猟奇的な彼女
2008-04-05(Sat)

監督:クァク・ジョヨン
製作:2001年韓国
出演:*チョン・ジヒョン *チャ・テヒョン
好きってイタい!?
今度、草くんが テレビでこの映画の連続ドラマをやるそうですね。
韓国と日本の友好には貢献している草くんだし、
純朴で情けない感じは合っているから、適役と言えば適役だけど・・・
このポスターを見ても分かるように、
オリジナル韓国版はかわいい系の男の子だものね。
それに比べたら、草くんはちょっと見劣りするような・・・不安・・
タイトルの奇抜さが成功してますね。
何?猟奇的って?って誰でも思うでしょう。
今までの韓国女性のイメージを打ち破る、
凶暴で強い女の子が、新鮮に感じられます。
それと対照的に、優柔不断で
すぐ相手の言いなりになってしまう青年との
組み合わせが、これまたいいですね。
ひ弱そうに見えたのは実は、
彼女を大きな心で包む優しさだったと、
気付かされた時の感動・・・
それから、韓国映画全般がそうなんですが、
笑いとペーソスの混ぜ具合がうまいんですよね~
いいところで笑わせて、いいところでホロッとさせる。
特にペーソスのほうの表現はとても細やかだと思います。
せつなさのツボをこれでもかこれでもかと押してきます。
ちょっと「ラストプレゼント」と似てるなあと思ったのは、
表は恐いくらいに強がっているけど、
裏では涙を流して「ごめんね」と言ってるところ。
主人公がいなくなってから真相を知るところ。
最初のほうは、掛け合い漫才のようなシーンが多いんだけど、
最後のほうでは、ちょっとウッと胸が詰まるような流れになってきます。
松ノ木のエピソードなんて、泣かせるわあ~
全体的にあくまで爽やかです。
ひねりもあって、後味もいいです。
韓国映画のラブストーリーの中では好きな作品となりました。