ハート・ロッカー
これまでとは違う戦場、これまでとは違う精神崩壊。
でも、戦争が不毛なのは同じ。

ハートロッカー
監督:キャスリン・ビグロー
製作:2008年 アメリカ
出演:*ジェレミー・レナー *アンソニー・マッキー *ブライアン・ジェラティ
*レイフ・ファインズ *ガイ・ピアース

永遠を思わせる戦場。刹那を生きる男たちーー。

イラクの、 最前線を、 見て来た、 戦場 カメラマンの、YAN です。

ふ~っ、自分も戦場を体感したかのような臨場感があって、
神経が張り詰め、身体が凝って、心身ともに疲れました・・・

「戦争での高揚感はときに激しい中毒となる。戦争は麻薬である」

イラク駐留米軍の爆弾処理班の行動を、
ドキュメンタリー・タッチで描いた作品。
いきなり最初から爆発の瞬間を見せるんだもんね。
防爆服を着用していても死に至る恐怖を味わわされる。
いつ爆発するか分からない爆弾、
いつどこから攻撃してくるか分からないテロリスト。
危険に身を投じる任務は常に死と隣り合わせと言う事です。

これまでの戦争映画だと、ミサイルや戦車が登場し、敵味方の攻防があり、
血しぶきが飛び散るものが多かったけど、本作は違います。
敵を攻撃するんじゃなくて、爆弾処理が任務です。
扱うのは爆弾。その処理は最も死が身近にあるとされる任務。
こういう仕事があるとは知らなかったなあ。
ここで描かれるのも、危険極まりない、紛れもない戦場です。

だけど、ジェームズは恐れを知らないのか、
ムチャなやり方で爆弾に近付き、無鉄砲な行動を取るんだよね・・・
チームを組むサンボーンとエルドリッジは不安にかられます。

ジェームズのシーンは、彼が楽々と仕事をこなすので、
割と緊張せずに見られました。
だけど、どうしてこの人はこんなに無謀なんだろうと不思議でした。
後になって分かるんだけど、彼も一種の戦争による心の病に
蝕まれていたんですね。

最初のテロップが意味するもの・・・そう言う事かと理解できました。
あれだけの過酷さが日常なんだから、誰でもおかしくなりますよ。

エルドリッジはカウンセラーを受けていて、
明らかに病んでいるのが分かります。
サンボーンは冷静な兵士だけれども、
死の恐怖に怯え涙ぐむシーンもあって、
やっぱり精神的に追い詰められています。
彼らのような状態は、これまでの映画でも描かれていて、
見ていてこちらも辛くなるんですよね。

ジェームズの場合は、少し違って、
極限状態でのスリルや、爆弾を処理した後の高揚感に
魅せられているというもの。

平和な世界では虚無感を感じ、
常に緊張が続く戦場でしか生きる実感を得られない。
なんて事でしょうね・・・中毒の行きつく先は死だと言うのに。
彼も戦争の犠牲者ですよね。

だから、人間は、国は、戦争を止められないのかも。
暗澹たる気持ちになりました。

これまでの戦争映画とは異なった角度から
戦場のリアルさを切り取って、その不毛を見せていましたね。

反戦を強烈にうたっているわけじゃないけど、
戦争否定の精神が根底にあるのがよく伝わって来ました。

#2009年アカデミー賞 作品賞・監督賞・脚本賞・音響賞・編集賞 受賞

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テーマ : アメリカ映画
ジャンル : 映画

セブンデイズ
首謀者はアンタだったのかっ!w(゚o゚)w
「母なる証明」「チェイサー」などで定評のある
韓国サスペンスを観てみました。
これまた先の見えない展開で、緊迫感が途切れる事がない!
ラストにはドンデン返しも☆

セブンデイズ
監督:ウォン・シニョン
製作:2007年 韓国
出演:*キム・ユンジン *キム・ミスク *バク・ヒスン *チェ・ミョンス

勝率100%の敏腕女弁護士ユ・ジヨンはシングルマザーで、
母一人子一人の暮らしをしていた。
ある日突然、何者かに娘を誘拐されてしまう。
解放の条件は、ある殺人事件の被告チョン・チョンチルを弁護し、
無罪釈放にする事

事件の2審まであと7日間。
娘を取り戻すため、ジヨンは必死に奔走する。

犯人は近くで監視しているようで、警察が関わってくると、
娘を殺すと脅迫してくるので、
母は強しで、誰の力も借りず、たった一人で頑張るんだよね~
途中でヤクザっぽい友人の刑事が協力してくれるのがありがたい。
7日間で事件を調べて被告に有利な証拠を見つけなければならないし、
同時に誘拐犯の正体を突き止め、娘を探さなければならない。

弁護というのは、例えば殺人犯だとハッキリ分かっていても、
精神鑑定で刑事責任能力が無いなどと主張して、
罪に問われないように持っていくと言う、
殺人というものに対して、何が正義か分からなくなるような、
ジレンマを抱える難しい仕事だよね。


チョンチルはいかにも残忍な男に見える。
しかし今回の事件では本当に無実なのか?
真犯人は他にいるのか?
調べれば調べるほど、チョンチルを無罪にするなんて
おかしいと思えてくる。
そして、被害者の母親の悲痛な気持ちも伝わってくる。

ミスリードさせるように、多くの登場人物がゴチャゴチャと
出てきて、そこに多くの謎が渦巻いているんですよね~
だけど、最後にはあらゆる事柄が綺麗に解き明かされるので、
スッキリ出来ていいです。

観る者に答を委ねるって事がなくて、モヤモヤは残りません。

親の愛をいろんなパターンで見せられますが、
度を超えると、狂っているとしか言い様のないものがありますね。
でも同じ親として、特に母親のは、分からないではない・・・(^^;

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

NINE
ものすごくシンプルな構成で分かりやすいミュージカル♪
大物女優がここまで一堂に会するのは、そうないのでは?
ゴージャスかつ壮観★

NNE.jpg
監督:ロブ・マーシャル
製作:2009年 アメリカ
出演:*ダニエル・デイ=ルイス *マリオン・コティヤール *ペネロペ・クルス 
*ジュディ・ディンチ *ケイト・ハドソン *ニコール・キッドマン *ソファイア・ローレン *ファーギー

世界は、男と女と愛でできている。

新作映画のアイデアが全く浮かばなくて、
焦りと悩みで もがき苦しみ、いろんな女に助けを求める
映画監督グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)。

グイドが悩む→女が出てきて歌う→さらにグイドが悩む→
女が出てきて歌う・・・という、シンプルこの上ない構成。

複雑に絡み合うドラマがないから、
素直に歌とダンスに集中できた気がするなあ。

大スランプに陥り、追い詰められたグイドが
救いを求める相手はたくさんの女達。
彼の願望や妄想がミュージカル・シーンとなって現れます

ペネロペには女の性的魅力の部分を求め、
ジュディ・ディンチには創作のインスピレーションや
アドバイス
を欲している。

サラギーナ(ファーギー)によって9歳の時に、
女の魅力や威力に目覚めさせられたのをきっかけに、
多くの女を貪欲に求めてきた・・・

ケイト・ハドソンには自分を高く評価して欲しいという
願望を投影し、
死んだママ(ソフィア・ローレン)にまで
「導いて欲しい」「見守って欲しい」とすがる始末。
情けなさ丸出しのグイド(≧ε≦)

妻のマリオン・コティヤールと大女優ニコールの2人だけは、
グイドの妄想ではなく、彼女達の心情を歌っています。
彼女達はグイドを愛しているけど、決して満たされず、
空虚で傷付いているんですね。

こんな風に、グイドは女に求めるばかりで
愛を与えた事はなかったのだ!

自分のダメさ加減を全てさらけ出し、
映画界から一旦身を引くグイド。

1人の女すら幸せに出来ない男が、
夢を売る映画を創れるわけがないという事でしょうか。
他人を思う人間になろうと生まれ変わった彼は、
2年後には復帰します。
9歳の頃の自分と共に新たに出直すのを、
周囲から快く迎えられるとは、幸せな男ですね~
また女に触発され見守られながら、創作していくんでしょうね。

ファーギーとケイトのミュージカル・シーンが素晴らしかった~~★
セットがきっちりあるステージで、大勢の群舞は大迫力!
モノクロとカラーを交互に使ってものすごく凝った映像にしてあった。
曲も群を抜いて良かったし、高揚感がありました~!

それにしても、前からブラック・アイド・ピーズが好きだけど、
ファーギーはかなりふっくらしちゃったのね。
ペネロペもダイナマイト!って感じですっごいセクシーでした。
マリオンは正妻らしく可憐な雰囲気。
2曲目は下着姿で頑張ってたけど、ペネロペが
先に爆発してたから、ちょっと損してたんじゃないかな。
ニコールはさすがに女王様のオーラがあったし、
ソフィア・ローレンの貫録と存在感はすごかったです。

テーマ : 映画の感想
ジャンル : 映画

ルックアウト/見張り
サスペンスのカテゴリーみたいだけど、どちらかと言うと人間ドラマ。
自分を失い思い通りにいかなくなった人生にどう向き合っていくか?
という、青年を描いたドラマだと思います。
短髪じゃないジョセフ・ゴードン=レヴィットは初めて。
下↓の画像より映画のほうはずっとずっとカッコいい!

ルックアウト
監督:スコット・フランク 
製作:2007年 アメリカ
出演:*ジョセフ・ゴードン=レヴィット *ジェフ・ダニエルズ *マシュー・グード

4年前に自分の不注意で交通事故を起こし、
友人達を死なせてしまったクリス(ジョセフ)。
前途有望であっただろう彼自身も脳を損傷し、
記憶や計算などに支障をきたす障害を負った。
(でも運転できるくらいだから軽いほうのようだ)

昼は自立支援学校に通い、夜は銀行でアルバイトをし、
(銀行の安全管理にちょっと疑問を抱いたけど(^^;)
障害者ルイス(ジェフ・ダニエルズ)と共同生活を送っています。
このルイスは盲目でも、何でもお見通しの、
懐の大きい良く出来た友人なのだ!


最初の朝の日課の繰り返しのシーンから、
単調で味気ない今の生活に、
苛立ちやもどかしさや悲しみを抱えているのが分かります。
こんなはずじゃない、自分を取り戻したい・・・
しかし、事故を起こした地点に立つと罪悪感にも苛まれ、
苦しくなるばかりの毎日なんですね。


そんな弱みに付け込んで、近寄って来る男がいた。
ゲイリー・スパーゴ(マシュー・グード)は姉の知り合いだと言う。
女を使ってクリスを無防備な状態にした所で本性を現す。

クリスは自立出来ていない事を指摘され、
プライドを傷付けられたために冷静さを失い
ゲイリーの挑発に乗ってしまいます。

ここでやっとタイトルが出てくるんだけど、
結局この「見張り」は、クリスが自分の状況を見つめて、
人生をやり直すきっかけとなっただけで、
本質的なテーマではないんですよね。
サスペンス部分もハラハラ感があって良いけど、
メインは、心理的な問題を乗り越え、今の自分を受け入れ、
新しく一歩踏み出すクリスの姿のほうでしたね。


周りを見渡せば、クリスを温かく見守ってくれた人たちが
いました。友人のルイス、ドーナッツ警官、父親、銀行の人達など。
上手い具合に(ほんとに!)再生のチャンスをもらえて良かったです。

結末を先に考えてから組み立てていく・・・
目標を持って、少しずつ努力を積み重ねていくでしょうね


危うくて不安定な感じの主人公に、
ジョセフの繊細さがピッタリ合っていました。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

処刑人II
やっぱり続編ってビミョーだよね・・・
あの前作を超えるのは難しいし、
カッコ良さで売っていた兄弟達はどうしても老けて見えるし。
でもまあ、彼らに再会できたのは、うれしい!

処刑人2
監督:トロイ・ダフィー
製作:2009年 アメリカ
出演:*ショーン・パトリック・フラナリー *ノーマン・リーダス *クリフトン・コリンズ・Jr 
*ジュリー・ベンツ *シャド・ネルソン 

興奮沸騰! 伝説のアクション・エンタテインメントが蘇る!

神の啓示を受けた兄弟が悪人を処刑していくバイオレンスアクション。
10年前に人気を博した「処刑人」の続編。

つい最近、10年前の若いヒース・レジャーを見て、
若いっていいなあ・・・ってしみじみ思ったところなので、
逆に10年 歳を取ったマクマナス兄弟には、
う~んやっぱり魅力多少減少って言うのが、正直な感想。
でも、1作目と変わらない勢いとノリで突っ走ろうとしている
心意気は感じられましたね。

ネタバレあります



ほぼ前作と同じメンバーが映画を賑わしてます。
父親、3人の地元警官、酒場のおじいさんも健在。
ロッコの代わりにメキシコ人が第3の処刑人のメンバーになって、
お笑いを担当してますが、なぜかロッコも出演。(≧ε≦)

一番残念だったのは、あの強烈な存在感を放っていた
ウィレム・デフォー演じるスメッカー捜査官が、
いつの間にか死んだ事にされてた事。
車から捜査官が下りてきて、ハイヒールの足を映した時、
ひょっとしてスメッカーが女装のまま!?って期待したのに。
顔のアップになった時、ガクッとズッコケたの私だけ?
スメッカーじゃないし、若い美女でもない。

あの期待させるような映し方は止めて欲しかった(;_;)

このユーニス・ブルーム特別捜査官(ジュリー・ベンツ)も
なかなか強引でマイペースという個性派だけど、
スメッカーの穴を埋めるには不充分で、
「あ~、なんだかなあ~」って気持ちがずっと最後まで続いたわ(^^;

1作目の後、悪人を処刑しているかと思ったのに、
アイルランドで隠遁生活をしていたマクマナス兄弟と父親。
ボストンで、兄弟をおびき寄せるような事件が起こり、
罠と分かっていながらも、ボストンへ向かう。
そこで待っていたのは、1作目からのヤカヴェッタ・ファミリー。

アクションをスローで見せるのもお馴染み。
兄弟がロープの事で揉めるのも、捜査官や警官が
捜査する時にイヤホンで音楽を聴くのも前作からの繋がり。
割と最近、前作を観たのでいろいろ繋がりに気付きましたよ。

本作は、悪人の処刑だけでなく、父親の因縁の相手との
対決が見どころになっています

ヤカヴェッタの裏で今回の事件を計画し、
マクマナス親子をおびき出した黒幕は、ローマ人と呼ばれる男。
父がどうして処刑人になったのか、25年も刑務所暮らしを
していたのか、経緯が明らかにされます!
大御所俳優同士の対峙が本作に深みを加えてました

あのローマ人、マクマナス一家にヤカヴェッタを始末させて、
自分は報酬をもらうつもりだったと言ってたけど、
結局、ヤカヴェッタの敵対勢力と裏で組んでいたって事でしょうか?

10年経っているのに、テンションの高さとおバカさ加減は
前とほとんど変わってませんでした。
全体的にはやっぱり前作のほうが良かったな~

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

恋のからさわぎ
これ18歳のヒースだって!なんと高校生役なの!
それなのに、すでに男のフェロモンがムンムン★
こんなヒースに会えるなんて、もうっ最高!!

恋のからさわぎ
監督:ジル・ジュンガー
製作:1999年 アメリカ
出演:*ヒース・レジャー *ジュリア・スタイルズ *ジョセフ・ゴードン=レヴィット

本作は11年前の、ヒースがハリウッド・デビューした記念すべき作品。
今年になって、初DVD化してくれたおかげで、
若くて勢いがあって笑顔がはじける ステキなヒースに会えた\(^▽^)/
(でも料金は旧作扱いで80円)

その上、ジョセフ・ゴードン=レヴィットも共演してます。
おいし過ぎる。
彼はまだ思春期にさしかかった可愛い少年って感じ
女の子に振り回される表情は、「(500)日のサマー」の原点みたい。

このヒースとジョセフが同じ学校に通う高校生だなんて、
今となってはすごい設定ですよ。
ヒースはジョセフより学年が上の役なんだけど、
大人と子供に見えるような違いがあって、
ヒースは背が高く、肩幅が広く、胸板が厚く、声が低い。
それに何事にも動じない物腰で、もうすっかり大人の男っぽいの。


恋のドタバタ騒ぎに巻き込まれて、
人に頼まれ、偏屈者の女の子(ジュリア・スタイルズ)をデートに誘う。

女性陣が視覚的に、ちょっと物足りなかったかな・・・(^^;
妹役のラリサ・オレイニクは学園のアイドルには見えないし、
姉役のジュリアは、スタイルと知的なムードは良いけど、
ヒースが惹かれていく相手としては、パンチに欠けるような・・・
姉妹とするにも2人は全く似てない。
よっぽど、ヒースとジョセフのほうが兄弟みたいに見えるよ。

ヒースとジュリアは、学校の中では変わり者と思われて、
自分から周囲に迎合していかない部分で、
互いに似た者同士だと気付き、惹かれていったんでしょうね。

やたら厳しい父親や、口が達者な友人や、
めちゃナルシストのプレイボーイなど、キャラが面白く、
ドタバタ劇を盛り上げてました。

音楽もノリが良くて、シーンにピッタリ合ってましたよ
主人公達の気持ちを代弁するような歌詞でした。

ヒースが、歌とダンスまで見せてくれるの!
思い切り弾けたヒースに、これまたルンルン♪
それと、キスの仕方が絵になってステキだった~
手の差し出し方とか目のつむり方とか、たまら~ん★

全体的に若者のパワーが感じられて、
楽しさ満載の作品になってます。
ヒジョーに満足★

テーマ : アメリカ映画
ジャンル : 映画

ゴールデンスランバー
意外にもコメディ・タッチで、なかなか面白かった!
無数の伏線の張り方とその収束が上手いのなんのって。
この主人公、本当に真面目に生きてきた人なんだろうなあ。

ゴールデンスランバー
監督:中村義洋
製作:2009年 日本
原作:伊坂幸太郎
出演:*堺雅人 *竹内結子 *吉岡秀隆 *劇団ひとり *香川照之

無実の男、首相暗殺犯に断定 
事件のカギを握るのは、ビートルズの名曲


身に覚えのない首相暗殺犯に仕立て上げられ、
国家権力から命までも狙われる事になった平凡な男。
突然に命懸けの逃走劇が始まった!

伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化。
残念ながら、原作本は未読です。

ネタバレあるかも



逃走劇と言うと、緊張感に溢れていて、
最終的には黒幕の陰謀に迫っていくものが多いけど、
本作はどこかほのぼのとしたコメディー・タッチ。
で、真相を暴こうとする話じゃないんですよね。
事件そのものの顛末より、
心の通った人間描写が中心になっています。

主人公が「最大の武器は習慣と信頼だ」と言っているように、
これまで習慣的に暮らしてきた中で、
良い人間関係を築いてきたんだろうなあ~
周囲の多くの人達が、主人公を信頼しているのが
安心感を生んでますね。
学生時代の仲間達、会社の先輩、両親など、
皆が、彼が犯人のわけがないと思っている。

特に父親の伊東四郎が「信じてるんじゃない、知ってるんだ」
キッパリ言い切るシーンは、胸がスッとする程 小気味いい!
さらにマスコミに「人の人生を台無しにするかもしれない」と
批判までするこの親父、一本筋が通っていて最高!

タイトルになっているビートルズの「ゴールデンスランバー」は、
「アビイロード」にメドレーで入っている曲です。
ポールがバラバラになったメンバーをもう一度繋ぎ合わせたかったと、
本作の中で解釈を入れているけど、
それと同じで、昔懐かしい学生時代の仲間との絆が蘇ります。
ずっと離れていても、振り返ればすぐに以前の良い時代に
戻れる、心の拠り所となるような仲間・・・
ノスタルジックな映像で「黄金のまどろみ」時代が回想されます。

そのシーンの様々な小道具や出来事が伏線になっていて、
逃亡劇とも巧妙に絡んで面白い繋がりを見せるんだよね
~(^_^)
カローラ、花火、書き初め、大外刈り、親指ボタン押し・・・
そのあたり、本当に見事!

登場する他のキャラは、どこか漫画チック。
連続通り魔のキルオ。カタギじゃない入院患者。花火師などなど。
皆が主人公の人柄に惹かれるのと、反体制の気持ちが混じってか、
逃亡に協力してくれるのがおかしい(≧▽≦)ノ
犯人を作り上げる警察のほうが完全に悪として描かれてる。

結局、なぜ主人公が犯人にされたのか、誰がそうしたのか、
事件の詳細は明らかにされないし、
名目上、主人公が犯人のまま消されるのはシャクだけど、
両親や仲間は真相を知っている点では、まあ救われますね。

不幸にも事件に巻き込まれ逃亡する中で、
操作された情報に惑わされず助けてくれる者達に後押しされ、
なんとしてでも生き抜くと、力強さを発揮する主人公の姿が感動的でした。
突っ込み所もあるんだけど、全体的にとても楽しかった!

テーマ : 見た映画
ジャンル : 映画

しあわせの隠れ場所
これが実話とはね~ またまた奇跡のような話。
素晴らしい家族と、才能を開花させる青年。
人生ってどこに出会いがあって、どう変わるか分からないものだ。

しあわせの隠れ場所
監督:ジョン・リー・ハンコック
製作:2009年 アメリカ
出演:*サンドラ・ブロック *クィントン・アーロン *キャシー・ベイツ

あなたの人生史上、最高の実話

サンドラ・ブロック、これは はまり役!
リー・アン・デューイが痛快でカッコいい事!
颯爽と行動する姿、人の目を気にしない強さ、
偏見を持たない公平さ、困難をものともしない大きな心。
見ていて、スカッとするわ。

彼女の善意のお節介が、ホームレス同然だった黒人少年
マイケル(クィントン・アーロン)の人生を大きく変えます。
よく知らない他人の生活の面倒をみるなんて、
とても出来る事じゃないと思うので、
それをさっと決断してやってのける度量の大きさに
ひたすら感心してしまいました。
しかも、その少年の才能を花咲かせるとは!

ネタバレあります



これ、実話に基づいているんですよね。
マイケル・オアーは後にミシシッピ大学でアメフト選手として活躍し、
学業でも最高の成績を修め、NFLのプロ選手になったとか。
リー・アンの温かい気持ちに応えて
マイケルも努力した結果なんでしょう。
小さな出会いが大きな成功を生んだ、奇跡のような凄い話です。

事の顛末にも驚くけど、何と言っても惹かれたのは、
リー・アンとその家族の人柄。
夫も彼女の行動を優しく見守って、バックアップしてくれる。
それは経済力の大きさによるとも言えるけど、
それだけでは出来ない寛容さがあるんですよね。
娘も息子も、母親の性質をそのまま受け継いで、
公平で真っ直ぐ
。申し分のない子供で羨ましい限り(^^;

特にSJのちょっとおマセな感じが可愛いかったです。
会った最初から「友達になりたかったら笑顔だよ」と
声をかけるシーンからして、彼の偏見の無さを感じたし、
マイケルのマネージャー的に振る舞う所は、
微笑ましくて、好きでした~

原タイトルの「ブラインドサイド」とは
アメフトの花形クォーターバックの「死角」の事で、
マイケルはその死角を守るレフトタックルなんですね。
それは社会の死角・・・教育も受けられず埋もれていく
差別された黒人や貧困層をも指しています


リー・アンは、社会の死角の存在を目の当たりにして、
何とかしなくちゃとの思いで行動してきました。
彼女はマイケルの人生を変えますが、
彼女は「彼が私の人生を変えた」と謙虚に言うんですよね~
色々満たされた生活が当たり前じゃないと気付いたって事でしょうね。

世間には、ミシシッピ大に強いアメフト選手を入れたいために、
マイケルの面倒をみたと言う人がいたようですが、
そんな事で、ここまで親身に世話をするなんて
出来る事じゃないと思うわ。

エンドロールに本物のマイケルと家族の写真が出てきます。
本当に良い関係だったんだなあと感激しました。
本物のリー・アンとサンドラの雰囲気が似てるんですよね~
清々しい気分で観終える事ができました。

#2009年アカデミー賞主演女優賞受賞


テーマ : 映画の感想
ジャンル : 映画

月に囚われた男
やっぱり、映画はアイデアです!
お金をかけなくても、内容がきちんとある作品が出来るのだ。
監督はデヴィッド・ボウイの息子らしい。
サム・ロックウェル、グッジョブ

月に囚われた男
監督:ダンカン・ジョーンズ 
製作:2009年 イギリス
出演::サム・ロックウェル *ドミニック・マケリゴット 声*ケヴィン・スペイシー

契約期間:3年
赴任地:月
労働人数:1人
このミッションは何か、おかしい。


近未来。。。と言っても、雰囲気がとてもレトロなんだけど・・・(^^;
地球のエネルギーが枯渇した後、
月の裏側で採取できるHe3が新エネルギーとなっていた。
宇宙飛行士サム(サム・ロックウェル)はルナ産業と3年契約を交わし、
月の基地で資源を採掘し、地球へ送る仕事をしていた。
たった1人で。

ネタバレあります




任期満了まであと2週間なのだけど、肉体的・精神的な不調が続き、
幻覚まで見るようになっていた・・・
そりゃあ、おかしくもなるよね~
3年間もたった1人で閉鎖された場所にいて、
話し相手は、基地を管理している機械のガーティだけ。
このガーディ、声がケヴィン・スペイシーで妙に穏やかだし、
「2001年・・・」のHALを彷彿とさせるのだ。
通信衛星は壊れていて、企業は修理もしてくれない。
たまに、奥さんや企業から、木星経由でビデオが送られてくるのみ。
奥さんと子供だけを心の支えとして、
毎日同じ作業を繰り返すサム。
極限の孤独に耐えてきたんだね~
企業のケアが全く足りない。と思っていたら・・・


はっきりとしたネタバレですが、途中からサムが2人になります。
最初に幻覚のシーンがあったけど、
どちらかが幻覚だとは思いませんでした。
手に火傷を負って怪我をしているサム1が主人公だと
思っていたので、怪我のないサム2はクローンだって思いましたよ。
だけど、なぜクローンが?
全ての真実が分かった時には、ショックはあったけど、
さもありなんって感じです・・・

クローンにも記憶や思考能力や感情や痛みがあり、
人間と何ら変わりないんですよね

だから、自分がクローンで、帰る場所がないと知った時の
葛藤ったらないでしょうね。
記憶はただコピーされたものだったとは。
自分のアイデンティティは何なのだって思うよね。

クローンの寿命は3年になっているようで、
それで3年契約だったというのも、合点がいきます。
これまで何人ものクローンが地球に戻ると信じて、
具合悪そうにしてカプセルに乗り込んでいきました。
結局、月で生まれて月で葬られる、サムは月に囚われた男。

オリジナル・サムは、一度でも月に来た事があるのだろうか。
もしただDNAを提供しただけだとしたら、
奥さんのビデオレターはただの芝居って事なのか。
虚しいね・・・

企業は、効率や収益性しか考えずに、
生きている者でも部品のように使い捨てにする。

わざと通信衛星の故障を装っていたとは、あくどいです。
(韓国資本の企業みたい。最近は中国だけじゃなく韓国までも映画に登場!)

クローンの尊厳、企業の倫理観をサスペンスタッチで描いたSF。
皮肉にもロボットの方が人間より心がありました。
複雑な心理を表現したサム・ロックウェルが見事。
低予算らしい雰囲気ながら、無駄なものを削ぎ落とした
シンプルな印象で、良作だと思いました。

テーマ : この映画がすごい!!
ジャンル : 映画

ひとりごと
  
■仕事、通院、年末年始の準備、いろいろ忙しいです。12/04
■「Prime Music」―Amazonのプライム会員でいた事が良かったと思えた。100万曲以上が聴き放題!ピンポイントで自分が聴きたい曲がなかったりするけど、聴き流しにはいい。11/20 
■やっば~い!喪中ハガキ印刷のためにPCを開いたら、久しぶり過ぎてメールが山ほど溜まっていた。ほとんど宣伝メールだけどね。11/05  
■友人とランチに行った。混んでいて仕方なく座敷で正座して食べたけど、足とお尻が痛くなって焦った。前より悪化しているような。今週お坊さんが来るけど正座出来ないと困るな。10/26 
■娘がミスチルのZEPPでのLIVEに当選した!凄い倍率だったのに。翌日のEXILEのチケットもゲット。最近、ついてるな~ 私もLIVEに行きたいな~ 10/23  
■ショッピングでポイントが溜まっていてスカートがかなり安く買えた! 得した気分☆ 10/21 
■半年以上、不明熱による通院を続けているけど、血液検査の結果がだんだん良くなって来て少し希望が見えてきた。それにしても未だに原因不明。10/17 
 
 
 -YAN-

 
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■悪人
■悪の教典
■悪魔を見た
■アクロス・ザ・ユニバース
■アジャストメント
■アジョシ
■新しい人生のはじめかた
■アップサイドダウン 重力の恋人
■アナザープラネット
■アナと雪の女王
■アバウト・シュミット
■アバウト・タイム~愛おしい時間について~
■アバター
■アパートメント
■アフタースクール
■アベンジャーズ
■アマデウス
■アメイジング・スパイダーマン
■アメイジング・スパイダーマン2
■アメリカン・ギャングスター
■アメリカン・スナイパー
■アメリカン・ハッスル
■アリス・イン・ワンダーランド
■ある公爵夫人の生涯
■ある子供
■アルゴ
■アンコール!!
■アンストッパブル
■アンチクライスト
■アンナ・カレーニナ
■アンノウン
■unknown  アンノウン
■イーグル・アイ
■イースタン・プロミス
■イエスマン“YES”は人生のパスワード
■硫黄島からの手紙
■イカとクジラ
■息もできない
■1408号室
■イノセンス
■イノセント・ガーデン
■イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
■妹の恋人
■インクレディブル・ハルク
■イングロリアス・バスターズ
■インシテミル 7日間のデス・ゲーム
■インシディアス
■インシディアス 第2章
■インセプション
■インターステラー
■インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
■イントゥ・ザ・ワイルド
■インビクタス/負けざる者たち
■インベージョン
■インモータルズー神々の戦いー
■ヴィレッジ
■ウィンターズ・ボーン
■ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
■ヴェロニカ・ゲリン
■ウォーム・ボディーズ
■ウォール街
■ウォール・ストリート
■ウォールフラワー
■ウォッチメン
■ウォルター少年と、夏の休日
■ウォンテッド
■宇宙人ポール
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■海を飛ぶ夢
■裏切りのサーカス
■ウルヴァリン:X-MEN ZERO
■ウルヴァリン:SAMURAI
■ウルフ・オブ・ウォールストリート
■ウルフマン
■運命じゃない人
■運命のボタン
■エアベンダー
■永遠の0
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■英国王のスピーチ
■88ミニッツ
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■エクスペンダブルズ2
■エクリプス/トワイライト・サーガ
■es[エス]
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■X-MEN:フューチャー&パスト
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■M:i:3
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■エリジウム
■L.A.ギャング ストーリー
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■オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン
■おみおくりの作法
■オンリー・ゴッド
「か行」
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■かぐや姫の物語
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■ジュリエットからの手紙
■少年は残酷な弓を射る
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■白雪姫と鏡の女王
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■人生の特等席
■親切なクムジャさん
■シンデレラマン
■スイミング・プール
■推理作家ポー 最期の5日間
■スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
■SUPER8/スーパーエイト
■スーパー・チューズデー~正義を売った日~
■スクール・オブ・ロック
■スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
■スター・トレック
■スター・トレック イントゥ・ダークネス
■ステイ
■ステキな金縛り
■ストーン
■スノーピアサー
■スパイダーマン3
■スピード・レーサー
■スプライス
■スペル
■スマグラー おまえの未来を運べ
■スラムドッグ$ミリオネア
■300<スリーハンドレッド>
■300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~
■スリーピー・ホロウ
■スルース
■S.W.A.T.
■ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
■正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官
■世界侵略:ロサンゼルス決戦
■世界にひとつのプレイブック
■セックス・アンド・ザ・シティ
■セブンデイズ
■セルラー
■ゼロ・グラビティ
■ゼロ・ダーク・サーティ
■戦火の馬
■戦場のピアニスト
■潜水服は蝶の夢を見る
■ソーシャル・ネットワーク
■ソウ
■ソウ2
■ソウ3
■ソウ4
■ソウ5
■ソウ6
■ソウ ザ・ファイナル
■そして父になる
■ゾディアック
■その夜の侍
■ソルト
■それでも恋するバルセロナ
■それでもボクはやってない
■それでも夜は明ける
■ゾンビランド
「た行」
■ダーク・シャドウ
■ダークナイト
■ダークナイトライジング
■ダーク・フェアリー
■ターミナル
■ターミネーター
■ターミネーター2
■ターミネーター3
■ターミネーター4
■ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ
■第9地区
■タイタンの戦い
■ダイ・ハード4.0
■ダイ・ハード/ラスト・デイ
■TIME/タイム
■タイムマシン
■ダ・ヴィンチ・コード
■007/カジノ・ロワイヤル
■007/慰めの報酬
■007 スカイフォール
■ダラス・バイヤーズクラブ
■ダレン・シャン
■箪笥 <たんす>
■小さいおうち
■地球が静止する日
■父、帰る
■チェンジリング
■着信アリ
■チェイサー
■チャーリーとチョコレート工場
■チョコレートドーナツ
■ツーリスト
■ツォツィ
■月に囚われた男
■つぐない
■TSUNAMI-ツナミ-
■冷たい熱帯魚
■ツリー・オブ・ライフ
■手紙
■THIS IS IT
■デイ・アフター・トゥモロー
■デイ・ウォッチ
■テイク・シェルター
■ディスタービア
■ディパーテッド
■デイブレイカー
■デジャヴ
■DEATH NOTE デスノート 前編
■DEATH NOTE デスノート the Last name
■テッド
■デトロイト・メタル・シティ
■デビル
■デビルクエスト
■テルマエ・ロマエ
■テルマエ・ロマエⅡ
■天才スピヴェット
■天使と悪魔
■電車男
■デンジャラス・ラン
■東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 
■トーク・トゥ・ハー
■トータル・リコール
■トイ・ストーリー3
■12モンキーズ
■トゥモロー・ワールド
■トゥルー・グリット
■Dr.パルナサスの鏡
■特攻野郎Aチーム THE MOVIE
■ドッグヴィル
■ドニー・ダーコ
■ドニー・ダーコ2
■トライアングル
■ドライヴ
■ドラゴン・タトゥーの女
■トラブル・イン・ハリウッド
■とらわれて夏
■トランス
■トランスフォーマー
■トランスフォーマー/リベンジ
■トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
■トランス・ワールド
■トランセンデンス
■ドリアン・グレイ
■ドリームガールズ
■ドリームハウス
■トレインスポッティング
■トロイ
■トロン:レガシー
■トワイライト~初恋~
■トワイライト・サーガ/ニュー・ムーン
■トワイライト・サーガ/エクリプス
■トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1
■トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart2
■ドン・ジョン
50音順作品索引       な行~わ行
「な行」
■ナイト&デイ
■ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR
■ナイロビの蜂
■NINE
■嘆きのピエタ
■ナショナル・トレジャー
■ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記
■ナンバー23
■21グラム
■20世紀少年<第1章>終わりの始まり
■20世紀少年<第2章>最後の希望
■20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
■28日後...
■28週後...
■2012
■ニューオーリンズ・トライアル
■ニュームーン/トワイライト・サーガ
■NEXTーネクストー
■ネスト
■ネバーランド
■ノア 約束の舟
■ノウイング
■脳男
■ノーカントリー
■のだめカンタービレ 最終楽章 前編
■ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
■ノルウェイの森
「は行」
■ハート・ロッカー
■ハード キャンディ
■バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
■パーフェクト・センス
■ハーフ・デイズ
■バーレスク
■バーン・アフター・リーディング
■ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
■パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
■パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
■パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
■パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
■ハウスメイド
■ハウルの動く城
■博士と彼女のセオリー
■パシフィック・リム
■バタフライ・エフェクト
■8人の女たち
■HACHI 約束の犬
■バットマン・ビギンズ
■バッド・エデュケーション
■バトルシップ
■バニラ・スカイ
■母なる証明
■ハプニング
■パフューム ある人殺しの物語
■パブリック・エネミーズ
■バベル
■ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
■ハモンハモン
■パラノーマル・アクティビティ
■パリ20区、僕たちのクラス
■パリより愛をこめて
■ハルク
■半落ち
■ハンガー・ゲーム
■ハンガー・ゲーム2
■ハングリー・ラビット
■ハンコック
■ハンニバル・ライジング
■バンテージ・ポイント
■パンズ・ラビリンス
■ビー・デビル
■英雄HERO
■HERO(邦画)
■ヒア アフター
■ピエロの赤い鼻
■ヒストリー・オブ・バイオレンス
■ビッグ・フィッシュ
■ヒッチコック
■瞳の奥の秘密
■ヒトラーの贋札
■ヒミズ
■127時間
■ヒューゴの不思議な発明
■BIUTIFULビューティフル
■ビューティフル・マインド
■ビヨンドtheシー~夢みるように歌えば~
■ピラニア
■ファーゴ
■ファイト・クラブ
■ファイナル・デッドコースター
■ファニーゲーム
■ファミリー・ツリー
■ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
■50/50 フィフティ・フィフティ
■フィリップ、きみを愛してる!
■ブーリン家の姉妹
■THE 4TH KIND フォース・カインド
■復讐者に憐れみを
■複製された男
■ブタがいた教室
■PUSH 光と闇の能力者
■フッテージ
■舟を編む
■フライト
■フライト・ゲーム
■フライトナイト/恐怖の夜
■プライベート・ライアン
■ブラインドネス
■フラガール
■プラダを着た悪魔
■ブラックサイト
■ブラック・スネーク・モーン
■ブラック・スワン
■ブラック・ダリア
■ブラッド・ダイヤモンド
■プリズナーズ
■プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
■ブルージャスミン
■プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
■プレシャス
■プレステージ
■ブロウ
■ブロークバック・マウンテン
■ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢
■プロメテウス
■ヘアスプレー
■ペイチェック 消された記憶
■ベイマックス
■北京ヴァイオリン
■ベスト・キッド
■別離
■ペネロピ
■ヘルプ~心がつなぐストーリー~
■ベンジャミン・バトン 数奇な人生
■抱擁のかけら
■BOY A
■ボーン・アイデンティティ
■ボーン・スプレマシー
■ボーン・アルティメイタム
■ボーン・レガシー
■ぼくのエリ 200歳の少女
■ぼくの神さま
■ぼくを葬る
■ホテル・ルワンダ
■ホビット 思いがけない冒険
■ホビット 竜に奪われた王国
■ホビット 決戦のゆくえ
■ボルベール<帰郷>
■ホワイトハウス・ダウン
■ホワイト・ライズ
「ま行」
■マーターズ
■マイケル・ジャクソン THIS IS IT(1回目)
■マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2回目)
■マイティ・ソー
■マイティ・ソー/ダーク・ワールド
■マイ・ブラザー
■マイライフ・アズ・ア・ドッグ
■マイレージ、マイライフ
■マシニスト
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■マネーボール
■魔法使いの弟子
■魔法にかけられて
■マリー・アントワネットに別れをつげて
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■マンマ・ミーア!
■ミケランジェロの暗号
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■Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
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■ミスト
■M:i:3
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■ミッション:8ミニッツ
■ミッドナイト・イン・パリ
■みなさん、さようなら
■ミラーズ
■ミラーズ2
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■ミレニアム2 火と戯れる女
■ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
■ムーラン・ルージュ
■ムーンライズ・キングダム
■息子のまなざし
■めぐりあう時間たち
■メタルヘッド
■メメント
■メランコリア
■メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
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■モーターサイクル・ダイアリーズ
■モーテル
■モールス
■モネ・ゲーム
■ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
■モンスター上司
■モンスターズ・ユニバーシティ
「や行」
■ヤギと男と男と壁と
■闇の列車、光の旅
■ヤング@ハート
■ユージュアル・サスペクツ
■許されざる者
■ゆれる
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■容疑者Xの献身
■善き人のためのソナタ
■4分間のピアニスト
「ら行」
■ラースと、その彼女
■ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
■ライアーゲーム -再生-
■LIFE!
■ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
■ラストスタンド
■ラスベガスをぶっつぶせ
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■リンカーン/秘密の書
■リンカーン弁護士
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■ルックアウト/見張り
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プロフィール

YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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