オペラ座の怪人
2008-06-02(Mon)

監督:ジョエル・シューマカー
製作・脚本・作曲:アンドリュー・ロイド=ウェイバー
製作:2004年 アメリカ
出演:*ジェラルド・バトラー *エミー・ロッサム *パトリック・ウィルソン
あなたの声で私の花が開き始める。有名なミュージカルだけど、
詳しい内容は、実は、この映画を観るまでは
知りませんでした。
ファントムは実体のあるものなのかどうかも。
霊なのか、怪物なのか、って思ってました。
この映画で、ファントムの悲壮な生い立ちと、
オペラ座の地下に住み着く事になった経緯を知りました。
知ったら、ファントムの孤独・悲哀が、ものすごく伝わってきて、
心情的には、ファントムに肩入れしたくなりました~(;´_ヘ;)
ファントム役のジェラルド・バトラーが、セクシーでいい!!
声も歌い方も、ROCK風で、これは新鮮です。ミュージカルの歌い方って、みんな同じ正統派の中で、
ジェラルドだけが、ちょっとハスキーで異色。それがいいの。聞き惚れました!クリスティーヌ役のエミー・ロッサムは、当時17~8歳ですって?
声が細くて弱い気がしましたが、初々しさが出ていて、
その年でよくやったねえ、って感じです。
とにかく、
全体がきらびやかで、魅惑の世界。うっとり・・・特に、例の有名な曲が流れるシーンは、どれもワクワクします。
モノクロから一気に色が付いて過去に戻るシーン。
シャンデリアが落ちるシーン。
怪人の洞窟に導かれるシーン。
パイプオルガンが響くと、ゾクゾク~となって、興奮しちゃうんですよね。
この音楽あっての作品でしょう。
ここ、ここ、ここがツボなのよね~♪クリスティーヌの揺れる心も分かります。
ファントムは闇。ラウルは光。
音楽の天使として慕ってきたファントムの歌声には恍惚となるけど、
狂人とずっと闇の世界で生きていくわけにはいかないもんね。
私としては、魅力的に見えたのはファントムだわさ!
感情移入しちゃうのは、ファントムのほうだもの。
だから、傷付くファントムの姿には思わず涙が出ました。
クリスティーヌが現実の世界で恋したのはラウルでしょう。
しかし、そんなに
簡単には割り切れない感情というものがあります。
クリスティーヌの心の中にファントムは一生棲み続けたんでしょうね。
哀しい怪人と若い歌手の恋物語。
豪華絢爛の世界に、どっぷり浸らせてもらいました。
ほんと魅惑的・・・よかったわあ~~
テーマ : いい映画
ジャンル : 映画
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コメント
毎度、記事を探してくれてのコメント&TBサンクスベリーマッチでした!
有名なミュージカルですが、曲もほとんど知らずに(さすがに有名なあの曲は知ってましたが)観ました。
よかったですねえ。ずっと人気があるのも分かります。題材、舞台装置も、ミステリアスかつ情熱的でよいです。
原作も読みましたが、古臭い翻訳で、いまいちでした。

私も、もう少し丁寧に見たいと思ってDVDで借りて見直しました。ファントムは確かにそんなに醜くなくて、魅惑的でしたね。全篇流れ続ける歌と音楽に酔いしれました。
ラストの墓地のシーンの赤い薔薇は、素敵と言うより少し怖いような気持ちになりました。いったい彼のその後はどうだったのだろうと、ミステリアスな余韻が残りました。
ところで、このたび映画ブログの「近未来二番館」を移動させました。中味もスタイルも変わっていないので、「な~んだ」という感じですが、書きやすい場所に記事数が少ないうちに変えようと思い立ち、移動させました。新しい場所はコチラです→
http://nanatakasou.blog95.fc2.com/
これからもよろしくお願いいたします。
ボーさんはいろいろ作品をご覧になっていて、
探すとたいてい記事があるので、やったー!とうれしくなります。
ボーさんでも、この有名なミュージカルを詳しくご存知なかったんですね。
でもあの曲は、誰でも耳にした事があって、
それが流れると、条件反射のように思わず身体が反応するものなんですよね~
本当にミュージカルの王道と言える豪華絢爛な世界で素晴らしかったです。
ファントムは、ただ仮面を被っていただけで全然醜くなかったです。
怪人のイメージからは程遠かったですよね。
陶酔するという言葉が合うような、魅力いっぱいのミュージカルでした。
ラストのバラが怖かったですか?ストーカー的で?
私はファントムの気持ちを思うと、せつない気がしました。
ずっと離れたところから、クリスティーヌがラウルと結婚生活を
送るのを見てたんだなあと思って。(想像)
新しいブログに早速、お邪魔させてもらいました★
リンクもそちらに変更しておきましたよ。
これからもお互いマイペースでいきましょうね。(^^)
ずいぶん前、子供と観るのに借りてきたんだけど、たしか字幕のみで
(いや、吹き替えあったかな?どちらにしても大半を占める歌部分は字幕なんで)
いちいち私が字幕を読まなくちゃいけなくて
全然身が入らなかった思い出のある作品(´д`)
子供は(しかも小さい方)エラク気にいって「また借りてー!」と今でも言ってますが
もうイヤじゃ~
内容ほとんど覚えてない☆ジェラルド・バトラーの声ってどんなだっけ★
もう散々でしたIl||Li _| ̄|○ Il||Li
レビューを呼んでたらあの感動をまた味わいたくなりました。
でも、ヒロインには感情移入があまり出来なかったのよね^_^;
女心は複雑?
あら~、変な思い出のある作品になっちゃったんですね。
でも、わさぴょんさんがけっこう登場人物になりきって字幕を読んでたから、
子供さんのウケが良かったんじゃないですか~(≧ε≦)
これは、内容が分からなくても、豪華な雰囲気を味わえばいいと思いますよ。
私はね、あの曲のシーンだけ何度も繰り返し観たいです~(^^)
確かにヒロインはどっちつかずなところがあったから、
その気持ちは理解できても共感はできませんでしたね~
感情移入できたのは、ファントムだけでした!
YANさん、こんにちは!
YANさんは、ミュージカルもお好きなようですね。私は、ちょっと苦手なんです。
理由は、YANさんの書かれてた、タモリと同じです。(笑)
でも、この作品は、やはり音楽がすごくいいですね。
メインの曲は聴くだけで自然と気持ちが高揚してしまいます。
それと、舞台設定(美術)というか世界観が良かったです。
絢爛たるオペラ座の地下にあんな世界があるなんて。
ビジュアル的も良かったですね。
こんにちは!
私も、ミュージカルはそれほど大好きってわけじゃないんですよ。
タモリさんの言う事も頷けます。
ただ話題作となると気になるので、観てしまいます。
最近のミュージカルは、曲がPOPでダンスも楽しく、
古典的作品とはかなり違ってきてますよ。
あれ?苦手だと言うCDさんもこれは観たんですね~(^▽^;)
この作品は、あのメインの曲の魅力が大きいですね!
舞台は豪華絢爛、地下はミステリアスで、あの世界観には酔いしれました~★
こんばんは♪
TB成功しましたー☆
この作品は私の中で五指に入る名作です!
歌、ストーリー、演出、すべてが完璧だと思います。
ジェラルド・バトラー、カッコ良すぎー(^^ゞ
こんにちは!
ちゃんとTB届いてますよ~、よかったです。
今まで観た映画の中のベスト5入りですか!
本当にお好きなんですね~★
確かに歌・演出など、どれをとっても完成度が高いですもんね。
ジェラルド・バトラーはプロの歌手じゃないのに、
なかなか個性的な歌い方で、惹き込まれました!
こんばんは
もうこの作品を面白くないと何年も思ってた自分が情けない
何度もみるもんですね
バトラーの荒々しい歌もよかったー
音楽に全く疎いわたくしですが
やっぱりロックっぽいって表現でよかったんだ!!
ファントムはそんなに醜くないんだから
幸せになって欲しかったけど
最後のお墓のシーンで
自分の事をずっと忘れずにいてくれたってわかると
きっと幸せになれるよね・・心だけは
うん、あれってラウルがファントムに返してあげようと
お墓に置いたのかな?
こんにちは!
観る時の状況や自分の年代によっても、受け取り方が変わるもんだよね~
もう一度観直して、良かったね~
だけど、なんでまた今頃出してきて観る気になったのか、それも不思議~
私も、何かこれまで良さを見い出せていない作品を
観直してみようかな。って何があったか思い出せないけど。
バトラーの歌い方、ロックっぽいと言う表現でよかったんだと、
答合わせの参考になったかどうか、恐縮です(^^;
最初のシャンデリアのシーンの音楽も、
ドラムがハッキリしていて、ロック調アレンジだと感じましたよ。
クリスティーヌのお墓にシンバルのお猿の置物を置いた事?
結婚時代ずっと、ラウルはクリスティーヌからファントムの話を
聞かされていて、彼女にとってファントムが大切な心の師だと
理解していたから、彼女のために置いたんだと思うなあ。
ラウルは、バラに気付いてハッとして
『ひょっとして、ファントムがここに来たのか?』って表情じゃなかった?
ファントムは人知れずひっそりと暮らしながら、彼女を見守ってたんだね~
なんだか泣けるね~
でもお互いに忘れられない存在だったって事だよね。
金田一少年の事件簿って漫画で一巻や二巻にオペラ座の怪人をモチーフにしてた内容があって、そっちの方が私の中でのオペラ座の怪人の物語だったんですけど… これが本場ですねぇ~ 最新の記述でリメイクしてくれたら観易いし観たいですよねぇ~ しかし、主役の女性のあの歌唱力は… 最初の方でものすごい声だしてましたよ(笑) あのシーンギャグに想いましたねぇ~ でも、やはりダークでミステリアスなストーリーで… オペラ座の怪人は、こちらもコンプレックス映画な訳で、顔に傷ですかぁ~ それは、言い難い事ですよね~ 顔に傷があるのに、あなたは美しいとか言ったらダメだし、かといって吃驚しないのも可笑しいし… って、でもこれは、怪人なので、オペラですね。ザ・ミラー好きですねぇ。オペラなのに躍動感のある演出で… また、もう一回リメイクしてくれないかなぁ~
私は2008年まで知らなかったんだから、お恥ずかしい(^^;
最新のオペラ座の映画、昨年にありましたよ。
「オペラ座の怪人 25周年記念公演inロンドン」って言うの、
舞台をカメラで映した映画で、リメイクってわけじゃないんですけどね。
本物の実力派ミュージカル歌手が歌っているから重厚らしいです。
これも興味ありますが、近所のレンタル店には無くて・・・(;_;)
ミュージカルがお好きなんですね~
ザ・ミラーはクリスティーナが可愛かったです。
私は何と言っても、あのパイプオルガンのテーマ音楽に震えます。
Photo by Bailey,Alex,(c)2004 Warner Brothers. All rights reserved.
THE PHANTOM OF THE OPERA
2004年 アメリカ・イギリス作品
監督 ジョエル・シュマッカー
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世界で一番有名な、哀しくも美しい愛の物語19世紀のフランス、パリ。オペラ座では、連日華やかなショーが繰り広げられる一方、怪人ファントムによる事件が連発していた。若く美しいクリスティーヌは、謎の師「音楽の天使」からレッスンを受け、やがてオペラ座のプリマへ...
じゃ~~~ん じゃじゃじゃじゃじゃ~ん
じゃじゃじゃじゃじゃ~ん じゃじゃじゃじゃじゃ~~~ん
音楽も映像も心を捉えるよね
しかし、ストーリーというより、人間関係が軽すぎで
そこが難点
オペ...