ブラック・スワン
もう~黒鳥の踊りは圧巻~★
遥かな高みを目指すプリマの苦悩と葛藤が
リアルに迫ってきました。 表現者って奥が深い。。。

ブラック・スワン
BLACK SWAN

監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:2010年 アメリカ
出演:*ナタリー・ポートマン *ヴァンサン・カッセル *ミラ・クニス
*バーバラ・ハーシー *ウィノナ・ライダー

純白の野心は、やがて漆黒の狂気に変わる・・・

芸術監督トーマス(ヴァンサン・カッセル)は、
年齢的な事からプリマのベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、
ニナ(ナタリー・ポートマン)を「白鳥の湖」の主役に抜擢。
ニナは美しくて繊細な白鳥役はこなせるが、
王子を誘惑する邪悪で官能的な黒鳥役は上手く表現できず、
重圧にさいなまれる。
自分と正反対の妖艶で奔放的なリリー(ミラ・クニス)と言う
ライバルが出現し、ますます不安と焦りを感じるようになる・・・

ネタバレあるかも



様々な芸術に共通する事だけど、
技術が正確というだけじゃダメで、
そこに人の内側から滲み出る表現が備わる事によって、
見る者は心を動かされるんですよね。

それには、表現者の経験・知識が幅広い方がいいのかもね。
世の中には白の世界も黒の世界もある。
人の内側にも白の部分、黒の部分がある。
外の世界での経験に触発され、その人の内側に
隠れていたものが出てくる事もあるでしょうね。

トーマスは「自分を解放しろ、愉しみを知れ」とけしかけます。
特にセクシャル面において解き放てと。

ニナは、元バレリーナだった母の期待を背負って
二人三脚でバレエだけを一生懸命やってきました。
母は過剰な愛情を見せるんだけど、
それこそがニナを抑制している原因なんだよね~(- -;)

群舞で終わった母は、トップに立つ者が境地を目指す事を
理解できないのか、恐れているのか、
ニナが殻を破って飛躍しなければならないのに、
いつまでも自分の手の届く所に留めておこうとします。


母との闘い、自分との闘いに加え、
ライバルに役を取られるかもしれないという疑心暗鬼から、
しだいに心のバランスを失い、狂気に取り憑かれるんですね。

もはや、ニナが見ているものが、現実か妄想か
こちらまで分からなくなってきちゃう。
振り返って考えてみると、リリーの存在すら
全て幻覚だったのかも?と思えてくるのよね~

精神が崩壊していく様子は、鏡を使ったシーンや、
身体を傷付ける痛いシーンなど、
ホラータッチの演出になっていて、すごくドキドキしました。

強迫観念に苛まれる姿が9割で、緊張の糸 張り詰めっぱなし
八の字眉のナタリーの表情の多い事。(^^;
本番の白鳥の踊りでさえ雑念が入って失敗するという有様。
プリマなのにこんなんでいいのか頑張れ!と、
ニナの心境をリアルに感じてハラハラしどうしでした。

しかし次の黒鳥は別人のように赤い目をカッと見開いて、
迫真の舞を見せてくれましたね~ すごい!圧巻★

彼女を四方から回って撮るカメラワークも良かった。
そして最後の哀しみの白鳥では涙・・・
ニナが感じた完璧な世界とは、恐らく私のような一般人には
一生見る事の無い、頂点にある芸術の極致なんだろうなあ。
生みの苦しみとは、ここまで孤独で凄まじいものか・・・

ヒース・レジャーの事も、ちょっと思い出しました。
彼も悪を引き出そうと自分と闘いバランスを崩したのか・・?

ナタリー自身も、バレエの特訓をしながら、
野心や猜疑心や狂気を表現しなくちゃいけなくて、
それこそ重圧でいっぱいだったのでは?
難しい役に挑んだ渾身の演技に心から拍手を送りたいです

#2010年アカデミー賞 主演女優賞 受賞


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「ブーリン家の姉妹」

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テーマ : ★おすすめ映画★
ジャンル : 映画

「高中正義」40周年記念LIVE *ZEPP名古屋
昨日、大好きなギタリスト高中氏のライヴに、旦那と2人で
行ってきたので、忘れないうちに記録しておかなくちゃ。

高中正義

主婦になってから高中氏のライヴには行ってなかったので、
かなり久しぶりのナマ高中氏。
メタボにもなってないし、髪も全然薄くなってないし(≧ε≦)
いつまでも若々しくカッコイイままで
、うれしかったな~
観客はオジサン7割、オバサン3割。
みんな年齢を重ねていると言うのに、高中氏は若い!!ブラボー★
満員盛況で、いつまでもファンに愛されているなあ~って実感した

今回は40周年と言う事で、新譜の「40年目の虹」はもちろんの事、
けっこう懐かしい曲もやってくれて、涙ものでしたよ。

「Nightmare」からラストの「MAMBO No.5」まで約20曲くらい、
2時間半くらいかな、しっかり堪能させてもらいました。
アンコールは「黒船」じゃなかったのが淋しかったけど。

途中、エフェクターかアンプヘッドの調子が悪くて、
ギターがハウるみたいに聴こえてたんだけど、
曲を中断して、再度やり直すと言う
珍しいトラブルを体験しました。

私の席からは、丁度 高中氏のペダルを踏む足元まで
しっかり見えて、あの海を浮遊するような
♪フワ~フワ~フワ~♪にも酔わせてもらいました☆
もう指が長くて細くてすごく綺麗なの、たまりません★★

ドラム、パーカッション、ベースのリズム隊が
とにかくパワフルでシッカリしてるからノレましたね~!

高中氏、40周年おめでとう!!★
エネルギー充電させてもらいました、ありがとう★


覚えている限りの曲のラインナップをメモしておきます。

■Nightmare
■「夏窓」
■DISCO B
■PLASTIC TEARS
■FEEDBACK’S FEEL
■リオの夢
■SOCKERNOS (←後日追記しました)
■ONCE UPON A SONG  (←後日削除しました)
■THE MOON ROSE
■THUNDER STORM
■40年目の虹
■SAUDADE
■SEXY DANCE
■ミスター
■Seasons
■BLUE LAGOON 'K’
■READY TO FLY
■獅子座流星群  (←後日追記しました)
■BREAKIN’ LOOSE
□ウクレレ・セイシェル
■MAMBO NO.5


<メンバー>
D.宮崎まさひろ
Per.斉藤ノブ
B.岡沢章
G.稲葉ナルヒ
Ky.重実徹
Ky.河野啓三


だったと思いますが、間違っていたり足りない部分に
気付かれた方は、情報を教えて下さい。
よろしくお願い致します。


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「ビルボードライブ大阪おまけ話」
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テーマ : ライブ
ジャンル : 音楽

アウェイク
これ、身体の痛みだけじゃなくて、
精神的にもすごく痛いよね・・・
手術で寝ている間に人生が変わっちゃうなんて、
衝撃の体験だわ~

アウェイク
AWAKE

監督:ジョビー・ハロルド
製作:2007年 アメリカ
出演:*ヘイデン・クリステンセン *ジェシカ・アルバ *テレンス・ハワード
*レナ・オリン 

手術中に全身麻酔をかけても効かずに、肉体は麻痺しているが
目覚めている(=アウェイク)と言う「術中覚醒」

確率的には少ないけど、あるそうです。
つまり、痛みはしっかり感じるのに、全く動けなくて
その事に気付いてもらえないまま、メスで切られるのだ(><)
静かな「SAW」みたいなものだな・・・激痛 ううっ!

ネタバレあるかも


そういう痛みの恐怖を描いたスリラーっぽい話かと思ったら、
ストーリーは思わぬ展開をしていきます。
主人公のクレイ(ヘイデン・クリステンセン)が『何だって?』と
心の声を発したように、思わず私も「何だって?」となりましたよ。
術中覚醒は、衝撃の事実を知るきっかけとなるのでした

信頼していた者達に、こんな形で裏切られるとはね~
予想だにしなかったなあ。
あまりのショックにクレイも痛みを忘れたのか
その後一切、身体に関する苦痛は言わなくなっちゃった。(^^;

後半は幽体離脱したクレイが俯瞰的に状況を眺める形にして
動きを加えています。

ずっと寝ているだけじゃあ、画として面白くないからね。
周囲の言葉に耳を澄ませ、過去の出来事を検証しながら、
真実を明らかにしていきます。

一方で、母親の推理もなかなかのもの。
母と名医は、最初は威圧的で嫌な人間にしか見えなかったのに、
最後では大逆転。
愛し合っていると思っていた彼女、信頼していた親友やスタッフも、
まさかの大逆転。
ジェシカ・アルバの愛らしい笑顔に、まんまと騙されてしまったな。(- -;)

母は偉大で、自分の命を差し出してまで心臓を提供します。
生死を彷徨う中、母と息子が心の対話をするシーンは良かったですね。
母の遺志を受け、一人で自立する決心をした時、
クレイは目覚めます。

手術中に、激痛と絶望と母の愛を感じ、
目覚めた時には、大きく変わった人生を歩み出す

ものすごい大手術だったな・・・(^^;


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テーマ : アメリカ映画
ジャンル : 映画

ザ・タウン
がんじがらめのしがらみの中で、
新しい自分に生まれ変わりたいと
願った男の葛藤を描いています。
ベン・アフレック監督・主演。

ザ・タウン
THE TOWN

監督:ベン・アフレック
製作:2010年 アメリカ
出演:*ベン・アフレック *ジェレミー・レナー *レベッカ・ホール *ジョン・ハム
*ピート・ポスルスウェイト *クリス・クーパー

ここは全米最悪、強盗と犯罪の街。

ボストンの一角チャールズタウンは、犯罪多発地区。
銀行強盗が家業のように父から子へ受け継がれる。
主人公のダグ(ベン・アフレック)はアイスホッケー選手を
夢見ていたものの、挫折して、
父と同じ犯罪者の道を歩いている。

しかし、銀行強盗の際に、人質に取り解放した支店長の女
(レベッカ・ホール)と恋に落ちてしまった事から、
(こんな事、フツー絶対に避けるけどね。アンビリバボーだわ)
悪事とは縁を切り、彼女と旅に出て、
新しく人生をやり直したいと望むようになる・・・・

ところが、自分の人生でありながら、
自分の思い通りにならないジレンマに苦しめられます。

この街は、容易に彼を自由にさせないのでした。

親友ジェム(ジェレミー・レナー)は、ダグの命を
狙っていた男を撃って、9年間服役した。
言わば彼は、ダグの命の恩人であり、
ダグには、自分のために刑務所暮らしをさせてしまったという
負い目があるわけです。
ジェムの妹とその娘とも、少なからず因縁があり、
ファミリーのように付き合ってきた事からも、
ジェムに「妹達を捨てる気か。街を出て行くな。」言われてしまう。

ジェムは、自分がタウン者である事をアイデンティティとして
心に刻み、ある種、誇りすら持っています。
自分はこれでしか生きられないと、どっぷり犯罪に嵌っている男です。

後半になってグッと存在感を増すのが、
花屋で元締めのファーギー(ピート・ポスルスウェイト)。
ダグが次の仕事はやらないと言っても「そうはいかん」と脅かす。
そこで初めてダグは、かつて自分の父も縛られていた事、
母にされた酷い事を聞かされ、影の力の恐ろしさを知ります。

そんな街との因縁の中で、次々と強盗の仕事の話が来る。
たいていの映画で、「これを最後にしよう」と決心してやると、
何か悪い方向へ向かうよね。

あれだけ、FBIや警察に囲まれて、もうダメだろうな~と
思ったんだけど。。。

1人は、どうしてもこの街から出て人生をやり直すんだと
心の底から望み、
1人は、ここが自分の世界、最後までここで抵抗すると
タウンにこだわった。

それが明暗を分ける結果になったんでしょう。
いや~「明」があって良かったわあ。ホッとしました。

強盗シーンはどれもスピーディーで鮮やか。
街でのカーチェイスは、いかにも街を知り尽くした者の
走りを見せてくれました。

ツッコミどころもある話だけど、
主人公の事を犯罪者でありながら応援してしまった。(^^;
まともな人生を送って欲しいな。


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テーマ : アメリカ映画
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愛のむきだし
楽しい~明るい変態!(≧▽≦)ノ☆
タブー視されるような過激ネタをパワフルにあっけらかんと描いています。

愛のむきだし
LOVE EXPOSURE

監督:園子温
製作:2008年 日本
出演:*西島隆弘 *満島ひかり *安藤サクラ *渡辺真起子 *渡部篤郎

順番としてこちらの「愛のむきだし」を先に観るべきだった・・・
「冷たい熱帯魚」を観た後では、このエロもグロも可愛いもんです。(^▽^;)
元々テーマは純愛なので、とってもピュアで可愛い話なんですが。
とは言っても、この映画で言う愛は美しいだけじゃなくて、
本能をむきだしにした性欲を含めての愛って所が、
おかしくて、笑えます。(≧▽≦)ノ☆

両方とも、独創性に溢れたハチャメチャな世界なんだけど、
こちらの方が好きだな~
明るく前向きだし、主役のニッシーと満島ひかりが若くて魅力的だもの☆

ネタバレあるかも


登場人物は誰もがかなり変。(≧ε≦)
ストーリーも奇想天外過ぎて、あらすじなんて書けないから
書かないけど、普通タブー扱いになるようなもののオンパレード!
想像もつかない展開を見せていきます。
だから4時間という時間も、この先どうなるの?という思いで、
あまり長さが気になりませんでした。(2日間に分けたけどね)
本作もやっぱり勢いがあるからそれに乗せられちゃう。

乗せると言えば、この園子温監督は役者を乗せるのが上手いのか、
どの役者さんもパワーを150%くらい出してますね。
新しい魅力を引き出してしまう監督さんのようです。


ユウ役のニッシーは、ダンスをやっているだけあって、
盗撮のポーズがとてもカッコイイ!
彼は爽やかなので、ボッキのくだりも全くいやらしくない。
ユウが自分のマリア様だと一目惚れをするヨーコ役の
満島ひかりさんも、目一杯弾けた演技をしてましたね。
新約聖書コリントの信徒への手紙の一節を
ユウにぶつけるシーンは、ワンカットの長セリフだったけど、
(ユウの顔にカンペ張ってないよね?(^^;)
凄い役者魂を見せてました。
コイケ役の安藤サクラさん(奥田瑛二と安藤和津の娘)の
不気味さは光っていた~!
物陰から見つめるだけでも強烈な事!

キリスト教と新興宗教(ゼロ教会)が出てきて、
それらをどう捉えたらいいかがよく分からなかったけど、
宗教と愛を相対するものとして持ってきて、
やはり愛は何よりも強いと描いているような・・・?


虐待や愛する人の喪失で、傷付いている者が、
宗教にすがったり洗脳されたりしています。
でも、最後には愛の力により、父は神父を辞め、
洗脳された者は脱会する・・・

登場人物たちが有り得ない行動をとるのも、
自分の本能のままに愛したい、そして愛されたい、
愛する人を救いたい、という思いからなんですよね

何が何でも食らいついて、
全身全霊をかけて思いを貫き通す姿が、とても良かったです。
タイトル通り、愛がむきだしになっていました。

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「冷たい熱帯魚」

テーマ : この映画がすごい!!
ジャンル : 映画

冷たい熱帯魚
勢いがあって刺激もある。
役者の熱演も素晴らしい!
でも意外と大きな衝撃は受けなかったな・・・(^^;

冷たい熱帯魚
COLDFISH

監督:園子温
製作:2010年 日本
出演:*吹越満 *でんでん *黒沢あすか *神楽坂恵 *渡辺哲

この素晴らしき世界。

えぐいとかすごいとかって評判を聞いていたので、
期待し過ぎたかもしれません。
血だらけの映像は韓国映画などで免疫が付いていたせいか、
びっくりする事はなかったです。
もっと普遍的な人間の闇をえぐっているのかと思ってたんだけど、
なんかね~、徹底的にドギツい事や奇をてらう事に
力が入っているように感じてしまった。


でも、引き込むパワーは相当なものがありましたよ。
追い立てるような音楽=主にドラムに乗せられて、
ズンズンとこの異常な世界に入って行っちゃった。

ネタバレあるかも


女(神楽坂恵)がスーパーでインスタント食品をザザ~ッと
買いあさって、乱暴にチンしてテーブルに出すシーンに
いきなり圧倒されたからね~ かなりインパクトありました。
この女が犯罪者かと思ったくらい。常人の行動ではないです。
家庭が崩壊している事に薄々気付いていながら、
何も出来ず、幸せをただ夢見るだけの、
気弱で平凡な男 社本(吹越満)が、ある事をきっかけに
村田(でんでん)が仕掛ける罠にはまり、
あれよあれよと言う間に深い闇に転落していく。
その過程を描いていった話です。

村田は、一見気のいい陽気な人なんだけど、
自分の欲のためには殺人なんて何とも思わない、
悪意の自覚の無い恐ろしい男。
人の弱みを鋭い嗅覚で嗅ぎ取る洞察力と、
そこに付け込む押しが、異常に長けています。

でんでんさんはこの役をずっとハイテンションで
見事に演じきってましたね。 あっぱれ!

妻の愛子(黒沢あすか)の思考はどうなっているのか?
もはやマンガみたいに思えてくるキャラなのよね~
この2人が解体するシーンは実に楽しげで苦笑~(^▽^;)

これ、1993年に埼玉で起きた愛犬家連続殺人事件
モチーフにしているんですね。
「ボディを透明にしちまえばいい」と言うのが
実際の犯人の口グセだったらしいから、
本当にあった殺人かと思うと、ゾッとします。

後半部で、村田は社本を殴り付けて壊そうとします。
壊して人の中にある邪悪な部分を引き出そうとするんですね
監督のやりたかった事はこれなのではないかな?
観る者の中にある悪魔のような面を、「ほら、ほら」と
激しく揺さぶって引き出したかったのかもしれません


社本は、自分が守ろうとしていた妻に裏切られた事を知り、
逆上して人が変わったような行動に出ます。
娘に至っては、最後の最後に観客が本性を知るんだけど、
命を懸けて守ろうとしていたのに、
守る価値も無かったという空虚さは残酷でしたね。


でも社本が、村田が乗り移ったように変貌するラストは、
不要だった気もする・・・
社本と村田は元々異なる人種だと思うので、これで
人間は全て醜悪なんだとまとめるのには違和感が残りました。

最後まで勢いに乗じて壮絶な刺激を見せていく。
何かしら感覚的に揺さぶられる作品であるのは間違いないです。


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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

エンジェル ウォーズ
主人公は誰なんだろう・・・
ラストでガ~ンときちゃって、また最初から鑑賞し直しました。
この映画、とっても良かった~★

エンジェルウォーズ
SUCKER PUNCH

監督:ザック・スナイダー
製作:2011年 アメリカ・カナダ
出演:*エミリー・ブラウニング *アビー・コーニッシュ *ジェナ・マローン
*ヴァネッサ・ハジェンズ *ジェイミー・チャン *カーラ・グギーノ

お前の世界は自由か。

「300」「ウォッチメン」のザック・スナイダー監督らしい
凝ったヴィジュアルが堪能できる点でも面白いです。
ただ単に、自由を求めて空想世界で闘う美少女軍団の
アクション映画だと思って、お気楽に観てたもんだから、
ラストでショックを受けて、またいろいろ考えちゃったわ。

ネタバレあります


最初の、ベイビードール(エミリー・ブラウニング)が
嫌らしい継父に追い込まれるシークエンスから、
引き込まれるものがありました。
ここで流れる「スイート・ドリームス」(原曲はユーリズミックス)
懐かしくてウワ~ッて思ったんだけど、
曲の内容は決して「甘い夢」なんか歌ってないのよね

精神病院に連れて行かれ、劇場と呼ばれる場所で
ベイビードールの視線の先にあったものは、
ステージ上のベッドに座るスイートピー(アビー・コーニッシュ)の姿
これは映画の冒頭で、幕が上がりベッドの上で不安げにしていた
ベイビードールと全く同じ構図。
5日後のロボトミー手術、ピンを刺される直前のアップで、
スイートピーの顔と入れ替わります。
このように、ここですでに、ベイビードールとスイートピーの運命が
絡まっている事を示唆していたんですね


手術でピンを刺される直前から、娼婦クラブの世界へ切り替わります。
ベイビードールがそれまでの5日間を走馬灯のように思い返す・・
精神病院での出来事を、娼婦クラブという少し明るい
トーンに置き換えて、彼女は振り返るわけです。
振り返ると書いたのは、ただの妄想じゃなくて、
現実とリンクした出来事だからです。


ベイビードールは同じような境遇の4人の少女達に
ここから逃げて自由になろうと呼び掛ける。
彼女がダンスをして人を魅了し、注意を引きつけている間に、
自由への旅に必要な5つのアイテムを手に入れる計画です。
1.地図  2.炎(ライター)  3.ナイフ  4.鍵  5.謎
5は理由でありゴール。大きな犠牲を払うが完全な勝利を得る


ベイビードールがダンスを始めると、精神世界での
戦いが映像化されます。
迫力ある異次元の世界がスタイリッシュに鮮烈に
繰り広げられる。
少女達の破天荒なアクションが壮快・痛快!
有り得ないくらい高くジャンプして、スタッと着地する。
決めポーズのカッコイイ事☆
ベイビードールの色白がダークな背景に映えて可愛らしい。
どんどん強く逞しくなってゆくのが、うれしくてワクワク。
最初は、皆が自由を勝ち取ると思い込んでいたからね・・・
2回目鑑賞時は、絶望の中で何もしないよりは、
少しでも状況を変えようと闘う

そんな切羽詰まった状況での必死の抵抗に見えたなあ。

冒頭で、「誰にでも守護天使=エンジェルがいる。
様々な姿に変えて。」
というナレーションがありましたね。
「さあ戦って」と勇気を奮い起こすような存在がいると言うなら、
ベイビードールのエンジェルはゴルスキー先生や
ワイズマンだったんでしょうね。

ベイビードールのダンスは一度も出てきません。
それはその時、現実の世界ではブルーらから性的虐待を
受けていたからだと思います。
周りの看守達が「もうそんな事はやめろよ」と
言っていたのは、そういう意味だろうな・・・
そうやって、ブルーらの注意を逸らしていたと思います。

現実でもブルーを刺し火を放ち、抵抗しながら
スイートピーと2人で脱出しようとした時、
ベイビードールは気付きます。
5つ目のアイテムは自分であり、囮になる存在だったと。
「主役は私じゃなかった。あなたよ。」と言い、
自分は犠牲となりスイートピーを逃がします。
この計画で脱出できる主人公はスイートピーで、
ベイビードールはスイートピーのエンジェルだったのだ。


虐待の果てにロボトミー手術という大きな犠牲。
でもそれにより、友人は母に妹の言葉を伝えられるし、
亡くなった自分の妹に対する贖罪にもなる。
最後にブルーは逮捕され、関連して継父も逮捕されるでしょう。
これが完全な勝利。かな。
だから、ベイビードールは自分の闘いに満足し、
幸せな表情を浮かべて手術に臨んだんだね・・

もう泣ける~(;_;) この映画で泣くと思ってなかった~

誰にでもエンジェルがいるなら、
誰もがエンジェルであるかもしれない。
自分で生きる事も、人を生かす事も、それは意味のある事。
一人一人が主役として強く闘ってゆかねばならない。

だから、ベイビードール、あんたはエンジェルとして
頑張った立派な主人公だよ!


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テーマ : 心に残る映画
ジャンル : 映画

デイブレイカー
人間とヴァンパイアの立場が逆転した世界!
こういうの今まで無かったような。その発想が斬新で面白い~☆

デイブレイカー
DAYBREAKERS

監督:マイケル・スピエリッグ
製作:2009年 オーストラリア・アメリカ
出演:*イーサン・ホーク *ウィレム・デフォー *サム・ニール
*クローディア・カーヴァン *イザベル・ルーカス

絶望寸前の人類に希望はあるのかーー

2019年、なんと95%の人間がヴァンパイアに変貌してしまっている。
本作のヴァンパイアは、低体温、日光に弱い、鏡に映らない・・・と
昔ながらのタイプ。でも人間と同じような生活をしているのだ!
普通なら獣的な、秩序の無いムチャクチャな世界を想像しちゃうけど、
政治家や警察官がいて、会社員は地下鉄で出勤すると言う、
まともな社会を営んでいるんですね。笑っちゃう~(≧▽≦)ノ☆
文明もかなり発達していて、車には日光を遮断する
日中運転保護モードなんてのがある。

製薬会社社長(サム・ニール)は不老不死のヴァンパイアになった事を
「進化」だと言ってましたが、それも一理あるかもしれないって思ったな。
癌で死ぬ事もないし、歳も取らないって、人間の願望だもんね。
永遠に生きて、何百年先の未来も見てみたいような・・・
代用血液ができればの話ですが。(食事の支度も不要になる(^^;)

ネタバレあるかも


人間は捕獲されていて、血液供給のために飼育されています。
でも、たった5%しかいないし、ヴァンパイアは不死だから、
血液不足になるに決まってます

製薬会社に勤めるエドワード(イーサン・ホーク)は、
代用血液の研究開発をしていたが、
食糧難問題は、日に日に深刻化していた・・・

ヴァンパイアが長く人間の血を飲まずにいたり、
ヴァンパイアの血を飲んでしまうと、サブサイダーと言う
ケダモノになってしまうんですね。
そのサブサイダーに襲われる事もあるんだから、
ヴァンパイアも大変だ。

飢餓状態で混乱する様子は、現代の資源や利権を求める争いにも
通じるものがありますね。

「代用血液」という言葉に「代替エネルギー」を連想しました。

エドワードは、人間の命を守りたくて、人間の血を飲みたくありません。
彼は、生き残って組織を作っている人間達に出くわします。
その中の一人、コーマック(ウィレム・デフォー)は、
なんとヴァンパイアから人間に戻った男だった!
日光に当たった事がきっかけだったと聞き、
エドワードは日光に当たる実験をします。
ところが、後でもっと効率の良い方法が出てくるのよね(≧ε≦)

弟フランキー(マイケル・ドーマン)がコーマックに噛み付いた時の、
この展開は意外性がありました。
そして、世界の救済より、金儲けのビジネスしか考えて
いない社長を罠にはめて処刑するのは、スカッとしました(^▽^;)

ラストの地獄絵図は凄かった。。。
ヴァンパイアから人間に戻った者に噛み付く→人間に戻る→
ヴァンパイアに襲われる→人間に戻る・・・の繰り返し。
ここだけでも、どれだけ多くの血が流れた事か!
もったいなから、駅のコーヒーショップへ持って行って。

人間からヴァンパイアになる事を進化と言うシーンがあったけど、
映画の結論としては、人間の血のほうが勝っている、
人間が生き残るべきだ
、と言う事なんでしょうね。
人間同士も争わずに生きていかないと。

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「ガタカ」
「クロッシング」

テーマ : 個人的な映画の感想
ジャンル : 映画

ハード キャンディ
うう~っ、身体が痛くなる~ 女の私でも(><)
2人のやりとりで引き込む戦慄の心理サスペンス!

ハード キャンディ
HARD CANDY

監督:デヴィッド・スレイド
製作:2005年 アメリカ
出演:*パトリック・ウィルソン *エレン・ペイジ *サンドラ・オー

赤ずきんが仕掛けるオオカミへのゲーム

出会い系サイトのチャットで意気投合した男女が実際に会う事になる。
32歳の感じの良さそうなカメラマン、ジェフ(パトリック・ウィルソン)と、
14歳の可愛らしい少女ヘイリー(エレン・ペイジ)。

カフェでは、いたって普通の会話をして、
男の家に行こうと言い出したのは、少女のほうでした。
家でも、当たり障りの無い会話が続くんだけど、
きっとどちらかが豹変するんだよね?と思って、
最初からドキドキしちゃった(^▽^;) 
そしてその動悸はどんどん激しくなるのだ!

ネタバレあります


結局は、男が縄で縛られて拷問されるハメに。
少女は、男を小児性愛者の変態野郎だと、激しくいたぶる。
でも何も証拠が出ないうちは、本当に男が悪い奴なのか分からないし、
なぜ少女はそれを知っていて制裁を加えているのかも分からなくて、
少女の方が狂ってる?って思ったり。。。

ほぼ2人で展開する密室劇は、手に汗握る緊迫のシチュエーション★
特に去勢しようとするシーンなんて、恐ろしくてたまりません!

パトリック・ウィルソンは、みっともない姿をさらけ出す気の毒な役。
例え悪い奴だとしても、同情したくなっちゃったなあ。
エレン・ペイジは、大竹しのぶが頭にチラチラ浮かんできた(≧ε≦)
童顔とは裏腹に、強かで容赦無い。
シーンごとに人が変わって見える演技力も共通してるよね~

2人の会話のみでグイグイ引っ張っていく途中、
金庫から重要な写真が出てきたので、
男が犯罪者であるのは間違いないようです。
少女は全ての被害者の代表だと言うだけで、
行動の理由や正体はとうとう分からずじまい。

でも、ハッキリする必要も無いのでしょう。
だいたい、14歳の少女がここまで用意周到に
そして巧妙に出来るわけがないので、
リアルな設定の話じゃないでしょうね。
14歳という年齢すら怪しい。
縄とスタンガンだけで、大の男を相手に
終始 優位に立って自ら命を絶たせるなんて、
実際はムリな事だと思います。

これは、グリム童話の「赤ずきんちゃん」を捻った
大人向けの恐怖の作り話って感じですね。

赤ずきんちゃんはこうやってオオカミをやっつけてまわったとさ。

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「ジュノ」
「ローラーガールズ・ダイアリー」

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ひとりごと
  
■仕事、通院、年末年始の準備、いろいろ忙しいです。12/04
■「Prime Music」―Amazonのプライム会員でいた事が良かったと思えた。100万曲以上が聴き放題!ピンポイントで自分が聴きたい曲がなかったりするけど、聴き流しにはいい。11/20 
■やっば~い!喪中ハガキ印刷のためにPCを開いたら、久しぶり過ぎてメールが山ほど溜まっていた。ほとんど宣伝メールだけどね。11/05  
■友人とランチに行った。混んでいて仕方なく座敷で正座して食べたけど、足とお尻が痛くなって焦った。前より悪化しているような。今週お坊さんが来るけど正座出来ないと困るな。10/26 
■娘がミスチルのZEPPでのLIVEに当選した!凄い倍率だったのに。翌日のEXILEのチケットもゲット。最近、ついてるな~ 私もLIVEに行きたいな~ 10/23  
■ショッピングでポイントが溜まっていてスカートがかなり安く買えた! 得した気分☆ 10/21 
■半年以上、不明熱による通院を続けているけど、血液検査の結果がだんだん良くなって来て少し希望が見えてきた。それにしても未だに原因不明。10/17 
 
 
 -YAN-

 
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「あ行」
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■アンノウン
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■硫黄島からの手紙
■イカとクジラ
■息もできない
■1408号室
■イノセンス
■イノセント・ガーデン
■イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
■妹の恋人
■インクレディブル・ハルク
■イングロリアス・バスターズ
■インシテミル 7日間のデス・ゲーム
■インシディアス
■インシディアス 第2章
■インセプション
■インターステラー
■インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
■イントゥ・ザ・ワイルド
■インビクタス/負けざる者たち
■インベージョン
■インモータルズー神々の戦いー
■ヴィレッジ
■ウィンターズ・ボーン
■ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
■ヴェロニカ・ゲリン
■ウォーム・ボディーズ
■ウォール街
■ウォール・ストリート
■ウォールフラワー
■ウォッチメン
■ウォルター少年と、夏の休日
■ウォンテッド
■宇宙人ポール
■宇宙戦争
■海を飛ぶ夢
■裏切りのサーカス
■ウルヴァリン:X-MEN ZERO
■ウルヴァリン:SAMURAI
■ウルフ・オブ・ウォールストリート
■ウルフマン
■運命じゃない人
■運命のボタン
■エアベンダー
■永遠の0
■永遠の僕たち
■英国王のスピーチ
■88ミニッツ
■英雄HERO
■エイリアンvs.プレデター
■エクスペンダブルズ
■エクスペンダブルズ2
■エクリプス/トワイライト・サーガ
■es[エス]
■エスター
■X-ファイル:真実を求めて
■X-MEN:ファイナル・ディシジョン
■X-MEN:ファースト・ジェネレーション
■X-MEN:フューチャー&パスト
■エミリー・ローズ
■M:i:3
■エリザベス:ゴールデン・エイジ
■エリジウム
■L.A.ギャング ストーリー
■L.A.コンフィデンシャル
■エンジェル ウォーズ
■エンド・オブ・ホワイトハウス
■おおかみこどもの雨と雪
■オーストラリア
■オープン・ユア・アイズ
■オール・アバウト・マイ・マザー
■オールド・ボーイ
■オール・ユー・ニード・イズ・キル
■おくりびと
■オズ はじまりの戦い
■おとなのけんか
■オブリビオン
■オペラ座の怪人(映画版)
■オペラ座の怪人(劇団四季版)
■オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン
■おみおくりの作法
■オンリー・ゴッド
「か行」
■カールじいさんの空飛ぶ家
■カイジ 人生逆転ゲーム
■カイジ2~人生奪回ゲーム~
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■3時10分、決断のとき
■三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
■しあわせの隠れ場所
■幸せのちから
■幸せへのキセキ
■ジャージー・ボーイズ
■G.I.ジョー
■G.I.ジョー バック2リベンジ
■シークレット・ウィンドウ
■シービスケット
■ジェーン・エア
■J・エドガー
■シェルター
■シカゴ
■地獄でなぜ悪い
■シザーハンズ
■沈まぬ太陽
■シティ・オブ・ゴッド
■シティ・オブ・メン
■縞模様のパジャマの少年
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■シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
■灼熱の魂
■ジャックと天空の巨人
■シャッターアイランド
■ジャンパー
■12人の怒れる男
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■重力ピエロ
■シュガー・ラッシュ
■主人公は僕だった
■JUNO/ジュノ
■ジュリー&ジュリア
■ジュリエットからの手紙
■少年は残酷な弓を射る
■少年と自転車
■処刑人
■処刑人II
■ショコラ
■ジョンQ最後の決断
■白ゆき姫殺人事件
■白雪姫と鏡の女王
■白いリボン
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■シン・シティ
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■人生の特等席
■親切なクムジャさん
■シンデレラマン
■スイミング・プール
■推理作家ポー 最期の5日間
■スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
■SUPER8/スーパーエイト
■スーパー・チューズデー~正義を売った日~
■スクール・オブ・ロック
■スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
■スター・トレック
■スター・トレック イントゥ・ダークネス
■ステイ
■ステキな金縛り
■ストーン
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■スパイダーマン3
■スピード・レーサー
■スプライス
■スペル
■スマグラー おまえの未来を運べ
■スラムドッグ$ミリオネア
■300<スリーハンドレッド>
■300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~
■スリーピー・ホロウ
■スルース
■S.W.A.T.
■ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
■正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官
■世界侵略:ロサンゼルス決戦
■世界にひとつのプレイブック
■セックス・アンド・ザ・シティ
■セブンデイズ
■セルラー
■ゼロ・グラビティ
■ゼロ・ダーク・サーティ
■戦火の馬
■戦場のピアニスト
■潜水服は蝶の夢を見る
■ソーシャル・ネットワーク
■ソウ
■ソウ2
■ソウ3
■ソウ4
■ソウ5
■ソウ6
■ソウ ザ・ファイナル
■そして父になる
■ゾディアック
■その夜の侍
■ソルト
■それでも恋するバルセロナ
■それでもボクはやってない
■それでも夜は明ける
■ゾンビランド
「た行」
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■ダークナイトライジング
■ダーク・フェアリー
■ターミナル
■ターミネーター
■ターミネーター2
■ターミネーター3
■ターミネーター4
■ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ
■第9地区
■タイタンの戦い
■ダイ・ハード4.0
■ダイ・ハード/ラスト・デイ
■TIME/タイム
■タイムマシン
■ダ・ヴィンチ・コード
■007/カジノ・ロワイヤル
■007/慰めの報酬
■007 スカイフォール
■ダラス・バイヤーズクラブ
■ダレン・シャン
■箪笥 <たんす>
■小さいおうち
■地球が静止する日
■父、帰る
■チェンジリング
■着信アリ
■チェイサー
■チャーリーとチョコレート工場
■チョコレートドーナツ
■ツーリスト
■ツォツィ
■月に囚われた男
■つぐない
■TSUNAMI-ツナミ-
■冷たい熱帯魚
■ツリー・オブ・ライフ
■手紙
■THIS IS IT
■デイ・アフター・トゥモロー
■デイ・ウォッチ
■テイク・シェルター
■ディスタービア
■ディパーテッド
■デイブレイカー
■デジャヴ
■DEATH NOTE デスノート 前編
■DEATH NOTE デスノート the Last name
■テッド
■デトロイト・メタル・シティ
■デビル
■デビルクエスト
■テルマエ・ロマエ
■テルマエ・ロマエⅡ
■天才スピヴェット
■天使と悪魔
■電車男
■デンジャラス・ラン
■東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 
■トーク・トゥ・ハー
■トータル・リコール
■トイ・ストーリー3
■12モンキーズ
■トゥモロー・ワールド
■トゥルー・グリット
■Dr.パルナサスの鏡
■特攻野郎Aチーム THE MOVIE
■ドッグヴィル
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■ドニー・ダーコ2
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■トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1
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■ナイト&デイ
■ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR
■ナイロビの蜂
■NINE
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■ナショナル・トレジャー
■ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記
■ナンバー23
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■20世紀少年<第1章>終わりの始まり
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■20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
■28日後...
■28週後...
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■ニュームーン/トワイライト・サーガ
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■ネバーランド
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■ノウイング
■脳男
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■のだめカンタービレ 最終楽章 前編
■ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
■ノルウェイの森
「は行」
■ハート・ロッカー
■ハード キャンディ
■バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
■パーフェクト・センス
■ハーフ・デイズ
■バーレスク
■バーン・アフター・リーディング
■ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
■パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
■パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
■パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
■パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
■ハウスメイド
■ハウルの動く城
■博士と彼女のセオリー
■パシフィック・リム
■バタフライ・エフェクト
■8人の女たち
■HACHI 約束の犬
■バットマン・ビギンズ
■バッド・エデュケーション
■バトルシップ
■バニラ・スカイ
■母なる証明
■ハプニング
■パフューム ある人殺しの物語
■パブリック・エネミーズ
■バベル
■ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
■ハモンハモン
■パラノーマル・アクティビティ
■パリ20区、僕たちのクラス
■パリより愛をこめて
■ハルク
■半落ち
■ハンガー・ゲーム
■ハンガー・ゲーム2
■ハングリー・ラビット
■ハンコック
■ハンニバル・ライジング
■バンテージ・ポイント
■パンズ・ラビリンス
■ビー・デビル
■英雄HERO
■HERO(邦画)
■ヒア アフター
■ピエロの赤い鼻
■ヒストリー・オブ・バイオレンス
■ビッグ・フィッシュ
■ヒッチコック
■瞳の奥の秘密
■ヒトラーの贋札
■ヒミズ
■127時間
■ヒューゴの不思議な発明
■BIUTIFULビューティフル
■ビューティフル・マインド
■ビヨンドtheシー~夢みるように歌えば~
■ピラニア
■ファーゴ
■ファイト・クラブ
■ファイナル・デッドコースター
■ファニーゲーム
■ファミリー・ツリー
■ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
■50/50 フィフティ・フィフティ
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■ブーリン家の姉妹
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■複製された男
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■ベンジャミン・バトン 数奇な人生
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■ボーン・アイデンティティ
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■ボーン・アルティメイタム
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■ぼくを葬る
■ホテル・ルワンダ
■ホビット 思いがけない冒険
■ホビット 竜に奪われた王国
■ホビット 決戦のゆくえ
■ボルベール<帰郷>
■ホワイトハウス・ダウン
■ホワイト・ライズ
「ま行」
■マーターズ
■マイケル・ジャクソン THIS IS IT(1回目)
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プロフィール

YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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