X-MEN:ファイナル・ディシジョン
2008-03-11(Tue)

監督:ブレッド・ラトナー
製作:2006年アメリカ
出演:*ヒュー・ジャックマン *ハル・ベリー :ファムケ・ヤンセン
その時、心をきめられるか。
ヒュー・ジャックマンつながりで・・・
1作目を観た時は、マーヴェル・コミックから、またひとつ
映画化されたなあ、くらいにしか思ってなかったけど、
2作目をやる頃には、俳優達がビッグになっていて、
それと共に、内容もミュータントの個性が生かされてグッと面白くなりました。
今作は3作目、最終章(だよね? 4はないよね?)
今までより、かなりお金をかけたとかで、
圧倒的迫力の娯楽大作に仕上がっています。
SFXガンガンの強烈なスペクタクルなんですよ~
いいぞ~最後だから、ドハデにやってくれ~!
私が特に興奮したのは、
マグニートー(イアン・マッケラン)が手の平をヒョイと動かすだけで
巨大トレーラーを次から次へとひっくり返していくシーンと、
ゴールデン・ゲート・ブリッジを根こそぎ引っこ抜いて、
アルカトラズ島へ架けるという、とてつもないシーン。
そんな事を、なんなくやってのけるジイ様の超能力。
すご過ぎるじゃないか~!(^▽^)
このシリーズが面白いのは、ミュータントの超能力が
みんな異なっている事。
「みんなちがって、みんないい」 これなんだな~ X-MENは。
なので、ミュータント同士の能力を生かした戦いは、見ていて飽きません。
今回、キーパーソンの、ジーン(ファムケ・ヤンセン)。
最強のレベル5の女ミュータント。
出てきた途端、「年くったなあ・・・」と思ってしまった・・・
ハル・ベリーが相変わらず美しいのに比べ、
すっかり老け顔になってしまったジーン。どうしちゃったの?
サイクロップスに愛され、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)に
命を懸けた大きな決断をさせるヒロインとは思えませんねえ。
その大きな決断なんだけど、そ、そ、そんな~せつない~~(>_<。)
本当にジーンを想っていたサイクロップスや
プロフェッサー(パトリック・スチュワート)でも手に負えなかったのだから、
仕方ないのかもしれません。
ウルヴァリンのような愛の形もあるのでしょう。
今回は、ミュータントとしての葛藤や苦悩が描かれています。
キュアを使って能力を失うのか、学校を続けていくのかなど、
それぞれに、内面をえぐった物語があって、
このあたり、ただのアクション映画でない魅力があるんですよね。
それと、ある一面、この作品はプロフェッサーとマグニートーの
物語でもあったような・・・
二人が仲良く手を組んでいた時代に始まって、
意見の違いから、ミュータント同士が二派に分かれて戦うハメに。
そして、一人が亡くなれば、一人は落胆し怒りを見せてました。
最終的に、もう一人も能力を奪われ、死に体になったと思いきや、
どっこい二人共 生き延びているじゃないの。その能力の強さよ。
1作目からどんどん面白くなって、最終章がやっぱり一番良かったです。