ジャージー・ボーイズ
2015-07-25(Sat)
得るものが大きいと失うものも相当に大きい。

JERSEY BOYS
監督:クリント・イーストウッド
製作:2014年 アメリカ
上映時間:134分
出演:*ジョン・ロイド・ヤング *ヴィンセント・ピアッツァ *エリック・バーゲン *マイケル・ロメンダ *クリストファー・ウォーケン
夢、栄光と挫折―― それでも僕らは歌い続ける。
トニー賞受賞の同名ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを
クリント・イーストウッド監督で映画化。
メンバーが曲を歌う時だけ音楽が流れて、
セリフを歌うわけじゃないのでミュージカルっぽくなく、
人間ドラマに近い内容でした。
ニュー・ジャージーの土地柄、ザ・フォー・シーズンズの結成、
栄光と挫折が、トントンとムダ無くシンプルに描かれています。
ハデな演出はなくて、イーストウッドらしい堅実な作りですよね。
一部、登場人物がカメラ目線で語る演出があって、
あれあまり好きじゃないなあ。
ミュージカルの舞台には合っているけど、
映画向きではないと思いました。
「シェリー」「君の瞳に恋してる」は何度も耳にした事のある曲。
でもフォー・シーズンズの名前は『聞いた事がある』という程度。
製作総指揮にフランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオが
加わっているのもあってか作中のこの2人はまともな人間(≧ε≦)
トミーはどうしようもなくいい加減な酷い奴で、
ニックは存在感の薄い男という印象になってましたね。
トミーは自分達のミュージカルがヒットして映画にまでなった事を
どう思っているのか、気になる。
子供や孫に見せられないんじゃない?(^^;
ネタバレあります ↓

4人の中で扱いの差が出るのはビートルズでもあった事。
ニュー・ジャージーでは犯罪が日常茶飯事で、
トニーはマフィアとも顔見知りのチンピラだったんですね。
バンド活動は貧しさから抜け出す手段でしかなかった。
音楽物なのに全く音楽への情熱が感じられない
映画だなあとずっと思って観てました。
例えば『ハーモニーをこうしよう』などの会話が無い。
最後のほうでフランキーがトニーに
「音楽のために努力しない」と言うシーンがあって、
まさに私が感じていた事がここで出てきた!と思いました。
フランキーは不満を吐き出しながらも
トニーの100万ドル近い借金の肩代わりをするんですね。
「トミーは俺を拾ってくれた、安いものだ」と言って。
義理人情に厚いのがニュー・ジャージー流なんだね~
常に裏社会と繋がりがあるのも。
クリストファー・ウォーケンのボスは穏やかで
彼らを優しく見守るのが良かった。
グループで成功すると方向性の違いなどで
亀裂が入る事はよくあります。
グループでなくても成功には光と影があって、
得るものが大きければまた失うものも大きい。
家庭不和に仲間との確執、大切な人との別れ。
明るいメロディの「君の瞳に恋してる」の誕生に、
あんな悲しい出来事があったとはなんて辛いの。
これからこの曲を聴くたびに悲しさがこみ上げちゃう。
でもフランキーにとって、様々な出来事を受け入れて
前を向く曲になった事でしょうね。
フィナーレは出演者全員が踊って、
最高に盛り上がったシーンになってました♪

JERSEY BOYS
監督:クリント・イーストウッド
製作:2014年 アメリカ
上映時間:134分
出演:*ジョン・ロイド・ヤング *ヴィンセント・ピアッツァ *エリック・バーゲン *マイケル・ロメンダ *クリストファー・ウォーケン
夢、栄光と挫折―― それでも僕らは歌い続ける。
トニー賞受賞の同名ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを
クリント・イーストウッド監督で映画化。
メンバーが曲を歌う時だけ音楽が流れて、
セリフを歌うわけじゃないのでミュージカルっぽくなく、
人間ドラマに近い内容でした。
ニュー・ジャージーの土地柄、ザ・フォー・シーズンズの結成、
栄光と挫折が、トントンとムダ無くシンプルに描かれています。
ハデな演出はなくて、イーストウッドらしい堅実な作りですよね。
一部、登場人物がカメラ目線で語る演出があって、
あれあまり好きじゃないなあ。
ミュージカルの舞台には合っているけど、
映画向きではないと思いました。
「シェリー」「君の瞳に恋してる」は何度も耳にした事のある曲。
でもフォー・シーズンズの名前は『聞いた事がある』という程度。
製作総指揮にフランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオが
加わっているのもあってか作中のこの2人はまともな人間(≧ε≦)
トミーはどうしようもなくいい加減な酷い奴で、
ニックは存在感の薄い男という印象になってましたね。
トミーは自分達のミュージカルがヒットして映画にまでなった事を
どう思っているのか、気になる。
子供や孫に見せられないんじゃない?(^^;
ネタバレあります ↓

4人の中で扱いの差が出るのはビートルズでもあった事。
ニュー・ジャージーでは犯罪が日常茶飯事で、
トニーはマフィアとも顔見知りのチンピラだったんですね。
バンド活動は貧しさから抜け出す手段でしかなかった。
音楽物なのに全く音楽への情熱が感じられない
映画だなあとずっと思って観てました。
例えば『ハーモニーをこうしよう』などの会話が無い。
最後のほうでフランキーがトニーに
「音楽のために努力しない」と言うシーンがあって、
まさに私が感じていた事がここで出てきた!と思いました。
フランキーは不満を吐き出しながらも
トニーの100万ドル近い借金の肩代わりをするんですね。
「トミーは俺を拾ってくれた、安いものだ」と言って。
義理人情に厚いのがニュー・ジャージー流なんだね~
常に裏社会と繋がりがあるのも。
クリストファー・ウォーケンのボスは穏やかで
彼らを優しく見守るのが良かった。
グループで成功すると方向性の違いなどで
亀裂が入る事はよくあります。
グループでなくても成功には光と影があって、
得るものが大きければまた失うものも大きい。
家庭不和に仲間との確執、大切な人との別れ。
明るいメロディの「君の瞳に恋してる」の誕生に、
あんな悲しい出来事があったとはなんて辛いの。
これからこの曲を聴くたびに悲しさがこみ上げちゃう。
でもフランキーにとって、様々な出来事を受け入れて
前を向く曲になった事でしょうね。
フィナーレは出演者全員が踊って、
最高に盛り上がったシーンになってました♪