2009-10-29(Thu)
大声出して笑った~~(≧∇≦)ノ彡☆
三谷幸喜のコメディ・センス炸裂!
家族や友達みんなで観たら、盛り上がる事間違いなし。

監督:三谷幸喜
製作:2008年 日本
出演:*佐藤浩市 *妻夫木聡 *深津絵里 *西田敏行 *小日向文世
*綾瀬はるか *伊吹吾郎 *寺島進 *戸田恵子 *香川照之
最後に笑うのは誰だ?
支配人備後(妻夫木聡)はボス(西田敏行)の愛人マリ(深津絵里)と
できている事がバレて、絶体絶命の窮地に追い込まれる。
謎のスナイパー、デラ富樫を連れてくれば助けてやると言われ、
とんでもないアイデアを思いつく・・・
売れない三流俳優の村田(佐藤浩市)をデラ富樫に仕立てて、
ボスに対面させるあたりから、もう笑いが止まらない~(≧∇≦)ノ彡☆
(やはり、そこまでが長かったけど)
村田はギャング映画の撮影だと思っているから
やる事が大胆で、クサい芝居をするんだよね。
ボスの方はハードボイルドな現実にいて、
この世界ではあり得ないような彼の大胆さや変わった行動に
驚き、そしてなんと彼を気に入ってしまうの。
デラ富樫が3回もペーパーナイフを舐めるシーン、
やる度にひどい顔になっていくのもおかしいけど、
ボスの反応がこれまた最高におかしい。
「同じ事が前にあった気がする」「またそこから始めるのか」とか。
全体がこんな調子で、
勘違いや思い込みから生まれるおかしさなんだけど、
辻褄合わせは相当計算し尽くされていると思います。
片方は映画という虚構の世界、片方はシリアスな現実の世界。
ものすごく落差のある違うレールに乗りながら、
2本は上手い具合に同じ方向に進んで行くんですよね~★
笑いだけで終わらないのは、
「映画」に対する熱い思いがひしひしと伝わってくるせいです。
一つは、映画製作を支えている裏方さんたちへの感謝。
本物のように美しい背景画や人工的に振らせる雨、
銃弾による破裂や火花など、裏方さんの仕事を見せてくれるし、
俳優のセリフでも「自分が良く見えたのはスタッフのおかげだ」とあります。
さらには、映画作品そのものへの愛情。
本作自体も劇中映画「暗黒街の用心棒」も、
銀幕と言っていた映画の良き時代のノスタルジーがありますね。
マリが歌うシーンは「ペーパームーン」へのオマージュだったり、
故市川昆監督が監督役として出演していたり、
ずっとずっと映画を愛し尊敬してきたんだなあと分かります。
何よりも、主人公の村田が芯から映画好きで、
その思いの強さはハンパじゃない。
ボロボロの毛布の切れ端のエピソードも熱いです。
デラ富樫を全力で演じているから、
この話が面白くなってるんですよね~
もちろん、それは佐藤浩市の熱演のすごさから来てるわけです。
スクリーンに自分の顔が大きく映し出されるのを見て、
涙ぐむシーン、こちらもグッときちゃったな。
でもそれで、俳優を辞める決心をするのは理解できなかったけど。
自分には三流の才能しかないと分かっていたのかな?
そこに出てくる憧れだった老優の言葉が良かったですね。
「マジックアワーを逃したら、明日を待てばいい。
次のマジックアワーは必ずやって来る」
(注:マジックアワーとは夕暮れ時の一番美しい時間。
世界が幻想的な淡い光に包まれ、映画が美しく撮れる)
何度もチャレンジしていけばいいって、好きな事はあきらめるなって、
背中を押してくれる、優しいですね~
寺島進も伊吹吾郎も、いい味を出してました★
妻夫木くんの支配人は、村田さんに出演料か何か、
ちゃんとお金を払ったのか、ちょっと気になります。
笑いだけじゃなく、映画に対する溢れる愛情が感じられて、
これまでの三谷作品の中で一番好きになりました。
三谷幸喜のコメディ・センス炸裂!
家族や友達みんなで観たら、盛り上がる事間違いなし。

監督:三谷幸喜
製作:2008年 日本
出演:*佐藤浩市 *妻夫木聡 *深津絵里 *西田敏行 *小日向文世
*綾瀬はるか *伊吹吾郎 *寺島進 *戸田恵子 *香川照之
最後に笑うのは誰だ?
支配人備後(妻夫木聡)はボス(西田敏行)の愛人マリ(深津絵里)と
できている事がバレて、絶体絶命の窮地に追い込まれる。
謎のスナイパー、デラ富樫を連れてくれば助けてやると言われ、
とんでもないアイデアを思いつく・・・
売れない三流俳優の村田(佐藤浩市)をデラ富樫に仕立てて、
ボスに対面させるあたりから、もう笑いが止まらない~(≧∇≦)ノ彡☆
(やはり、そこまでが長かったけど)
村田はギャング映画の撮影だと思っているから
やる事が大胆で、クサい芝居をするんだよね。
ボスの方はハードボイルドな現実にいて、
この世界ではあり得ないような彼の大胆さや変わった行動に
驚き、そしてなんと彼を気に入ってしまうの。
デラ富樫が3回もペーパーナイフを舐めるシーン、
やる度にひどい顔になっていくのもおかしいけど、
ボスの反応がこれまた最高におかしい。
「同じ事が前にあった気がする」「またそこから始めるのか」とか。
全体がこんな調子で、
勘違いや思い込みから生まれるおかしさなんだけど、
辻褄合わせは相当計算し尽くされていると思います。
片方は映画という虚構の世界、片方はシリアスな現実の世界。
ものすごく落差のある違うレールに乗りながら、
2本は上手い具合に同じ方向に進んで行くんですよね~★
笑いだけで終わらないのは、
「映画」に対する熱い思いがひしひしと伝わってくるせいです。
一つは、映画製作を支えている裏方さんたちへの感謝。
本物のように美しい背景画や人工的に振らせる雨、
銃弾による破裂や火花など、裏方さんの仕事を見せてくれるし、
俳優のセリフでも「自分が良く見えたのはスタッフのおかげだ」とあります。
さらには、映画作品そのものへの愛情。
本作自体も劇中映画「暗黒街の用心棒」も、
銀幕と言っていた映画の良き時代のノスタルジーがありますね。
マリが歌うシーンは「ペーパームーン」へのオマージュだったり、
故市川昆監督が監督役として出演していたり、
ずっとずっと映画を愛し尊敬してきたんだなあと分かります。
何よりも、主人公の村田が芯から映画好きで、
その思いの強さはハンパじゃない。
ボロボロの毛布の切れ端のエピソードも熱いです。
デラ富樫を全力で演じているから、
この話が面白くなってるんですよね~
もちろん、それは佐藤浩市の熱演のすごさから来てるわけです。
スクリーンに自分の顔が大きく映し出されるのを見て、
涙ぐむシーン、こちらもグッときちゃったな。
でもそれで、俳優を辞める決心をするのは理解できなかったけど。
自分には三流の才能しかないと分かっていたのかな?
そこに出てくる憧れだった老優の言葉が良かったですね。
「マジックアワーを逃したら、明日を待てばいい。
次のマジックアワーは必ずやって来る」
(注:マジックアワーとは夕暮れ時の一番美しい時間。
世界が幻想的な淡い光に包まれ、映画が美しく撮れる)
何度もチャレンジしていけばいいって、好きな事はあきらめるなって、
背中を押してくれる、優しいですね~
寺島進も伊吹吾郎も、いい味を出してました★
妻夫木くんの支配人は、村田さんに出演料か何か、
ちゃんとお金を払ったのか、ちょっと気になります。
笑いだけじゃなく、映画に対する溢れる愛情が感じられて、
これまでの三谷作品の中で一番好きになりました。
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