ムーラン・ルージュ
ムーラン・ルージュ

監督:バズ・ラーマン
製作:2001年 アメリカ
出演:*ニコール・キッドマン *ユアン・マクレガー *ジョン・レグイザモ

ふたりの愛、ひとつの運命。

1899年、パリ。
ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」のショーの世界が、
きらびやかに描かれています。
最初のほうのフレンチ・カンカンあたりから、原色と光の洪水!
その目くるめく輝きの世界に、すっかりハマってしまいました。

時代は古いのに、音楽は現代のPOPSを使ってる所が斬新!
それも、私の好きなビートルズ、マドンナ、エルトン・ジョン、
デヴィッド・ボウイ、ポリスなどなど・・・
上手くアレンジして、美術センスある映像と共に流れてくるから、
完全に私は舞い上がりましたよ。

主演は、ニコール・キッドマンとユアン・マクレガー。
二人とも歌えるとは、これまたびっくり!
ユアンの声は高めでよく通っていて良かったです。
爽やかな笑顔の「Your Song」は最高でした!

ニコールは抜けるような白い肌で美しさが際立ってましたね~
全てが現実からかけ離れた夢のような世界に、
ニコールの並外れた美しさも夢みたいでピッタリです。


最初、ニコールは、愛よりもダイヤモンドを大切に思っていて、
「マテリアル・ガール」を歌ってたりしたんだけど、
だんだんユアンに惹かれて、真剣に恋をする女に変化していきます。
お金やダイヤよりも愛の素晴らしさに目覚めるわけですね。

だけど、ニコールはナイトクラブの人気スターで、
ユアンは貧しい若手作家だから、二人の恋は不釣合い。
しかも、ニコールは援助を受けるために、
公爵のものにならなきゃいけなくて、
二人は人目をごまかしながらでしか愛し合えません。
障害のある愛に燃え上がるという、ラブストーリーの王道ですね。

「この世で最高の幸せは、人を愛し、そしてその人に愛される事」
と言う、愛の歌やセリフがベタなんだけど、
涙が出るほど美しくて、いいの!

その上、二人の強い愛の力を持ってしても、
どうしようもない悲しい運命が待っていて、泣けましたよ~(T_T)

前半、ドタバタもあってコミカルだったのに、
後半、せつなくて、やられました~
終わっても、いつまでも気持ちを引きずってしまいました。
音楽と映像が素晴らしい作品です。

2001年アカデミー賞 美術賞・衣装デザイン賞 受賞
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テーマ : DVDレビュー
ジャンル : 映画

シカゴ
シカゴ

監督:ロブ・マーシャル
製作:2002年アメリカ
出演:*キャサリン・ゼタ・ジョーンズ *レニー・ゼルウィガー *リチャード・ギア

「ヘアスプレー」に感化されて、
今週は好きなミュージカル作品を2~3いこうと思います。
あの楽しいミュージカルの後では、
ちょっと色褪せて見えてしまうけど、
また違った魅力があって、作品としての出来はいいです。

「シカゴ」はストーリーとミュージカルのステージを
うま~く融合させた、とっても魅力ある作品です。

タモリさんがよく、ミュージカルは
途中で急に歌になるのがイヤだと言ってますよね。

確かにこれもストーリーの途中で歌になるんだけど、
その歌シーンは、ミュージカル劇場のステージと化すので、
現実部分と気分を変えて、ショーとして見せる事に成功してるんです。

流れが非常にスムーズ。

それも、本当に華やかな歌とダンスが繰り広げられて、見事なショーです。
プロフェッショナルな歌とダンスですね!

特にキャサリンの力量には、圧倒されました。
「一人二役」という難しい曲でも、吹き替えなしで踊っているらしく、
そこまで出来る人だとは知らなくてビックリ、もう感激しました~!

レニーのほうは、そこそこのうまさですわ。 (≧ε≦)ブッ
しっかし、「ブリジット・・・」からここまで、よく痩せられたもんだね。。。感心。

なんとリチャード・ギアまで歌ってダンスしてます。
ハリウッド俳優って、何でも出来ないといけないんだなあ。
みんな、かなりレッスンしたんでしょうねえ。演じ切ってましたもんね。

登場人物は皆、ひとクセある悪人ばっかり。
どんな手を使ってでも、人の注目を浴び、スターになろうとする女二人。
法廷までも、ショービジネスにして稼ぐ悪徳弁護士。
お金次第で何でもやる看守の女。
(一人だけ、お人好しの夫が出てくるけど)

民衆も次から次へと起こる新しいスキャンダルに大騒ぎ。
そんな善人ではない人達のドラマが、ドロッとして面白かったです。
底辺から這い上がろうとするエネルギーのすさまじさを感じます。
これがシカゴ、言うなればアメリカって事でしょうか。

ラストのショーはネオンギラギラで、セクシーでカッコイイ!!
ここサイコー! 大興奮!
私、ダンスシーンだけ、何度も観直しました~♪

2002年アカデミー賞 作品賞・助演女優賞・美術賞・衣装デザイン賞
              音響賞・編集賞 受賞

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

ヘアスプレー
ヘアスプレー

監督:アダム・シャンクマン
製作:2007年 アメリカ
出演:*ニッキー・ブロンスキー *ジョン・トラボルタ *ザック・エフロン

ハマる!ハジケる!ハチキレる!?

いや~、これめちゃくちゃ楽しかった~♪
今まで観たミュージカルの中で一番楽しかったかも。
(それほど多くを観てるわけじゃないけど)
名作と呼ばれる良いミュージカル映画は他にもありますよ。
でもこれは、とにかくワクワク気分がずっと続いて、
ニコニコ笑顔で終われるんですよ~

作品は、いきなり主人公トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)の
歌で始まります。 うわっ、あたまデカッ!
♪Good Morning Baltimore♪から一気に歌とダンスに乗せられて、
エンドロールまで走っていっちゃう。
ほんとに切れ目がない。

授業が終わるあたりから2曲目がすぐ始まり、
コーニー・コリンズ・ショーのテレビ画面へと移っていきます。
日常とコーニー・コリンズ・ショーの境目がなく、
まるで、映画全体がショーそのものなんですよね

もっと良かったのは、居残りクラスから黒人街へ行くシーン。
街の中、バスの中、ずっと歌いながらダンスしながら、
見事な流れで見せていくの!こういうの、今までなかったよね。


60年代の初めって、時代の変革期だったんですね。
差別や偏見が少しずつ解消されつつあるんだけど、
一部の人たちには、まだ新しい価値観は受け入れられなかった。

だけど、トレーシーはいつもバイタリティに溢れて、
新しい世界の扉を開いていきます。
人種問題や見かけによる差別・偏見、いろいろ含めて、
「人と違う事が受け入れられる」「世の中はどんどん変わっている」
歌い、ポジティブな面を見せてくれるの。
新しいスタートをしようと、明るく爽やかに訴えている映画なんですね。

この時代を境に、黒人差別などは少しずつ減って、
その後、黒人音楽・ダンスが流行するようになったわけね。
♪The New Girl in Town♪で、白人の三人組から黒人の三人組に
スイッチした時、いかに黒人の歌とダンスにパワーがあるか、
その差がよ~く分かって、面白かったです。
三人組が多かったのは、「ドリームガールズ」を意識してたのかな?

母親はあれダメこれダメと止めるけど、
それは子供を心配しての事なんですよ。
父親はおおらかな気持ちで「ビッグに行け」と言えてもね。
母親と父親の違いが出て、ここも面白かったです。

特に父親のセリフでグッときたのが、
「パパとママの世界は玄関のドアまで。 
 だがお前は、はるか先を見ている。
 こっちがお前から学ぶよ。」
我が子を尊敬する粋なセリフ、いいね~


音楽とダンスが楽しいのが一番の魅力だけど、
登場する人全員のキャラが立っているのも大きな魅力。
DVDパッケージに出ているどの人もみ~んな好き!

トレーシーは天真爛漫という言葉がピッタリ。
歌って踊る事が楽しくてたまらないのがよく分かります。
何に対しても偏見がなく、好きなもの正しいと思うものには
躊躇なく進んでいける女の子。

そのママ、ジョン・トラボルタはダイナマイトバディで、
チマチマとアイロンをかけたりして、キュートだわ~(≧∇≦)ノ彡☆
さすがダンスをやらせたら見事なもんで、
ラストで思いっきり弾けたシーンは最高だった!

クイーン・ラティファの肝っ玉母さんぶりも堂に入ってて、
デモ行進の時に歌った曲は、感動的だった~

ザック・エフロンもキマってた。高校生には見えないけど。
シーウィード役の子は、ダンスにキレがあってカッコ良かった~
憎たらしい母娘でさえも、面白いキャラで好きだわ~

私が特に気に入ったのは、ジェームズ・マースデン。
「X-MEN」「きみに読む物語」とは全然違ってすっごくイキイキとしてた。
差別撤廃に毅然としていて見ているこちらもいい気分になれました。

今作には、好きと思えるところがいっぱいあって、
本当に楽しくてハッピーな気分になれたわ~~☆・:サンキュー!

テーマ : ★おすすめ映画★
ジャンル : 映画

SUPERFLY
スーパーフライ

今朝、「めざましテレビ」でSUPERFLYが出演してました!
これは越智志帆さんのソロユニットです。
今朝はピアノの弾き語りで「愛をこめて花束を」を、
気持ちのいい声で、ドラマティックに歌い上げてくれました。
朝からいい気分でスタートできましたよ~

何と言っても、SUPERFLYの魅力は、
志帆さんの、パワフルでのびやかな歌声です!
小柄な人なのに、信じられないくらいの突き抜け方をしてます。

今すごく売れているそうで、実は私もアルバムを買いました。
最初ラジオで聴いた時、どこか懐かしい音楽という気がしたんですよ。
60~70年代ROCKをベースにしているんですね。
「1969」という曲では♪憧れは1969♪と歌ってます)

作曲・アレンジの多くに携わっている多保孝一さんという方が、
恐らくその頃の音楽をよく聴いていたんじゃないでしょうか。

志帆さん自身、ジャニス・ジョップリンキャロル・キングが好きらしく、
なるほど、大口を開けて腹の底から声を出す唱法は、
その影響もあったのか、と納得です。
ヒッピー風のファッションもそうだしね。

ファーフト・アルバムにしてベスト・アルバムだと宣伝してたけど、
まさにそうだと言えますね。

ヒット曲がすでに5曲もあるんですからね~
「Hi-Five」「マニフェスト」「ハロー・ハロー」「i spy i spy」「愛をこめて花束を」
その5曲のプロモDVDが付いています!

私は特に「Hi-Five」が好きですね~
ブラスを使ったアレンジ、バツグンのノリの良さは最高で、
何度聴いても、Hiな気分になれます★

その他だと、アルバムの5~7曲目に面白いのが3曲続きます。
「Ain't No Crybaby」  ストーンズを彷彿とさせるようなギターリフ
「Oh My Precious Time」 大瀧詠一を彷彿とさせるようなアレンジ
「バンクーバー」アメリカ(「名前のない馬」を歌っていたバンド)を彷彿とさせるような
          アコースティック・ギター ←この曲、妙に好きです

あと「愛と感謝」は詞が、すっと心に溶け込んでくる歌です。
ラスト2曲はバラードで朗々と歌い上げて終わります。
どの曲も良くて、素晴らしい出来のアルバムだなあと思います。

昔ROCKを聴いていた旦那や私には懐かしさのある音楽、
娘や息子たちには、新しい音楽として、
我が家では全員が気に入ってます。

テーマ : 女性アーティスト
ジャンル : 音楽

主人公は僕だった
主人公は僕だった

監督:マーク・フォースター
製作:2006年 アメリカ
出演:*ウィル・フェレル *マギー・ギレンホール *ダスティン・ホフマン *エマ・トンプソン

男は悩んでいた。自分だけに聴こえる、作家の声に。

国税庁会計検査員のハロルド(ウィル・フェレル)は、
単調な毎日を送っている平凡な男です。
頭の中は、数字と計算でいっぱい。友達は腕時計だけ。
ハロルドにとっては、それが当たり前だし、安定の元でした。

ある日突然、自分の事を同時進行で語っている、
女性の声が聞こえるようになります。
まるで自分を主人公とした小説が書かれているような。
その声は、こう言ったのだ!
「このささいな行為が死を招こうとは、彼は知る由もなかった」

最初のほうは、なかなか楽しい滑り出しでした。
作家のナレーションとともに、画面にグラフィックが出てきて、
画としてもセンスあるなあと思ったし、
ウィル・フェレルも、几帳面過ぎるところがおかしかったりして。

でも全体的に、かなり抑えた演技をしてましたね。
表情を崩さず、ずっと真面目ないい人のままでした。
ハート・ウォーミングな話だったんですね。これは。

作家は、カレン・アイフル。彼女の小説の主人公は皆、死を遂げます。
(カレンは、ハロルドの人生を操っていると分かっていません。)
芸術家肌で変わり者、ボサボサヘアーで中世的なイメージを、
エマ・トンプソンがさすがの存在感で演じてました。

そのアシスタントのクイーン・ラティファも、お笑いじゃなくて
落ち着いた演技で、デンと構えた安定感が良かったです。

ハロルドは、文学の教授ヒルバート(ダスティン・ホフマン)に
相談に行きます。こちらも、名優なので、登場してきた時には、
事態を何とかしてくれると、期待しましたよ。
ちょっとアプローチが変なんだけど、
彼だけは、真面目にハロルドの話を聞いてくれて、
いいアドバイスをしてくれました!
「人生を好きに生きるがいい」と。

ネタバレあります

ハロルドは、非日常的な事が突然起こって、初めて
自分が無感動に時を刻むだけの生活をしてきたと気付きました。
今までにやってこなかった事をやってみようと思い、
女性(マギー・ギレンホール)にアプローチをして恋を成就させ、
昔から弾きたいと思っていたギターを弾いてみるんですね。

人はいつかは死ぬ。それも明日かもしれない。
ならば、人のぬくもりや思いやりなどの、
何気ない日常の彩りを大切にしていこう。

そんな生を大切にするメッセージが込められているんだと思いました。

しかし、それだと、ラストがおかしいんじゃない?
作家の判断は予想通りでした。誰もが思うラストでしょう。

だけど、ヒルバート教授は、「死なないと意味がない」なんて、
人の命より小説の価値のほうに重きを置いている。
まあ、これはブラック・ユーモアとしましょう。

なんと、ハロルド自身 決められた結末を受け入れるとは、
人がいいにもほどがある!
それがハートフルなストーリー展開って事ですか?
私は、テーマとずれてておかしいんじゃないのと、
ここでガッカリしましたよ。

主体性がなさ過ぎるでしょう。
どうしてあのまま自分の人生を、自分の思うように
切り開いていこうとしないんでしょ。
やっと人生に彩りを感じ始めたところだったんだから、
好きな女性のためにも、死を回避して生に向かって
自分の意志で突き進んでいってほしかったですね。

運命は自分の心がけ次第で変えられる、としたほうが、
生に対する思いが描けたと思うんだけどなあ~
納得できないラストで、ちょっと残念でした。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

デイ・アフター・トゥモロー
デイ・アフター

監督:ローランド・エメリッヒ
製作:2004年アメリカ
出演:*ジェイク・ギレンホール *デニス・クエイド *エミー・ロッサム

あなたはその時 どこにいますか?
守りたい愛がある 救いたい未来がある


テレビで放送されているのを観ました。
前にも2回くらいは観たと思うんですが、
今回は、このような異常気象による災害が、
以前より身近になってきたせいか、とてもリアルに感じられ、
夕べ、被災した夢までみてしまいました(^_^;汗かいた~

異常気象を扱ったパニック映画です。
地球温暖化のせいで、北極の氷が溶け、
熱を運んでいた北大西洋海流に変化が生じ、
逆に寒冷化するというのです。
いつ世界規模の異常が起きても不思議はないですね。

ロスを襲った竜巻や、N.Y.の洪水や、
北半球が凍りつくシーンは、大迫力で、圧巻!
驚愕の映像は、作り物とは思えないようなリアルさがありました。

まあ、これだけが映画の見どころという感じですが。(^_^;

昔の氷河期は2世紀くらい続いたから、
この映画もそうなるかと勝手に思い込んでいたんだけど(←勝手)
一週間ばかり?の出来事でしたね。
なんか「氷河期」という言葉を出し、地球規模のデカイ話のようで、
台風か吹雪が通り過ぎるのを我慢して耐え抜いたレベルになってない?
ちょっと肩透かし気味。(^^;

パニックだけじゃなく、息子を救助しに行く父親が登場して、
親子の絆も描いています。
ただ、ここでも、地球規模の話が突然個人レベルになっちゃってますが。
個人が勝手に行動する話になって、またちょっと肩透かし気味。(^^;
だって自分は「外に出るな」と言ってたのに~
ドラマ部分を作ろうとして、
なんだか、描かれている世界が小っちゃくなってますよね。

でも観終わって、
自然をなめていると、いつか恐ろしい目に遭うと思いながら、
つい甘い考えで生きている事に気付かされました。


それから、困難に打ち勝つ人間の、希望を捨てない力に感動しました。
あの極限の中でいかに知恵を出してサバイバルしていくか、
災難に遭った時、生きる力が試されるんでしょう。

あと、国境を越えて世界中が協力し合わなくちゃいけないんですね。

このメッセージは大切にしたいところです。

テーマ : 映画DVD
ジャンル : 映画

シービスケット
シービスケット

監督:ゲイリー・ロス            
製作:2003年アメリカ
出演:*トビー・マグワイア *ジェフ・ブリッジズ *クリス・クーパー
    *ウィリアム・H・メイシー *エリザベス・バンクス

全米が泣いた勇気と感動の実話、ついに映画化

先日、テレビ番組で、
「CGじゃない動物のスゴいシーン」みたいなコーナーがあり、
「シービスケット」のメイキングをやっていました。
(チャリチョコのリスもすごかったけど)

これは実話を基にした、馬と人の交流の話なんですが、
中に競馬レースシーンがあるんですね。
実際に残っている昔の映像そのままを再現するのに、
CGを使わず、数頭の馬を本当に走らせて撮ったと言うんですよ!

つまり、馬同士の距離も、全体のスピードも、
昔の映像と全く同じ、決まった通りにしないといけないわけです。
それを、何ヶ月もの間、調教して、最後の瞬間までピッタリ合わせたんですね。
すごいわあ~ 感動。

ネタバレあります

しかし、実話だとは信じられないくらいの奇蹟があるんですね。
これは、心に明かりを灯してくれる、いい映画です。

まず、登場する3人の男たちがすごく良い。
息子を自動車事故で亡くした、商才のあるハワード氏(ジェフ・ブリッジズ)
優秀だけど、自動車産業の普及で失業している調教師トム(クリス・クーパー)
そして大恐慌の中、一家離散し親に捨てられたレッド(トビー・マグワイア)
大切なものを失い傷付いた者達が揃っています。
そこに暴れ馬のシービスケットが加わります。
そりゃ、ドラマになるわ。

騎手レッドとシービスケットは、荒くれ者で似た者同士。
この組み合わせの妙は、最後まで運命で繋がっていたと言えます。

だって、途中、レッドとシービスケットともに、大変なケガをしながら、
再起を果たすんですから。周りから絶望視されていたのに。
この過程がいろいろあって、まさに「事実は小説より奇なり」
という言葉が当てはまるような事の連続で、驚いてしまいました。

体が小さいながら、勝ち続けるシービスケットに、
大恐慌時代の民衆は希望を託し、夢をみます。
そして、彼らが再起を果たした事にも、感動と大きな勇気をもらいます。
この映画を観ていた私も、勇気をもらったよ~ 涙が出てきたわ~ (;´_ヘ;)

競馬シーンには泥臭いイメージはありませんでした。
それどころか、馬が走る姿は、芸術品のように美しかったです。

レースの駆け引きという内側も知る事ができて、それも面白かった。
計画通り走って勝った時って、すごい爽快!
馬の性格や心を知っていないとできない駆け引きです。

作品前半は、スライドのように飛ばし気味の速い展開だったけど、
後半から、グッと良くなりました。
すがすがしい気分になれる映画でした★

テーマ : DVDレビュー
ジャンル : 映画

トランスフォーマー
トランスフォーマー

監督:マイケル・ベイ
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ マイケル・ベイ
製作:2007年 アメリカ
出演:*シャイア・ラブーフ *ミーガン・フォックス *ジョン・ヴォイト *ジョン・タトゥーロ

未知なる侵略は トランスフォーム<変身>から始まる!

休みの日に家族で観ました。これはまさに家族向き。

カッコいいロボット映画でした!
昔、テレビで見た事あるような変身ロボットではある・・・
(5体で一組だったりする)
そりゃそうだ。
元々日本製の玩具を、日米合作でテレビアニメ化して、
それを実写映画化したらしいから、どこかに馴染みがあるはずです。
(でも昔のトランスフォーマーは知りませんよ)

その変身(トランスフォーム)ぶりがすごいんです!
ヘリやトラックなどの大きなものから、ラジカセ・携帯電話の小さいものまで、
目にも留まらぬ速さで、ロボットに変身するの!
金属の質感や重量感がよく出ているし、デザインもカッコよかったです
今のCG技術って進んでるんですね~
コマ送りで見たりしてました(^▽^;)
ロボットなのに、人間らしい表情があるように見え、
親しみが持てて、可愛かったです。

こんなの、テレビでやっておけば良さそうなもんで、
変身ぶりを見せたいだけの作品なんだけど、
これが見事に娯楽大作になっちゃってます。
製作総指揮=大御所スピルバーグとマイケル・ベイですよ~
さすが余裕の遊び心だわ~★

ストーリーは、一番最初に、ナレーションがあるから、
それを逃さなければ、たいてい分かります。

異星の金属生命体が、善(サイバトロン)と悪(ディセプティコン)に
いつしか分かれて戦争になり、彼らの星は死滅してしまった。
宇宙のかなたに行った、強大な力を持つキューブを探し求めて、
両軍とも地球に辿り着いた。
そして、人間を巻き込んで、戦いを繰り広げる。

まあ、人間にしてみたら迷惑な話に聞えるけど、
人間も、その昔、地球上に落ちてきた金属生命体を凍結して、
そこから最新技術を生み出してきたと言うから、
全く無関係じゃないですよね。(ターミネーターの腕みたい)

主人公役のシャイア・ラブーフって、「穴/HOLES」で以前に見たけど、
あの時もネジが1本足りない役ピッタリのドン臭さがあって、
今回も主役でありながら、どこか冴えない。
それでも、憎めない魅力がありますが。。。
もうすぐ公開の「インディ・ジョーンズ」にも出演するとは、
よほどスピルバーグに気に入られたんですね~

パッとしない男の子が、普段モテなくて、
女の子と仲良くなりたいと思うのは、よくある話で。
そして気になるのが、クラス一美人のセクシー系女の子で、
クラス一目立つボス的存在の男のGFというのもありがち。
そして~、主人公はロボットと心を通わせるようになって~・・・
もう、観てなくても、全部分かりそうなストーリーですわ。(^▽^;)

予想を全く裏切らない終わり方で、爽快感がありますね。
勧善懲悪はいい!

ロボットがショート・コントをやったりするのも笑えました。
夢のある楽しい映画です★

テーマ : トランスフォーマー
ジャンル : 映画

グエムル -漢江の怪物ー
グエムル

監督:ポン・ジュノ
製作:2006年 韓国
出演:*ソン・ガンホ *ペ・ドゥナ *ビョン・ヒボン *パク・ヘイル

お父さん、助けて!

ネタバレあります

ソウルに流れる大河、漢江のほとりで、
カンドゥ(ソン・ガンホ)は父と共に売店を営んでいました。
(父の足をひっぱるばかりの怠け者)
ソン・ガンホって、作品によってガラッと印象を変えてきますね~

ある日、漢江から得体の知れない怪物が現れ、
カンドゥの娘ヒョンソがさらわれてしまう!

怪物が河川敷で暴れるシーンは、まさにモンスター・パニック映画だけど、
その後は、韓国映画特有の小ネタ笑いが随所に出てきて、
危機感・緊迫感なんてほとんどなし。
映画はモンスター・グエムルよりも、パク一家が物語の中心なのだ。

グータラで居眠りばかりするカンドゥ。
大事なところで力の出せない妹ナムジュに、大卒でフリーターの弟ナミル。
それに、家長の親父さんヒボン(この人については後に)。
それぞれ、どこかちょっと抜けているキャラがいいねえ~

悲しみの場面である合同葬儀での泣き喚きはまだしも、
駐車違反の注意をしに来る、その緊張感の壊し方、ユルユル感に、
ひょっとして死んでいない?と思いましたよ。

案の定、娘の生存が判明して、カンドゥは父と妹・弟のたった4人で、
娘を助けに飛び出します。
何の準備もなく、やみくもに下水溝を歩き回る。
その無謀さに呆れながらも、危険を冒してまでヒョンソのために
行動する愛と勇気には、グッとくるものがありました~!
メイン・テーマは家族愛だったんですね。

カンドゥが「年寄りだ」とバカにしていた親父さんは、
家長らしく一番働いていたと思います。
全財産をはたいて、地図や車を買ったり、
グエムルをみつけたら先頭に立って撃ちに行ったり、
カンドゥに優しくしてやってくれと、妹・弟に話して聞かせたり、
飄々としながらも、いいお父さんで、
だから、親父さんのあのシーンでは、泣けちゃった(T_T)

この家族には母親がいません。
一家のマヌケぶりを、とりあえず出したかったので、
母親という存在をわざと外したのかな?

カンドゥは緩みっぱなしの冴えない男だけど、
はたして本当にマヌケだったんでしょうか?
英語の会話(No Virus)を小耳に挟んで、
「ノー・ウィルス?」って、ちゃんと分かったりします。(≧∇≦)ノ彡☆

国家権力者たちと比べて、どっちがマヌケに見えました?
そもそも在韓米軍が、猛毒のホルムアルデヒドを大量に
漢江に流したのが、事の発端でしょう。
グエムルを作り上げたのは人間の仕業ですよ!

ありもしないウィルスをでっち上げ、証拠を捏造しようとした。
韓国の警察・軍は、ウィルス説を信じて、グエムル退治もせず、
保菌者を隔離する事に躍起になるばかり。
カンドゥたちの話を全く聞こうともしなかった。

だから、カンドゥは、自分たちでヒョンソを助けに行くしかなかったんです。
脳を手術されても、娘を救いたいという気持ちは少しも消えませんでした。

パク一家は、一途な思いで戦いましたよ!そして倒した。
国家がやらなかった事を成し遂げてしまいました。

社会や人間に対する批判というほど強いものじゃないけど、
風刺、ブラック・ユーモアがとても効いてましたね。

あれだけ笑わせておいて、こんな悲しい結末を持ってくるとは。
意外だったけど、代わって男の子と夕食を食べるシーンは良かった。
父と娘を失って初めて、
カンドゥは本当の父親の顔になれたようです。

テーマ : 映画の感想
ジャンル : 映画

サイドウェイ
サイドウェイ

監督:アレクサンダー・ペイン      
製作:2004年アメリカ
出演:*ポール・ジアマッティ *トーマス・ヘイデン・チャーチ
    *ヴァージニア・マドセン *サンドラ・オー

カリフォルニア、ワインロード
人生が熟成していく贅沢な寄り道・・・


対照的な男2人がワイナリー巡りをする旅に出て、
自分と向き合う事になります。

マイルス(ポール・ジアマッティ)はワインのうんちくを語らせると
すごく饒舌になる、作家志望の学校教師で、
マイナス思考で、煮え切らない男。

一方ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)は、
栄養を摂ったミック・ジャガーみたいな顔して、
女に目がない大雑把な男。
直感・本能だけで生きている。

ジャックが結婚式一週間前に旅に出たのは、
最後に思い切りハメを外して、やりまくろうという魂胆なんだから、
いい加減なもんだよ、ったく。


この2人が、ぶつかり合ったり、いろいろやらかして
珍道中を繰り広げます。
それが、おかしくて、憎めない2人だと思えてくるんですよね~
本音で向き合える親友っていいねえ。


ワインの知識がたくさん出てくるんです。
私は詳しくないから、へえ~と思うくらいだったけど、
ワインと人生をうまく掛け合わせて表現してるところは
粋だと感じたなあ。
この映画のいいところですね。

「ピークを境にワインはゆっくりと坂を下り始める。
 そんな味わいも捨てがたい。」
年月をかけ熟成された後にも、良い味が出るというわけです

主人公マイルスは、人生の折り返し地点に立ったのに、
自分は何も達成してないとウダウダしていたけど、
最後のところで勇気を持って一歩踏み出します。

ジャックのノーテンキさが、余計にマイルスの気弱さを際立たせます。
面白いコンビです。

たいていの人はマイルスに共感するんじゃないでしょうか。
地味だけど良い味わいがありました。

#2004年アカデミー賞 脚色賞受賞

テーマ : 私が観た映画&DVD
ジャンル : 映画

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
ワンス

監督:セルジオ・レオーネ
製作:1984年 アメリカ
出演:*ロバート・デ・ニーロ *ジェイムズ・ウッズ *エリザベス・マクガバン

前にBSで放送していたので、録画しておきました。
前編2時間、後編2時間の超大作で、
なかなかまとまった時間が取れずに、
細切れに観て、やっと全部観終える事ができました(^_^;

波瀾に満ちたギャングの生き様を、クラシカルなN.Y.の街を舞台として、
情感たっぷりに描いた作品です。
友情、愛、裏切り、暴力が織り成すドラマは、見応えがありました!

かなり昔に観たけど、覚えていたのは少年時代のシーンだけでした。
ストーリーは、記憶になかったです (^_^;
今回、初めて観るような気持ちで、この作品を鑑賞しました。
長さが約4時間、それに中身も重厚感があり、
映画らしい映画を観た~という満足感がありましたよ。

この作品は、男たちの少年期・青年期・老年期に渡って
壮大に繰り広げられるんだけど、
これが時系列バラバラで、しかも登場人物も多いから、
一度観ただけでは把握しにくいんですよね。
以前に観てストーリーは記憶になかったと書いたけど、
理解してなかったんだと思った次第です。

今回、再度観直してみて、初めて、
アヘン窟で、ずっと電話のベルが鳴り響いているのは、
ヌードルス(ロバート・デ・ニーロ)の(自分が電話した事による)
やましい気持ちを表現したものだったんだと気付いたし、
最初のほうの、老いたヌードルスが、
ファット・モーの店を訪ねてきたあたりの、数々のシーンの
意味も、観直してみて理解できました。

これは、よく練りこまれたストーリーで、
観れば観るほど味が出てくるし、魅力に はまっていくわ~

時代の切り替えもひじょうに上手くて、
老年期のヌードルスが、昔を懐かしんで壁の穴を覗くと、
そこに少年期の思い出が蘇る・・・といった美しい流れなんです。

私が好きな少年期、ヌードルスとマックスは運命的に出会う。
リーダータイプの二人は反目し合いそうだけど、
ウマが合ったんでしょうね、いつも仲間で行動するようになります。

家族よりも誰よりも、この仲間だけが
かけがえのない大切なものだったんですよね。

厚い友情と信頼で結ばれているのが、よく伝わってきました。
そしてそれは長く続くんだけど・・・

禁酒解禁あたりから、陰の権力者と組んで仕事をするようになります。
自分の仲間だけで団結してやっていければ満足のヌードルスに対し、
マックスはさらに大きな権力を求める上昇志向を見せ、
二人の方向性の違いが出てきます。
これが思わぬドラマを生んで、老年期に繋がっていくんです。

最後、二人が対峙するシーンがこれまたいい!
少年期の二人が回想で出てきて、長い間の因縁を感じます。
罪悪感に苦しんでいたのは、ヌードルスよりマックスのほうだったんだね。

これは、完全に男と男の物語です!
女は添え物ですね。
この監督は、女に対して、あまり敬意を持ってないでしょう。
どの女も、この監督が描くと情婦になってしまうようで。

でも、少女だけは違ってましたね、立派な女性でした。
バレエを踊る少女デボラです。
ジェニファ・コネリーだったとはびっくり。
ものすごく可憐なんだけど、意思の強さがこの頃から備わってました。
会話が子供ながらウィットに富んでいるのには まいったわ。

ダンスシーンで必ず流れる「アマポーラ」が耳から離れない~
エンニオ・モリコーネの曲は品格があって、
自然に感情を盛り上げてくれるのに、一役買ってますね


ちょっとツッコミを入れるなら、
スキャンダルの渦中にある政府長官の顔が、
世に知れ渡っていないのは、ありえないよね?

ラストは、ゴミ粉砕車と若者の車を眺めるヌードルスの微妙な顔で、
エンドロールもなく突如終わった感じだったけど、
もっと余韻に浸らせてほしかったなあ。。。

でも、男の、渋くてカッコイイ世界に酔いしれる事ができました。

テーマ : この映画がすごい!!
ジャンル : 映画

ボーン・アルティメイタム
ボーン

監督:ポール・グリーングラス
製作:2007年 アメリカ
出演:*マット・デイモン *ジュリア・スタイルズ *ジョーン・アレン *デヴィッド・ストラザーン

彼<ボーン>が「記憶」を取り戻す時、
最後通告<アルティメイタム>が下される。


やっと準新作(3泊4日238円)になったので、即レンタルしてきました。

ネタバレあります

「ジェイソン・ボーン」シリーズ3作目。
期待通りの面白さだった~!
アクションシーンなどは、今までよりもさらにパワー・アップしていて、
画面に食らいついて動きを追いかけるのに必死になるくらい、
息もつかせぬスピーディーな展開でした!

序盤、中盤、終盤に上手く盛り上がりが配置されているけど、
中でも私は、序盤のウォータルー駅の場面が好きです★

接触したい新聞記者のポケットに携帯電話をそっと忍ばせて、
雑踏の中で、動きながら相手に指示を出していく。
追ってくるCIAの数は相当なものなのに、
ボーンは相手の2歩も3歩も先を読んで裏をかいてゆく。
なんてスマート! なんてスピーディー! なんてシャープなの!

これなのよね~ ボーン・シリーズの醍醐味は。
ボーンの判断・行動の素早さと的確さ! ほんとスカッとする。

3部作を通して、ボーンは自分探しの旅をしてきました。
自分はなぜ殺人を犯してきたのか、自分は何者なのか?
アイデンティティを奪われた男の哀しみが常にありました。
強さと頭脳明晰さに加えて、哀愁が漂っている、
それがボーンの最大の魅力だと思います。


寡黙で淋し気な男に、マット・デイモンはピッタリで、
見事なキャラクターを作り上げたものだなあと感心しきりです。
自分がどこの誰かを知りたくて苦しみもがくところに、
私もすっかり感情移入してしまったわあ。

前2作で、CIAの一工作員としてしか登場しなかった
ニッキー(ジュリア・スタイルズ)が、今作では出番多し。
ものすっごく意味あり気に熱くボーンを見つめてたね~
表情だけで女心をとってもよく表現してました。
記憶を失う前のボーンとの関係が伺い知れます。
でも、ここでどうこうならないのが、ボーンのクールでいい所。

パメラ(ジョーン・アレン)が電話で本名を告げるシーンは、
2作目にもあったけど、そこと繋がってるわけね?
2作目のロシアとN.Y.の間にかなり3作目が重なってるのか。
あ~、2作目を見直しておいたほうが良かったなあ。

自分の判断を貫くパメラは、その凛とした姿が頼もしくて、
中立的立場で物事を見るので、救いの人でしたね。

CIAの建物が、外から丸見えのガラス窓という物騒さと、
何の変装もしてないボーンが、各国を自在に移動したり、
CIAの建物にスッと入り込めるのには、おいおいって感じ。

ボーンは車ごと転落したり激しい衝突をしながらも不死身で、
自分が誰で、どのように殺人マシーンに作り上げられたのか、
とうとうつきとめます。
最後にスナイパーと交わす言葉がグッときた。
「自分を見ろ。人間と言えるのか。」

「アメリカ国民の命を救うため」と洗脳したCIA幹部は非道だ。
今作は、めざす相手や敵となる人間が、早いうちに特定され、
ストーリーとしては単純で分かりやすかったです。
あちこち世界を移動したけど、結局CIA内部の話だった!

辛く恐ろしい真実に辿り着き、それと向き合う事で、
最後には殺人マシーンと決別できたんですね。
3年間ずっと苦しんできたボーン。
笑顔になったのは、マリーと一緒の時だけだったんじゃない?
これでやっと呪縛が解けたんだけど、
続編があるとなると、ボーンのキャラクターから
哀愁が消えるのかな?


関連作品*****
「ボーン・アイデンティティ」
「ボーン・スプレマシー」

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

親切なクムジャさん
親切なクムジャさん


監督:パク・チャヌク           
製作:2005年 韓国
出演:*イ・ヨンエ *チェ・ミンシク *フォン・イェヨン *キム・シク

最後の復讐が、一番哀しく、美しい。

パク・チャヌク監督の復讐3部作の完結編。

復讐というテーマとミスマッチな「親切な」と言う
タイトルは、皮肉を含んでますね~

でも、確かに、クムジャさんは親切でしたよ。
ある場所ではね!
自分の計画に利用するためには何でもやりましたよ。

他の作品のように、淡々と事を成し遂げるんだろうなと想像してました。
それはあまりにもそのまま、ドンデン返しもなく
進んでいったので、拍子抜けしたくらいです。


復讐方法には、うなりましたけどね。
う~ん、ここまでやるのか・・・・
復讐される者にとって、この上ない苦痛と言う点では
共通しています。

う~ん、やっぱり、ここまではやれないだろう・・・
これは映画ならではの世界ですね。
虚構の世界。現実的じゃあない。

あのビニールコート姿で順番を待つとか、
終わった後、機械的に片付けるとか、
みんなで写真を撮るとか、
状況が状況だけに笑えなかったけど、
妙な画のオンパレードに、
残酷さをコミカルテイストで味付けする、
独特な世界観は面白かったです。


それから、ウンザリしたのは、また出たエロシーン。
その人物のえげつなさを描こうとしたのかもしれないけど。
この監督、ほんとにスキ者なんだね。なくてもいいシーンでしょ。

そこを見せておいて、ラストの犯人への実行を、
バッサリとカットするとは、アンバランスに思えました。
いや、私は、血しぶきは見たくなかったから、良かったですよ。(;^_^;

内容としては肩透かしをくらった感じはしましたが、
イ・ヨンエの演技にはものすごく引き込まれました。

その時その時で、表情が全く違うんです。
親切な時のマリア様のような笑顔、
復讐を実行し始めた時の赤いアイシャドーの冷淡な顔。

特に仕事を終えた後の、泣き笑いの顔は、
あらゆる感情が湧き出てくる何とも言えない表情で、
見ていて身震いしました!
今作は、この顔を見られただけで充分価値がありました。
て言うか、この顔を見せたくて、この作品を作ったのかな?

結局、どんな理由であれ、一度手を汚したら、
豆腐のように白くは戻れないのです。
いくら、被害者家族の前で指を切断して謝っても、
被害者の分までもと思って復讐をしても、
被害者の気持ちが晴れる事はないでしょうし、
自分の気持ちが晴れる事もありません。
復讐からは何も生まれないし、贖罪にはならないんですよね

無垢なものへのあこがれを娘に託すしかないです。。
「白く生きて・・・」

テーマ : 私が観た映画&DVD
ジャンル : 映画

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 -YAN-

 
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■スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
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■スター・トレック イントゥ・ダークネス
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■スペル
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■スラムドッグ$ミリオネア
■300<スリーハンドレッド>
■300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~
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■スルース
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■ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
■正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官
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■ダーク・フェアリー
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■ターミネーター2
■ターミネーター3
■ターミネーター4
■ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ
■第9地区
■タイタンの戦い
■ダイ・ハード4.0
■ダイ・ハード/ラスト・デイ
■TIME/タイム
■タイムマシン
■ダ・ヴィンチ・コード
■007/カジノ・ロワイヤル
■007/慰めの報酬
■007 スカイフォール
■ダラス・バイヤーズクラブ
■ダレン・シャン
■箪笥 <たんす>
■小さいおうち
■地球が静止する日
■父、帰る
■チェンジリング
■着信アリ
■チェイサー
■チャーリーとチョコレート工場
■チョコレートドーナツ
■ツーリスト
■ツォツィ
■月に囚われた男
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■冷たい熱帯魚
■ツリー・オブ・ライフ
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■DEATH NOTE デスノート the Last name
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■ナンバー23
■21グラム
■20世紀少年<第1章>終わりの始まり
■20世紀少年<第2章>最後の希望
■20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
■28日後...
■28週後...
■2012
■ニューオーリンズ・トライアル
■ニュームーン/トワイライト・サーガ
■NEXTーネクストー
■ネスト
■ネバーランド
■ノア 約束の舟
■ノウイング
■脳男
■ノーカントリー
■のだめカンタービレ 最終楽章 前編
■ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
■ノルウェイの森
「は行」
■ハート・ロッカー
■ハード キャンディ
■バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
■パーフェクト・センス
■ハーフ・デイズ
■バーレスク
■バーン・アフター・リーディング
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■パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
■パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
■パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
■パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
■ハウスメイド
■ハウルの動く城
■博士と彼女のセオリー
■パシフィック・リム
■バタフライ・エフェクト
■8人の女たち
■HACHI 約束の犬
■バットマン・ビギンズ
■バッド・エデュケーション
■バトルシップ
■バニラ・スカイ
■母なる証明
■ハプニング
■パフューム ある人殺しの物語
■パブリック・エネミーズ
■バベル
■ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
■ハモンハモン
■パラノーマル・アクティビティ
■パリ20区、僕たちのクラス
■パリより愛をこめて
■ハルク
■半落ち
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■ミッション:8ミニッツ
■ミッドナイト・イン・パリ
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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