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息子のまなざし
息子

監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ  リュック・ダルデンヌ  
製作:2002年 ベルギー
出演:*オリヴィエ・グルメ *モルガン・マリンヌ *イザベラ・スパール

人は受け入れることから、愛が生まれる。

ネタバレあります

惹かれるタイトルですよね~
家族愛をテーマにした映画かと思いきや、見事に裏切られました。
そんなほのぼのとした感情は一切ない作品でした。

職業訓練校で先生をしている男オリヴィエ(オリヴィエ・グルメ)のところに、
少年フランシス(モルガン・マリンヌ)が入校してきます。
その時から、オリヴィエは心中穏やかでなくなり、
獲物を探るような目で少年の姿を追いかけます。それはなぜか・・・

その少年は、オリヴィエを不幸のどん底に落とした張本人でした。
憎んでも憎みきれない相手でした。
でも、少年のほうは気付いていません。

それを知ってから、私も胸が痛くて苦しくて、
それでも、とにかくこの二人の行方を見守るしかないと思って観続けました。

オリヴィエと少年の間には、微妙な距離感と緊迫感が流れています。
オリヴィエの無表情を装う顔のアップ・・・ひたすら沈黙・・・

この映画は音楽が全くありません。セリフもかなり少ないです。
間の多い独特な映画です。

でも、沈黙の中に、『言いたい事は山ほどある』という心の声が、
ビンビンとこちらに伝わってくる~!
 う~苦しい! (>_<。)

調べてみると、少年も、孤独で不幸な身の上でした。
この子役のモルガン君、陰をうまく表現できる哀愁ある少年だなあ。

いつしか、オリヴィエは、少年の中に、
自分の息子の面影を追うようになります。

タイトルの「息子のまなざし」と言うのは、
少年に息子のまなざしを見たという意味でしょうか。

どちらかと言うと、おじさんオリヴィエ目線の映画なので、
「父のまなざし」に近い気がしたんですが。

二人の関係は少しずつ近づいているように思えます。
どうなるのかと言うところで・・・

驚くのは、ラストのシャットダウン。
バシッという幕の下ろし方。
「ええっ~~? ここで終わり?」思わず叫びました。
そんな私を突き放すように、音楽のないエンドロール。
シーン・・・静寂・・

じゃあ、少年の気持ちはどうなの?罪の意識とかさあ!
観る側としては、いろいろ考えを巡らす事はできるけど、
私は、彼自身の言葉で何か言ってほしかった~~

一風変わったこの作風は、忘れがたいです。
ラストに不満はありつつも、印象度で、★★★★★だと思います。

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

NoTitle
YANさんこんばんは
この作品は何だか涙が溢れてきましたよー
一番辛かったのは、少年が先生が自分が手をくだした相手の父親だとわかった時に、逃げるでしょう
その時にチラっと
「自分もきちんと制裁を受けた」って感じの事を言うじゃないですか!!
でも、あやまったり、許して欲しいって気持ちは一切ないように思ったんですよね
罪は犯した、でも少年院に入ったので、その分はもう返上した」っていう彼の中の思いがねぇ
私はそう受け止めたのよね
まだまだ、彼には何かが足りないなって

この先、この二人の関係がうまくはいかなくても、続く事で、少年が成長してくれる事を祈ります
雨里さんへ
おお!雨里さんもこれ観てたんですか~?
この作品について話す人がいないと思ってたんですよ。
雨里さんのコメント、うれしいわ!

私は、「ある子供」と違って、こちらのほうは、
多少希望ある終わり方なんじゃないかなって感じたんだけど。。。

真実が分かる前だったけど、「親代わり(だったか?)になってほしい」と頼むシーンもあったから、信頼が芽生えてたわけでしょう。

逃げたシーンのところは、自分が責められると、不安になったためで、
子供だから、まず保身に走って言い訳をしたんじゃないかなあ。。。?

でも、睨み合って(ここ、凶器となるものがそばにあってハラハラしましたね)
結局、片付けに移るという行動で、
オリヴィエは赦したんだと思うし、
少年も赦された事で、謝罪を考えるようになると思うんですよ。
時間は多少かかるにしてもね。

う~ん、ちゃんとしたセリフがないもんだから、
人それぞれで考えるしかないんですね~
私は、ハッキリとした形のほうが好きなのよね~~
何か言ってほしかったわ!
NoTitle
YANさんこんばんは~
逃げたシーンは私も実際にどうしていいかわからず、驚きと心の逃げが身体にも出てしまって、あの場合大人の私でも逃げると思います
でもねぇ
わたしなら、とりあえずあやまる気がするの
罪は償ったって言う前にあやまって欲しいのです

でもでもよ、人間ってそんなに綺麗に成長したり更生したり出来ないと思うから、あれが真実に近い姿なのかなとも思います

父親の方も、自分に頼ってくる少年の生い立ちなどに、同情したと同時に、自分がどのくらい亡くなった子供と向き合っていたかを考えて、いろいろとやり直したいこともあるんじゃないかなぁ

多分この二人は今後うまくやっていくと思うの
ふつうの親子のようにはなれない
この映画のように、言葉少なに時は流れて行き
いつか、最後のときにも少年が父親の元にいる気がします
そうであってほしいですねぇ
雨里さんへ
あの逃げたのと自分の保身を先に考えたのは、逆にリアルでしたよね。
恐らく、あの少年は今までに荒んだ生活をしてきて、
素直に謝った経験が無かったんじゃないかなあ。
追い詰められると、ただ自分を正当化して守る習性が
身に付いていたと想像するんですよ。
それでも私も、とにかく一言、謝罪の言葉を聞きたかったです。
(それは自分がスッキリしたいためなんだけど)

>父親の方も、自分がどのくらい亡くなった子供と向き合っていたかを考えて
雨里さんも、映画で描かれた枠を超えて、人物に相当感情移入してる~!
なるほど~、父親は少年のベッドで寝転びながら、
自分の息子の事を、息子と自分の事を、思い巡らせていたでしょうね。

>そうであってほしいですねぇ
同感です!
この作品は、二人が良い方向に進んでくれるのを、
心から願いたくなるんですよね!
NoTitle
え~っ
雨里さんは若い男に感情移入しても、おっさんにはしないはず・・(笑)

やっぱ、最近親子関係物みると、親の立場になって辛い時が多いわぁ
雨里さんへ
え~っ
でも完全に、あの見た目むさ苦しいおっさんに感情移入してますよ!
親の気持ちが痛い程伝わってくるからね~
特にこの父親の立場はありえないくらい辛い立場でしょう。
私があの立場だったら、少年を赦せるのか疑問だわ~
私もやっと見ました^^
YANさんのレビュ、そしてYANさんと雨里さんのコメのやりとり、
すべてに「うんうん!」と頷いてしまいました^^;

私も少年が暴れながら「5年もつぐなったんだ!」と言い訳めいたセリフを吐いた時には
「お前全然事件の事は反省してないやろ!
人の命奪っといて5年で済むと思うなよーーー!!」と
かなりイラッときました(-_-メ)

でも最後はまた戻ってきて、静かに共同作業する二人の姿。
そうそう、少年はスグには反省して無くても、何年、イヤ何十年もしてから
自分のしでかした罪の重さを知るのだと思います。

多分ね、オリヴィエが死ぬ間際に少年(その頃にはオッサン)がそばにいて
なにか「お前を許す」みたいな事を言った時、とか
少年自身が子供(できれば男の子)を持った時とか。

あーその二つを組み合わせて
「少年が大人になって、自分の子供も殺されて、
やっと自分の昔犯した罪の重さに気づいた。
そして年老いて死の床にあるオリヴィエに初めて素直に『許してくれ』と言う。
そしたらオリヴィエは『もうとうに許していたよ』・・・END」

ってのはどう?!(妄想暴走中)
でも映画的にはちょっと間延びしちゃうか~★

わさぴょんさんへ
す、すごい・・・わさぴょんさんの想像力というか創造力!(^▽^;)

私も最初は、少年の態度に「どういうつもりなんだ~!」と
攻め寄りたくなりましたよ。
でもやっぱり少年が自分の罪の重さを知るのには時間がかかるのかな。

少年に子供ができて・・・って、かなり先になるけど、
そういう時には本当に思い知るでしょうね。
(しかし自分の子供も殺されて・・・は飛び過ぎじゃない?(≧ε≦))

>もうとうに許していたよ
これ、いいわあ~~ 分かる分かる!
きっとオリヴィエはいつかそんな言葉を言うと思います。
言う時が来て欲しいなあ。

どこまでも、二人の将来を想像しちゃいますね。(≧∇≦)ノ彡☆
観る者に、そういう余白を残した作品なんですね。
NoTitle
わたしも観ましたっ!
子を持つ親としては、息が詰まるほど重苦しい映画でしたね。
オリヴィエの寡黙さが余計につらさを倍増しました。
私ならありったけの罵詈雑言を並べ立て、自分が、息子が、妻がどんなに苦しい思いをしているかまくしたてたでしょう。

またいい映画を教えてくださいね。
くるみナッツさんへ
お久しぶりです~♪
子育ての合間に、多少 時間が持てるようになりましたか?

これ、オリヴィエ目線の映画でしょう。
同じ親として、気持ちが入り過ぎちゃって、
胸が苦しくて痛くなりますよね。

普通なら簡単に許せないですよ。
だから少年には心から謝罪する気持ちが芽生えて欲しいし、
オリヴィエも自然に許せるようになるといいなと思います。
NoTitle
YANさん、こんにちはー!
こういう題材は興味があるので、つい入り込んで見てしまいます・・・。
あの少年が謝罪する気持ちとか反省の態度とか、その辺り、今後どうなっていくんでしょうね・・・。

>どちらかと言うと、おじさんオリヴィエ目線の映画なので、「父のまなざし」に近い気が
 確かに^0^

そういえば、「BOY A」って映画を今年見たんですが(レンタル開始になってるはず・・) それも少年犯罪を犯した少年が社会に戻って来て・・・という映画で、凄く興味深かったです・・・。
latifaさんへ
こんにちは!
人間の難しい感情を抉るように描いていたので、
ものすごく引き込まれました。
ほんと、あの少年の今後がとても気になったんですが、
上手いこと(≧ε≦) バッサリと終わってましたね~
それぞれが考えるようにって事でしょう?
私はもう少し先まで見せて欲しかったなあ。。。

「父のまなざし」っぽくなってましたよね。
でも、邦題の「息子のまなざし」ってかなりいいですよね!

前にlatifaさんご推薦の「運命じゃない人」「マリアの受難」を
レンタル店で聞いたんですが、なかったんですよ~!
うちのほうの店は、韓流とアメリカドラマが中心になっちゃって・・・
でも「BOY A」は見かけた気がします。
機会があれば手にしてみますね。いつもありがとうございます。
息子のまなざし←文部省・PTAはもとより、カトリック中央協議会広報部も推薦!テー
自分の幼い息子を殺して出所してきた少年が、何も知らずに自分の生徒として入学してきたらどうするか。 えー!?どうする?どうする?殺し...
「息子のまなざし」の世界各国ポスター探しをしてみましたところ。どこのお国のものも、それぞれなかなかgood!でした。左上のはフランス版...
ひとりごと
  
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■やっば~い!喪中ハガキ印刷のためにPCを開いたら、久しぶり過ぎてメールが山ほど溜まっていた。ほとんど宣伝メールだけどね。11/05  
■友人とランチに行った。混んでいて仕方なく座敷で正座して食べたけど、足とお尻が痛くなって焦った。前より悪化しているような。今週お坊さんが来るけど正座出来ないと困るな。10/26 
■娘がミスチルのZEPPでのLIVEに当選した!凄い倍率だったのに。翌日のEXILEのチケットもゲット。最近、ついてるな~ 私もLIVEに行きたいな~ 10/23  
■ショッピングでポイントが溜まっていてスカートがかなり安く買えた! 得した気分☆ 10/21 
■半年以上、不明熱による通院を続けているけど、血液検査の結果がだんだん良くなって来て少し希望が見えてきた。それにしても未だに原因不明。10/17 
 
 
 -YAN-

 
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■ボーン・アルティメイタム
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■ぼくのエリ 200歳の少女
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■ホテル・ルワンダ
■ホビット 思いがけない冒険
■ホビット 竜に奪われた王国
■ホビット 決戦のゆくえ
■ボルベール<帰郷>
■ホワイトハウス・ダウン
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「ま行」
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■マイ・ブラザー
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■マイレージ、マイライフ
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■魔法使いの弟子
■魔法にかけられて
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■マルホランド・ドライブ
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■Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
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■ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
■ミッション:8ミニッツ
■ミッドナイト・イン・パリ
■みなさん、さようなら
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■未来を生きる君たちへ
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■ミレニアム2 火と戯れる女
■ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
■ムーラン・ルージュ
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■息子のまなざし
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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