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2008.04/08 [Tue]
ミスティック・リバー

監督:クリント・イーストウッド
製作:2003年アメリカ
出演:*ショーン・ペン *ティム・ロビンス *ケヴィン・ベーコン
もうひとつの「スタンド・バイ・ミー」を見るために、
あなたは大人になった。
ジミー(ショーン・ペン)の娘が殺害された事件は、
皮肉にも幼なじみの3人を25年ぶりに再会させる事になりました。
3人には忌まわしい少年時代の過去がありました。
それはジミーやショーン(ケヴィン・ベーコン)の心にも
暗い影を落としていましたが、
中でもデイヴ(ティム・ロビンス)にとっては、
想像もつかない程大きな傷となって苦しめていました。
記憶の中から抹殺したいと思っても、
それは簡単に消せるものじゃなく、ずっと心にしこりを残します。
当事者の苦悩はもちろんの事、
傍観者となった後悔から来るやましさは、
そのまま彼らを大人へと形成していってしまいます。
いったん深く心に刻まれたものは、振り払えない。
デイヴの妻セレステが、もう少し夫を理解しようと努めていたら・・・
ジミーやセレステが、もう少し冷静だったら・・・
彼ら三人だけじゃなく、妻の行動も微妙に狂わせていくんですね。
女たちの存在がとても印象的でした。
そんな偶然と狂気と不信が重なり、
悲劇的な結末へと導かれてしまいます。
そして、暴力は暴力を生みます。
う〜ん、なんともやりきれない。。。
一番いやな気持ちがしたのは、ジミーの奥さんの最後のセリフです。
「愛する者のためだったら何でもする。
それは正しい。私たちは弱くない。町の支配者」
おかしな大義名分をかざして、自分たちを正当化しています。
どこかの大国を連想させる批判めいたこのセリフをアメリカ映画でやって、
アカデミー賞を獲るとは・・・みんなも同様に批判的に思ってるんだよね・・・
何とも言えない、後味の悪い内容でした。
真犯人が分かっても、そのあまりに軽い殺意には、ため息が出たし。
勧善懲悪でないこの理不尽さは現実に間違いなく存在します!
理想通りには進んでいかない世の中を浮き彫りにしてましたね。
だけど、ショーン・ペンが背中に十字架を背負っているように、
強がっていても、心の烙印からは逃れられないはずです。
私は、彼はあのまま平穏に生きられないと思いますよ。
人間の罪、怒り、虚栄などの醜く汚れたものを飲み込んで、
あの川はドロドロと流れていくのでしょう。
役者がみんな素晴らしくて、さすがでしたね〜
この作品に重厚さをもたらしました。
アカデミー賞では、ショーン・ペンとティム・ロビンスばかり注目されてましたが、
ケヴィン・ベーコンもやっぱり良かったじゃないですか。
見応えのある迫真の演技には大満足です。
2003年アカデミー賞主演男優賞・助演男優賞 受賞
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重い・・・
程度の差はあれ、人間だれしも罪深いものですが・・・
きっとこういう事件って、掃いて捨てるほどあるんでしょうね・・・