれしいです!

ダークシーカーズに感情や社会性があるという設定は、
原作からきているようですよ。
どちらも微妙!?な〜るほどそういう感想もありますね(^▽^;)
劇場版はハデさがあるけど安直な感じ、
別バージョンは深みがあるけど地味な感じ。ってところでしょうか。

原作を読んだら、ぜひ感想を聞かせて下さいね。
私もまた遊びに行かせてもらいます〜。
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/13 18:09分 
  • [Edit]

こちらこそご無沙汰してしまいました 

途中までは、「コンスタンティン」に引き続きすごい作品か?と期待しながら観ていたのですが、結末でコケて、別エンディングでも結局そうなの?という感じでした。原作と過去に映画化した作品が好き(結末も)なのですが、最後にヒーローになって伝説の人というオチはどうも違和感を感じます。
「コンスタンティン」は大好きです。出演者みんな個性的でストーリーも面白かったです。私も肺をきれいにしてほしいです(な〜んて)
  • posted by Whitedog 
  • URL 
  • 2008.06/17 22:26分 
  • [Edit]

Whitedogさんへ 

こんにちは!
やっぱり、Whitedogさんもエンディングがお気に召さないようですね。
過去の映画と言うと「地球最後の男」の事ですか。
「伝説」の意味合いが今作はどうも違うようですね。

「コンスタンティン」は出演者・ストーリーに加え、映像も面白かったですね!
ご自分の肺のためには、禁煙が一番ですよ(^^)
  • posted by YAN 
  • URL 
  • 2008.06/18 16:14分 
  • [Edit]

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