手紙
2008-01-07(Mon)
「ジョニー祭り」ちょっと置いときます。(^_^;ダハッ
年末にテレビでやっていた映画です。
娘が録画して観ていたところをチラッと横から見ただけで、
大泣きしちゃいましたよ~~~
二人でティッシュの取り合い。
それで、最初からじっくり観てみました。
原作本は、家にあるんですが、まだ読んでいません。
これは読んでみなくちゃけませんね。

監督:生野慈朗
製作:2006年 日本
原作:東野圭吾
出演:*山田孝之 *玉山鉄二 *沢尻エリカ
兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です。
あらすじネタバレあります
事件被害者の家族の心境を慮る事はあっても、
加害者家族の事に関しては、
加害者と同等に考えていたところがあったなあと思う。
この映画にあるような加害者家族の苦悩については、
テレビで見る、少年が犯した罪に対して、
親御さんが謝罪している場面でしか考えた事がなかったです。
だから、この主人公・直貴(山田孝之)のように、
兄(玉山鉄二)が強盗殺人犯だという事で、
これでもかと理不尽な差別を受ける姿には、
ハッとさせられたし、やりきれない気持ちにもなりましたよ・・・
弟は自分が罪を犯したわけじゃないのに、
世間から冷たい仕打ちを受け、
夢や結婚や仕事までも、諦めなければならない。
一生、兄の罪に翻弄されて生きていかねばならない。
罪を犯すという事は、なんて重い事なのか!
その人一人の問題じゃ済まされない。
家族の人生までも崩壊させてしまう!
ズタズタにされた家族はどうしたらいいのか?
名前を隠して逃げる方法もあるでしょう。
でも、この作品では、逃げずにここで生きていく事を示唆しています。
勤務先会長の言葉を使って、世間での差別は当たり前だと、
厳しい現実を受け入れるよう諭し、
生活しているここから、こつこつと社会との繋がりを増やしていくんだと、
難しいながら、まっすぐ前を向いていく生き方を示しています。
主人公の場合には、由美子(沢尻エリカ)や漫才の相方である友人が
いてくれたから、社会との繋がりの貴重な2人がいて、
それにとても救われ、なんとかスタートできたんですね。
(特に由美子は芯の強い女性で、力になった)
「手紙」のタイトル通り、気持ちを伝えるアナログ手段の手紙が、
ものすごく重要になっていた作品でした。
刑務所内の兄と弟の文通、由美子が会社会長に出した手紙、
弟が兄に最後に出した手紙、兄が被害者家族に送った手紙。
全編にいろいろ出てきます。
弟は手紙が兄にとって唯一の心の拠り所であると分かっているのに、
家族を守るために兄を捨てる、と最後の手紙を書く。
それを読んだ兄は、弟の心情を初めて理解し、
同時に被害者家族の心情にも気付きます。
毎月、被害者家族に送り続けていた手紙は、謝罪とはならず、
相手にとってただ迷惑だったんだと。
そこで兄も被害者家族に手紙を書きます。
「自分は罪を償ってなどいなかった。これを最後にします」と。
それまで毎月送っていた手紙は自己満足だったと気付いたんです。
これから本当の償いが始まるんだと思います。
最後の手紙を読んだ被害者家族は、弟に
「これで終わりにしよう。お互い長かったね」と言ってくれるのだ!
それまで6年間、毎月手紙を書くという行為があった上で、
やっと被害者家族の気持ちに目を向ける気付きがあったから、
「もう終わらせよう」と言ってもらえたんですよね。
この辺りの、弟・兄・被害者家族の感情が溢れる、
何段階もの揺さぶりが、もうたまらん!! 号泣!
最後には、兄弟の切りたくても切れない絆を見せてくれます。
刑務所に漫才の慰問に行った弟を遠くから見つめて、
手を合わせて涙する兄の姿。
謝っても謝りきれない自分の犯した罪の重さに泣き続けます。
私も泣き崩れた~~エ~ン!涙が最高潮でしたよ~~
最後、弟は、少し気持ちが軽くなったようでした。
自分の立場を受け入れようと決心ができたんでしょう。
苦悩から逃げるんじゃなくそこで生きる事、
罪を犯す事の重さ、罪を償うという本当の意味、
人を赦すという事、この作品にはこれだけのものが詰まっていました。
映画としてはわざとらしい展開もあったけど、感動の内容でした!
年末にテレビでやっていた映画です。
娘が録画して観ていたところをチラッと横から見ただけで、
大泣きしちゃいましたよ~~~
二人でティッシュの取り合い。
それで、最初からじっくり観てみました。
原作本は、家にあるんですが、まだ読んでいません。
これは読んでみなくちゃけませんね。

監督:生野慈朗
製作:2006年 日本
原作:東野圭吾
出演:*山田孝之 *玉山鉄二 *沢尻エリカ
兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です。
あらすじネタバレあります
事件被害者の家族の心境を慮る事はあっても、
加害者家族の事に関しては、
加害者と同等に考えていたところがあったなあと思う。
この映画にあるような加害者家族の苦悩については、
テレビで見る、少年が犯した罪に対して、
親御さんが謝罪している場面でしか考えた事がなかったです。
だから、この主人公・直貴(山田孝之)のように、
兄(玉山鉄二)が強盗殺人犯だという事で、
これでもかと理不尽な差別を受ける姿には、
ハッとさせられたし、やりきれない気持ちにもなりましたよ・・・
弟は自分が罪を犯したわけじゃないのに、
世間から冷たい仕打ちを受け、
夢や結婚や仕事までも、諦めなければならない。
一生、兄の罪に翻弄されて生きていかねばならない。
罪を犯すという事は、なんて重い事なのか!
その人一人の問題じゃ済まされない。
家族の人生までも崩壊させてしまう!
ズタズタにされた家族はどうしたらいいのか?
名前を隠して逃げる方法もあるでしょう。
でも、この作品では、逃げずにここで生きていく事を示唆しています。
勤務先会長の言葉を使って、世間での差別は当たり前だと、
厳しい現実を受け入れるよう諭し、
生活しているここから、こつこつと社会との繋がりを増やしていくんだと、
難しいながら、まっすぐ前を向いていく生き方を示しています。
主人公の場合には、由美子(沢尻エリカ)や漫才の相方である友人が
いてくれたから、社会との繋がりの貴重な2人がいて、
それにとても救われ、なんとかスタートできたんですね。
(特に由美子は芯の強い女性で、力になった)
「手紙」のタイトル通り、気持ちを伝えるアナログ手段の手紙が、
ものすごく重要になっていた作品でした。
刑務所内の兄と弟の文通、由美子が会社会長に出した手紙、
弟が兄に最後に出した手紙、兄が被害者家族に送った手紙。
全編にいろいろ出てきます。
弟は手紙が兄にとって唯一の心の拠り所であると分かっているのに、
家族を守るために兄を捨てる、と最後の手紙を書く。
それを読んだ兄は、弟の心情を初めて理解し、
同時に被害者家族の心情にも気付きます。
毎月、被害者家族に送り続けていた手紙は、謝罪とはならず、
相手にとってただ迷惑だったんだと。
そこで兄も被害者家族に手紙を書きます。
「自分は罪を償ってなどいなかった。これを最後にします」と。
それまで毎月送っていた手紙は自己満足だったと気付いたんです。
これから本当の償いが始まるんだと思います。
最後の手紙を読んだ被害者家族は、弟に
「これで終わりにしよう。お互い長かったね」と言ってくれるのだ!
それまで6年間、毎月手紙を書くという行為があった上で、
やっと被害者家族の気持ちに目を向ける気付きがあったから、
「もう終わらせよう」と言ってもらえたんですよね。
この辺りの、弟・兄・被害者家族の感情が溢れる、
何段階もの揺さぶりが、もうたまらん!! 号泣!
最後には、兄弟の切りたくても切れない絆を見せてくれます。
刑務所に漫才の慰問に行った弟を遠くから見つめて、
手を合わせて涙する兄の姿。
謝っても謝りきれない自分の犯した罪の重さに泣き続けます。
私も泣き崩れた~~エ~ン!涙が最高潮でしたよ~~
最後、弟は、少し気持ちが軽くなったようでした。
自分の立場を受け入れようと決心ができたんでしょう。
苦悩から逃げるんじゃなくそこで生きる事、
罪を犯す事の重さ、罪を償うという本当の意味、
人を赦すという事、この作品にはこれだけのものが詰まっていました。
映画としてはわざとらしい展開もあったけど、感動の内容でした!
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