ショコラ
2008-01-24(Thu)
ハルストレム監督は優しい作風で人気がありますね。
昨日のヒース・レジャーの話題の中でも、この監督の名前が出ましたが、
ジョニーとの作品、もう1本ありました。

監督:ラッセ・ハルストレム
製作:2000年 アメリカ
出演:*ジュリエット・ビノシェ *ジョニー・デップ *ジュディ・デンチ
おいしい幸せ、召し上がれ
古い慣習に縛られた小さな村に、ある日、
北風に乗って見知らぬ親娘がやってきて、
チョコレート店を開きます。
閉鎖的な村の人々の心を、チョコレートのように
やわらかく溶かしてゆく・・・そんなお話です。
とてもメルヘンチックな優しい映像が良いですね~
チョコの甘い香りも、こちらに届いてきそうな感じです。
その村は排他的で、指導者が中心となって
チョコレート店に行ってはいけないと言うんだけど、
村人たちは、新参者に興味はあって、
小さな波紋が広がっていきます。
おいしそうなチョコと美しい女主人ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシェ)が
気にはなっても、なかなか受け入れる事はできません。
そんな状況でも、ヴィアンヌは、その人の好みのチョコを
当ててみせるという不思議な力でもって、
一人ずつ村人の悩みを聞いて、心を開かせ解決へ導きます。
船に乗って川を流れてきたジプシー(ジョニー・デップ)に対しても、
村人は異分子だからと火をつけて排除しようとするけど、
ヴィアンヌはジョニーに好意的に接して親しくなります。
この映画の最後のほうで「人の価値は、何を受け入れ、
何を創造するかで決まる」というセリフがあるように、
テーマはこれなんでしょう。
排除したり無視したりするのは簡単だけど、
新しい価値観を受け入れるのは難しい。
女神のように見えるヴィアンヌだって、かたくなな面を持ってましたよ。
村人たちが必ず行く教会には、一度も足を運ばず、
自分から迎合していかなかった。
それは、また北風が吹いたら放浪の旅に出るつもりだったからか?
その放浪の旅にしても、娘にガマンを強いていました。
安住しないため、娘には友達が存在せず、
架空のカンガルーを相手にしていました。
一番身近な娘の孤独感・不安感に、ヴィアンヌはきちんと
向き合ってやれていなかったんです。
そんなヴィアンヌの固執した心を溶かしたのは、ジョニー。
一度は仲間達と去ってしまうけど、再び戻って来てくれる。
きっと二人は、それまでの生き方だった放浪生活を止め、
新しい形態である定住を選択するんでしょう。
人を愛した事で、価値観が変わったんですね。
それは娘の不安の象徴であるカンガルーが消えた事から、
想像できます。
この作品のジョニーは美形で、繊細さもワイルドさも
持ち合わせていて良いんだけど、どうも泥臭くて私の好みじゃないなあ。
女性陣のほうが魅力的でしたよ。
ジュリエット・ビノシェは笑顔がほんとにステキだし、
ジュディ・デンチもレナ・オリンも巧みな変化を見せてくれました。
指導者をはじめ、みんなこだわりを捨て、心を解放していきます。
それと共に、映像の色調が明るくなって終わるところが、
とても後味が良くて、ほのぼのとした気分になれました。
ちょっとしたきっかけで受け入れるものが広がり、
かたくなな部分を捨てれば、生きやすくなる。
みんながハッピーになって心がすごく温かくなりました。
昨日のヒース・レジャーの話題の中でも、この監督の名前が出ましたが、
ジョニーとの作品、もう1本ありました。

監督:ラッセ・ハルストレム
製作:2000年 アメリカ
出演:*ジュリエット・ビノシェ *ジョニー・デップ *ジュディ・デンチ
おいしい幸せ、召し上がれ
古い慣習に縛られた小さな村に、ある日、
北風に乗って見知らぬ親娘がやってきて、
チョコレート店を開きます。
閉鎖的な村の人々の心を、チョコレートのように
やわらかく溶かしてゆく・・・そんなお話です。
とてもメルヘンチックな優しい映像が良いですね~
チョコの甘い香りも、こちらに届いてきそうな感じです。
その村は排他的で、指導者が中心となって
チョコレート店に行ってはいけないと言うんだけど、
村人たちは、新参者に興味はあって、
小さな波紋が広がっていきます。
おいしそうなチョコと美しい女主人ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシェ)が
気にはなっても、なかなか受け入れる事はできません。
そんな状況でも、ヴィアンヌは、その人の好みのチョコを
当ててみせるという不思議な力でもって、
一人ずつ村人の悩みを聞いて、心を開かせ解決へ導きます。
船に乗って川を流れてきたジプシー(ジョニー・デップ)に対しても、
村人は異分子だからと火をつけて排除しようとするけど、
ヴィアンヌはジョニーに好意的に接して親しくなります。
この映画の最後のほうで「人の価値は、何を受け入れ、
何を創造するかで決まる」というセリフがあるように、
テーマはこれなんでしょう。
排除したり無視したりするのは簡単だけど、
新しい価値観を受け入れるのは難しい。
女神のように見えるヴィアンヌだって、かたくなな面を持ってましたよ。
村人たちが必ず行く教会には、一度も足を運ばず、
自分から迎合していかなかった。
それは、また北風が吹いたら放浪の旅に出るつもりだったからか?
その放浪の旅にしても、娘にガマンを強いていました。
安住しないため、娘には友達が存在せず、
架空のカンガルーを相手にしていました。
一番身近な娘の孤独感・不安感に、ヴィアンヌはきちんと
向き合ってやれていなかったんです。
そんなヴィアンヌの固執した心を溶かしたのは、ジョニー。
一度は仲間達と去ってしまうけど、再び戻って来てくれる。
きっと二人は、それまでの生き方だった放浪生活を止め、
新しい形態である定住を選択するんでしょう。
人を愛した事で、価値観が変わったんですね。
それは娘の不安の象徴であるカンガルーが消えた事から、
想像できます。
この作品のジョニーは美形で、繊細さもワイルドさも
持ち合わせていて良いんだけど、どうも泥臭くて私の好みじゃないなあ。
女性陣のほうが魅力的でしたよ。
ジュリエット・ビノシェは笑顔がほんとにステキだし、
ジュディ・デンチもレナ・オリンも巧みな変化を見せてくれました。
指導者をはじめ、みんなこだわりを捨て、心を解放していきます。
それと共に、映像の色調が明るくなって終わるところが、
とても後味が良くて、ほのぼのとした気分になれました。
ちょっとしたきっかけで受け入れるものが広がり、
かたくなな部分を捨てれば、生きやすくなる。
みんながハッピーになって心がすごく温かくなりました。
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