潜水服は蝶の夢を見る
全身麻痺となり自由を奪われた男が
潜水服を脱ぎ捨て蝶になる・・・
とてもいい作品です。

潜水服は蝶の夢を見る
監督:ジュリアン・シュナーベル
製作:2007年 フランス・アメリカ
出演:*マチュー・アマルリック *エマニュエル・セニエ *マリ=ジョゼ・クローズ

ぼくは生きている。話せず、身体は動かせないが、
確実に生きている。


病気を扱った作品はあまり観る気になれなくて避けてましたが、
「ヤング@ハート」のお年寄りに背中を押されて
やっと観てみようかと腰を上げました。

働き盛り、それもELLE編集長という華やかで活気のある仕事を
していた人が、突然病に倒れ身体の自由を奪われてしまう。
ロックトイン・シンドローム(閉じ込め症候群)という病名で、
左目以外は麻痺して動きません。

その心情は潜水服を着て深い海に沈んでいくシーンで
表されているんだけど
、主人公ジャン=ドーの
圧迫されて重苦しい状況がよく分かります。
彼の苦しみは他人事じゃない気がして辛かったです。

前半はジャン=ドーが見ているままの世界のみを
切り取った映像で進んでいきます。
狭い視野、視線の動き、涙・・・
それと共に、過去の思い出や想像の世界を表現したものは、
とても美しくて詩的なんですよね。
ほぼ全体が主人公の思いを映像化したものでした。

周囲の人達の励ましや愛情もあって、ジャン=ドーは
自分を憐れむ事を止めます。
現状を受け入れる。 それが人には一番難しい。

でも、受け入れた時、一段上の高みから達観でき、
心が軽くなり、世界が広がっていくんですね。


ジャン=ドーは、自分に残された動く左目と想像力と記憶で、
潜水服から抜け出し蝶のように羽ばたこうとします。

「E・S・A・R・I・N」とアルファベットを読み上げてもらい、
まばたきだけで言葉を綴っていく作業は、
見ていても本当に気の遠くなるものだと思いました
ジャン=ドーも目が疲れるだろうけど、
何度もアルファベットを読み上げる言語療法士や
クロードには頭が下がりました。

しかし、本作に出てくるような手厚い看護ですが、
日本にそんな事をやってくれる病院がどこに
あるんだろうと思ってしまった。
ジャン=ドーがELLE編集長で経済的に恵まれていて、
最高の病院で献身的に世話をしてもらえた
事は
人間性を失わずにおれた理由の一つになるでしょうね~

こんな生々しいお金の話は、この感動作には似合わないかな(^_^;
ジャン=ドー自身の不屈の精神に目を向けなきゃいけませんね。

彼は野心家で皮肉屋と言うだけあって、
心の中のコメントもシニカルで面白いです。
どんな時でもユーモアを忘れない人だから、
過酷な状況にあっても諦めずにおれたんでしょうね。
身体は不自由でも精神の自由は失くしませんでした

その自由な人柄を正直に伝えるためか分かりませんが、
愛人とのやりとりは不愉快でしたね。
一度も見舞いに来ない愛人に対して、
見舞いに来た元妻の前で、愛の言葉をよく言えたものだね。
好きなものは好き、そんな割り切りが出来る人なので、
辛い思いも断ち切ってこれたのかもしれません。

逆に父親からの電話のシーンは涙がこぼれました。

現状を受け入れ、最後まで精神の自由を失わず、
自分らしく生き抜いたジャン=ドー。
実話の重みからは学ぶものがありました。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ヤング@ハート
感動のドキュメンタリー、これは心に響きました~★
元気や励ましをもらったような気持ちです。
「老後」がチラッと頭をかすめるようになった人には、(^▽^;)
特にお勧めの作品です!
51yUsNedrML.jpg
監督:スティーヴン・ウォーカー
製作:2007年 イギリス
出演:*ボブ・シルマン *アイリーン・ホール *スタン・ゴールドマン 

世界一いかしたロックンロール・コーラス隊

実在する、お年寄り達のコーラスグループ「ヤング@ハート」の
活動を追ったドキュメンタリーです。

平均年齢80歳なのに、歌っている曲が、なんとROCK!
クラッシュ、ソニック・ユース、ジミ・ヘン、ジェームズ・ブラウンなど。
それは、このグループを立ち上げ、ずっと指導してきた
ボブ・シルマンの選曲で、
本来、お年寄り達はクラッシックが好きだから
次にやる曲はこれだと聴かされた最初は戸惑います。
でもとにかく歌う事が大好きなので、こだわりなく受け入れ、
積極的にチャレンジするんですね~その姿が実にポジティヴ!

歌声だって、なかなかパワーがあって、
これがお年寄りの歌か と驚かされます。
そりゃ、ROCKのノリに完璧についていってるわけじゃないし、
音程だってきっちり正確ではないけど、
歌自体がすっごく心を揺さぶる独特の力を持ってるんです。
それは彼らの人生経験から来るんでしょうね

聴いていて、刑務所慰問のあたりから涙が溢れてきました。

最初は、健康で元気に動けるお年寄りの話でしょ、って思ってた。
健康食品のCMに出てくるハツラツと運動してる人達のような。
あのようにいくつになっても元気な姿は、誰もが願う事です。
「元気があれば何でもできる!」だもんね。
でも現実には、図らずも健康を奪われてしまった者ばかり。
楽しい人生から外れた人のほうが多いんだよ(私の周囲の事)
そんな風に斜に構えて、この作品を観ていました。

するとメンバーのお年寄りの中には、病気を抱えた人達がいました。
腰に激痛が走る人、
心臓病で酸素吸入チューブを着けたままの人、
何度も死にかけて生還した人、 癌の人。

そういう人達が、とても楽しそうに歌って輝いています。
歌っていると病気を忘れるとまで言うの!(;´_ヘ;)
例え入院しても仲間と一緒に歌いたいと言う意志があるから
回復力も強いんです。

メンバーと歌う事が、とても大きな生きる励みになってるんだね~
その病気にしても他人事じゃないから、みんな団結力も固い。

そうだった。当たり前の事に改めて気付かされました。
元気というのは身体の健康の問題じゃなくて、
心の持ち様なんだ。

例え身体が自由にならなくても、
積極性、情熱、達成感、信頼、それらが元気を作っていくんですね。
心の若さが大切なんだって、よく分かりました。

みんなかなり高齢なので、死が隣にある事も分かっています。
実際に辛い体験があって、それを乗り越えてきた人達なので、
今ある生を 精一杯楽しく生きようと
理屈じゃなく自然に実践できています。
観ていて、生きる力をもらった気がしました。
彼らに感謝したいです~!

私もヤング@ハートのようにROCKのコーラスやりたいなあ★
老後(って20年後?30年後?)みんな一緒に歌いましょうよ!

テーマ : ドキュメンタリー映画DVD
ジャンル : 映画

CUBE シリーズ3作
みなさんもきっとよくご存知の「CUBE」
これは「ソリッド・シチュエーション・スリラー」(ソウ3の宣伝コピー)の
原点と言えるんじゃないでしょうか。
最初に観た時の衝撃はすごかったです!
映像や設定が奇抜だからね~★
余分なものを削ぎ落とした鋭さが突き刺さってきました!

CUBE.jpg
監督:シンチェンゾ・ナタリ
製作:1997年 カナダ
出演:*モーリス・ディーン・ウィン *ニコール・デ・ボア *デヴィッド・ヒューレット

世界を侵す、騒がしい絶望
カナダの恐るべき新鋭がおくる、
20世紀の言葉では語れない
オーヴァー・ジャンル・ゲーム・ムーヴィー。


レンタル100円デーで「CUBEファイナル・エディション」
言うのを見つけたんですが、
「CUBE」第一作目のデジタル・リマスター版の事でした。
この作品は好きだったので懐かしくなり再見してみました。


ある時気が付いたら、見た事のない謎の立方体(CUBE)に
閉じ込められていた6人の男女。
何のために? なぜ自分たちが?
理由が全く分からないまま、6人は懸命に脱出を試みます。

CUBEの6面にはそれぞれ扉があり、
開けてみると違った色のCUBEがまた隣にある。
真っ赤や真っ青な部屋っていうだけでも
ものすごい圧迫感で狂いそうになるのに、
あるCUBEには、人を切り裂いたり焼いたり溶かしたりする
トラップが仕掛けてあるという、とんでもない状況なんです。

このシュールな設定にまずやられましたね~
こちらも閉じ込められた気分になり息苦しさが迫ってきました。

以前に観た時の印象では、
人間の奥底にある醜悪な心がむき出しになる恐ろしい映画、
という感じでしたが、
今回観直したら、それだけじゃなく、
逆境における人間の可能性も感じられましたよ。

CUBEに閉じ込められた者は、
数学専攻の女子学生、女医、警官、建築設計士だったりするんだけど、
誰もが自分の能力を出し役割を果たして協力していくんですよね

一人だけが平静でいられなくなって、とんでもない凶行に走りますが、
皮肉にもそれは、普段 正義の下に仕事をしている人だった・・・
その変身ぶりがおぞましくてやはりそこは恐ろしいです。


逆に、最初 生気のなかった者が、
他人のために戦う姿勢に変わっていきます。
人間の本性は、なにも醜くて愚かなだけじゃありません。

しかし、懸命にもがく彼らが分かった事は、
結局、何も動かずに じっとしていれば、
勝手にCUBEが移動して元の位置に戻り脱出できたであろう事。
これって、このゲームを仕掛けた者の悪意の大きさを感じる!
(舞台はCUBEのみなので、何も明かされませんが)
このものすごい皮肉には、やはり人間の邪悪さが描かれてますね

終始、気持ちが張り詰めたまま、片時も目が離せませんでした。


ついでに、以前に観た続編についても簡単に。
「CUBE IQ」 「CUBE NEXT」などタイトルにCUBEが付いたものは
いろいろ出ていますが、
「CUBE2」「CUBE ZERO」のみが本当の続編で、
あとは無関係ですので、お間違いのないように。



「CUBE2」
CUBE2
監督:アンジェイ・セクラ
製作:2002年 アメリカ
出演:*ジェラント・ウィン・デイヴィス *カリ・マチェット *ブルース・グレイ

もう逃げられない! 殺戮の立方体

一作目は部屋ごとに異なった原色が使われていましたが、
二作目のCUBEは白一色。クールな印象になっています

テッセラクトという四次元立方体のハイパーキューブで、
三次元プラス時空移動だそうです。
現在の自分達と平行して、異なった時間軸にも自分達が存在している。

高度な理論物理学が用いられているようで・・・?( ̄∇ ̄*)ゞ

今回も男女8人が、訳も分からないままにハイパーキューブに閉じ込められ、
決死の脱出劇を繰り広げます。
でも、前回のようにCUBEごとのトラップがないから、
隣のCUBEに進む時のあのドキドキハラハラ感がないんですよね~

本作では、誰がCUBEを作ったか、どういう理由で閉じ込めたか、
その辺りがチラッと説明されます。




「CUBE ZERO」
CUBEZERO.jpg
監督:アーニー・バーバラッシュ 
製作:2004年 カナダ
出演:*ザカリー・ベネット *デヴィッド・ヒューバンド *ステファニー・ムーア

「ZERO」という事で、一作目より前の時点の話です。
なので、CUBEの構造はかなり一作目に近く、
一番分かりやすい仕組みになっています。

本作の特徴は、CUBEを監視している側の人間が出てくる事。
CUBEの管理と、被験者の観察を淡々とやっている職員には
唖然としてしまいます。
その上に立つ幹部は殺人を何とも思わないような、
もっと非道な人間です。

人間の脳波を調べて、ウィルスに対する抵抗力や
状況に対する耐久力を調査しているとか言ってますが、
そんなのただの口実のようで、
結局、この実験のきちんとした目的は判明しないんですね。

最後にチップを埋め込まれるウィンという男は、
一作目のあの男に繋がっていきます。。。

続編はなくてもよかった。いや、ない方がよかった
一作目が一番出来が良くて、インパクトがありました。


テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ワールド・オブ・ライズ
骨太の社会派サスペンス・アクション映画で、
誰も信じられない緊迫感が最初から最後まで続いて、
引き込まれるんだけど、案外、地味な印象だったかな。。。

ワールド・オブ・ライズ
監督:リトリー・スコット
製作:2008年 アメリカ
出演:*レオナルド・ディカプリオ *ラッセル・クロウ *マーク・ストロング

どちらの嘘が、世界を救うのか。

冒頭から自爆シーンや、拷問シーンが出てきて、
中東の殺伐とした状況が生々しく迫ってきます。

CIA現地工作員フェリス(ディカプリオ)は、そんな危険地域で
身体を張って活動しています。
目的は、テロ組織リーダーのアル・サリームを捕まえる事。
本作のディカプリオも、男らしく逞しい感じでいいですね!

一方、上司のエド(ラッセウ・クロウ)は、
アメリカの平和で安全な場所から平然と非情な指令を出す。
この両者の温度差の激しいこと!

太り気味で、眼鏡をずらして上目使いに見るエドの仕草は、
オジサンそのもの。
憎まれ役で、わざと嫌われるようにいやらしく演じているんだから
ラッセル・クロウもたいしたものです。

エドは、自分=アメリカのように言っていますが、
同じようにアメリカ=世界みたいに思ってる所があるから、
エドの、世界の平和を守ってるんだという傲慢さは、
アメリカを象徴しているんでしょうね。

対照的に、現地人に溶け込むように、
髭を生やしアラビア語も駆使するフェリスはいつも傷だらけです。

二人は同じCIAでありながら見解の相違があり衝突します。
こういう現場と司令部の対立ってよくあるけど、
大変なのは駒になって働く側に決まっていて、
「事件は現場で起きてるんだ」って言いたくなる気持ち、
分かりますよね~
フェリスのほうに当然気持ちは寄り添っていきました。

アメリカのハイテク戦術も見せてくれます。
いつも上空から監視している無人偵察機、いやだね~あれ。
行動を全てチェックされてるとはゾッとします。
メールや映像で嘘のテロリストをデッチ挙げるのも、ひどいね~
実際にありそうなところが実に怖い。

でも皮肉な事に、テロリスト達はアナログ手段を使っていて、
直接人から人へ伝えたりしているので、
ハイテクでも行動が摑み切れないんですね。

このような対比はボスでもあります。
ヨルダン情報局長のハニ・サラーム(マーク・ストロング)が、
今回一番存在感があって印象に残りました!

目力がすごくて、筋がピシッと通っている人なんです。
常に冷静、おしゃれで気品もある。

「決して嘘をつくな」と信用を基盤としていて、
騙し合いばかりやっているアメリカよりも、
よっぽど信頼できる人物に見えました。
(嘘をついた時は怖いよ)
手厚い待遇をきちんとしてやったせいで、
手下がちゃんと仕事をしてくれるという温情作戦
見事に成功しています。
非情なアメリカ人上司との対比が出ていましたね。

フェリスの最後の行動には納得です。
ちょっとした小気味良さを感じました。

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ジャンル : 映画

007/慰めの報酬
アクション・エンターテイメントとしては面白いです。
人間味溢れる男の物語としてもいいと思います。
でも007は、以前の 夢のある軽やかな作風が好きだなあ。

007慰めの報酬
監督:マーク・フォースター
製作:2008年 イギリス・アメリカ
出演:*ダニエル・クレイグ *オルガ・キュリレンコ *ジュディ・ディンチ

傷ついた心が、共鳴する。

前作「007/カジノ・ロワイヤル」(→こちら)からしっかりと繋がっている
内容なので、やっぱりそれを復習しておけばよかったです。
この人は前にも出ていたCIAだとか、元仲間だとか
適当に判断して、だいたいは理解したつもりだけど・・・?

前作の感想にも書いたけど、
ダニエル・クレイグのボンドは一人前になる前の
青さの残ったボンドなんですよね。
本作は前よりもさらに荒削りな印象になっていると思います。

愛するヴェスパーを失い復讐に燃えているせいか、
やる事が荒っぽい。

Mに「また殺したのね」と言われるくらい次から次へと殺しちゃう。
深い悲しみと痛みを内側に押し隠そうとして表情は抑え気味。
それでも怒りが燃えているのは感じ取れます。


アクションがハデでした!
陸海空を舞台にした様々なアクションは手に汗握る激しさ
でも、画面が揺れて、場面展開が速いので、
どっちがボンドでどっちが敵なのか見づらかった。
このカメラワークや世界各地へ飛ぶ展開や、
狭い街を走り回るチェイスは、ボーン・シリーズを思い出させますね。

これって、007だった?って途中で分からなくなってしまった。。。
それだけ、以前の007らしさは無くなってきてます。
以前のボンドはダンディで軽やかさがあったし、
映画には遊び心がありました。
本作のボンドはハードでワイルド、アクション中心のシリアス路線。
秘密兵器も出てこないなんて、ちょっと淋しい (´o`;

ヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトを探っていくと、
環境保護慈善団体を隠れ蓑にして暗躍するドミニク・グリーンに辿り着く。
そこで、復讐に燃えるカミーユ(オルガ・キュリレンコ)と出会う・・・

ネタバレあります



同じ心の傷に共鳴したボンドは彼女の復讐に手を貸しますが、
この際に「復讐の気持ちは心を乱す」とアドバイスしています。
それは自分がMから「任務に感情を入れてはいけない」
言われた事と同じです。

復讐相手を追い詰めるうちに
「死者は復讐など求めない」と、冷静に分かるようになっていたんですね。
だから、ドミニク・グリーンにもヴェスパーの元カレ・ロシア男にも、
自分が直接手を下すような事はしませんでした。

理性を失わせる個人的感情を乗り越えて、
プロフェッショナルへの階段を一段も二段も上がったボンド。

今回、マティスを失った事も大きく影響したかもしれません。
過去と決別して、一人前と認められたのでしょう。(=報酬)

本作の敵は、ボリビアにクーデターを起こさせ、
その土地にある貴重な水資源を支配しようとする組織で、
アメリカのCIAも絡んでいるというもの。
設定から作風から、とにかくリアルな話になっていました。

ダニエル・クレイグはカッコいいけど、
二作連続見てみると、やっぱり007映画っぽくないなあ。
前作では新シリーズを完全に受け入れたつもりだったのに・・・
次回作では、こなれてダンディなボンドになるんでしょうか。


関連記事*****
「007/カジノ・ロワイヤル」
「007 スカイフォール」

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

マンマ・ミーア!
自分を解き放とう!ハジけよう!
そんな誘いに乗せられて、歌って踊ってしまった~
楽しい事はいい事だ★

マンマ・ミーア
監督:フィリダ・ロイド
製作:2008年 イギリス・アメリカ
出演:*メリル・ストリープ *アマンダ・セイフライド *ジュリー・ウォルダーズ
    *クリスティーン・バランスキー *ピアース・ブロスナン *コリン・ファース
    *ステラン・スカルスガルド *ドミニク・クーパー

どんなことがあっても、笑っていよう。
自分の人生がもっと好きになる。


青い海と輝く太陽という底抜けに明るい舞台がいいねえ~
それだけでカラッと晴れた気分になれます。

最初にソフィの女友達三人組が登場して
『そうそう、昔からの友達って何でも話せて楽しいんだよね』って
思っていたら、次に登場したドナの女友達三人組は、
娘達の若さなんか目じゃない圧倒的パワーで、
ドンドン舞台の中央に進み出て、すぐ主役の座に!


もう、このオバサン達、キャラ強いけどハートが温かいし好きだわ
自分が同類だから共鳴しちゃったのかな(^▽^;)
昔からの友達って、半年や一年くらい会ってなくても、
会えばすぐに昔のノリになれるんだよね~\(^o^)/
性格や生活がバラバラでも、気が合って盛り上がれるの。

そんなウキウキのシチュエーションにABBAの曲だから、
そりゃ盛り上がるよね!
正直、すごく好きなタイプの音楽ではないけど、
耳に馴染みやすいノリのいいハーモニーPOPはいいですね。
自分でも意外な事に、イントロを聴いたらオリジナルのほうが
すぐに浮かんできて、あの透明感ある女性ソプラノが懐かしかったです。
オリジナルが聴きたくなっちゃった。(^_^;

本作で一番良かったのは、前半の「Dancing Queen」。
三人組のシーンから始まり、ベッドでのトランポリンがあって、
外へスキップしていくと、島中の女達が仕事を放り出して集まってくる。
そしてみんなで元気に歌い踊る★

いろんなものから自分を解き放って殻を破ろう!って事なんです。
この映画の精神はまさにこれ!
解放された笑顔のなんと気持ちいい事。

とにかく、この作品は女性が元気ですね。
特にメリル・ストリープのパワフルさには驚きました。
先ほどのトランポリンもそうだけど、屋根に上るし、海に飛び込むし、
めちゃくちゃ楽しそうに演じています。
歌も上手いし何でもやれる人ですね~~

娘の父親候補が三人もいるとは、
普通に考えたら、ふしだら(古い?)とも言えそうだけど、
映画では「あんた、やるじゃん」と言われているように、
誰もそこを突っ込まず、あっけらかんと話は進んでいきます。

それでも、娘は娘なりに自分の父親が分からない事で
自分は誰なんだろうと悩んできたし、
母は愛する人に去られた辛さを隠しながら
娘を支えにして一人で頑張って生活してきたんですね。

そんな母娘の結婚式直前の二人きりのシーンは、
娘を手放す母親の寂しさが伝わってきて、ジ~ンときました。
ここで泣きそうになったのに、ああいうラストになるとは・・・

結婚したって、二人で世界を見られるでしょう?
それにもう一方がまさか唐突に結婚するとは。
深く愛した人があの人だったと分かって安心できたけど、
ストーリーはもうテキトーでしたね
まあ、そこを突っ込まないようにしたほうがいいんでしょう(^_^;

ただ、ダンシング・クィーンだった私としては
(こちらも唐突にいい加減な事を言っておりますが(≧ε≦))
ダンスがたいした事なかったように思いました。
誰でもが一緒に踊れるようにという事なんでしょうか、
村のディスコ程度だったのは残念。
多少キレのあるダンスも見たかったです。
それでもオバサン三人組のパフォーマンスには拍手喝采でした!

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ドッグヴィル
建物などのセットがない変わった舞台でした。
そこで本性をエグる人間模様が繰り広げられます。
セットを取り払ったように、人間性も丸裸にしていく話でした。

ドッグヴィル
監督:ラース・フォントリアー
製作:2003年 アメリカ
出演:*ニコール・キッドマン *ポール・ベタニー *ベン・ギャザラ

美しき逃亡者があらわれ、一つの村が消えた。


スタジオの黒床に、村の家や通りの白線を引いただけの、
「えっ?」と思わず言ってしまうシンプル過ぎるセットです。
そこで繰り広げられる話は、映画と言うより、
舞台のお芝居みたいな雰囲気。
実験的色合いの濃い奇抜な作品ですね~

ある時、若くてきれいな女(ニコール・キッドマン)が村へ逃げてきます。
変化を嫌う保守的な村人は、彼女をかくまうかどうか迷います。
何でも話し合って決める彼らは民主主義ですが、
自分達にだけ都合がいいような民主主義だったりします。

彼女は、なんとかして村人に気に入られようと、
どんな仕事も引き受けていくんですね。

村人達は、最初一歩下がって遠巻きに彼女を見ていたのが、
だんだん好意的になり、
次には、なんと、弱者をいじめる態度になり、それがエスカレートしていきます。

ここでは、集団心理の危うさと共に、
限りない人間の欲望の汚さや、
優勢な立場に立つ人間が劣勢の立場の人間を踏みつけるという、
残酷さや醜さを表現しています。


まだ続きます。だってこれ3時間もあるんですよ。
正直言って、途中で寝てしまいました・・・

彼女は、気の毒なまでに村人のひどい仕打ちを受け、
でも、それを赦し続けるんですね。
なんだか、やり過ぎのような感じが・・・
するなあと思ったら、やっぱり!
最後に権力を持った彼女の父親が現れたらコロッと形勢大逆転。
とんでもない結末でした。

私は全然カタルシスを感じませんでしたよ。
感情移入できませんでしたね。


エンドロールにD.ボウイの「ヤング・アメリカン」が流れ、
戦争や貧困などのむごい写真が映し出されます。
大きな権力の下、正義をかざして虐殺をする
アメリカへの批判なのか擁護なのか(擁護なわけないよね)
それともアメリカに限らず人間の普遍的な悪を描きたかったのか・・・?

よく分からなかったんだけど、もう一度観直したいとは思えなかったし、
その点でも、話の結末でも、後味の悪いものとなりました。


テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

地球が静止する日
この映画って、スケールが大きいのか小さいのか
どっちなんだ~!

巨大透明球体に乗って地球へやって来た異星人とロボット。
地球を救うのが目的だと言う・・・
この出だしはスケール大きいよね~

地球が静止
監督:スコット・デリクソン
製作:2008年 アメリカ
出演:*キアヌ・リーヴス *ジェジファー・コネリー *ジェイデン・スミス

人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。

最初のほうはなかなかの滑り出しです。
巨大球体の現れ方もミステリアス。

ロボットが古臭いすごくシンプルだけど威圧感あり。

銃弾に倒れた異星人(キアヌ・リーブス)を
「手術だ」と処置室へ運んでいくのもびっくり。
未知の物体にメスを入れるなんて、どれだけ危険か分からないのに。
白くドロドロした中から人間そっくりのモノが出てくる。
それは人間にはない超能力を使って施設の外へ出て行ってしまう。
すごくテンポが良くて引き込まれましたわ~

ネタバレあります



異星人クラトゥの目的の意味は、
「人類は環境破壊を続けているから
 地球を救うために、人類を抹殺する」
って事だった!
いきなり決行せずに時間の猶予を持って来ただけでも
凶暴性はない異星人なんだろうけど、
米軍は攻撃するばかり。
これじゃあ、人類は乱暴だから生かしておく価値はないと
ますます思われますよね。

異星からいきなりやって来て、上から目線で何だ、
とも思うけど、彼らと人類の能力の差は歴然としていて、
彼らは神のように圧倒的な力を持ってるんです。
何とかして人類は抹殺されない道を探さなくちゃいけない。

こんな大変な人類全体の問題なのに、
科学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)一人で対応してるって

ありえない! (軍は攻撃するばかりで)
この辺りから、盛り上がった気分が、なんだか盛り下がってくる。 (´o`;

最終的にクラトゥは、人類の思いやりの心を知って
わずかな可能性を感じ、絶滅させるのを止めます。
その心境の変化がどうも単純でしっくりこないんですよね。
地球上で、人類の良心を見出したのは、
ヘレン母子とノーベル賞科学者と自分の先輩の話からでしょう。
あまりにサンプルデータが少な過ぎます。(≧ε≦)
ここで、スケールが小っちゃくなっちゃってる~

ヘレンや科学者が
「人類は窮地に立った時、初めて進化する。我々は変われる」
「change」を連発します。
オバマ氏のキャンペーンを意識してるのかと思いました。

「我々は変われる」って全人類を代表して言ってるようで、
そう言い切る根拠はどこにあるんだと突っ込みたくなったけど、
結局、この映画を観ている私達に「変わらなくてはいけない」と
メッセージを送っているんですね。

環境破壊に加担している私達に対して、
一人一人が意識を持つようにとの警告なんでしょう。

映画としては、後半小さくまとまって面白味が薄れたけど、
メッセージは真摯に受け止めたいと思います。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ひとりごと
  
■仕事、通院、年末年始の準備、いろいろ忙しいです。12/04
■「Prime Music」―Amazonのプライム会員でいた事が良かったと思えた。100万曲以上が聴き放題!ピンポイントで自分が聴きたい曲がなかったりするけど、聴き流しにはいい。11/20 
■やっば~い!喪中ハガキ印刷のためにPCを開いたら、久しぶり過ぎてメールが山ほど溜まっていた。ほとんど宣伝メールだけどね。11/05  
■友人とランチに行った。混んでいて仕方なく座敷で正座して食べたけど、足とお尻が痛くなって焦った。前より悪化しているような。今週お坊さんが来るけど正座出来ないと困るな。10/26 
■娘がミスチルのZEPPでのLIVEに当選した!凄い倍率だったのに。翌日のEXILEのチケットもゲット。最近、ついてるな~ 私もLIVEに行きたいな~ 10/23  
■ショッピングでポイントが溜まっていてスカートがかなり安く買えた! 得した気分☆ 10/21 
■半年以上、不明熱による通院を続けているけど、血液検査の結果がだんだん良くなって来て少し希望が見えてきた。それにしても未だに原因不明。10/17 
 
 
 -YAN-

 
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「あ行」
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■アイアンマン3
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■アナザープラネット
■アナと雪の女王
■アバウト・シュミット
■アバウト・タイム~愛おしい時間について~
■アバター
■アパートメント
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■アマデウス
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■アメイジング・スパイダーマン2
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■アメリカン・スナイパー
■アメリカン・ハッスル
■アリス・イン・ワンダーランド
■ある公爵夫人の生涯
■ある子供
■アルゴ
■アンコール!!
■アンストッパブル
■アンチクライスト
■アンナ・カレーニナ
■アンノウン
■unknown  アンノウン
■イーグル・アイ
■イースタン・プロミス
■イエスマン“YES”は人生のパスワード
■硫黄島からの手紙
■イカとクジラ
■息もできない
■1408号室
■イノセンス
■イノセント・ガーデン
■イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
■妹の恋人
■インクレディブル・ハルク
■イングロリアス・バスターズ
■インシテミル 7日間のデス・ゲーム
■インシディアス
■インシディアス 第2章
■インセプション
■インターステラー
■インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
■イントゥ・ザ・ワイルド
■インビクタス/負けざる者たち
■インベージョン
■インモータルズー神々の戦いー
■ヴィレッジ
■ウィンターズ・ボーン
■ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
■ヴェロニカ・ゲリン
■ウォーム・ボディーズ
■ウォール街
■ウォール・ストリート
■ウォールフラワー
■ウォッチメン
■ウォルター少年と、夏の休日
■ウォンテッド
■宇宙人ポール
■宇宙戦争
■海を飛ぶ夢
■裏切りのサーカス
■ウルヴァリン:X-MEN ZERO
■ウルヴァリン:SAMURAI
■ウルフ・オブ・ウォールストリート
■ウルフマン
■運命じゃない人
■運命のボタン
■エアベンダー
■永遠の0
■永遠の僕たち
■英国王のスピーチ
■88ミニッツ
■英雄HERO
■エイリアンvs.プレデター
■エクスペンダブルズ
■エクスペンダブルズ2
■エクリプス/トワイライト・サーガ
■es[エス]
■エスター
■X-ファイル:真実を求めて
■X-MEN:ファイナル・ディシジョン
■X-MEN:ファースト・ジェネレーション
■X-MEN:フューチャー&パスト
■エミリー・ローズ
■M:i:3
■エリザベス:ゴールデン・エイジ
■エリジウム
■L.A.ギャング ストーリー
■L.A.コンフィデンシャル
■エンジェル ウォーズ
■エンド・オブ・ホワイトハウス
■おおかみこどもの雨と雪
■オーストラリア
■オープン・ユア・アイズ
■オール・アバウト・マイ・マザー
■オールド・ボーイ
■オール・ユー・ニード・イズ・キル
■おくりびと
■オズ はじまりの戦い
■おとなのけんか
■オブリビオン
■オペラ座の怪人(映画版)
■オペラ座の怪人(劇団四季版)
■オペラ座の怪人25周年記念公演 in ロンドン
■おみおくりの作法
■オンリー・ゴッド
「か行」
■カールじいさんの空飛ぶ家
■カイジ 人生逆転ゲーム
■カイジ2~人生奪回ゲーム~
■カウボーイ&エイリアン
■鍵泥棒のメソッド
■隠された記憶
■かぐや姫の物語
■崖っぷちの男
■崖の上のポニョ
■カサノバ
■ガタカ
■カッコーの巣の上で
■神々と男たち
■かもめ食堂
■花様年華
■華麗なるギャツビー
■渇き
■完全なる報復
■GANTZ
■GANTZ:PERFECT ANSWER
■鑑定士と顔のない依頼人
■義兄弟 SECRET REUNION
■危険なプロット
■キサラギ
■奇術師フーディーニ ~妖しき幻想~
■奇跡
■キック・アス
■キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
■キッズ・オールライト
■きっと、うまくいく
■希望の国
■きみがぼくを見つけた日
■きみに読む物語
■キャタピラー
■キャビン
■キャプテン・アメリカ  ザ・ファースト・アベンジャー
■キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
■キャプテン・フィリップス
■キャリー
■ギャング・オブ・ニューヨーク
■96時間
■96時間/リベンジ
■CUBE  シリーズ3作
■凶悪
■桐島、部活やめるってよ
■ギルバート・グレイプ
■キング・コング
■銀河ヒッチハイク・ガイド
■空気人形
■グエムルー漢江の怪物ー
■グッド・ウィル・ハンティング
■グッド・シェパード
■グッド・バッド・ウィアード
■グッバイ、レーニン!
■暗い日曜日
■クライマーズ・ハイ
■クラウド アトラス
■クラッシュ
■グランド・イリュージョン
■グランド・ブダペスト・ホテル
■グラン・トリノ
■グリーン・ゾーン
■クレイジー・ハート
■クローバーフィールド/HAKAISHA
■クロエ
■クロッシング(アメリカ)
■クロッシング(韓国)
■クロニクル
■クロユリ団地
■ケース39
■ケープタウン
■GAMER
■消されたヘッドライン
■幻影師アイゼンハイム
■恋のからさわぎ
■恋の罪
■ゴースト/ニューヨークの幻
■ゴーストライター
■氷の微笑2
■ゴールデンスランバー
■ゴールデンボーイ
■ゴーン・ガール
■ゴーン・ベイビー・ゴーン
■告白
■告発のとき
■GODZILLA ゴジラ
■コラテラル
■コララインとボタンの魔女
■コンスタンティン
■コンテイジョン
■(500)日のサマー
「さ行」
■ザ・イースト
■最強のふたり
■最高の人生の見つけ方
■サイダーハウス・ルール
■サイドウェイ
■サイド・エフェクト
■サイン
■殺人の告白
■殺人の追憶
■ザ・ウォーカー
■THE有頂天ホテル
■THE GREY 凍える太陽
■ザ・タウン
■砂漠でサーモン・フィッシング
■ザ・ハリケーン
■ザ・バンク 堕ちた巨像
■ザ・ファイター
■サブウェイ123 激突
■サプライズ
■ザ・マジックアワー
■13/ザメッティ
■サラの鍵
■猿の惑星:創世記(ジェネシス)
■猿の惑星:新世紀(ライジング)
■ザ・レッジ ―12時の死刑台―
■ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト
■サロゲート
■サンキュー・スモーキング
■サンクタム
■サンシャイン・クリーニング
■サンシャイン2057
■3時10分、決断のとき
■三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
■しあわせの隠れ場所
■幸せのちから
■幸せへのキセキ
■ジャージー・ボーイズ
■G.I.ジョー
■G.I.ジョー バック2リベンジ
■シークレット・ウィンドウ
■シービスケット
■ジェーン・エア
■J・エドガー
■シェルター
■シカゴ
■地獄でなぜ悪い
■シザーハンズ
■沈まぬ太陽
■シティ・オブ・ゴッド
■シティ・オブ・メン
■縞模様のパジャマの少年
■シャーロック・ホームズ
■シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
■灼熱の魂
■ジャックと天空の巨人
■シャッターアイランド
■ジャンパー
■12人の怒れる男
■17歳の肖像
■重力ピエロ
■シュガー・ラッシュ
■主人公は僕だった
■JUNO/ジュノ
■ジュリー&ジュリア
■ジュリエットからの手紙
■少年は残酷な弓を射る
■少年と自転車
■処刑人
■処刑人II
■ショコラ
■ジョンQ最後の決断
■白ゆき姫殺人事件
■白雪姫と鏡の女王
■白いリボン
■親愛なるきみへ
■シングルマン
■シン・シティ
■新少林寺/SHAOLIN
■人生の特等席
■親切なクムジャさん
■シンデレラマン
■スイミング・プール
■推理作家ポー 最期の5日間
■スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
■SUPER8/スーパーエイト
■スーパー・チューズデー~正義を売った日~
■スクール・オブ・ロック
■スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
■スター・トレック
■スター・トレック イントゥ・ダークネス
■ステイ
■ステキな金縛り
■ストーン
■スノーピアサー
■スパイダーマン3
■スピード・レーサー
■スプライス
■スペル
■スマグラー おまえの未来を運べ
■スラムドッグ$ミリオネア
■300<スリーハンドレッド>
■300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~
■スリーピー・ホロウ
■スルース
■S.W.A.T.
■ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
■正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官
■世界侵略:ロサンゼルス決戦
■世界にひとつのプレイブック
■セックス・アンド・ザ・シティ
■セブンデイズ
■セルラー
■ゼロ・グラビティ
■ゼロ・ダーク・サーティ
■戦火の馬
■戦場のピアニスト
■潜水服は蝶の夢を見る
■ソーシャル・ネットワーク
■ソウ
■ソウ2
■ソウ3
■ソウ4
■ソウ5
■ソウ6
■ソウ ザ・ファイナル
■そして父になる
■ゾディアック
■その夜の侍
■ソルト
■それでも恋するバルセロナ
■それでもボクはやってない
■それでも夜は明ける
■ゾンビランド
「た行」
■ダーク・シャドウ
■ダークナイト
■ダークナイトライジング
■ダーク・フェアリー
■ターミナル
■ターミネーター
■ターミネーター2
■ターミネーター3
■ターミネーター4
■ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ
■第9地区
■タイタンの戦い
■ダイ・ハード4.0
■ダイ・ハード/ラスト・デイ
■TIME/タイム
■タイムマシン
■ダ・ヴィンチ・コード
■007/カジノ・ロワイヤル
■007/慰めの報酬
■007 スカイフォール
■ダラス・バイヤーズクラブ
■ダレン・シャン
■箪笥 <たんす>
■小さいおうち
■地球が静止する日
■父、帰る
■チェンジリング
■着信アリ
■チェイサー
■チャーリーとチョコレート工場
■チョコレートドーナツ
■ツーリスト
■ツォツィ
■月に囚われた男
■つぐない
■TSUNAMI-ツナミ-
■冷たい熱帯魚
■ツリー・オブ・ライフ
■手紙
■THIS IS IT
■デイ・アフター・トゥモロー
■デイ・ウォッチ
■テイク・シェルター
■ディスタービア
■ディパーテッド
■デイブレイカー
■デジャヴ
■DEATH NOTE デスノート 前編
■DEATH NOTE デスノート the Last name
■テッド
■デトロイト・メタル・シティ
■デビル
■デビルクエスト
■テルマエ・ロマエ
■テルマエ・ロマエⅡ
■天才スピヴェット
■天使と悪魔
■電車男
■デンジャラス・ラン
■東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 
■トーク・トゥ・ハー
■トータル・リコール
■トイ・ストーリー3
■12モンキーズ
■トゥモロー・ワールド
■トゥルー・グリット
■Dr.パルナサスの鏡
■特攻野郎Aチーム THE MOVIE
■ドッグヴィル
■ドニー・ダーコ
■ドニー・ダーコ2
■トライアングル
■ドライヴ
■ドラゴン・タトゥーの女
■トラブル・イン・ハリウッド
■とらわれて夏
■トランス
■トランスフォーマー
■トランスフォーマー/リベンジ
■トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
■トランス・ワールド
■トランセンデンス
■ドリアン・グレイ
■ドリームガールズ
■ドリームハウス
■トレインスポッティング
■トロイ
■トロン:レガシー
■トワイライト~初恋~
■トワイライト・サーガ/ニュー・ムーン
■トワイライト・サーガ/エクリプス
■トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1
■トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart2
■ドン・ジョン
50音順作品索引       な行~わ行
「な行」
■ナイト&デイ
■ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR
■ナイロビの蜂
■NINE
■嘆きのピエタ
■ナショナル・トレジャー
■ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記
■ナンバー23
■21グラム
■20世紀少年<第1章>終わりの始まり
■20世紀少年<第2章>最後の希望
■20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
■28日後...
■28週後...
■2012
■ニューオーリンズ・トライアル
■ニュームーン/トワイライト・サーガ
■NEXTーネクストー
■ネスト
■ネバーランド
■ノア 約束の舟
■ノウイング
■脳男
■ノーカントリー
■のだめカンタービレ 最終楽章 前編
■ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
■ノルウェイの森
「は行」
■ハート・ロッカー
■ハード キャンディ
■バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
■パーフェクト・センス
■ハーフ・デイズ
■バーレスク
■バーン・アフター・リーディング
■ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
■パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
■パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
■パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
■パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
■ハウスメイド
■ハウルの動く城
■博士と彼女のセオリー
■パシフィック・リム
■バタフライ・エフェクト
■8人の女たち
■HACHI 約束の犬
■バットマン・ビギンズ
■バッド・エデュケーション
■バトルシップ
■バニラ・スカイ
■母なる証明
■ハプニング
■パフューム ある人殺しの物語
■パブリック・エネミーズ
■バベル
■ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
■ハモンハモン
■パラノーマル・アクティビティ
■パリ20区、僕たちのクラス
■パリより愛をこめて
■ハルク
■半落ち
■ハンガー・ゲーム
■ハンガー・ゲーム2
■ハングリー・ラビット
■ハンコック
■ハンニバル・ライジング
■バンテージ・ポイント
■パンズ・ラビリンス
■ビー・デビル
■英雄HERO
■HERO(邦画)
■ヒア アフター
■ピエロの赤い鼻
■ヒストリー・オブ・バイオレンス
■ビッグ・フィッシュ
■ヒッチコック
■瞳の奥の秘密
■ヒトラーの贋札
■ヒミズ
■127時間
■ヒューゴの不思議な発明
■BIUTIFULビューティフル
■ビューティフル・マインド
■ビヨンドtheシー~夢みるように歌えば~
■ピラニア
■ファーゴ
■ファイト・クラブ
■ファイナル・デッドコースター
■ファニーゲーム
■ファミリー・ツリー
■ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
■50/50 フィフティ・フィフティ
■フィリップ、きみを愛してる!
■ブーリン家の姉妹
■THE 4TH KIND フォース・カインド
■復讐者に憐れみを
■複製された男
■ブタがいた教室
■PUSH 光と闇の能力者
■フッテージ
■舟を編む
■フライト
■フライト・ゲーム
■フライトナイト/恐怖の夜
■プライベート・ライアン
■ブラインドネス
■フラガール
■プラダを着た悪魔
■ブラックサイト
■ブラック・スネーク・モーン
■ブラック・スワン
■ブラック・ダリア
■ブラッド・ダイヤモンド
■プリズナーズ
■プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
■ブルージャスミン
■プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
■プレシャス
■プレステージ
■ブロウ
■ブロークバック・マウンテン
■ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢
■プロメテウス
■ヘアスプレー
■ペイチェック 消された記憶
■ベイマックス
■北京ヴァイオリン
■ベスト・キッド
■別離
■ペネロピ
■ヘルプ~心がつなぐストーリー~
■ベンジャミン・バトン 数奇な人生
■抱擁のかけら
■BOY A
■ボーン・アイデンティティ
■ボーン・スプレマシー
■ボーン・アルティメイタム
■ボーン・レガシー
■ぼくのエリ 200歳の少女
■ぼくの神さま
■ぼくを葬る
■ホテル・ルワンダ
■ホビット 思いがけない冒険
■ホビット 竜に奪われた王国
■ホビット 決戦のゆくえ
■ボルベール<帰郷>
■ホワイトハウス・ダウン
■ホワイト・ライズ
「ま行」
■マーターズ
■マイケル・ジャクソン THIS IS IT(1回目)
■マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2回目)
■マイティ・ソー
■マイティ・ソー/ダーク・ワールド
■マイ・ブラザー
■マイライフ・アズ・ア・ドッグ
■マイレージ、マイライフ
■マシニスト
■マッチポイント
■マネーボール
■魔法使いの弟子
■魔法にかけられて
■マリー・アントワネットに別れをつげて
■マリリン 7日間の恋
■マルホランド・ドライブ
■マレフィセント
■マンマ・ミーア!
■ミケランジェロの暗号
■Mr.& Mrs.スミス
■ミスター・ノーバディ
■Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
■ミスティック・リバー
■ミスト
■M:i:3
■ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
■ミッション:8ミニッツ
■ミッドナイト・イン・パリ
■みなさん、さようなら
■ミラーズ
■ミラーズ2
■未来を生きる君たちへ
■ミリオンダラー・ベイビー
■ミルク
■ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
■ミレニアム2 火と戯れる女
■ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
■ムーラン・ルージュ
■ムーンライズ・キングダム
■息子のまなざし
■めぐりあう時間たち
■メタルヘッド
■メメント
■メランコリア
■メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
■メン・イン・ブラック3
■モーターサイクル・ダイアリーズ
■モーテル
■モールス
■モネ・ゲーム
■ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
■モンスター上司
■モンスターズ・ユニバーシティ
「や行」
■ヤギと男と男と壁と
■闇の列車、光の旅
■ヤング@ハート
■ユージュアル・サスペクツ
■許されざる者
■ゆれる
■八日目の蝉
■容疑者Xの献身
■善き人のためのソナタ
■4分間のピアニスト
「ら行」
■ラースと、その彼女
■ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
■ライアーゲーム -再生-
■LIFE!
■ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
■ラストスタンド
■ラスベガスをぶっつぶせ
■落下の王国
■ラッシュ/プライドと友情
■LOVERS
■ラビット・ホール
■ラブ・アゲイン
■ラブリーボーン
■ラム・ダイアリー
■ランナウェイズ
■リアル鬼ごっこ
■リアル・スティール
■リトル・ダンサー
■リトル・ミス・サンシャイン
■リトル・ランボーズ
■リミットレス
■猟奇的な彼女
■リンカーン/秘密の書
■リンカーン弁護士
■LOOPER/ルーパー
■ルーム205
■ルックアウト/見張り
■ルドandクルシ
■るろうに剣心
■Ray/レイ
■レギオン
■レスラー
■REC/レック
■REC/レック2
■REC/レック3 ジェネシス
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■レッドクリフPart1
■レッドクリフPart2ー未来への最終決戦ー
■レッド・ドラゴン
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■レ・ミゼラブル
■ロード・オブ・ウォー
■ローラーガールズ・ダイアリー
■ローン・レンジャー
■6才のボクが、大人になるまで。
■ロシアン・ルーレット
■ロスト・アイズ
■ロスト・イン・トランスレーション
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プロフィール

YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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