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2008-03-01(Sat)

監督:JJ.エイブラハム
製作:2006年 アメリカ トム・クルーズ
出演:*トム・クルーズ *フィリップ・シーモア・ホフマン
*ビリー・クラダップ *ミッシェル・モナハン *マギー・Q
タイムリミット48時間。
この夏世界各国で最も不可能なミッションが始まる!
冒頭、いきなりクライマックスシーン? やばいよ~こわい~
「8,9,10」Bang!って、そんなオチは見せるわけないよねえ。
これは何なの?って、グッと引き込まれました。
そしていつものテーマ曲!
この曲はテレビドラマだった頃から、ずっと耳に残っています。
これが出ると、俄然 気分が高揚するのだ!
現役を退き、訓練教官となったイーサン・ハント(トム・クルーズ)
婚約者のジュリア(ミシェル・モナハン)と幸せな時間を過して
いたところへ、ミッションの依頼が・・・
ボーンや007は、単独行動がほとんどだけど、
このシリーズは基本的にチームプレイです。
それぞれ役割分担があって、計画的に行動するところが、
見所だと思うし、私は好きだなあ。
「入り口まで50秒」と、秒単位の緻密さなのです。
前半は、スパイならではの変装や、小道具を使った侵入、
最新装置での情報収集が堪能できます。
だから、バチカンのシーンが一番好き。
後半はミッションじゃなく、愛する人を救うために行動します。
上海へ飛び、次から次へとシーンが展開するので、
目が離せません。これはもうアクション大作ですね。
スタントマンを使わずにアクションを自分でやるというトムだけど、
今回はどこまで本人がやってるんでしょ。
振り子の原理でビルからビルまでダイブするってすごいよね。
あれは特撮にしても、トムはマジで走ってた!
すっごい全力疾走。いい走りをしてる。まだやれる人ですね。
悪役のフィリップは、空気も凍るような冷徹さがありました。
飛行機の中で囚われている時、
自分が不利な状況にありながらも、イーサンに脅しをかけていた。
それに対して激高するとは、その時点でイーサンは負けてたよ。
フィリップの存在感はすごかったけど、役の設定としては、
それほど大物じゃなくて、肩透かしの感がありました。
結局、ワルに見えなさそうなのがワルという定番。
そいつは、「アメリカ国民のために動いている」と
言っていたものの、彼に何の利益があるのかな?
ブッシュ直属の部下で、報酬をもらってるとかなら納得できるけど。
そんでもって、彼は、けっこうマヌケだったりします。
自分から顔を出して裏切り者だと告白してくるし、
簡単に倒されるし。
素人までにもやられます。どんな素人だ!
危険な仕事と、愛する人との生活の狭間で、
葛藤するイーサンを描いてますが、
スパイに結婚はムリでしょう。インポッシブル!
だいたい、相手が妻であっても、正体を明かすとは、
その時点でスパイ失格だし。
イーサンは、訓練教官としてやっていって下さい。
シリーズ3作の中では、これが一番スピード感があって
良かったと思います。
次は1作目。これはテレビドラマの雰囲気を
大事にしていたから好きです。
2作目は、スローモーションの映像しか覚えてないです。