シカゴ
2008-05-28(Wed)

監督:ロブ・マーシャル
製作:2002年アメリカ
出演:*キャサリン・ゼタ・ジョーンズ *レニー・ゼルウィガー *リチャード・ギア
「ヘアスプレー」に感化されて、
今週は好きなミュージカル作品を2~3いこうと思います。
あの楽しいミュージカルの後では、
ちょっと色褪せて見えてしまうけど、
また違った魅力があって、作品としての出来はいいです。
「シカゴ」はストーリーとミュージカルのステージを
うま~く融合させた、とっても魅力ある作品です。
タモリさんがよく、ミュージカルは
途中で急に歌になるのがイヤだと言ってますよね。
確かにこれもストーリーの途中で歌になるんだけど、
その歌シーンは、ミュージカル劇場のステージと化すので、
現実部分と気分を変えて、ショーとして見せる事に成功してるんです。
流れが非常にスムーズ。
それも、本当に華やかな歌とダンスが繰り広げられて、見事なショーです。
プロフェッショナルな歌とダンスですね!
特にキャサリンの力量には、圧倒されました。
「一人二役」という難しい曲でも、吹き替えなしで踊っているらしく、
そこまで出来る人だとは知らなくてビックリ、もう感激しました~!
レニーのほうは、そこそこのうまさですわ。 (≧ε≦)ブッ
しっかし、「ブリジット・・・」からここまで、よく痩せられたもんだね。。。感心。
なんとリチャード・ギアまで歌ってダンスしてます。
ハリウッド俳優って、何でも出来ないといけないんだなあ。
みんな、かなりレッスンしたんでしょうねえ。演じ切ってましたもんね。
登場人物は皆、ひとクセある悪人ばっかり。
どんな手を使ってでも、人の注目を浴び、スターになろうとする女二人。
法廷までも、ショービジネスにして稼ぐ悪徳弁護士。
お金次第で何でもやる看守の女。
(一人だけ、お人好しの夫が出てくるけど)
民衆も次から次へと起こる新しいスキャンダルに大騒ぎ。
そんな善人ではない人達のドラマが、ドロッとして面白かったです。
底辺から這い上がろうとするエネルギーのすさまじさを感じます。
これがシカゴ、言うなればアメリカって事でしょうか。
ラストのショーはネオンギラギラで、セクシーでカッコイイ!!
ここサイコー! 大興奮!
私、ダンスシーンだけ、何度も観直しました~♪
2002年アカデミー賞 作品賞・助演女優賞・美術賞・衣装デザイン賞
音響賞・編集賞 受賞