アメリカン・スナイパー
2015-09-08(Tue)
戦争が作り出すのは犠牲者だけ

AMERICAN SNIPER
監督:クリント・イーストウッド
製作:2014年 アメリカ
原作:クリス・カイル「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」
上映時間:132分
出演:*ブラッドリー・クーパー *シェナ・ミラー *ルーク・グライムス *ジェイク・マクドーマン *ケヴィン・レイス
米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親
イラク戦争で160人を射殺し、米軍最強のスナイパーと言われた
クリス・カイルの自叙伝を、クリント・イーストウッドが実写化。
「伝説の狙撃手」と英雄視されながらも、
戦場から戻って来る度に心を蝕まれ深い傷を負っていく、
その心理描写が克明なんですよね。
戦場と帰国後の日常を交互に見ていくと、
その落差が浮かび上がります。
戦場では恐怖・緊張の連続なのに、
アメリカではイラクの事など関係ないような平穏な暮らしぶり。
同じ地球上で、銃撃や爆破って・・・異常ですよね。 (+_+)
つづく ↓

戦地からの電話で銃撃戦の音だけが聞こえるって・・生きた心地がしない
他の兵士で「俺達は正しいのかどうか」と
迷いの中で命を絶った人がいたけど、
カイル(ブラッドリー・クーパー)の場合は
迷いなど全く無く、「祖国を守る」と言う
揺るぎない信念を持っているんですよね。
それでもやっぱり少しずつ精神を崩壊させていってしまう。
そりゃそうでしょう。戦争だもの。殺し合いだもの。
戦場の様子が本当にリアルで、
恐怖と緊張がダイレクトに伝わってきたわ・・・(><)
これまで多くの戦争映画を観てきたけど、
どこか映画の中の世界だと思っていた所があったんだなぁ。
ドアを蹴破って銃を構えるポーズなんて、
カッコいいとエンタメ的に捉えていたなぁ。
だけど今、日本が現実に、安保関連法案次第で、
戦闘に巻き込まれるかもしれないという局面にあるから、
戦場のシーンが物凄く身近に切迫して感じられました。(°□°;)
シールズと聞いて、Navy SEALsじゃなくて、
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)を
思い浮かべたし、日本の問題に結び付けちゃって、
こんなに恐怖を感じた事はないくらい。
自衛隊員が後方支援であろうとあんな所に放り込まれたら・・
ムリ、ムリッ!! とんでもない!(><)
心身に危険が及ぶに違いない!
映画の話に戻って・・・
イラクのスナイパー、ムスタファはカイルの映し鏡の
ような存在だったけど、ムスタファも葛藤したのでしょうか。
イラク兵のPTSDについては聞いた事がないのは、
データが無くて分からないだけでしょうか。気になります。
妻タヤ(シエナ・ミラー)の不安と苦悩も相当なものなのに、
「心も戻ってきてほしい」と訴えながらも、
よく耐えて夫を支えてましたよね~
彼女も戦争の犠牲者の一人だと思います。
国を守るためだろうと何だろうと、
戦争が作るのは犠牲者だけです。
#2014年アカデミー賞 音響賞受賞

AMERICAN SNIPER
監督:クリント・イーストウッド
製作:2014年 アメリカ
原作:クリス・カイル「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」
上映時間:132分
出演:*ブラッドリー・クーパー *シェナ・ミラー *ルーク・グライムス *ジェイク・マクドーマン *ケヴィン・レイス
米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親
イラク戦争で160人を射殺し、米軍最強のスナイパーと言われた
クリス・カイルの自叙伝を、クリント・イーストウッドが実写化。
「伝説の狙撃手」と英雄視されながらも、
戦場から戻って来る度に心を蝕まれ深い傷を負っていく、
その心理描写が克明なんですよね。
戦場と帰国後の日常を交互に見ていくと、
その落差が浮かび上がります。
戦場では恐怖・緊張の連続なのに、
アメリカではイラクの事など関係ないような平穏な暮らしぶり。
同じ地球上で、銃撃や爆破って・・・異常ですよね。 (+_+)
つづく ↓

戦地からの電話で銃撃戦の音だけが聞こえるって・・生きた心地がしない
他の兵士で「俺達は正しいのかどうか」と
迷いの中で命を絶った人がいたけど、
カイル(ブラッドリー・クーパー)の場合は
迷いなど全く無く、「祖国を守る」と言う
揺るぎない信念を持っているんですよね。
それでもやっぱり少しずつ精神を崩壊させていってしまう。
そりゃそうでしょう。戦争だもの。殺し合いだもの。
戦場の様子が本当にリアルで、
恐怖と緊張がダイレクトに伝わってきたわ・・・(><)
これまで多くの戦争映画を観てきたけど、
どこか映画の中の世界だと思っていた所があったんだなぁ。
ドアを蹴破って銃を構えるポーズなんて、
カッコいいとエンタメ的に捉えていたなぁ。
だけど今、日本が現実に、安保関連法案次第で、
戦闘に巻き込まれるかもしれないという局面にあるから、
戦場のシーンが物凄く身近に切迫して感じられました。(°□°;)
シールズと聞いて、Navy SEALsじゃなくて、
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)を
思い浮かべたし、日本の問題に結び付けちゃって、
こんなに恐怖を感じた事はないくらい。
自衛隊員が後方支援であろうとあんな所に放り込まれたら・・
ムリ、ムリッ!! とんでもない!(><)
心身に危険が及ぶに違いない!
映画の話に戻って・・・
イラクのスナイパー、ムスタファはカイルの映し鏡の
ような存在だったけど、ムスタファも葛藤したのでしょうか。
イラク兵のPTSDについては聞いた事がないのは、
データが無くて分からないだけでしょうか。気になります。
妻タヤ(シエナ・ミラー)の不安と苦悩も相当なものなのに、
「心も戻ってきてほしい」と訴えながらも、
よく耐えて夫を支えてましたよね~
彼女も戦争の犠牲者の一人だと思います。
国を守るためだろうと何だろうと、
戦争が作るのは犠牲者だけです。
#2014年アカデミー賞 音響賞受賞