アパートメント/ホワイト・ライズ
ヴァンサン・カッセル主演の、
複雑に入り組んだ恋愛ミステリーを観てみました。
男も女も一筋縄では行かない!
アパートメント
監督:ジル・ミモーニ
製作:1996年 フランス・イタリア・スペイン
出演:*ヴァンサン・カッセル *モニカ・ベルッチ *ロマーヌ・ボーランジェ

本作のリメイク作品「ホワイト・ライズ」を数年前に先に観ていました。
ストーリーを知っているため、今回 驚きはありませんでした。
この作品は意外な展開を見せる物語なので、
何も知らずに観た方が、断然面白いと思います!

その点で、私はちょっと損をしたかも。

マックス(ヴァンサン・カッセル)は運命の女を探します。
なかなか女は姿を見せません。
過去の思い出の映像が何度も挿入されます。
ところがやっと見つけた女は過去の女と別人という、
狐につままれたような謎だらけの話です。

ここで一気に引き込まれるんですよね!

どうしても「ホワイト・ライズ」を思い出してしまうので、
比較するような方向で進めていくと、
「アパート・・」は謎を引っ張っていくミステリアスなサスペンスで、
「ホワイト・・」は早めにネタばらしをしてくれるラブストーリーです。

ホワイトライズ
監督:ポール・マクギガン            
製作:2004年 アメリカ
出演:*ジョシュ・ハートネット *ダイアン・クルーガー *ローズ・バーン


行き違いの元となった連絡手段が時代を表していて、
「アパート・・」は手紙で「ホワイト・・」は留守電なんですよ。
どちらも人生に関わる大事な内容だったら、
電話してきちんと相手と会話しなくちゃ!

そもそもの間違いがここ!!

こういうまどろっこしさが随所に出てくるんですよね
イライラするけど、すれ違いが恋愛ドラマのスパイスなのだ。

ネタバレあります



二作品で、ラストの主人公の選択が全く違っていたのにはびっくり
両者とも、自分の今の生活を捨ててもいいくらいの覚悟で、
夢中になって「運命の女」を捜していたと思ってましたよ。

「アパート・・」のマックスはなんでそっちへ行くの?
で、最後には元に戻っていくんですけどね。
女の気持ちなどおかまいなしで、
自分の動物的本能のままに動く、いやな男じゃない?

と言うか、友人の男だけが何も分かっていないいい人で、
あとは、いやなヤツばかり。(^_^;
もちろん、ストーカーまがいの横恋慕女もいやなヤツだし、
三人も男をチェンジする美女も軽く見えていやなヤツだし。
彼らの毒気が、サスペンスに合っていていいのかも。

モニカ・ベルッチって造形的に完璧だと思います。
どこをとっても本当に美しい。
でもこの人から、感情の動きや体温を感じた事がないなあ・・・
冷たそうな役柄が多いせいかな。
私からするとお人形さんにしか見えないんですよね~
ファンの方、すいません・・・(^_^;

ちなみに「ホワイト・・」はラブストーリーとして、
互いの「運命の人」という強い思いを強調した
描き方のラストになっています。

全体の雰囲気は謎めいていた「アパート・・・」のほう、
俳優は「ホワイト・・」のスラッとカッコいいジョシュのほうが
私の好みです。


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ジャンル : 映画

アカデミー賞
昨日、第81回アカデミー賞授賞式がありましたね。
関連作品で観たのは「ダークナイト」だけという私が、
結果について何も言う事はないんですが、
やっぱり喜びを分かち合いたい気分になり、
感想をちょっとだけ書かせてもらいます。

昨日から日本中が興奮しましたね~!
外国語映画賞に「おくりびと」
短編アニメ賞に「つみきのいえ」(加藤久仁生氏)

日本のダブル受賞とは、うれしいじゃないですか~\(^o^)/
こんなハッピーな気分にさせてくれて、
もっくん、加藤さん、ありがとう~~

この受賞を発表したのが、
短編アニメ賞の時はジャック・ブラック。
「クニオ・ケイトウ」と呼んでました。
この加藤さんが素朴な雰囲気で(絵も温か味があっていい!)
たどたどしい英語で「サンキュー、オールマイスタッフ」「サンキュー、マイペンシル」
といろいろ並べた最後に「ドモアリガトウ、ミスターロボット(会社名)」。
ここでドッと笑いが起きたのは、みんな昔の曲を知っていたって事?

外国語映画賞の発表はリーアム・ニーソン。
滝田洋二郎監督も頑張って英語でスピーチをしたけど、
もっくんはけっこう英語が話せるそうで、
もっくんのスピーチも聞きたかったな。

このあたりはテレビで何度も流れてましたね。
あとは、いろいろ動画サイトで映像を見ました。

今年は面白い趣向で、
オープニングから司会のヒュー・ジャックマンが大活躍
「スラムドッグ$ミリオネア」のセットやら
「ダークナイト」のバットポットやら
その他本年度の映画作品に関する小道具を使い、
歌って踊って豪華なエンターテイメントショーを見せてましたね!
ヒュー・ジャックマンがミュージカルを演っている事は
知っていたけど、あんなに上手いとは感激でした。
オープニングであそこまで盛り上げたのは素晴らしい★

ところで、外国語映画賞と言えば、
「海を飛ぶ夢」「ツォツィ」「善き人のためのソナタ」「ヒトラーの贋札」
これまで素晴らしい作品が選ばれてきてるんですよ。
そこに「おくりびと」が並んだとは、すご過ぎる!
いいのかなあ、並んでも。
いや、単純にうれしいんだけど、これまでの作品が傑作だから、
邦画で大丈夫か?と、いらぬ心配が頭をよぎりました(^_^;

それから、日本作品の受賞とともにうれしかったのが
助演男優賞のヒース・レジャー
よかった~と心から思った人も多いのでは?
あの、命をかけたような迫真のジョーカーが、
これで確実に映画史に残ったんですね

本当におめでとう★

ブラピが受賞できなかったのは残念でした。
予想通りと言えばそうなんだけど、(≧ε≦)
作品賞とか監督賞あたり「ベンジャミン・・」が
獲ればいいんだけどなあと期待してました。
ブラピはなかなか賞に縁がないから・・・

とにかく今年は話題が豊富なアカデミー賞となりましたね。
ちょっとだけと言いながら、長くなりました。

一応、主要な賞を簡単に付け足しておきます。

<作品賞>
「スラムドッグ$ミリオネア」

<主演男優賞>
ショーン・ペン 「ミルク」

<主演女優賞>
ケイト・ウィンスレット 「愛を読むひと」

<助演男優賞>
ヒース・レジャー 「ダークナイト」

<助演女優賞>
ペネロペ・クルス 「それでも恋するバルセロナ」

<監督賞>
ダニー・ボイル 「スラムドッグ$ミリオネア」

<外国語映画賞>
「おくりびと」

<短編アニメ賞>
「つみきのいえ」



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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
今さらって感じですが、
夕べ、テレビで放映していて
観始めたら大部分観てしまいました。

SW3
監督:ジョージ・ルーカス
製作:2005年 アメリカ
出演:*ユアン・マクレガー *ヘイデン・クリステンセン *ナタリー・ポートマン

伝説は完結する

私は特にスターウォーズ・ファンではないけど、
シリーズ完結という事で、公開時 映画館に足を運びましたよ。
何十年もかけて「スター・ウォーズ」という長い物語を、
よく同じモチベーションで撮り続けてきたもんだなあ~と、
あの時、しみじみ思いました。

例のテーマ曲と、オープニングの文字が下から上がってきた時には
私でも感慨深いものがありました~(;´_ヘ;)

このシリーズが始まったのは1977年。なんと30年以上前。
ルーク・スカイウォーカーが主人公の3部作は痛快なSFファンタジーでした。
テレビでも何回か放映されてるけど、
あまり真剣に観た事がなくて、
ポイント・ポイントしか覚えがないんですよね。(^_^;
実は私は「未知との遭遇」「E.T.」のほうが好きで
どちらかと言うとスピルバーグ・ファンでした。

でも、エピソード1~3は劇場鑑賞だったので、
こちらのほうは印象に残っています。
EP1のアナキン少年はすごく可愛かったなあ~
あの作品以降は全く見ないけど、どうしちゃったんでしょう。

そのアナキン(ヘイデン・C)が、いかにしてダークサイドへ堕ちて行くか・・・
と言うのが、本作品のテーマです。


ヘイデン・クリステンセンは微妙な心理の変化や葛藤を
とてもよく表していたんじゃないですか~
EP2からすると比べ物にならないくらいの成長ぶり

パドメ(ナタリー・ポートマン)を母の時にように死なせたくない。
オビ=ワン(ユアン・マクレガー)に取られたくない。
マスターになりたいのに、ジェダイは許可してくれない。
評議会は自分の功績を認めてくれない。

これらの怒り、寂しさ、憎しみ、欲望が、暗黒面を引き出し、
パルパティーンによって増幅される事になったんですよね

あのジイさんは、パドメを救えると上手い言葉で誘い込んでおきながら、
いざとなったら「おまえ(アナキン)のせいだ」と言う始末。
なんであんな卑怯者を信じてしまったんでしょうねえ~

結局、アナキンは未熟だったんだなあって
前に観た時は思わなかったような感想が出てきました。
周りには愛する人や人間の出来た師匠がいたのに、
彼らを信じる心が揺らいで隙が出来たんですね

自分ではどうしようもない闇の部分との葛藤で
苦しむアナキンがとても哀れでした
オビ=ワンと壮絶な戦いをしなくちゃいけないのが悲惨で、
今回もあの痛々しい姿は見てられませんでしたね~

生命維持装置である黒スーツを着たアナキンが、
あのダース・ベイダーとして生きていく事になるとは。
どこかで目を覚まさしそうなものなのに・・・

この後、1977年の1作目にストーリーが繋がっていきます。
完結編にふさわしいスケールと映像だったと思いました。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

アフタースクール
「キサラギ」に次ぐ邦画の良作、キター!
観終わった後に「そうだったのか~」と思わずうなりました。
とにかく何も構えずにただ観ていれば、真実が見えてきます。

アフタースクール
監督:内田けんじ
製作:2008年 日本
出演:*大泉洋 *佐々木蔵之介 *堺雅人 *常盤貴子

甘く見てるとダマされちゃいますよ

「よくあるパターン」で、こういうの ありますよね。
クラスにマドンナ的存在の女の子がいて、
人気者の男の子とカップルになる。
二人に何か問題が起きたりすると、
三枚目の友達が力になってあげる。
実はその三枚目君もマドンナが好きなんだけど、
マドンナの方は彼を「ただのいい人」としか見ていない。
それでも三枚目君はずっといい人で、二人の力になってゆく。
あるよね~(はるな愛 談)
あると思います!(天津木村 談)

例えば、大人と子供が楽しそうにお風呂に入っていたなら、
親子の日常の一コマだと思いますよね。

普通の映画ならそれでいいんでしょう。
でも、本作では、何気なくシーンを見て こうだと判断するのは、
ただの固定観念・先入観でしかないと思い知らされるんですよ!
途中で、それまで見てきたものの解釈が、
見事にひっくり返されます。

誰が観てもそうなります。
だって思い込ませるように作られているんだから。

だけど、ドンデン返しで悔しいと感じる類のものじゃなく、
むしろ、こういう結末で良かった~という爽快感がありました。

それと言うのも、結局いい話だからでしょう。
学校時代の、淡い初恋の感情や固く結ばれた友情を、
大人になってもそのまま持ち続けている主人公達。
心温まる話にまとめ上げているので、後味が良かったです。

印象に残ったやりとりがあります。
探偵の佐々木蔵之介は、中学時代の友人への
信頼や友情を強調する大泉洋をバカにして
「中学から卒業しろ」と言います。彼にしてみたら、
人間や世の中なんてどんどん変わり汚れていくものだから、
少年時代からの友情なんて青臭いって事なんでしょうね。
彼は大泉洋を鼻で笑いました。
ここでは、そうかもね~と私も思ってしまいました。

ところがラストの方で、大泉洋から「勝手にひねくれて」
「(世の中が)つまんないのはおまえのせいだ」って言われる。
ドンデン返しの後で、このセリフが効いてくるんです!
世の中を斜に構えて眺めてるだけじゃあ、感動もないもんね。
大事な物をずっと守ってきた大泉洋の口から出た、
このセリフにはやられました。

本当に上手い具合に練り上げた話だと思います。
2回目も観てみると、ミスリードさせるように撮ってある
シーンの別の意味や、登場人物のセリフや行動の真意が
分かって、また面白い!
出演者も、みんな個性が強く出ていて良作だと思いました。

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ハンコック
娯楽大作、もう一本観ました。
こちらは、90分と長さも手ごろで、
そこそこ楽しめました。
嫌われ者のヒーローが、
愛されるヒーローに変貌していく姿を描いたもの・・・
だけじゃなかった!

ハンコック
監督:ピーター・バーグ
製作:2008年 アメリカ
出演:*ウィル・スミス *シャーリーズ・セロン *ジェイソン・ベイトマン

スーパーヒーロー、始めるぜ。

ハンコック(ウィル・スミス)は、スーパーパワーで
人助けをするんですが、
こんなに嫌われるヒーローと言うのも珍しい~
彼が手を出すと、却って被害が広がるから、
みんなが迷惑がるんです。悪態をつくしね。
ハチャメチャぶりがこれまでにないヒーローで、おかしい(≧ε≦)

マスコミや子供にまで、あからさまに嫌われる事を、
ハンコックは図太そうだから気にしてないかと思いきや、
本当は気にしてたんですね。
記憶喪失で新聞に載った時に、
誰も名乗り出なかったから、とても傷ついていました。
それから、どうせ嫌われ者だからってひねくれて、
ぐうたらな生活をしてきたけど、天涯孤独は淋しかったんですね。

時折見せる悲しげな表情、ウィル・スミスはこういうの上手いです!

ハンコックに命を助けられたPRマンの
レイ(ジェイソン・ベイトマン←ジュノにも出ていた)は、
彼のイメージをアップしようと、あれこれ案を持ってきます。
このレイは裏がなく、純粋にいい人。
その計画通りに、好かれるヒーローを演じるハンコックにも
単純に笑えます。(≧∇≦)ノ彡☆

ネタバレあります



奥さんのメアリー(シャーリーズ・セロン←相変わらず美しい)が、
最初にハンコックに会った時から、意味あり気な目つきをするの。
彼の過去を知っているのかなと思っていたんだけど、
途中から思わぬ展開になったのには、びっくりでした!

ちょっと可哀想な運命の二人だったのね~
二人が近付くとパワーを失う設定(人間として生きるために)は、
まだいいと思うんです。
そのまま人間として生きていけばいいんだから。
それだけじゃなく、命の危機が迫るって言うのが困るんです。

愛する者とは一緒になれないけど、
大勢を救う特別な人なんだと言われて、
ハンコックは自分の生きる道を受け入れます。

それまでは、自分が何者かも分からず
ヤケになって力を持て余していた彼が、
自分の宿命を思い、
人から愛される事のうれしさもだんだん分かりかけ、
本物のヒーローになろうとしていく・
・・そういう話でした。
それでもまだ、やんちゃな部分が残っているのが憎めないです。
ハンコックにも愛する女性ができるといいね~

本作にも突っ込み所がありますよ。
あの奥さん、フォークも折れる肌なのに、誰にも気付かれてない?
それまで静かに暮してきたのに、いきなりハデに暴れまくる?
二人で戦っていた時がパワーがずっと最高潮だったけど?
そしてその後、女性は普通に生活していけるか?

で、結局、彼らは何者か分かりませんでした。(^_^;

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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
一家団欒の時間に、お気楽な娯楽大作を観ました。
子供も、もう小さくないせいか、
(つまり自分が若くないせいか)どうか分かりませんが、
近頃、この手の作品があまり面白く感じられなくなった気がします。

ハムナプトラ3

監督:ロブ・コーエン
製作:2008年 アメリカ
出演:*ブレンダン・フレイザー *ジェット・リー *マリア・ベロ *ジョン・ハナー

神秘の宝をめぐり、死者の軍団との壮大な戦いが幕を開ける!

シリーズ1~2作目は当時 割と好きで(あの頃は若かった?)
スピンオフの「スコーピオン・キング」まで観ました。
ハムナプトラ・・・失われた砂漠の都なんでしょ。
本作は、そのハムナプトラシリーズじゃないよね~

原題は確かに「THE MUMMY」なんだから、
古いミイラが出てくれば、マミー・シリーズにはなるけど、
舞台を中国に持ってきた時点で、
私としては、勝手ながら、もう違うと感じてしまいました。

やっぱりこのシリーズには、古代エジプトの神秘性が合う。
東洋のムードは合わない・・・


中心となるファミリーにしても、
奥さんがレイチェル・ワイズからマリア・ベロに
キャスト変更となって、誰?って感じだし
息子は大学生で誰?って感じだし
最初から出演のブレンダン・フレイザーと、
義兄のジョン・ハナー(←この人は味があっていい!)
顔を出しているので、何とか観れたかなあ。

あと、ジェット・リーの使い方がもったいない
素顔を出していたのは最初の方だけで、
あとはCGがほとんどじゃないの~
あまり恐さや迫力が出てませんでしたね。

でも、娯楽大作らしいテンポの速さや、ハデさがあり、
また「なに、あれは!?」とか突っ込み所が多くて、
ファミリーで観るには、ちょうど良かったです。

それにしても、内容が少々幼稚だったかな。
イエティとかキングギドラとか。
最後まで文句言ってますね(^▽^;)
一番の不満は、ミン将軍とヤン将軍のうち、
ヤン将軍を良い人にしてほしかった。(そこかいっ!)


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アイム・ノット・ゼア
すごいファンってわけじゃないけど、ボブ・ディラン絡みの作品もう一本。
本作のケイト・ブランシェットは必見です!
アカデミー賞候補になっただけの事はある。
全体的にアート感覚の斬新な作風。
こんな風にCOOLに描いてもらえるなんて、
ディランにしたら本望でしょうね~
(注:彼はまだ生きてますよ(^_^;)

アイムノットゼア
監督:トッド・ヘインズ
製作:2007年 アメリカ
出演:*ケイト・ブランシェット *クリスチャン・ベイル *ヒース・レジャー
    *ベン・ウィショー *リチャード・ギア *マーカス・カール・フランクリン

詩人・無法者(アウトロー)・映画スター・革命家・放浪者・ロックスター
全てボブ・ディラン 6人の豪華キャストが演じる、生ける伝説


六人の豪華俳優が異なったディランを演じています。
名前もバラバラで「ボブ・ディラン」と名乗る者は一人もいません。
この六人が神出鬼没に交代で出てくる。ちょっと分かりにくい。

思い出したのは、多重人格のドキュメンタリーです。
人格ごとに異なった名前が付けられていて、
それぞれ年齢も性別もバラバラで、
出てくる人格によってその人の顔付きも変わる。

クレジットに「ボブ・ディランの音楽と
彼の多様な人生に触発されて」とあるように、
ディランは、デビュー前から現在に至るまで、
時代や状況において、様々に変化してきたんですね。
多重人格とは違うけど、いろんな一面を持った人という事です。

この六人は、トッド・ヘインズ監督の考える、
ディランの象徴的姿なんでしょう。
事実を絡ませて描いているけど、真実そのものではない。

とにかく、六人の俳優達がすごいと思います。

ベン・ウィショー演じる詩人はアルチュール・ランボーの名で登場。
全編を通し語り手となっています。
詩的言葉で自己分析するベン。
「パフューム」の時と違い洗練された華奢な雰囲気が良かった!

マーカス・カール・フランク演じる黒人少年は、
ディランが傾倒するウディ・ガスリーという名前なんです。
ギター抱えて放浪し、生意気な口調で話す、
音楽に目覚めた若かりし日のディランなんでしょう。

クリスチャン・ベイルはジャック・ロリンズと名乗り、
フォークの先駆けとして民衆の心情を歌います。
これが上手くて、神経質なムードがよく出ていました。
本人が歌っているようにも見えたけど違うよね?

ヒース・レジャーはロビー・クラークという映画スターで、
プライベートな家庭生活を見せます。
彼の部分が他と比べると、ものすごく生々しいの!
わざとなのかヒースはディランに似せようとしてなくて、
家庭不和の様子などヒースそのものにしか見えなかったわ。
彼の姿は、せつなかったですね。。。でもカッコよかった!

ケイト・ブランシェットはロックスターのジュード・クイン。
フォークの神様がロックに転向したと、
フォーク・ファンには受け入れられない時期があって、
ロンドンのコンサートで観客と
「You’re Judas(裏切り者)」
「I don’t believe you. You are a liar.」
とやりとりする有名なシーンも盛り込まれています。
ケイトの役名のジュードは裏切り者のユダから来ているようです。
もうほんとにケイトのディランは出色!!
皮肉屋で反逆精神に溢れたディランになりきってましたね~

低い声、男っぽいタバコの吸い方など、
ベン・ウィショーよりも男っぽかったと言えます(≧ε≦)

リチャード・ギアの西部劇が一番理解しづらかった~
隠遁生活を送っていた時代のディラン?
出演映画「ビリー・ザ・キッド」と関係あるかもしれません。

こんなに多くの姿を描きながらも「そこにいない」と言うのは
人の理解の範疇に収まらない人なんでしょうね。


ディランの曲が全編に流れます。
(知ってる曲は少なかったけど・・・(^_^;)
とても感覚的なアーティスティックな作風なので、
ミュージック・ビデオとして流してもいいかもしれません。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
リメイク作品、長瀬くん主演の「ヘブンズ・ドア」公開のためか、
オリジナルである「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が
テレビで放映されました。
これ、男の友情が楽しくてホロッときて、カッコいい作品ですよね!

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
監督:トーマス・ヤーン 
製作:1997年 ドイツ
出演:*ティル・シュヴァイガー *ヤン・ヨーゼフ・リーファース
    *ルトガ・-ハウワー

天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ。

ボブ・ディランの名曲から生まれた、
余命わずかと宣告された男二人が、
残された時間を生き生きと疾走するロード・ムービー。

全く対照的な性格のマーチンとルディは、
死ぬ前に海を見に、ベンツを盗んで冒険に出ます。
天国では、海の壮大さ・美しさを語り合う事が流行っているらしい。

この手の話だと、湿っぽくなるか感動的なドラマになるかだけど、
全体的にコメディ・タッチなんですよね。
ちょっとした小ネタがセンス良くて、
はまるツボがいっぱい!! こういうセンス好きだなあ~


ギャングや警察にも追われるドタバタ喜劇になっています。
ギャングもドジな二人組だし、刑事も面白半分の変な奴がいるし、
登場人物がみんな憎めません。

ネタバレあります



主人公達は怖いもの知らずとは言え、
いきなり銀行強盗なんかしてダメじゃんと思っていたら、
彼らと関わる人々が被害者風には描かれてないんです。
(お金をもらって喜ぶ店員・銀行員・ベルボーイなど)
二人は悪人じゃないんだよ・・・ってフォローがありましたね。
ただ海を見たいという純粋な動機で動いているだけなのだ

途中で旅を断念か?という危機が何度かあったけど、
有り得ないくらい都合良く切り抜けて行くの。
大ボスなんて、サイコーに粋な配慮で渋い!

あまりに痛快で、彼らが病気だなんてすっかり忘れてると、
突然マーチンが発作に襲われるので、
「死期が迫っている」現実に引き戻されてハッとしてしまいます。

やっておきたかった事も無事終えて、
とうとう海に到着する、ラストシーンがとっても良かった!

ここが目的だったんだから、それは旅の終わり、
人生の終わりを意味します。
ここへ来て初めて二人は強く「死」を意識したんでしょう。

マーチンが言いかけた言葉、それは恐らく、
『死ぬのが怖い』って事だったと思います。

でも二人はただ黙って海を見つめる・・・
これが私が想像していた夕陽が沈む絵のような海じゃなくて、
風が吹き付ける荒れた海なんだよね~

「最高の人生の見つけ方」のモーガン・フリーマンや
ジャック・ニコルソンくらいの年齢なら、
穏やかな海を眺めて長い人生に別れを告げるのが、
似合うと思うけど、
マーチンとルディは死ぬには若過ぎるもんね。
ここは、無念さや悲しさも含めた荒々しい海なんでしょうね。

そして「Knockin’ on Heaven’s Door」(ゼーリッヒのカバー)
が流れる・・・ ここシビれる~~♪
海を見たからこれで天国に行っても、みんなの話についていける。
天国の扉を叩くよ。

二人一緒だった事で、最後はとても安らかな気持ちで
いられたと思います。

太く短く駆け抜けた愛すべき男達は、
顔付きもカッコよくなっていました。

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ジャンル : 映画

エミリー・ローズ
実話を基にした作品だそうです。
予告編などで恐ろしいシーンばかり見せていたので
ホラーかと思ったら、けっこう泣けました。
エミリー・ローズ
監督:スコット・デリクソン         
製作:2005年 アメリカ
出演:*ローラ・リニー *ジェニファー・カーペンター *トム・ウィルキンソン

エミリー(ジェニファー・カーペンター)は、19歳の若さで変死します。
その時、悪魔祓いの儀式をしていたムーア神父(トム・ウィルキンソン)は
過失致死罪に当たるのかどうか、
という裁判が映画の軸になっています。


法廷ものでありながら、
当時のエミリーの様子はこうだったと、挟む事により、
エミリーの悲惨な状況を追体験する、うまい構成になってますね~

エミリーが変死した原因は、病気なのか、悪魔憑きによるものなのか。

ネタバレあります



とにかく、ジェニファーの迫真の演技がこわい!
何かが憑依したとしか思えない言動!
もう、泣き叫ぶか、吠えるか、硬直するか、だもんだから、
気の休まる時がないんですよ。
あれから、午前3時が、やたら恐くなったし・・・(グッスリ寝てるか・ (;^_^;)

だけど、あんな姿になっても、家族はもちろんの事、
BFまでもが、彼女を見捨てる事なく、最期までそばに付いていて、
優しいのよね。

検察側が、エミリーは病気だったのに、
薬の投与をやめたから死んだと主張し、

弁護側は、神父の立場を擁護するために、
医科学を越えた超常現象的側面を主張していきます。

だけど、一般的に悪魔憑きの話なんて理解してもらえないし、
弁護側の重要証人も不意の事故で急死するという、
お決まりのパターンで、すごく不利なんです。

最初、弁護士エリン(ローラ・リニー)は、出世のために、
この仕事を受けたようなんだけど、
神父の誠実さと、真摯な態度に接するうちに、
心を動かされて、ひたむきに弁護するようになっていくんです。

そこがいい!

クライマックスは、エミリーが死ぬ直前に書いた手紙のあたりから。

苦しみの中で、エミリーは、聖母マリア様と言葉を交わしたと言います。
霧の中の幻想的なシーンで再現されてて、素晴らしい。

そこで、エミリーは、2つの道を提示されるのに、
悪魔にとり憑かれて生きる道を、自分の運命として受け入れるの!
ものすごく苦しんできたのに、与えられた定めを全うしようとする。

それも晴れやかな顔して選択するんだよね。
私なら、絶対に、あれ程の苦痛・恐怖から解放されたいのに。
エミリーの健気さに、熱いものが込み上げてきたわ・・・(;´_ヘ;)

自分の体験を通して、人々に霊界の存在を知ってもらうために、って。
そんな、お役目を引き受けるために?って、泣けちゃったわ。

裁判も、感動の佳境に入ります。
ここでの焦点は、病気か悪魔かじゃなくて、
神父は過失致死罪として有罪なのか無罪なのか、なんだから、
エリンの「どのようにも判断できる可能性はあるが、ただ唯一の事実は
神父のエミリーへの愛だ。」という論法は、見事だと思いました。


偏りのない視点で、一連の出来事を見つめ、
神父の無罪を、うまく陪審員に訴えたものだと感心です。

この話は、実話を基にしています。
エミリーが自分を犠牲にしてまで、人々に知ってもらいたかった事は
こうして、本にもなったし、映画にもなりました。
大丈夫、エミリーの苦しみは、ムダになっていませんよ。


テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

JUNO/ジュノ
予想外の妊娠をしてしまった女子高生が、
自分なりにその問題を前向きに解決しようとします。
イマドキの女の子ジュノはライトでドライでたくましいわ。

ジュノ
監督:ジェイソン・ライトマン 
製作:2007年 アメリカ
出演:*エレン・ペイジ *マイケル・セラ *ジェニファー・ガーナー

そのつもり。ジュノ16歳。いちばん大人。

オープニングのアニメーションがPOPに、
ジュノ(エレン・ペイジ)の人柄をも描いていました。
大股で堂々とした歩き方。
片手に大きなポリタンクを持ってジュースをがぶ飲み。
人目なんて気にしない。私は私。
自分らしく颯爽と生きていくの。

口は悪いけど、小気味良くて、なかなか魅力的な女の子です。


ネタバレあります



妊娠問題に対してもオープンで重苦しさがありません。
大騒ぎする事なく、自分でそれなりの解決法を考えていきます。
その過程で、いろんな事が分かってくるという話ですね。

父と継母がとても温かくジュノを見守ってくれている事とか、
理想的な夫婦に見えても問題を抱えている大人がいる事とか、
自分にとって一番大切な人とは誰かとか。

こういった事を中心に描きたい作品なんでしょうね。

本当に父親も継母も親友も、ジュノへの眼差しが温かいの!
事実をデンと受け止めて、
支えていこうという愛情がひしひしと伝わってきます。

ジュノは大きな体験を通して成長し、
また元の高校生活を大切な人と送るようになって、
めでたしめでたし・・・って話なんですが、
この終わり方からすると、大きな体験と言うのが、
交通事故にでも遭っちゃったかのような感じに見えない?(^_^;

妊娠・出産の場合は、人間の生命を一生背負っていくような
重さがあるはずだ、というような気がします

出産してステキな里親に赤ちゃんを渡しておしまい・・・なの?

里親のヴァネッサは心から子供を欲しがっていて、
子供好きは揺ぎ無い気持ちだと確信したので、
ジュノはヴァネッサに赤ちゃんを渡す事にした・・・
それはジュノとしてもよく考えた選択だと思います。

ただこの辺り、アメリカと日本の文化の違いと言うか、
里親・里子の意識の違いから、日本人には理解し辛いです。
日本なら生まれた赤ちゃんは家族で育てる場合が多くて、
一生、命の重さを感じて生きていくでしょ。

あと、ジュノ側が男友達に特に何も求めないのも不思議でした。
男友達のほうは、どうしたらいいのか分からなくて、
積極的に関わってこないから、頼りなく見えちゃって・・・(≧ε≦)
ジュノにとってはCOOLかどうかが物事の判断基準なのに、
あのボサ~っと頼りなさそうな男の子が一番大切な人だとは、
大人っぽいのと子供っぽいのが混在している年頃なんですね

登場人物が個性的で温かくて面白い作品だったけど、
妊娠・出産を扱うものとしてはライト感覚だなあ
と言うのが正直な感想でした。
なにしろ、アメリカらしさ満載の作品です。

#2007年アカデミー賞脚本賞受賞


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テーマ : 見た映画の感想
ジャンル : 映画

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 -YAN-

 
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プロフィール

YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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